土産物屋に並ぶマグネット

ミニマリストへの道

意味もなくなんとなくマグネットを集める人:ミニマリストへの道、番外編10

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無駄な物をたくさん集めて、部屋を散らかしていた過去を振り返っています。

今回は、別に好きでもないし、特に必要でもない。だけどなんとなく集めていた小さい物として、マグネット(磁石)を紹介します。

16年前の我が家の冷蔵庫には、使わないマグネットがべたべたとたくさんくっついていました。



冷蔵庫に不用なマグネットをたくさん貼る

以前、べつの記事にものせた写真ですが、このように、冷蔵庫の側面にたくさんマグネットを貼っていました。

冷蔵庫に貼ったマグネット

この写真を撮影したのは2003年10月8日。およそ16年前です。

マグネットの多くは懸賞でもらったものです。ほかにも、娘がプレゼントでもらった物や、何かのノベルティ商品もあります。

自分で買った物は1つもありません(他人にプレゼントするために買ってしまいこんでいたことはあります)。

ディズニーランドの写真フレームになっているマグネットは、おみやげでいただいた物です。

私、ミッキーマウスもミニーマウスも好きではなく、このフレームを見たとき、「うわわわ~~~っ、困ったな…」と思いました。が、捨てずに、無理やり写真を入れて使いました。

左上のほうに並んでいる白い丸いマグネットは、とても強力な磁石です。文具のサイトで当たりました。

その隣の写真フレームになるマグネットは、ポケットアルバムを買ったらついてきたおまけです。

エジプトの意匠のマグネットは当選品でエジプト製、コックさんのマグネットも当選品でフランス製。

緑色の青虫みたいなやつ(頭が切れています)は、娘がプレイスクール(保育園)で作ったもの。

ハローキティのマグネットも当選品で、クリップになっていて、メモをはさむことができます。キティの頭をさわるか、押すかすると、「た・い・せ・つ、わすれないでね」と女の子の声でしゃべるという、存在感のあるマグネットです。

そのとなりの赤いちょきんぎょ(ちょきんぎょは以前、JAバンクのマスコットキャラでした)のマグネットもクリップタイプで、こちらはボイスメモつきでした。

どこかを押してしゃべると、短いメッセージを録音できるようになっていたのです。もちろん当選品です。

しゃべるキティもどうかと思ったし(うるさいだけ)、ちょきんぎょに向かって自分がわざわざしゃべるのも、それを再生させるのも面倒です(1,2回は試してみました)。

「筆子さん、よく覚えているね」と思うかもしれませんが、これらの情報は、昔書いていた、日記ブログに事細かく書かれているのを参照して書きました。

写真を見つつ文章をつづりながら、「なつかしいなあ」とか、「マグネット、かわいいね」などとは全く思いません。

「本当にしょうもないことをしていたな(時間もったいないだろ)」という気持ちでいっぱいです。





3年後は多少スッキリするが

もう1つマグネットの写真があったので紹介します。

偶然にも、上の写真を撮った3年後の、2006年10月8日に撮影したものです。

冷蔵庫にぐしゃぐしゃとマグネットをくっつけて暮らすのは、さすがにまずいと気づいたのか、だいぶスッキリしています。

しかし、相変わらず懸賞でもらったマグネットをくっつけていました。マグネットにはさんであるカレンダーだって、別にいらない物です。

当時は、娘の学校の先生が配布する、教室の予定が描かれた月間カレンダーを使っていましたから。

懸賞でもらったマグネット

以前、べたべたとくっつけていたマグネットは、この段階ではまだ捨てていませんでした。

すべて、ジップロックバッグに入れて、階下の物入れに押し込んでいました。

使わないのになぜ持っていたのか?

