高いところにある棚

ミニマルな日常

デッドスペースにある死蔵品を処分しろ:今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その6)

年内に終えておくといい片付けプロジェクトを紹介しています。

15個目のプロジェクトのテーマは、デッドスペースの片付けです。



デッドスペースとは?

デッドスペース(dead space)の、直訳は、「死んだスペース」。辞書をひくと、「家の中などの、利用できない空間」とあります。住宅で、何らかの事情で利用するのがむずかしい空間です。

インテリア雑誌や、収納技術を磨く本を見ると、たぶん、デッドスペースを活かしましょう、と書いてあると思います。

突っ張り棒なんかを使って、死んだスペースを活かせ、生き返らせろ、と言うわけです。

ですが、デッドスペースに、いろいろな物を入れていると、そこにある物まで死んでしまいます。

つまり、死蔵品が増えるんです。

実は、ここは名前の通り恐ろしいスペースですよ。

もともと死んだ物だから、デッドスペースに入れるのか、デッドスペースに入れるから死んでしまうのか?

きっと両方あるでしょう。

年内にデッドスペースの見直しをして、死んでいるものは、もう外に出しましょう。





いろいろなデッドスペース

まず、自宅にどんなデッドスペースがあるか、振り返ってください。

よくあるデッドスペースの例:

・階段の下

・階段の踊り場

・廊下の突き当り

・ちょっとした壁のくぼみ

・シンクの下(洗面所・台所)

・あらゆる部屋の高いところ(天井付近)

・ドアの開閉部分の上

・部屋の角

・家具と家具の間

・壁と壁の間

・柱と壁の間

・あらゆる扉の裏

・あらゆる家具の下(ベッド下、テーブル下)

・押入れやクローゼットの奥のほう

ほかにもあるかもしれません。

べつに、デッドスペースを有効活用するな、と言いたいわけではありません。

今は知りませんが、私が子供の頃は、廊下のはしっこや押入れの中に子供のコーナーを作っている家がありました。

前に書いたでしょうか?

小学校のときの同級生に益田さんていう女の子がいたのですが、彼女に家に遊びに行ったら、廊下の端っこが、彼女のコーナーでした。

廊下の突き当りに向かって勉強机(座り机)が置かれていました。

机の上には、本箱があり、机の周りにも本箱があり、彼女は本に囲まれて勉強していました。

当時私は、弟と子ども部屋をシェアしていたので、「益田さん、いいな~、自分のコーナーがあって。私もこんな部屋ほしいなあ」とうらやましく思いました。

あまりにうらやましくて、今でも覚えているぐらいです。

益田さんは、毎日、ここで勉強したり、絵を描いたりしていわけですから、ここにあった物は別に死んではいなかったでしょう。

しかし、死んだ物がいっぱい入っているデッドスペースもあります。

生死の確認をしてください

もしあなたが、デッドスペースを収納スペースにして、いろいろな物を置いていたら、そこに、どんな物があるのか調べてください。

たとえば、階段の下は、ふだんは通る必要がないので、そこに何があるのかなんて、あまり考えないと思います。

いつも黒い影が見えるだけ。しかも、その影は、いつもあるからあって当然のもの。

うすうす、そこにガラクタがあることに気づいているけれど、あえて、考えたくない人もいるでしょう。

ですが、この記事を目にした今日こそ、その、黒い影に向き合うタイミングです。

さもないと、またずーっと無視して、自分が死んだあとに、親族が片付けることになりますよ。

「私は、いらない物はさっさと捨てるほうだし、部屋はいつもきれいです。片付けは得意な方です」。

そうあなたは言いたいかもしれません。しかし、そのような人の家でも、きれいなのは、ふだん目に見えるところだけ、ということがよくあります。

私たちは、ふだん、物を買いすぎており、目に見えないところに、物がいっぱいしまいこみます。

「デッドスペースを活用しないと、物を置く場所がない」という状態が生じた時点で、物の持ちすぎを疑うべきです。

ここに物が出ていたら汚部屋予備軍。大ごとにならない前に片付けたい5つの場所。

生きている物ってどんな物?

たとえデッドスペースでも、そこは自分の家の一部です。生きている物だけ、収納・保存するのが筋ですよね?

では生きている物とはいったいどんな物でしょうか?

