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断捨離を始めて、不用品を捨てようとしても、どうしても捨てられない。
捨てることがすごくストレスだ。
そんな人は、捨てるのはやめて、別の方面から暮らしをシンプルにすることを考えてみてはどうでしょうか?
この記事では、捨てなくても、暮らしがシンプルになるアプローチ法を7つ紹介します。
日々の生活習慣や優先順位を見直し、本当に大切なことに焦点を当てることを心がければ、暮らしはおのずとシンプルになっていきますよ。
1.優先順位を考える癖をつける
仕事、家事、地域の仕事など、何をやるときも、優先順位を考えて、重要なことから順番にやるようにしましょう。
今後やることや、日々のタスクを書き出して、「重要」「重要じゃない」「重要度に関係なくやりたい」の3つに分類します。
この中で、重要ではないことは「やらなくてもいいこと」なのであえてやりません。
リストを作るゴールは、「重要ではないこと」を見つけ出すことです。
こうしたリストを書いたことがなくて何も書けないときは、To-doリスト(やることリスト)を書くことから始めてください。
タスクとしては、主婦なら、毎日の家事の見直しからするといいでしょう。主婦はやる必要のない家事をやっていることが多いからです。
やらなくていい家事はやめてしまう~時間をやりくりするための家事の見直し術(後編)。
何も書き出さずに優先順位について考えるのはとても難しいので、とにかく書き出すことから始めましょう。
タスクを書き出し、それぞれの重要度について考える習慣をつけると、大切なことに意識を向ける生活になっていきます。
2.ものの管理を簡単にする
すでに持っているものの管理を簡単にすることを意識します。
たとえば、今の置き場所を改善できないか考えてみましょう。
収納や整理が趣味でない限り、ものはいったん置くと、そのままそこにあり続けるものです。
その結果、一番取り出しやすい場所にあまり使わないものが居座ったり、手前に大きなものを置いて、奥にあるものを取り出せなかったり。
そんな状態に気づかず、何年も生活してしまうので、この状態を変えましょう。
よく使うものの定位置を考えてみるのも効果的です。
本について私がやってみたこと
ものの管理を簡単にするためにできることの実例として私のやったことを紹介します。
私は長年たくさん本を持っていましたが、大量に捨てたことを除くと、置き場所について以下の2つの改善をしました。
・一箇所に集める
家のあちこちに本が散っていたので、極力一箇所に集めました。これにより、自分が、思ったよりたくさん本を持っていたことと、積読本が多いことに気づきました。
・書棚には一列に並べる
学生時代から、書棚の奥と手前の2列に本を並べていたのを強制的に1列にしました。
2列に並べていると、当然、奥のほうにある本は見えないし、取り出しにくいので、存在を忘れて積読本が増えます。
3.時間の使い方を改善する
時間は命そのものです。使い方を見直して、自分のために使うことを心がけます。
まずは、日々何をしているか、1日のスケジュールを書き出してログを取ってみましょう。
その後、「やめたいこと」と「やりたいこと」の2つを見つけてください。
やめたいこと
やめたいことは、可能な限りやめます。
私がやめてよかったのは夜ふかしとポイント集めです。
ポイント集めについては、最近、エッセオンラインの記事に書きました⇒60代ミニマリストが「捨ててよかった」5つの習慣。ものがむやみに増えず、気持ちもスペースもスッキリ | ESSEonline(エッセ オンライン)
最近取り組んでいるのは、寝る前のデジタル機器の使用の制限です。
やりたいこと
やりたいことは、やるようにします。
やりたいことをやるコツは、予定に入れてしまうことです。
ミーティングや友人との約束、通院などをスケジュール帳に書き込むように、自分がやりたいことも、予定に入れないと、やることができません。
やりたいことを考えるときは、「やらねばならないこと」や「やったほうがいいと思うこと」ではなく、楽しむことを意識してください。
生活の中で「楽しい時間」をもっと増やすと、どうでもいいことや、無駄な習慣に費やす時間が自然に減っていきます。
4.生活リズムを整える
日々の生活をある程度整えると、何かを選択するとき迷いにくいので、無駄な行動が減り、その結果、暮らしがもっとシンプルになります。
