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どんどん買い物をしてしまう暮らしから抜け出すための、簡単な行動を15個紹介します。
私は買い物が大好きだから、物が増えるのはしょうがないとあきらめる前にやってください。
どれも簡単なことばかりです。
1.とりあえず毎日買うのをやめる
1週間に1回でいいので、何も買わない日を決めてください。
リアルの店舗でも、オンラインでも何も買いません。
お酒好きな人が、休肝日をもうけるのと同じ要領です。この日は、基本、何があっても買い物しません。
2.買い替えるだけ、アップグレードしない
使っているものがなくなったり、こわれたら買い替えますが、このとき、以前使っていたものよりも、いいものを買おうとしてはいけません。
これまで使っていたのと同じものか、似たラインのものを買ってください。
この機会にもっといいものを買おうとか、アップグレードしようと欲を出すと、さらなる買い物が続きます。
その理由⇒止まらない買い物を止める方法。ディドロ効果のワナを知れ。
3.買ったものを記録し振り返る
何をいくらで買ったか、日記をつける要領で記録します。
家計簿をつけようとするとハードルがあがるので、メモ帳やスケジュール帳に書いておけばいいです。
1週間、1ヶ月など、ある程度時間がたってから、見直したり、使ったお金の合計を出したりして、振り返ります。
記録をとっておくと、必要以上に何かを買いすぎても気づけるので、すぐに方向転換できます。
ただ記録を取るだけでなく、ときどき振り返って、データを分析するのを忘れずに。
4.必要な時だけ店に行く
何かが必要になって買わなければならないときだけ、スーパー、ショッピングセンター、モール、店に行きます。
用もないのに店に行かないでください。
このさい、ウインドウショッピングもやめたほうがいいです。見れば絶対欲しくなります。
オンラインショップも同様です。必要もないのに、ブラウジングしないと誓います。
5.お金をたくさん持ち歩かない
店に行かないつもりでも、急に何かが必要になることがあります。そんなとき、余分な物を買ってしまわないように、お金をたくさん持ち歩かないようにします。
大金を持っていなければ、仕事中、パンストが伝線して、昼休みにコンビニに買いに行ったとしても、パンストを買うだけですみます。
6.クレジットカードを持ち歩かない
クレジットカードを持ち歩くのは、お金をたくさん持ち歩くのと同じことです。
クレジットカードがあるとお金を使いすぎる話⇒クレジットカードを使うとお金を使いすぎてしまう5つの理由
7.こわれたらしばらくなしで過ごす
急にテレビがこわれてしまった。たいていの人は、すぐにテレビを買うところです。
そこをあえて、なしでしばらく過ごしてみます。
テレビがなくても命にはかかわらない、ということがわかります。静かになって、かえって快適だと思います。
テレビについて⇒いきなり捨てなくてもいい。テレビを見るのをやめる11の方法
8.こわれたら借りて過ごす
何かがこわれても、誰かから借りてしのげることがあります。
買う前に借りられないか、考えてみます。
9.買うきっかけ探しをしない
買い物が好きな人は、いつも物を買うきっかけを探しています。
たぶん無意識です。
自分や人の誕生日、各種記念日、季節の行事、ちょっとした節目(新しい月になった、子供が学校に入学した、もうすぐ消費税があがる、きょうはセールの日、きょうはスタンプ倍増の日、お買い物マラソン、プライムデー、自分へのごほうびをあげる日など)。
旅行が買い物のきっかけになる人もいます。
買うきっかけにしていたことに気づいたら、買い物するかわりに別のことをしてください。
もう買わなくていい物探し、もう使わなくていい物探し、もう捨てる物探しなどがおすすめです。
自分へのごほうびというワナ⇒お金を貯めたいなら自分へのご褒美という名の浪費はやめる。
10.割引券、クーポン、ポイントカードは断る/捨てる
割引券やクーポンがあると、期限以内にそれを使わないと損する、という気になって、必要じゃない物を買うはめになります。
そこで、最初から次の買い物の呼び水となるものはシャットアウトします。
もちろん、ふだん利用しているスーパーの割引券で、ちゃんと使う機会があるし、そうすることで、あきらかに自分の経済状態が向上しているものはのぞきます。
これまで、少しでも、無理やり買う結果を引き起こしている店の割引券はもう捨てます。
11.買い物好きの人と出かけない
過去記事に何度も書いていますが、人は、ほかの人の行動に強い影響を受けるので、買い物好きの人と外出すると、いらない物を買うはめになります。
買い物好きの人は、すべての行動が、買い物に結びついており、何か問題が起きると、買い物で解決しようとします。
