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潮が引くように、家の中から物が減っていく、日々のちょっとした暮らし方のクセ/習慣を10個紹介します。
物をたくさんためこむ人は、そうなってしまう習慣の持ち主です。
逆に、スッキリ暮らせている人は、自然にスッキリしてしまう、暮らし方のクセがあります。
「断捨離、どこから始めたらいいのかわからない」と悩むなら、暮らし方を変えることからやってみては?
1.寄付箱を作ってみる
家のどこかに、「もういらない物」「寄付する物」を入れる袋、箱、引き出し、棚、なんらかのスペースを用意します。
「あ、これはもういらない」と思ったら、どんどんその袋に放り込みます。
袋がいっぱいになったら寄付します。
寄付する物を入れるスペースを作っておくと、これまでなら、そのまま放置した物や、押入れに押し込んでいた物を入れる場所ができるので、断捨離する気になると思います。
やってみくてださい。
我が家は、廊下が寄付品置き場のスペースになっています。
2.とりあえず表面をきれいにする(おすすめ)
「きょうはなんだか片付けたい気分」「スッキリしたい」。
そんなときは、家の中にある、表面を片付けてください。
表面の例:
ダイニングテーブル
自分の机
棚の上
下駄箱の上
床
キッチンのカウンター
バスルームのカウンター(日本の家屋にはないかもしれませんが)
テレビの上
家具の上
ベッド
物がたくさんあって、収納しきれないと、物をちょい起きしやすい平らなスペースが次第に侵食されていきます。
これを食い止めるだけで汚部屋にならずにすみます。
我が家のドライヤー(衣料乾燥機)の上は夫のキッチン家電置き場になっています。冷蔵庫の上も夫の物置き場です。
こうした表面がきれいになるだけでかなりスッキリしますよ。
大がかりなことは何もしなくてもいいのです。ただ、表面を片付けるだけ。
汚部屋の人は、今年、残りの3ヶ月、たただただ、家中の表面をきれいにすることに徹すると世界が変わります。
参考記事⇒きれいな部屋は何もない表面から始まる(プチ断捨離13)
台所の流しも表面の1つです⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
3.任意の場所を毎晩リセットする
洗面所、玄関のたたき、居間のテーブル、ソファ、ベッド、デスク、バッグ、パントリー、冷蔵庫の中など、ガラクタが常駐しがちな場所を毎晩、片付けてリセットします。
欲張らずに、どこか1箇所だけターゲットを決めるといいでしょう。
会社に勤めている方は、職場のデスクや引き出しでもいいです。車の中がぐしゃぐぐしゃなら車でもいいです。
「何があっても、ここだけは、毎日リセットする」と決め、これも3ヶ月ほど続けてください。
ほかの場所もきれいにしたくなります。
4.ダブリを探して片方を捨てる
同じ物を2つ以上持っていないか探して、片方を捨てます。
たいていの物は1つあれば事足りますし、2つあるから、片方がガラクタになります。
「いろいろバラエティをもたせて楽しみたい」と思うかもしれません。しかし、部屋がくしゃくしゃなら、楽しむどころじゃないでしょう。
もちろん、使っている物は無理に捨てなくてもいいです。
使っておらず、「永遠に待機中の物」をどんどん捨ててください。「いつか」は来ません⇒いつか使うかもしれない物をそこに置いておいても誰も使わないよ。
5.掃除の前後に不用品を捨てる
掃除をする前か後に周囲を見回して、不用品を10個ほどピックアップして捨てます。
これを半年ぐらい続けると、ふつうに掃除をしている時よりも、家の中が片付いていきます。
次第に掃除も楽になるでしょう。
物を移動させて、片付けた気になりがちですが、移動させただけだと、またそのうち、それを拾ったり、どこかにしまったり、しまい方を考えたりしなければなりません。
捨ててしまえば、もうそういうことはやらなくてすむようになります。省エネです。
6.洗濯する前に不用品を探す
衣類を洗濯機に入れる前に、もう捨てたほうがいいアイテムはないか探します。
水、洗剤、電気を使って洗濯するまでもないもの、あるんじゃないですか?
