ページに広告が含まれる場合があります。
読者のAさんからお便りをいただきました。
先日、筆子が書きました、不用品を処分するときは、お金にしようとしないほうが断捨離が加速する、という記事の感想です。
お便りの引用許可をいただいているので、シェアしますね。
やってしまいました
はじめまして。
筆子さんのブログは 暗記するほど読ませていただいております。
頷くことばかりです。
私の物をもたない歴は 10年位 行ったり来たり…どーんと捨てるが しばらくすると 洋服に囲まれて 幸せな気分を味わっている…。
それでも また 鬱陶しくなってきて捨てるのですが 筆子さんも書いていらっしゃるように 捨てる 手放すことで 対価を求めてはいけないんですね これ大事です。
あるデパートで 洋服や靴など 下取りしてくれるのですが(ご存知かと思いますが 電話番号のデパートです) 1点につき 200円のそのデパート専用のお買いもの券を引き換えにくれるのですが 期限が 1か月 しかも 2000円で1枚 この2000円の買い物に付き1枚(200円)の 割引になるんです。
2000円で1枚(しつこいですが)というシステムを知らずに おひとり様1日に15点まで 思わず どーんと15点抱えて 行ってきました。
当初の予定は うちの主人の夏のワイシャツを買おうと 15×200=3000円引きだから…なんて とらぬ狸の皮算用をしていたんですよ 会計で 2000円につき1枚ですと言われ 予定が…狂いました。
頭の中では 猶予は1か月しかない… もう一度 古着を持参して 靴(これも主人の)を買う予定でしたが 結局 200円の割引券をもらったら また買い物をしなくてはいけない(使命感に陥る)‥。
私の部屋の片隅にある洋服は リサイクルの日に捨てよう 欲張るからこういうことになるんだ…。
筆子さんが書いていらした事が まさに そのとおり 手放すときは潔くですね。
と言うより 私の考えが甘かったですね。
誰が 古着を200円でひきとってくれようか。
ちゃんと 商売 物を買うようにできているんですね。
飾り物 食器などは ほとんど整理しました 洋服だけ なぜか できなくて やっと ときめかない物は 処分しつつあるのに。
欲をかくと 結局 散財することになる。
麻のふきん ごわっとしているけれど 丈夫ですね。
自分の事ばかり ちょっと 興奮しながら 書いてしまいました。
長々と最後まで読んで下さり ありがとうございました。
毎日 ブログを楽しみにしています。
・・・・〈お便り引用ここまで〉・・・・
不用品を処分する記事はこちらです⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
Aさん、貴重な体験談、ありがとうございます。
これは「マルイの下取り」のことですね。
こちらに詳しく書いてあります。
どういうシステムかというと
1点につき1枚、マルイ全店で使える「200円割引券」と交換させていただきます。有効期間:発効月の翌月末
ご利用方法
●お買い物税込合計2,000円ごとに「200円割引券」を1枚ご利用いただけます。●一部ご利用対象外ショップがございます。
●食品、レストラン、サービス商品(商品券・補修代・配送代・免許・保険等)、通販、サンシャインバザール、パシフィコビッグバザールはご利用対象外とさせて頂きます。
●「マルコとマルオの7日間」など、その他優待割引サービス等との併用はできません。
●現金とのお引き換えや再発行はできません。
1日の枠最大の15点を持っていけば、3万円の買い物をしたとき、3千円引きになるわけですね。もともと何か買いたいものがある場合は、古着も処分できて、お得な買い物ができるから悪くないサービスだと思います。
ただ、対象外ショップもたくさんあるので、事前に綿密な計画を立てることが必要です。
筆子の場合、そもそもこうしたことを考えるのに労力を費やしたくないので、お金にすることは考えず、近所の寄付センターに持って行ってます。
このセンター(Value Village)でも寄付品の販売をしていて、クーポン(割引券)やメンバーズカードもあります。
私はもらいませんが、夫は割引券をもらいメンバーズカードも持っているらしいです。そして「筆子が断捨離したもの」を持って行くついでに、買いものをすることもあるようです。
ただし、「持たない暮し」をめざすなら、こうした囲い込み商法の罠に、はまらないようにすることが大切なのは言うまでもありmさえん。せっかく少し捨てたのに、また買っていたら意味がないですから。
囲い込み商法とは?
割引券の発行は囲い込み商法の典型的な例です。
囲い込みとは、販売主(メーカーや小売店)が、顧客に何度もリピート買いさせるための販促活動。
固定客になって、ずっと買ってもらうやり方ですね。
固定客やファンになってもらえば、長期的に安定した売上が見込めます。
囲い込みっていうとなんか悪いイメージがしますが、売ってる側は、より顧客のニーズに沿ったサービスをしようという意図もあるかもしれません。
他の囲い込みの例は、友の会、サークルなどの会員制サービス、ポイントカードを発行すること。あとはいろいろなものをセット販売することなど。
スマホを2年間契約すると使用料金が安くなるが途中で解約するとすごく高い解約金がかかるというのも、囲い込みの一種。
また、アップル社の囲い込みも有名です。アップルはいろいろと便利なサービスを提供していますが、アップル製品でないと使えないようにしています(あまりよく知りませんが)。
実際、世間にはアップル信者というのがいて、アップルの新しい製品が出るたびに、買い替えたり、いろいろ揃えたりしています。
そういう人たちは、好きで囲い込まれているから別にいいのですが、持たない暮しをめざすなら、「自分が囲い込まれている」、ということは知っておいたほうがよいでしょう。
私は、そういう囲い込みの罠に、はまらなないように心がけています。囲い込まれた者が次にとる行動は「新たな購買」ですから。
この記事にも書いたように、割引券はもらわないようにしているし、ポイントカードも作りません(カナダで大昔に作ったポイントカードを2枚持っていますが)。
いつも行くオーガニックのスーパーは、自分の家の電話番号を登録すると割引になるらしいのですが(毎回行くたびに、電話番号を登録しているかどうか聞かれます)、登録しようとは思いません。
楽天の期間限定ポイントもどんどん失効させてます。
「割引券や期間限定ポイントを使わないと損だ」、と思うかもしれませんが、必ずしもそうではなく、ミニマリストや断捨離の視点から考えると、むしろ使わないほうが、長期的にみて得なんです。
ですが、割引券を使って買い物をする人は、「賢い消費者」、「節約上手の主婦」というイメージがありますから、みんな無理やりにでも使いがちです。
物じゃなくて、サービスだったら場所をとらないからよさそうですが、サービスはサービスで、いろいろ買ってしまうと活用しきれなくなり、人生を複雑にしてしまいます。
物を持たない生活にするためには、消費社会のからくりや、物質至上主義からちょっと距離を置く必要があります。
買い続けている限り、物は減りません。
Aさんの場合は、もしマルイに行くのが大変でなければ、これからも古着を下取りしてもらえば思います。下取りされた古着は社会貢献に使われているそうだから、ゴミ箱にぼんと捨てるよりはいいですよね。
割引券は受け取らなければいいのではないでしょうか。そうすれば、いらないストレスを感じることもないと思います。