料理をする人

ミニマルな日常

やらなくていい家事はやめてしまう~時間をやりくりするための家事の見直し術(後編)。

家事の効率化のコツを伝える記事、後編です。

前編では、自分のスタンス(ポリシー)の確認と、現状やっている家事の洗い出しをおすすめしました。

後編は、今やっている家事の見直し作業です。



3.見直す家事のターゲットを決める

前編で家事を8種類に分けました。

1)掃除
2)炊事
3)洗濯・衣類の管理
4)育児・介護
5)家計管理
6)住宅・什器の保守・メンテナンス
7)交際
8)その他の家事

それぞれについて、自分がやっていることを全部書き出すのは大変なので、まずは、毎日のようにやっている家事を見直すといいと思います。

掃除、炊事、洗濯、育児、家計管理あたりでしょうか?

日々やっていることをざっと書き出してみて、タスクを減らせそうな分野を見つけてください。

それは、

・体力的にすごく負担になっている

・あまりにもいろいろやりすぎている自覚あり

・やらなくてもいいことをいっぱいやっている気がする

・すべてを自分1人でやっている

・やりたくない、苦手、嫌い、情熱が持てない

・やるべきだけど、ないがしろにしている、先延ばししている

・一番のストレスの元になっている

こんな分野です。

すべての家事で、場当たり的に時短テクニックを使うより、自分が一番改善したい分野や、多くのストレスをもたらしている家事にしぼって見直したほうが、生活の質はあがると私は思います。





4.家事を見直す

ターゲットをしぼったら、今やっているタスクを見直します。

見直し方はいろいろありますが、どの分野の家事についても、

・どんなタスクをやるか

・作業の仕方(いつ、どこで、どのぐらいの時間をかけて、どんなふうにやるか)

を変えることで、今より負担が減ります。

それぞれについて見ていきましょう。

どんなタスクをやるか?

やらなくてもいい家事は思いきって手放してください。

私はミニマリストなので、その家事をどうやるか、といろいろ考えるよりも、「そもそもやめてしまうのが一番簡単でよい」と思うほうです。

家事が大変な人は、たぶん、余計なことをいっぱいやっています。

たとえば、

・頼まれ仕事⇒断りたいのに断らずにやっている

・分担すればいい仕事⇒全部1人でやっている

・不用な家事⇒他人にアピールするためにやっている

日本は同調圧力が強めの社会なので、「いい妻」「いい嫁」を演じるために、やらなくてもいい家事をたくさんやってしまう人は、意外といます。

最近は、価値観が多様化して、みなと同じ方向を向かなくてもよくなっているとは思います。

しかし、今でも、会社では「やらなくていい残業」をする人は、そこそこいるだろうし、家庭でも、「こう見られたい」という理由から、本質的には不要な家事をすることがあるのではないでしょうか?

家庭が回るのに必要な家事だけをやれば、そこまでしんどくならないし、余計な掃除お助けグッズを、あれこれ買い揃える必要もないのでは?

どんなふうにやるか?

やめてもいい家事を手放すと残るのは、どうしてもやるしかない家事と、これからも積極的に取り組みたい家事です。

このような家事も、やり方を変えることで効率化できます。

たとえば、

ていねいに、だけど集中して迅速に行う(おすすめはシングルタスク⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。