特にこの方法が有効なのは、下着やソックス、古びたTシャツ、タオルです。
下着の捨て時⇒捨て時の下着、見逃していませんか?:プチ断捨離25
7.タイマーをかけて片付けてみる
タイマーを3分、5分、10分、15分あたりに設定して、その時間、ひたすら断捨離します。
以前、15分で27個捨てるブギを紹介しましたが⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
読者のお便りを読んでいるうちに、27個捨てるのはハードルが高いのかもしれない、と思うようになりました。
何も始めないうちから、「27個も捨てられるかな?」と心配して、始めない人がいるのです。
断捨離なんて、仮に失敗したとしても、現状維持が続くだけなので、文字通り、失うものは何もありません。
「うまくできるかな」なんて失敗は無用です。
物を捨てる気が全く起きないときも、とりあえず、タイマーをかけて2分だけやってください。
タイマーはなかなか便利⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
8.使いにくさを感じたら捨てる
何かを出し入れするときやしまうときに、「やりにくい、使いにくい、しまいにくい」と小さなストレスを感じたら、そのままやりすごさないでください。
ちょっと立ち止まり、不用品を探して捨てます。
引き出しがいっぱいで、しまらない、クローゼットを洋服から取り出したら、まわりの服がばたばた落ちる、服が多すぎて、洗濯物がたんすの引き出しに入り切らない、
バッグから目当てのもの(鍵とか)をさっと取り出せない、本箱から、本をさっと取り出せない、食器棚に食器をしまいにくい、掃除がしにくい。
こうした問題は、物がありすぎるから起きます。
やりにくいなあ、と思ったその時が、捨てるチャンスです。
スーツケースに入れる物がたくさんあって、ふたがしまらない。もっと大きなスーツケースを買おう。こんな発想をしていると、物はいつまでたっても減りません。
「中身を減らそう」と、自然に思えるようになるまで、「使いにくい」という貴重なサインを逃しません。
9.1000個捨てチャレンジをやってみる
1000個捨てチャレンジとは、物を1000個捨てるきわめて単純なプロジェクトです。
詳しくはこちら⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
私もやっていて、先日2周めに入りました。
私は物はそんなに持っていないと思うのですが(少なくとも夫に比べると)、まだ捨てたい物がたくさんあり、少しずつ捨てています。
いまは、集中的に紙束を攻略中です。
10.毎日やっていることに片付けをひもづける
毎日やることが習慣になっていることに、捨てることをひもづけます。
朝ドラ(NHKの連続テレビ小説)を見ているなら、番組を見終わったら部屋に散らばっている物を捨てるとか。
一昔まえは、あのドラマを時計代わりに見ている人が多かったのですが、いまはそんなことはないかもしれません。
私の母も見なくなっておりました。
ほかにも、毎日のようにやっていることがあると思います。会社へ行く、学校へ行く、弁当を作るなど。
弁当を作るたびに、引き出しからキッチンツールを1つ捨てるなんてどうでしょうか?
番外:罪悪感は捨てる
不用品を捨てるとき、罪悪感を感じて、捨てられない人がいます。
「せっかく買ったのに、使いこなすことができなかった、悪いことをしてしまった」と思うのでしょう。
片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんは、捨てるときに物に「ありがとう」と言うように指導しています。
もし、このやり方で、罪悪感を手放せるなら、そうするといいでしょう。
ただ、私は、何に対して罪悪感を感じているのか、罪悪感を理由に手放さない選択をすると、この先、どんなことが起きるのか、そこを考えるほうがいいと思います。
参考記事⇒もったいなくて捨てられない物をあっさり捨てられるようになる考え方。
自分の失敗を認めて、そこから学ぶほうが建設的ではないでしょうか?
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家がだんだん片付いていく、ちょっとした習慣を10個紹介しました。
いらない物は手放さないと片付きません。
収納では解決しません。収納するということは、不用品とこれからもずっとつきあい続けるということです。