昔のブログを読むと、「マグネットは可愛いし実用的だからなんとなく集めている」なんて書いていました。「小さくてかさばらないのもいい」とも。

これは、捨てない言い訳です。

せっかくもらったものを捨てるのがもったいないから、

・実用的である

・見た目がかわいい

・小さくてかさばらない

こんなもっともらしい言い訳を考えて、捨てないですむように自分を仕向けていただけです。

そして、「これは私のちょっとしたコレクション、生活のうるおい。だって、かわいいし」と思い込もうとしていました。

私のマグネットコレクションは、実用的ではなかったし、見た目はごちゃごちゃしてうるさいだけだったし、大いにかさばっていました。

確かに、1つひとつのマグネットを見れば、実用的+かわいい+かさばらない、という特性をそなえていたかもしれません。

しかし、そういうマグネットが、いくつも集まり、さしたる使命も持たず、冷蔵庫の側面にただただ乱雑に並んでいるだけでは、なんのメリットもありません。

マグネットの持つせっかくの有用性がすべて失われ、単なるガラクタとなっていたのです。

使わない物をいくつも集めても無駄。

無駄は無駄を再生産する。

今の私ならそれがよくわかります。

もちろん全部捨てた

マグネットは後にすべて断捨離しました。キティもちょきんぎょもみんな寄付センターに持ち込みました。

現在、我が家の冷蔵庫の側面には、娘がくれた小さなスヌーピーのマグネット1つと、鍵をぶら下げているマグネットフック1つだけをつけています。

冷蔵庫の側面

数年前まではタイマーと牛のマグネット(娘のお気に入り)もくっついていましたが、この2つも結局断捨離しました。

タイマーをくっつけていた頃の写真はこちらにあります⇒シンプルライフ、何から始める?~まずは冷蔵庫の表面をきれいにするとうまく行く

牛のマグネットは娘にあげたと思います(記憶なし)。

もう1つ、娘のロンドン土産のマグネットがあり、これは別のところに置いています。

いかにも「土産物」といった風情のマグネットなのですが、娘が一生懸命選んでくれたんだろうな、と思うとありがたいので、取ってあります。

不用な物をなぜもらったり、買ったりするの?

私は、いつもお金に余裕がなかったので、何か買うとしたら、こまごまとした安価な物ばかりでした。

そういうものが、家の中にたくさんたまり、そこかしこに、小さなガラクタの山を作っていました。

箱や袋の中にがさっと入っていたり、家のあちこちに散らばっていたり、引き出しのすみでくすぶっていたり。

自分で買わなかった物もたまっていきました。

人からもらったり、おまけでもらったり、懸賞でもらったり。

どれも、ちょっとした小さな雑貨たちです。便利グッズと言えば言えなくもありません。

けれど、どもれ必要ではありませんでした。

必要じゃないのに、なぜ買うのか? なぜもらうのか?

何かを手に入れることがうれしかったのだと思います。実際、買い物するとドーパミンがあがります⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。

プレゼントをもらうと、「得しちゃった」と喜んでいました。本当は得なんかしていないのに。

うれしい気持ちは、手に入れたあと、わりとすぐに消えます。

しかし、買った物や、もらった物を捨てませんでした。何とか使おうとしました。

「だって、捨てるのはもったいないし」。

しかし、もともと必要ではなかった物なので、使いみちも使うあてもありません。

ハッピーな気分になりたいがために、買ったり、もらったりしたのですから、「わ~い!」と喜んだその段階で、その物たちの使命は終わっていたのです。

あとに残ったのは、「それらを何とかして使わなければいけない」という義務感と管理の手間のみ。

入手したときに、あきらかに失敗しているのですが、その失敗を認めたくない私は、なんとか手に入れた雑貨と楽しく暮らそうといろいろがんばっていました。

収納法を工夫したり、ちょっと変わった使いみちを考えようとしたり。

写真をとって、ブログにのせて人に自慢(?)したり。

昔の日記には、そんな「痛い自分」がそこかしこにいます。

この続きはこちら⇒使うあてのないタオルを買い続ける不思議な人:ミニマリストへの道、番外編11

ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった

番外編はこちらから⇒ただで物をもらう生活習慣はこうしてできあがった:ミニマリストへの道、番外編1

コレクションを捨てたいあなたへ⇒せっかく集めたから捨てられない?コレクションを少しでも減らす10の方法

*****

私がしっかり自覚してワン・イン・ワン・アウト(家に1つ物が入ったら、1つ捨てること)を始めたのは、10年前の2009年になってからです。

最初は、ワン・イン・ツー・アウトをしていました。

日記ブログには、何が家に入って、何を捨てたのか、わりとまめに記録されています。

シンプルライフにしようとしていたのに、始めの頃は、まだまだしょうもない物をちょこちょこ買っております。

しかし、ガラクタの識別能力が次第に向上していくのもわかります。

暮らしをシンプルにするのは、時間がかかりますね。





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