うわさ話に興じる女性たち。

ミニマム思考

やらなくていいことを意識的に見つけ、手放していくすすめ。

やらなくていいことを見つける方法と、やらなくていいことの例をリストアップします。

仕事や家事が忙しいから、とても片付けまで手が回らない。しかし、物が多いから、なんとか片付けて、シンプルに暮らしたい。

たまにこんな相談をメールをもらいます。

忙しい人は、やらなくていいことまでやっているのです。

「やらなくていいことは、もうやめてはどうでしょうか?」とメールをすると、「やらなくていことがわからない」とか、「それがなかなかできないんです」という返事が返ってきます。

できないと思いこんでいると、できません。



やらなくていいことを見つけるには?

やらなくていいことに気づくには、まず、自分がふだん何をやっているのか調べる必要があります。

「自分が何をやっているのか、そんなことはよくわかっている」と思うかもしれませんが、行動の40%ぐらいは無意識に行われるので、意外と気づいていません。

「物を減らしたい」と言いながら、収納グッズや片付け本をたくさん買い続ける人がいますが、自分が何をやっているのか、あまりわかっていないからです。





行動の記録をとる

1週間~1ヶ月ぐらい、毎日、自分が何をやっているのか、ログをとります。

紙切れに、何時から何時まではあれをやって、何時から何時まではこれをやった、と記録するだけです。

ふだんTo-doリストを書いているなら、それをちょっとアレンジすれば、記録になります。

生活を記録するアプリも利用してもいいです。ただ、アプリは、人によっては、それを使えるようになるまで手間がかかって、かえって時間を浪費する恐れがあるので、アナログで記録するのが一番簡単でです。

私は、付箋にタスクを書き、時間帯を書いた厚紙に貼って、いつ、何をやるかスケジュール管理しています。

具体的なやり方は、写真つきでこの記事で紹介⇒朝のルーティン、50代ミニマリスト主婦の場合。書くことに時間を使っています。

1日が終わったら、使った付せんを別の紙に順番に貼って、予定外のことをやっていたら、それも付せnに書いて貼っているので、その日、自分が何をやっていたのか、だいたいわかります。

やり方は問いませんが、とにかく、日々、自分が何をやっているのか、しばらく記録をとってください。

次にそこに書かれたことの中から、もうやらなくていいことを見つけてリストアップします。

やらなくていいことを3つのカテゴリーに分け、それぞれ5つずつ例を書いておきますね。

1.明らかな時間の無駄

何をやらなくていいことと認定するかは、人によって違いますが、万人にとっての時間の無駄というものがあります。

まず、そういうのをやらなくていいことにします。

とはいえ、人間、無駄なことをやるから、気分転換できたり、思わぬアイデアが浮かんだりします。なので、あまりにガチガチに、「無駄なこと」を削ってしまうのは禁物です。

ゆるめに無駄なことを排除してください。

時間の無駄の例:

人の悪口やうわさ話に興じること

ゴシップを楽しんでいるひまがあったら、机やダイニングテーブルの上の片付けをしたほうがいいです。それに、悪口を言うことはあまり自分のためになりません⇒幸せになるために今すぐ捨てたい7つのもの~暮らしをシンプルにしよう

不満、文句、愚痴をぐずぐずと言い続けること

ちょっとぐらい愚痴を言ってもいいかな、と思いますが、毎日、毎日、延々と愚痴を言うのは人生の時間の大いなる浪費です。

テレビ/スマホ/YouTubeをだらだらと見ること

スマホばかり見ていると、脳がよくない方に変容します⇒スマホは人の思考をどんなふうに変えるか(TED)

YouTubeを見すぎない方法⇒スマホやYouTubeがクセになってしまう行動様式を知り、悪習慣を改める(TED)

考えても仕方がないことをいつまでも考えること

どれだけ心配したり、悩んだりしても、何の解決にもならないことを考え続けることに、時間とエネルギーを注いでいると、片付けものをする時間がなくなります。

人に「すごい」と思ってもらうためだけにしていること

先人は「どーだ! すごいだろ!」と他人に思わせるために行動したから、文化遺産が生まれた、という考え方もあります。

しかし、シンプルライフの実現という面から見ると、見栄や承認欲求を満たすためだけの行動は、無駄なものを増やし、自分が疲れるだけです。

見栄っ張りのリスク⇒貯金できないのは見栄を張るから。よく見せようとすることの恐ろしさとは?