私の定義は、以下の3つです。

・いつも使っている物

・たまには使う物

・数年に1度しか出番はないが、必ず使う物

実用品ではない飾り物や置物でも、今後、必ず飾ると確信できるものです。

なくてもいい飾り物を捨てる:手っ取り早く部屋をきれいにする方法(その2)

必ず使う物だけ残せば、たぶん、デッドスペースはスペースのまま残すことができます。

多くの人は、死蔵品(デッドストック)を、生きている物だと勘違いしています。

この勘違いのせいで、自宅に物があふれ、暮らしにくくなり、片付けや断捨離をするはめになっています。

デッドストックとスリーピングストック

使う見込みのない物は、デッドストック(死蔵品)ですが、もう1つ、スリーピングストック(休眠在庫)というのもあります。

企業がもつデッドストックは、未来永劫、売ることができないもの(本製品が生産中止になったため、使いみちがなくなった部品とか)。

スリーピングストックは、今すぐ、売ったり、原材料にしたりすることはできないが、将来、そうできる(つまり何かに使って利益を得られる)可能性があるもの、しかし、そうするまでにとても時間がかかるものです。

デッドストックはもちろんのこと、スリーピングストックを持っていると、企業にとっては負担になります。

倉庫代や、管理にコストがかかるからです。

自宅で眠っている在庫にかかる費用は、リアルには現れないので、みんな、損失を出しているとは思っていないでしょう。

ですが、確実にリソースを損しています。

多すぎるストックをただちに断捨離すべき理由。過剰在庫は資産ではない

リソースがわからない人はこちら⇒私たちが持っているいろいろなリソース~たっぷりあるから、そんなに買わなくても大丈夫。

それは家計簿の数字には現れないかもしれません。しかし、どこかにしわ寄せが行っています。

しわ寄せの例:

・デッドスペースに物を置きすぎて、見た目がすごく悪いため、いつもイライラしている

・物が多すぎて、在宅ワークがしにくい

・掃除のたびに一手間かかる。それを何年も続ける。

・日当たりや風通しが悪くなっている

・物がありすぎて、家の中で動きにくい

・何がどこにあるのかわからなくて、探し物ばかりしている

・買わなくてもいい家具や収納グッズを買いすぎて、肝心の物に使うお金がなくなる

このしわ寄せ(損失)を一気にチャラにするのが、住む人のいなくなった実家の片付けではないでしょうか?

それまで、親が死蔵品をためまくり、リソースを無駄遣いしていたため、高いお金を出して業者に片付けを依頼したり、自分の時間と体力を思いっきり使って片付けるはめになります。

住んでいるうちから、無駄な物を置かないようにすれば、何年かのち、その家を開けることになった時、リソースを大量投下して片付けなくてもすみます。

物が少ないと、暮らしやすいし、余計なストレスや仕事から開放されます。

なぜ、みな、こちらの道を選ばないのでしょうか?

べつに全員にミニマリストになれとは言っていません。デッドストックを持ちすぎるな、と言っているだけです。

そして、それは決して難しいことではありません。

生死を勘違いしないために

「死蔵品がないほうがいいのはわかった、でも、どれが死蔵品なのかよくわからない。というより、私の持ってるもの、みんな休眠在庫じゃないかしら?」

そんな人に、生死の見分け方を書いておきます。

「今後、使うかどうかわからない」と思う物は、もう死んでます。

「いつか使うかもしれない」「もしかしたら使うかもしれない」という物も死んでいます。

ここで気をつけるべきことは、使っていないのに、使っていると思い込んでいる物があることです。

流しの下にある、ザルやボウル、洗剤やスポンジのストック(夫が持ってます)、最後に使ったのはいつですか? 今度、いつ使うのでしょう?

キッチンに置いてあるからといって、使っている物ばかりとは限りません。

デッドスペースに置いている物たちときっちり向き合い、これ以上、リソースを無駄にするのをやめましょう。

☆このシリーズを最初から読む方はこちら⇒今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その1)

☆この続きはこちら⇒なぜ化粧品を捨てることができないのか?:今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その7)

*****

今回はデッドスペースにある物の見直しをおすすめしました。

一度に全部片付けなくてもいいので、最も気になる部分を片付けてください。

場所によっては、通路の確保から始まるかもしれません。

がんばってください。





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