気持ちに余裕ができるのもいいところです。
生活リズムを整える方法には以下があります。
・毎日同じ時間に寝起きする
シフト制の仕事をしていると難しいかもしれませんが、できればいつも決まった時間に寝起きしたほうが、身体は疲れません。
・食事の時間を固定化する
3食全部が無理なら1食だけでも固定してみましょう。
・朝と夜のルーティンを作る
起床後と寝る前に必ずやることを組み込んでみます。
私の場合、朝はモーニングページや日記を書いたり、予定を確認したりします。
最近、夜は寝る前にキッチンの掃除をしています。
寝る前が大事。家事上手の主婦が身につけている小さな習慣~ミニマリストへの道(37)
他には、
・決まった時間に運動する
・SNSをする時間を制限し、時間帯も決める
こんな方法も試してください。
5.持っているものをできるだけ使う
無理に捨てなくてもいいので、ものをできるだけ使ってください。
ちゃんと使うことができ、今後余計に家に入れなければ、時間はかかりますが、持ち物は適正量に近づいていきます。
使う工夫としては以下を試してください。
・在庫調べ
自分が何をどのぐらい持っているのか実際に確認します。
・月に1個、使っていないものを使うチャレンジをする。
たとえば、1ヶ月だけ、ふだん着ていないコートを集中的に着ます。
・火曜日を活用日にする
週に1度、使っていないものを使う日を決めます。
詳しくはこちらをどうぞ⇒眠っていたものがよみがえる! 火曜日を「活用日(使う日)」にする11のアイデア。
・パントリーチャレンジ
冷蔵庫やパントリーにある物を見直し、古いものから順番に食べます。
パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
・ものをローテーションさせる
しまいっぱなしのものが多いときは、今使っているものと交互にローテーションさせながら使います。
飾りもの、衣類、靴、バッグなどに使える方法です。
6.デジタルなものを減らす
デジタルなものを減らすのは、物理的なものを捨てることほど抵抗がないと思うので、パソコンやスマホの中の掃除を意識してやってみましょう。
インターネットやスマホが登場してから、多くの人がデジタル機器をさわることに時間を使っているので、デジタルなものの整理は、時間の使い方の改善につながります。
たとえば
・メールボックスの中をすっきりさせる
・SNSでフォローしているアカウントを減らす
・スマホに入れているアプリを整理する
・いつも読むメディアを少し減らす
全体的に、情報を減らすようにすると、心の中が落ち着いてシンプルライフになります。
私たちが日々見ている情報の大半は買い物に結びつくので、無駄な消費も減ります。
特に、人を落ち込ませる話題が多いニュースはあまり見ないほうがいいと思います。
私も今はニュースは、音声だけで1日20分程度しか聞きません。
いつも、散歩をしているときにポッドキャストで聞いていますが、最近、寒くて出かけないので、そういう日はフランス語の学習のために聞いているニュース(10分)だけになります。
7.人付き合いをシンプルにする
人との付き合い方を見直して、無理をしなくてすむ距離感を保ちましょう。
義務感だけでつながっている関係は、減らしたほうがシンプルに暮らせます。
そのために、たいして重要ではない頼み事や誘われごとは「ノー」という言う必要があります。
断ることが苦手な人は、そのままだと断れないので、意識して練習しなければなりません。
ママ友の誘いを罪悪感を抱かずに断る方法を教えて←質問の回答。
プレゼントや年賀状の交換なども義理でやっているだけなら量を減らすか撤廃しましょう。
「これが最後の年賀状です宣言!」 自分らしい選択をして新しい年を迎える
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捨てなくても暮らしがシンプルになる活動を7つ紹介しました。
少しずつ実践すると、日常生活がシンプルになり、本当に大切なことにエネルギーを集中できるようになります。
コツは、一度に全てを変えようとせず、1つずつ取り入れること、そして人と競争しないことです。
シンプルライフは自分らしく暮らすことなので、できるだけ他人の影響は受けないようにしてください。
時間やものの使い方を変えていくうちに、不用品があると自分らしい暮らしにならないことに気づき、手放せるようになるでしょう。