箱にお椀を詰めようとしている人

ミニマルな日常

最終更新日: 2025.02.7

リサイクルショップに出せない不用品、どう手放す?~7つの処分アイデア

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自分や家族はもう使わないけど、リサイクルショップでは引き取ってもらえないし、フリマアプリにも出せず、誰かに譲るのも難しい。

こうしたものの処分ができずに、もやもやするという読者のメールを紹介しました。

このメールを読んだべつの読者から、「私はこうしている」というお便りをいただいたので、シェアしますね。

差し出し人は梅大福さんです。



人に譲りにくいものの処分、私が試した方法

件名:まだ使える。だけど、誰も使わない物たち。

お久しぶりです。

先日の記事、使えるのに使わない物たちをゴミとして処分するのが心苦しいことに私も共感します。

ものを減らして得た自由と静けさ~読者の感想を紹介

私の住む地域のリサイクルショップでは、一度でも使用したキッチン用品(カトラリーや食器も含みます)は買取りも引取りも断られます。

家の前に「あげますBOX」等も町内会で禁止されています。

・子供達の使わなくなった物

・色数の欠けた絵の具やクレヨン

・中はまっさらだけど、表紙にボールペンの落書きがあるスケッチブック

・絵本やマンガ

・CDやDVD

・夫しか使えない日曜大工用品等

私はメルカリやジモティーなどをしないので随分と悩みました。

ある時、ダメ元で子供達がお世話になった保育園、児童館などに聞いてみたところ、文具類などは 保育園や児童館で使っていただく事になりました。
 
公民館や小学校のハザー用品として寄付出来た物も色々ありました。

かかりつけの動物病院では、シーツやタオル類を新品でなくても引き取っていただけるので助かります。

あちこち訪ね歩く間に、日曜大工用品も 譲り先が決まりました。

物たち全ての行き先を行動範囲内で見つけるのは無理でしたが、メルカリやジモティー以外でも 意外と譲り先が見つかるかもしれません。

ということをお伝えしたくてメールしました。

梅大福さんこんにちは。お便りありがとうございます。

リサイクルショップに持ち込みにくいものの、処分方法を教えてくださり、ありがとうございました。

地道にあちこちで聞いてみたんですね。

確かにいろいろなところで聞いてみると、引き取り手が見つかると思います。

今は、一昔前に比べて、「ゴミにする前になんとか活用したい」と思う人が増えています。

SDGs(持続可能な開発目標)や環境問題に注目が集まっていますから。

フリマアプリの利用者が増えたり、企業がリサイクルやリユースの仕組みを整えたりするなど、社会全体で「物を長く使う」「誰かに譲る」といった価値観が広がっています。

インターネットがあるので、リアルでは出会うのが難しい人たちともコミュニケーションを取りやすくなりました。

だから、「こんなの、誰も欲しがらない」と思う前に、いろいろなところで聞いてみるのは重要ですね。

梅大福さん、いろいろとアイデアを提供してくださり、感謝します。

これからもお元気でお暮らしください。





引き取り手がなさそうなものの処分方法

もういらないけど、まだ使える。だけどリサイクルショップやフリマには出しにくいもの。そんなものの処分方法を考えてみました。

1.自分で使う

前回の記事でも書きましたが子供の使い残しの文房具は自分で使ってしまえばいいと思います。

古着やタオルは、掃除に使えます。何かにリメイクしてもいいでしょう。

眠っていたものがよみがえる! 火曜日を「活用日(使う日)」にする11のアイデア。

2.家族や知人、同僚に使ってもらう

自分で使えないときは、ごく身近な人が欲しくないか聞いてみてください。

このとき注意するのは

・押し付けないこと

・ガラクタの置き場が変わるだけの結果にならないようにすること

この2点です。

身近な人からの「古着をあげる」という申し出を断れなくてストレスになっている人がたくさんいます。

「いらないなら、捨ててくれてもいいから」と言って、自分が捨てられないものを他人に押し付けるのはやめましょう。

また、内輪の人が相手だと、「自分の部屋からものは出ていったが、夫の部屋にある」という状況になることがあるので、これも避けてください。

私の母は、「(自分はいらないけど)捨てるならちょうだい!」と言って、私が捨てようとするものを、よく引き取ろうとしていました。

「もったいない」と強く思う人は、他人が捨てているものですらもったいないと感じます。

2.近所の施設や病院で活用してもらう

梅大福さんのように近所の施設で寄付できないか聞いてみるのも一つの方法です。

・保育園・児童館:文房具、絵本、おもちゃ

・小学校・地域施設・公民館:文房具全般(クラフト素材、色鉛筆・クレヨン)

・動物病院・ペットシェルター:タオル、シーツ、ペット用グッズ

・介護施設・福祉施設 :タオル、衣類、車椅子など介護関連用品

・病院・リハビリセンター :読み終えた雑誌、パズル、塗り絵、小さなゲーム(知恵の輪とか)