だらだら家事をやることほど、非効率なことはありません。

その家事が大嫌いな場合、テレビを見ながら、ラジオや音楽を聞きながら、時々スマホをチェックしながら、「楽しくやりたい」と思うかもしれません。

実際、私も、単純作業をするときは、音楽を聞きながらやることもあります。

ただ、BGMを流したり、スマホをやりながら家事をすることで、本当に生産性や効率があがっているのか、一度、振り返ってみるべきです。

どんな作業も、何も音がないほうが集中してできます。

タイミングよく家事をする

どうせやらなければならない日々の家事は、早め早めの処置がおすすめです。

たとえば、そのへんをざっと片づけたり、使い終わった食器を洗ったりする作業です。

きのう古いPCを捨てたい読者のメールを紹介しましたが⇒古いPCを捨てる決心がつかないとき:処分の先延ばし状態から抜け出すコツ。

この方のように、不用品の処分を先延ばしすればするほど、あとで余計なリソース(お金、時間、意識など)を使う結果になります。

買い替えたタイミングで、古い方を手放しておけば、少なくとも、「ずっと気になって、気が重い」という状態にはならなかったでしょう。

部屋や物を使い終わってリセットする作業は、早ければ早いほうが省エネにつながると思います。

同じ作業をある程度ためて、一気にやってしまうほうが、楽で、時間を節約できるときもあるかもしれません。

ですが、作業をためると作業量が増えるし、掃除なら、汚れが落ちにくくなっているので、やるのがますますしんどくなります。

嫌いな家事ほど、ためるべきではないのです。

5.物が少ないほうが家事は楽

家事を楽にしたいなら、物をどんどん買うのはやめましょう。

物はありすぎるより、少なめのほうが家事は楽です。

物があると管理の手間が発生しますから。

しかも、いったん増えすぎた物を減らすのは、並大抵のことではありません。

「捨てる生活」や「断捨離」のコンセプトが世に出て、もうずいぶんたつのに、家が片付かなくて困っている人はたくさんいます。

私に言わせれば、「いらない物、みんな捨てたらいいじゃない?」となるわけですが、ふつうに生活してきた人は、不用な物でも、なかなか捨てませんね。

捨てない選択をするなら、せめてこれ以上、物を家にいれるのをやめてください。

買い物をやめることができない人は、おまけや景品をもらうのを1年、ストップするといいでしょう。そして、家にすでにある物をせっせと使って、物の絶対量を減らしてください。

必ず、家事が楽になりますよ。

6.生活全体を見ること

家事の見直しをするときは、生活全体を見てください。

不用品を捨てるのが苦手な人にすすめる、全体像を見る練習。

そしてよその主婦のやり方を真似せず、自分なりの家事の仕方や問題の解決法を見つけましょう。

問題を見つけて改善するという行動を主体的にしない限り、いつまでたっても、「時短テクニック」を探すことや、家事が便利になるというふれこみのお助けグッズ(便利調理雑貨や、掃除グッズなど)を買い続けることになります。

あまりに家の中に物が多いから、日々の家事が大変になってしまう話はすでに5番に書きました。

私は、もともと家事はあまりしないほうですが、衣類、食器、雑貨の数を減らしたら、ますます、家事が楽になりました。

たとえば、衣替えはしなくてすんでいます⇒物を捨てたらこんないいことありました~断捨離で得られた5つのメリット

日本はとても買い物が便利で、さまざまな種類の洗剤、掃除用品、調理道具が「これでもか!」というほど売り場に並び、メディアやSNSで、「これ、いいよ~~。便利よ~~~。まだ使ってないなんて、バカね~、損してるわよ、あ・な・た」とアピールされます。

しかし、こうした雑貨を買い込みすぎるから、生活が不便になるのです。

便利雑貨は、キャラクターグッズと同じで、1つひとつは魅力的なものです。

いかにして私はキャラクターグッズを卒業したか~大量の「かわいい物」を断捨離して得た境地とは?

しかし、どんなに便利な物でも、たくさん家に入れすぎると、全体的に不便になります。

この点を忘れて、その時の気分で便利そうなものを買い続けているから、いつまでたってもしんどい家事をすることになるのではないでしょうか?

1つひとつの物を吟味するのと同じくらい、「では、全体的に見るとどうなのか」「この雑貨は、私の生活をよりよいものにしてくれるのか?」と考えるようにすると、バランスをくずしてしまうほど、たくさんの物を買ってしまうことはないでしょう。

前編の記事はこちら⇒時間をやりくりするための家事の見直し術~やみくもに時短家事をするべきじゃない(前編)。

関連記事もどうぞ⇒やらなくていいことを意識的に見つけ、手放していくすすめ。

*****

ずいぶん前にコントロールジャーナルを紹介したことがあります⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化

コントロールジャーナルには、自分がやっている家事を書きだすページがありますが、、「家事なんて書き出さなくても普通にできる」と思っている人はたくさんいると思います。

でも、頭の中でしている「私がやっている家事」に対する理解は、きわめてあやふやなんです(家事に限ったことではありませんが)。

書き出してみることで、改善点や問題が見えるし、生活環境が変わって不要になった家事も発見できます。

時間はたいしてかからないので、ちょっとしたすきま時間に、紙に書き出してみてください。





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