保存食品

断捨離テクニック

めんどくさいから片付けができない。そんな人におすすめの5つの簡単プロジェクト。

部屋の中が荒れているのに、「めんどくさくて片付けられない」という理由でそのままになっていませんか?

そんな人におすすめの、ごくごくシンプルな片付けプロジェクトを5つ紹介します。

お正月に、「今年こそは断捨離する!」と決めたものの、何もしないまま、お盆もすぎてしまったのなら、今こそ、巻き返しのチャンスです。

以下に、やってみるといいかもしれないタスクを複数紹介します。「横のものを縦にするのもいやだ、だけど、部屋はきれいになってほしい」という方は、1つだけ選んでやってください。

最初に、1つだけ選ぶのがコツです。それが片付けのとっかかりになります。大がかりなことを、たくさんやろうと意気込むと失敗します。



1.小さなタスクを毎日続ける

簡単な片付けを毎日コツコツ続けると、部屋がきれいになっていきます。誰でも知っていることですね。

毎日やるので、やり忘れがないし、3週間もすれば、習慣になります。

おすすめのタスク

◯流しを毎日磨く⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)

◯トイレの掃除⇒トイレと洗面所をきれいに保つ秘訣は毎朝の簡単掃除にあった。

◯1日15分の片付け⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)

私が毎日やっているのは、流し磨き、トイレ掃除、床拭きです。

くどいですが、全部やろうとしないでください。どれか1つだけでOKです。





毎日、片付けをやるコツ

行う時間やタイミングを決める

朝一番、昼休み、帰宅したらすぐ、寝る前、など。

◯やらない日があっても、気にせず、次の日からまたふつうに始める。

完璧主義の人は、1日やらなかっただけで、「やっぱり私は三日坊主だ」「また失敗した、もうだめだ」と必要以上に、心にダメージを受けます。その後、そのままズルズル何も片付けない生活に戻ります。

考えてみれば、これまでろくに片付けないまま来たのですから、1日や2日、やり忘れたところで、たいして影響はありません。

毎日コンスタントにやる

余裕がある日に、「明日の分もやっておこう」とやりすぎると、毎日、淡々とやるリズムがくずれます。「やりすぎない」のは意外と重要なポイントです。

タイマーを使えばやりすぎを防ぐことができます⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?

2.週に1度、やることを決め、それを継続する

毎日、片付けをやる気になれない人は、1週間に1度、ごくシンプルな片付けプロジェクトをすることにします。

やる曜日を決めておくといいです。たとえば、毎週月曜日に、財布の中を整理する、とか。

財布の中身を全部開けて、いらないもの(ゴミや、財布の中にあっても仕方がないもの)を取り出し、捨てるなり、保存場所に移動させるなりします。

ついでに、ポイントカードや割引券の期限もチェックして、使いそうにないものは捨てます。

財布が汚れていたら、ちょっと拭きます。

確定した中身を、きれいに財布に戻します。最後に財布を所定の場所に戻します。

週末は、家族でお出かけしたりして、お金を使うことが多いと思うので、月曜日としましたが、べつに自分の好きなタイミングでやればよいです。

財布ではなく、ポーチやバッグ、車のダッシュボードなど、ほかの場所の整理をしてもいいでしょう。

私が、1週間に1度やっているのは、普段使っていないものを使ってみること(火曜日)と、先伸ばししているちょっとした用事をやること(水曜日)です。

以前、週間プランを考えてやっていたときのなごりです⇒家事の週間プランで綺麗部屋の住人へ~ミニマリストへの道(29)

1週間、日替わりで何かをやってもいいのですが、そうするとハードルがあがってしまう人も多いでしょう。

手始めに、週に1度だけ、「◯◯をやる日」にすることをおすすめします。

毎日、外食やお惣菜で食事をすませている人は、週に1度だけ、自炊する。逆に、毎日節約料理作りにがんばっている人は、週に1度だけ外食をして息抜きをする、など。

週に1度は何も買わない、と決めてもいいですね。ゆるやかに物が減っていきます。

3.捨てるものを決めて、ひたすらそれを捨てる

「家中、片付けてきれいにしなければ」と思うからハードルがあがります。

特に散らかっている物だけをターゲットをし、なくなるまでひたすらそれを捨て続ける、という方法をとってはどうでしょうか?

床に落ちている紙類や衣類をひたすら拾い続ける(捨て続ける)、食器棚にびっしり入っている食器をひたすら間引く、など。

捨てる物を決めておくと、「ああ、どこから片付けよう」「何から始めよう」と考えることに、脳のエネルギーを取られません。

最初だけちょっとがんばって「私は、やたらと本をたくさん持っているから、本をターゲットをしよう」とか、「売るほど化粧品があるから、少し減らそう」と決めるだけです。

私も、今月は書類、今月は本、とわりとターゲットを決めて断捨離をしています。

「何をターゲットにしたらいいのか迷ってしまう」というときは、明らかに多いものにすればいいですね。部屋の中であふれている物です。

べつに収納スペースが少ないからあふれているのではなく、数が多すぎるから、はみだしているのです。

やり方の参考にどうぞ⇒捨てる物に迷ったら、数が多すぎる物を捨ててみる(プチ断捨離14)