べつにそれは悪いことではありませんし、その人の勝手です。
しかし、「これからはもっと意識的な買い物をしよう。やたらとほいほい買い物するのをやめよう」という目標があるなら、意識的な買い物ができるようになるまで、買い物好きの人とは、少し距離をおくほうが無難です。
12.通販アプリを削除する
アプリを利用して買い物すると便利ですよね? 使ったことがないので知りませんが。
こういう、買い物のハードルを下げるものは、すべて削除します。
スマホで買うにしても、ブラウザを利用して買ってください。そのほうが、手間がかかるので、勢いで買ってしまうことがなくなります。
ほかにも、楽に簡単に買い物をするための工夫やシステムを利用していたら、いったんすべて解除してください。
たとえば、定期便、頒布会など、「お得で便利なサービス」とうたっているものです。
買い物のハードルをできるだけあげることがポイントです。日本は便利に買い物できる国ですから、どんなにハードルをあげても、あがりすぎることはありません。
13.必要な分だけを買う
「おまんじゅうを食べたいな」と思ったら食べる分だけ買います。それはたぶん1個だと思います。
「1個ぽっち買うなんて店に悪い」と思ったら、ゼロ個にして、買うのをスキップすればいいでしょう。
昔、私は手作りパン屋でついつい買いすぎていました。
カスカードやヴィ・ド・フランスといった、焼き立てのパンが、種類別に並んでいる店で起きました。トレイにほしいパンをのせてレジに持っていくのですが、いつも、必要な分プラス1個ぐらいは、買っていたのです。
おそうさいのパンだけじゃなくて、甘いパンもほしいな、ドリンクも買っとくか、という具合です。
これは、買い方のくせです。1個しかトレイにのせてなくても店の人はべつに怒りません。必要な分だけを買ってください。
食べ物だけでなく、洋服、文房具、おもちゃ、すべて同じです。必要な分だけを買うことを徹底できれば、かなり買うものの量を減らせます。
14.自分がいいと思った物を買う
自分が好きで、ちゃんと使う、と思った物だけを買います。
あたりまえのことに聞こえるかもしれませんが、他人の意見に左右されて、買い物をしてしまうことがよくあります。
母親、夫、友達、インスタやブログで見た見知らぬ他人、テレビで見た男優や女優、マスコットキャラ、犬や猫。
本当は欲しくないのに、こういう人たちの言動に影響を受けて買ってはいないでしょうか?
人は、自分で決めているようで、意外と決めていません⇒我々は本当に自分で決めているのか?ダン・アリエリーに学ぶ、選択のミス(TED)
何かを買う前に、「本当に私はこれが欲しいのか?」としっかり自問してください。
15.予算をたてる
毎月の収入を、どんなふうに使うか、軽く予算をたてて、使うお金にリミットをもうけると、無駄遣いを抑制できます。
現在収入がいくらあるか調べ(これはすぐにわかるでしょう)、毎月、必ず出ていくお金(生活費)のだいたいの数字を出してみます。
もし、収入より支出が多く、貯金などで補填しているとしたら、家計が破綻しているので、よけいな買い物なんてしている場合じゃないと気づきます。
ちゃんと収入以内で暮らせているとしても、収入の10%は貯金したいとか、もうすぐ子供が大学に入るから、このぐらいは用意しときたいといった希望がある場合は、そっちにお金を優先します(先に貯金してしまう)。
すると、浪費に使えるお金があまり残らないので、結果的に買い物が減ります。
番外:リマインダーをもうける
きょう紹介した15個を全部やれば、絶対「やたらと買わない人」になります。
1つひとつのアクションは難しくありません。
できないとしたら以下の理由が考えられます。
・買い物を控えたいという気持ちが実はあまりない
・行動を先延ばしする(やるといいと思うものの、なんだかんだ言って行動しない)
・ほかのことに気を取られている
・やるべきことを忘れてしまう
その気がない人に、何を言っても無駄なので、私にできることはありません。
先延ばしに対しては、過去記事に対処法を書いています⇒人が先延ばしする4つの理由とその対策
ほかのことに気が散っている場合は、人生の優先順位の見直しをしてください⇒人生で解決すべき問題の優先順位のつけ方。何から始めたらいいのかわからない人へ。
重要なことを先に解決しておくべきですが、買い物は毎日のようにすることだし、自分の経済状態にダイレクトに影響を与えるので、重要なことの1つだと思います。
やるべきことを忘れないようにするには、リマインダーを作っておくといいです。
毎日、この記事を読む、やろうと思ったことは手帳に書いて毎日確認する、財布に、マジックで、「必要な分だけ買うこと!」と書いておく、方法はいろいろあります。
どんな方法でもいいので、忘れない工夫をしてください。