・図書館・公民館の共有スペース → 書籍、雑誌

学校やカルチャーセンターには、アート関係のグッズを求めているところがありそうな気がします。

3.地域のコミュニティや団体を利用する

不用品を循環させることに積極的なコミュニティも増えています。

・フリーマーケット・バザー(自治体、学校、PTA、チャリティ団体主催)

・地域の掲示板・交換会(町内会、マンション掲示板、Facebookグループ)

アメリカにはNextdoorという近隣住民のソーシャルネットワークがあります。今、調べたら、日本にはピアッザというアプリがあるそうです。

こうしたご近所さんアプリは、地域によっていろいろあるので、探してみてください。

「こんなの誰も欲しがらない」と思い込まず、いろいろ聞いてみましょう。

4.寄付のプラットフォームを活用する

・オフラインの寄付ボックス

カナダには、中古の衣類、本などを入れることができるドネーションのコンテナがありますが、日本にもあるでしょうか?

・スーパーやショッピングモールにある不要品回収コーナー

・企業の古着回収ボックス(H&M、ユニクロ、GUなど)

・文房具・学用品回収箱、回収サービス(NPO、NGO、学校、メーカー)

・オンラインの譲渡サイト:お譲り掲示板(ジモティーの無料コーナー)、寄付を受け付ける団体サイト(セカンドライフ、ブックオフのチャリボン)

北米にはFreecycleというネットワークがあります。

5.企業・メーカーの回収プログラムを利用する

・家電量販店のリサイクルサービス(ヨドバシ、ビックカメラなど)

・メーカー独自のリサイクルプログラム(Apple、無印良品、ニトリ など)

・ブランド独自の回収キャンペーンで、靴、洋服、アクセサリーを処分する

6.環境に優しい処分方法を選択する

・自治体のリサイクルセンターで分別して回収

・コンポストに活用(木製品、紙製品)

7.最後の手段:分別して適切に処分する

リアル、オンライン両方でがんばって探したけれど、誰も引き取ってくれない時は、あきらめて処分しましょう。

「まだ使えるものを捨てると、罰(ばち)が当たる」と考える読者がいますが、罰は当たりません。そのままモヤモヤしながら何年も持っていても何もいいことありません。

家の中に放置しないほうがいい

「まだ使えるから、捨てるのはもったいない」と思うのはごく自然なことです。

できれば100%使い切って捨てたいですよね?

しかし、引き取り手が見つからないものを処分しないまま放置してしまうと、家の中にものがたまる一方ではないでしょうか?

捨てられないままずっと持ち続けても、転勤、引っ越し、ホーム入居など、環境が変わるときに、結局手放すことになります。

後回しにすると、結局いつか誰かが手放すことになるので、今のうちにできる方法でスッキリしたほうがいいです。

もやもやするのが嫌なら、自分の足で引取先を探し、どうしても見つからないときは、手放すことを検討してください。

■関連記事もどうぞ⇒読者がしている不用品をためない工夫:捨てる、買わない、使い尽くす。

今週のnoteの更新など

■note

このブログのほかに、noteでも、日常日記を書いています。

今週noteにアップした記事をリンクしますね。

家選びに失敗した~後悔を減らす考え方と行動プラン

あっと言う間に過ぎた1月~仕事と母のミステリアスな日常

140文字まで入力できる「つぶやき」は随時更新しています。

■エッセオンライン

エッセオンラインに新しい記事がアップされました⇒⇒60代向け・ものを増やさない4つの防寒術。暖かく過ごし、家事の負担も減らす | ESSEonline(エッセ オンライン)

■ムック

「8割捨てて、二度と散らからない部屋を手に入れる」というムックがあるんですが、第3刷が決まり、2月中旬から書店やコンビニに出回るそうです。

アマゾンへのリンク⇒8割捨てて、二度と散らからない部屋を手に入れる (TJMOOK) | 筆子

ムックの説明はこちら⇒ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。

*****

メルカリやジモティー、リサイクルショップに出せない不用品の処分方法を紹介しました。

私は、いらないものは100%寄付してしまうので、「どうやって処分しようか」と悩むことはあまりありませんが、人それぞれ考え方や状況が違いますよね。

不用品の処分方法にも好みがありますし、時間や労力のかけ方も人それぞれです。

大切なのは、自分にとって無理なく、納得できる方法を選ぶこと。

「絶対に誰かに使ってもらわないと」と思いすぎると、なかなか手放せません。

思い切って処分することも一つの選択肢ですし、できる範囲で譲渡先を探すのもいいでしょう。

柔軟に考えながら、自分に合った方法を見つけてください。

「こんな方法もあるよ!」というアイデアがあれば、ぜひ教えてください。

みんなで知恵を出し合って、気持ちよくものを循環させていきましょう。





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