2.個人的にやめたいこと(悪い習慣)

かねてより、やめたいと思っていたこともリストに付け加えましょう。

どうでもいいことでいちいち迷うこと

もう何度もブログに書きましたが、ストリーミングサイトで、次に何を見るか迷うのをやめたいとずっと前から思っています。

それでも、ときどき迷って、時間を失います。

今朝も、Hoopla(北米の図書館利用者向けのストリーミングやらのサービス)のアプリで検索していて、肝心の読書時間がなくなりました。

雑誌やカタログをながめすぎること

いまは雑誌もカタログも見なくなりましたが(その代わり、インターネットを見ているわけですが)、以前は、こうした冊子をながめるのにかなり時間を使っていました。

特にフェリシモのカタログは、分厚かったので、相当時間を使いました。

フェリシモについて⇒通販で買い過ぎて貧乏になる人:ミニマリストへの道、番外編3

週に何度も居酒屋に足を運ぶこと

これは私のことではありません。例としてあげました。居酒屋をコンビニやデパートなどほかの場所に変えてみると、該当する人も多いのではないでしょうか?

探しもの

「探しものをする時間なんてたいしたことない」と思うかもしれませんが、積み重なると大きな時間のロスです。

物を減らすと、探しものの時間は格段に減ります(体験済み)。

それでも、まだ物が多すぎるのか、私がぼんやりしすぎているのか、原因はわかりませんが、たまに探しものをすることがあります。

探しものをやめたいと思っても、探すしかしょうがないときがありますが、そういうときも、あまりむきになって探さず、少し時間を置いたり、放置したりします。

なくしたものを見つける方法⇒探し物(鍵など)を見つける効果的な方法。10のステップで着実に探す。

先延ばしにすること

どうせやらなきゃいけないことは、早め早めにやっておいたほうがいいです。

先延ばしをすると、そのせいで、仕事の量が増えます。詳しくはこちらに書いています⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法

3.自分のためにならないこと

べつにやってもいいんだけど、それをやったからといってちっとも自分のためにならない、むしろ、精神衛生に悪い。そんなこともリストアップします。

他人の仕事

人の仕事をやりすぎて忙しくなる人がいます。

どうして人の仕事までしてしまうのか、その理由はさまざまです。

- 頼まれたらノーと言えないから。

- 相手を信頼して任せることができないから。

- 自分のすごさを見せつけたいから。

- ただ単に世話焼きのおせっかい。

- やるべきことをやらないですむために(逃避)。

- 「毎日忙しくて人生充実してます」というアピールのため。

ネガティブな人と時間を過ごすこと

人の批判や否定的なことばかり言って、相手の気分をどんよりさせる人と、わざわざ一緒にいることはありません。

ラッシュアワーに通勤すること

わざわざ混んだ時間に電車やバスに乗ることはないです。

ラッシュアワーを避けるためには、早起きしなければならないでしょうが、そうしたほうがトータルで見ると、仕事や学業によい影響があります。

楽しくないものを読み続ける/見続けること

実は、私、本は読み始めたら最後まで読まなくちゃ、と思うほうでした(今でもそういう傾向があります)。

ですが、今は、時間は限られているのだから、つまらない本を読むのは、途中でやめてもいいし、そうすべきだ、と思っています。

学校の教科書なら、学ぶためにつまらなくても読んだほうがいいかもしれません。しかし、楽しみのために読んでいるのなら、つまらない本は、途中で投げればいいのです。

そういうふうに思えると、本の断捨離も進みます。

メールを何回もチェックすること

メールの返信が早いほうが相手に好印象を持たれるでしょうが、仕事のメールでも、ふつうのメールなら24時間に返信すればいいのではなかろうか、と思います。

個人的なメールの返信はもっと遅くてもいいかもしれません。

あまりにさっさと返信すると、気の早いもの同士だと、メールのやりとりがチャットみたいになってしまいます。

よく考えると、自分のためになっていないことは、他にもあると思います。

先日別記事で書いた、SNSの利用も、その1つです⇒今日からやってみたい、人生をシンプルにする10の方法(その1)。

関連記事もどうぞ⇒小さな暮らしをする主婦だからできるお金を貯める7つのポイント。

******

きょうは、やらなくてもいいことを見つけて、やめてしまうすすめを書きました。

時間は限られているので、意味のあることをやるようにしたほうが、暮らしは充実します。





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