4.入ったら出す

何かが家に入ったら、代わりに2つ捨てる、と決めて、実行すれば、ゆっくりと、でも、確実に物が減っていきます。

現状維持なら、ワンインワンアウト(1つはいったら1つ捨てる)ですが、もっと物を減らしたいときは、入った分の2倍か3倍、捨ててください。

こう決めておくと、家に物が入ったときが、片付けのきっかけになるので、忘れることもありません。

きっかけ⇒ルーティン(行動)⇒報酬というプロセスをふむので、そのうち習慣になります。

習慣のループ⇒今の自分を変えたい。3Rで新しい習慣を身につける方法

きっかけ:何かが家に入る

ルーティン:べつの物を2つ捨てる

報酬:見た目がちょっとすっきりする。達成感が得られる。

こんな感じです。

この3つのプロセスを意識すると、本当に習慣づけに成功します。

私は、毎日、モーニングページ10年日記をつけていますが、モーニングページは一度挫折したことがあるし、10年日記も書いたり、書かなかったりしていました。

ところが、書くタイミング(きっかけ)を、(すでに習慣になっていた)朝のジョギングのあとで、と決めたら、毎日書くようになりました。

いまは、ジョギングに行かない日も、当たり前のように書いています。

入ったら、出すという行動は、すでに物が少ないと大変です。けれども、まだまだたっぷりある時は、余裕で取り組めます。わりとおすすめの片付け方法です。

家に物が入ってくるプロセスにも意識が向くので、断捨離の「断つ」部分も、上手にできるようになります。

5.使い切る

「捨てたり、片付けたりするのはおっくうでできない」という人は、手持ちの物を使い切るようにしてください。使い切れば、その物が消滅するので、捨てるのと同じ結果になります。

物を使い切るコツ

1)使い切るまでの時間(期間)に意識を向ける

物をじっと見て、「これを消費するのに、いったいどれぐらい時間がかかるかな?」と考えるクセをつけるといいです。

お米や調味料、トイレットペーパー、シャンプーといった消耗品が、どれぐらいでなくなるのか把握している主婦も多いと思います。

消耗品だけでなく、自分が本を読むペース、作品を作り上げるまでにかかる時間(手芸が趣味の人)、衣料品がだめになるまでの期間なども、過去のデータを調べ、あたりをつけてください。

実際に、何かを使い切るまでにかかる時間(期間)を計測するのもおすすめです

私は、ボールペンや鉛筆など、筆記具を使い切るまでの日数はだいたい把握しています。

こんなことをしたからです⇒持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ

2)使い切るまで次のを買わない

まだ前のがあるのに、新しい物を買うのはやめます。同じ種類のものを2つ同時進行で使うと、1つを使うまでの時間がつかめないし、いつまでも使いきれません。

3)同じ種類のものは同じ場所におく

ストック商品をあちこちに分散して保管していると、在庫状況を把握できず、「まだあるのに、うっかり買ってしまう」というミスにつながります。

筆子も実践中

最近の私が、一番強く心がけているのが、この「すでに家にある物を使い切ること」です。

こう意識して、家の中を見ると、いろいろなお宝が見つかります。

「私って意外といろいろ持ってるなあ。ミニマリストなのに」と思ってしまいます。

使い切ることを意識すると、無駄遣いも防げます。片付けという行為そのものが嫌いな人に、特におすすめのプロジェクトです。

☆関連記事もどうぞ⇒なぜすぐに片付けを始められない?5つの理由とその対処法

****
今回は、片付けの取っかかりに使える、ごく簡単なプロジェクトを提案しました。

「めんどくさい」「やる気が出ない」と思っても、実際にやり始めてみると、意外とどんどん捨てられます。

「大々的に捨てよう」「徹底的にきれいにしよう」などと思わず、「とりあえずやってみるか」と軽い気持ちで取り組むのがコツです。





風鈴断捨離に行き詰まったら、風通しのよい部屋にすることを意識してみる。前のページ

時間の使い方を考えるヒント:時間管理に関する記事のまとめ次のページ目覚まし時計

ピックアップ記事

  1. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  2. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  3. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  4. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  5. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

関連記事

  1. 捨てられない理由を考える人

    断捨離テクニック

    いま汚部屋でも大丈夫。捨てられない理由を解決して確実に捨てていく。

    あるべき物がちゃんとあるべき場所にある。そんな暮らしを夢見ているのに、…

  2. 悩む女性

    断捨離テクニック

    こんまりの「ときめき」がよくわからないあなたへ。捨てる物を決める15の質問

    断捨離中に、残す物と捨てる物を決められる15の質問をお伝えします。…

  3. シンク

    断捨離テクニック

    今すぐキッチンから断捨離したい4つの古いもの

    きょうにでも捨てたほうがいい台所にある古いものを4つ紹介します。…

  4. ゴミ屋敷

    断捨離テクニック

    絶対知っておきたい。断捨離モチベーションをアップさせる6つの戦略。

    物が多すぎて、片付ける気が起きない。飽きて、断捨離のやる気がなくなった…

  5. 本の片付け

    断捨離テクニック

    どれだけやっても片付かないから、やる気が続かない人へ。

    あまりに部屋がぐしゃぐしゃだから、断捨離を決意した。だけど、捨てても捨…

  6. ネックレス

    ファッションをミニマルに

    アクセサリーをどうやって収納する?とことん数を減らせば、そんなことに悩む必要なし

    きょうはアクセサリーやファッション雑貨を断捨離して、収納するところまで…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,811人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 庭いじりする人
  2. コーヒードリンク
  3. 電子書籍を読む女性
  4. 1つ
  5. ガラクタの中にいる女性
  6. 通帳を見ている女性。
  7. 片付けている人
  8. 引っ越し荷物の梱包
  9. 服のチェックをしている人
  10. 車のハンドルを握る手

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 服がたくさん入った引き出し
  2. クロス
  3. 空手
  4. アドベントカレンダー
  5. 葉っぱ
  6. 単焦点レンズ
  7. ベッド
  8. 鏡を見る若い女性
  9. リバプール中央図書館
  10. 自転車に乗る若い女性

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP