フリマ

ミニマルな日常

自分ではなかなか気づかない、物が多すぎる7つの証拠。

家に物がたくさんあることを示す状況を7つ紹介します

家が片付かない最大の原因は、物が多すぎるからですが、そもそも、物を持ちすぎていることに気づいていない人がいます。

人間はある程度、環境に順応する動物です。

物があふれた家にいても、ずっとそこに住んでいると「これが普通だ」と思ってしまうのです。

このブログの読者の方にも、自分は物は持っていないほうだ、と思っていたのに、捨て始めてみたら、ガラクタがどんどん出てきてびっくりした、という方が何人もいます。

以下のような兆候がないか、一度考えてみてください。



1.失くした物の代わりを買うことがある

確かに家の中にあるはずなのに、探しても見つからないから買う、というショッピングが過去1年に1度でもあったら、物が多すぎる証拠です、

所有物の多い人は、探しものをすることに時間とエネルギーを注ぎますが、物が多すぎると、その探しものがすごく大変になります。

新しい物を買ってきたほうが早い状況なのです。

買ったあとに、探していたものが出てきたりします。

すでに持っている本と同じ本や、ものすごくよく似ている服を買ってしまうのも、やはり物が多すぎるからです。





2.開け閉めするのに苦労するものがある

家中にある「開け締めする部分」を思い浮かべてください。すべてスムーズに開けたり閉めたりできるでしょうか?

大きな物では、扉があります。

扉とは玄関や部屋のドアだけでなく、家具についている物も含みます。クローゼットの扉や食器棚の引き戸などです。

収納スペースにはたいてい扉がついていますよね?

引き出しも開け閉めするものです。箱のフタなど、容器の口を覆っているものも開け閉めします。

バッグのフタ(フラップ)やポーチのジッパーも開けたり、閉めたりします。

中身を詰め込みすぎると、こういうものの開閉がうまくいかず、ひじょうにストレスがたまります。ストレスがたまるだけでなく、本体にダメージを与えてしまいます。

すべて、ストレスなく開けたり、閉めたりできるか、調べてください。開け閉めに苦労するなら、物を詰め込みすぎている証拠です。

閉める前に、いちいち中身を整理整とんし直さないといけない場所は、スムーズに開閉できない部分です。

3.家の中を移動しにくい

家具やインテリア雑貨、放置物のせいで、移動しにくい場所がないか考えてください。

私の実家で言えば、廊下の一部に、通行のストレスになる場所があります。ものすごく大きな珠のれんがあるからです。

珠のれんのことはこちらで詳しく紹介⇒心地よい部屋にするために見直したい7つのポイント(前編)

もちろん、床に服が散らばっていたり、雑誌が積み重なっていたり、何が入っているのかよくわからない紙袋が置いてあったら、移動しにくいはずです。

よけて通らなければならないのですから。

コードのタコ足配線もそうですね。移動しにくいだけでなく、危険ですらあります。

きのうまで何も置いてなかった床に、突然、太いケーブルをはわせたら、すごく目障りです。

ですが数日たつと、それが普通になり、気にならなくなります。気にならないから平気か、というと決してそうではなく、無意識のところに、いや~な感じがたまっていきます。

そのコードを取り除くと、すっきりとした気分になるのは、無意識の部分にあった「いやな気分」がなくなるからです。

4.買ってそのまま放置している物がある

楽天市場やアマゾンに何かを注文し、荷物の箱が届いても、数日、そのままにすることってありませんか?

実店舗で買ってきたものを袋に入れたまま、床に放置することはないでしょうか?

こういうことがよくある人は、明らかに物を持ちすぎています。

「必要だ」と思って買った物をすぐに取り出さなくても、生活できているのですから。

私の娘が、買ったものをわりと何日も袋に入れたままにしていることがありました。特にボクシングデーなど、セールでまとめ買いしたときによくありました。

新しい洋服や下着を、店の袋に入れたまま、何日も床に置いていました。ほかに着るものはいくらでもあるから、袋から出して使わなくても大丈夫なのです。

ストックを買いすぎる人は、言うまでもなく、物を持ちすぎています。開封しないままの品物をたくさん持っているわけですから。

買ったけれど読まない本、見ないDVD、聞かないCDなども同じですね。

以前、すぐに使えば、死蔵品にならない、という記事を書きました⇒物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ

ですが、もともと物が多すぎたら、新しい物をすぐに使おうとすると、べつの物が死蔵品になるでしょう。

5.使わないギフトがある

日本に住んでいるともらい物が多いので、「いらないけど、くれた人に悪いからとりあえず取っておく」というメンタリティのある人は、不用なギフトをためこむことになります

その結果、家の中の物が増えます。

以下の2つのどちらかに該当する人は大丈夫ですが。

・いらない物はちゃんと断ることができる。

・もらっても、不用品はすぐによそに回すシステムがある。

ですが、プレゼントをさっと処理できる人は、どちらかというと少数派ではないでしょうか?

もらってしまうとあとが苦しいので、ふだんから、不用な贈り物をもらわない体制にしておくのが一番いいと思います。

ほしい物は自分で買えばいいし、「プレゼント」は物理的なものである必要もありません。

参考記事⇒【保存版】ミニマリストへの贈り物のアイデア18個

人から物をいただくとうれしいし、ありがたいものですが、べつにもらわなくても、毎日楽しく暮らせます。

「もらったり、買ったりして、どんどん新しい物を所有しないと、日々がつまらない、という考え方を変えれば、もらわなくても大丈夫になります。

6.物がありすぎて機能していない場所がある

その場所の本来の機能を使うために、物をどけなければならない場所があるなら、その家には物が多すぎます。

これはわかりやすい兆候です。

汚部屋だと、どこかに座る前に、物をどけなければなりません。床の上にしろ、ソファーの上にしろ。寝る前にベッドの上から物をどけなければならないのも同じです。

何かをやるために、物をどかさなければならない、というのが目安になります。

台所で料理をする前に、カウンターの上にある物をどけなければならないのなら、キッチンに物が多すぎるでしょう。

食事をする前に、ダイニングテーブルの上にある物を片付ける必要があるときも同じです。

ふつうの部屋なのに、物置場になっているとしたら、その部屋は本来の機能を果たしていません。

こういう部屋があるときは、家の収納スペースに対して、相当物が多いと考えられます。

7.物がストレスの元になっている

もし、必要な物を必要なタイミングで買っていたら、その物は、自分の生活を楽にしてくれたり、喜びをもたらしたりします。

その物は、ポジティブかネガティブか、といったら、ポジティブな存在です。「家にあってくれて、ありがとう」とお礼を言える物です。

逆に、不用品はネガティブな存在となり、ストレスを引き起こします。

以前、使わない英会話や中国語の教材を何年も、持っていたことがありました。そのへんに散らばっていたわけではなく、一応、引き出しに整理してしまっていましたが、確実に私のストレスの元になっていました。

「使わないともったいないなあ」という罪悪感を生んでいたのです。「お金がもったいなかったなあ」とも思いました。「同じこと、何度も繰り返してるなあ」とも。

物が多すぎて、部屋にあふれていたら、もっとわかりやすい形でストレスになります⇒気をつけて。ガラクタが感情に与える悪影響を見過ごしてはいけない

時々、自分の物を見直して、それは、自分の生活を上に引き上げているか、下に引きずり下ろしているか、考えてください。

便利に使っているものは、引き上げてはいないでしょうが、うまく毎日を暮らす手伝いをしてくれています。

毒になっている物が多いなら、それは物が多すぎるからです。

気に入って買ったとしても、ほかに似たような物があると、ガラクタになって、生活の質をさげます。

☆物が多すぎる兆候について書いた過去記事もどうぞ。

こんな生活をしている人は断捨離が必要。ガラクタがたまっているしるしを見逃してはいけない

ないと思っていても物はある。捨てる生活を始めたほうがいい5つのサイン。

こんな兆候があったら要断捨離。新学期が始まる前に片付けを。

******

今回は、物が多すぎるかもしれない表れを7つ紹介しました。

片付かないのは、「我が家にはガラクタなんかない」という思い込み(勘違い)のせいかもしれません。

「きれいにしまってあるから大丈夫」というのも、物を増やす思い込みの一つです。





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