不用品をソートしている女性

断捨離テクニック

最終更新日: 2024.11.5

どの部屋から優先的に片付けるべきなの、と迷ったらここから断捨離しよう。

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家の中に不用品がどっさり詰まっていると、どこから片付けたらいいのかわからなくて、途方にくれることがありますよね?

べつにどこからでも、何からでも、捨てればいいのですが、ガイドラインがあったほうが捨てやすい人のために、優先的に片付けるべき場所を紹介します。

どれも、片付ければ比較的早く効果を得られるスペースなので、断捨離のモチベーションが続きやすいですよ。



1.ものが多く乱れている場所

あまりに散らかっていて、片付けるのが心底、大変に思える場所や、ものがどっさり押し込まれていて、見るからにガラクタ置き場になっている場所から片付けてください。

私が一冊目の著書で、「プライムゾーン」と呼んでいる場所です。

「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

プライムゾーンから捨て始めることをおすすめする理由は以下の3つ。

・視覚的にも精神的にもあなたに大きな影響を与えているから

・ものがたくさんあるので、どんどん捨てられるから

・少し片付けただけで、すぐに変化を感じられるから

パレートの法則の記事でも書いたように⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です

家の中全体に不用品があふれていることは少なく、多くのガラクタは比較的少数の問題エリアに詰め込まれています。

したがって、もっとも問題となるエリアを片付けると、ほかは多少散らかっていても、ぐんと生活しやすくなります。

片付けの成果がすぐに見えるので、やる気を維持しやすく、ほかの場所もきれいにしたくなりますよ。

一番困難だと感じていた場所が片付けば、「一番大変な場所を片付けたんだから、他もできる!」という自信が生まれ、断捨離が大きく加速します。





2.生活動線

生活動線は家の中で移動する経路のことですが、ここも、片付けを優先すべきスペースです。

動線を確保できないと、捨てるものを家の外に搬出するのが困難です。

生活動線にはいろいろありますが、特に重要なのは以下の2つ。

1)家事動線

ふだん家事をするときに動く場所。

私のように狭い住まいに住んでいる人は、居住スペースがそのまま動線となります。

2)通勤・通学・外出動線

寝室や自室から玄関へ行くときに移動する場所。

通勤通学は朝の忙しいときにすることなので、スムーズに移動できないと大きなストレスになります。

この2つにもうひとつ

3)断捨離動線

こちらも作るようにしましょう。これは、不用品を家の中から外へ出すときに自分とガラクタが動く経路です。

断捨離動線を考えると、まずは不用品をひっぱり出すスペースがいることに気づきますから、未来の「不用品を引っ張りだして判定する場所」を作ることから始めましょう。

それはたいてい、床の一区画や、大きなテーブルの上です。

もし、不用品をメルカリで売って処分したいなら、メルカリ動線も考えてみましょう。

この場合、不用品を出品しやすいように、置いておく場所や、スムーズに発送できるように梱包資材を置く場所の整理から始まります。

不用品をフリマサイトに出品したいけれど、できないまま。いっこうに物が減らないときは?

3.日常よく使う場所

日常生活で頻繁に使用するスペースも片付けを優先すべき場所です。

多くの人がよく使うスペースは、キッチン、リビング、玄関、自室、トイレ。

まあ、家の中全体がそうですが、今はそういう重要なスペースをガラクタが占拠していることを自覚しましょう。

そうしたスペースを人間の使う場所に戻さなければなりません。

それぞれの部屋の中でも、自分の生活にインパクトがある場所を見つけてください。

毎朝、まっさきに見る場所、朝晩必ず通る廊下や階段(これは動線でもあります)、玄関まわり、日常よく使うテーブルやキッチンのカウンターなど。

「ここが散らかっていると、大事な作業ができなくなる」と思う場所が重要なスペースです。

私の場合は、日々ブログの記事を書いているパソコンデスク、キッチンのカウンター、食事をするミニテーブル、事務作業や勉強に使っている寝室のデスクが重要な場所ですが、あなたの場合はどうでしょうか?

これらの場所に不用品がなければ、生活がスムーズになるので、ほかのすべての作業がしやすくなります。

逆に、こうしたスペースに物が散乱していると、何をするにも邪魔になり、いちいちものをどかしたり寄せたりする必要が生じ、時間を取られ、心身ともに疲れます。

自分がよく使うスペースについて考えてみると、重要な場所に、どうでもいいものが置いてあることに気づくかもしれません。

引っ越してきたときに、なんとなく置いてしまったものが、その後何十年もそのままそこに置かれていることはよくあります。

重要な場所に必要なのはものではなく、余白です。

シンプルに暮らすために余白を取ることを意識したい7つのもの。

4.ストレスを感じる場所

片付いてないことがストレスになっているスペース、そこにある特定のもののせいでうんざりする場所、視覚的ノイズがあるスペース。

こうしたスペースも、早期にきれいにしたい場所です。

片付いていないことがストレスになる場所は、たとえば、チラシやカタログの山がのっているダイニングテーブル。山積みの資料でスペースを取られているデスク、いつ見ても洗濯ものがある部屋の片隅など。

置き場所を決められないものをどんどん放り込んでしまった和室の押入れ、昔から集めているマンガ本が山になっている自室の一角、心の中で劣化の予感がありありとしているストック品の山がある棚などもそうです。

特定のもののせいでうんざりする場所は、誰も使わない楽器やスポーツ用品が置いてある場所、引っ越してきたときのまま何十年も手をつけていない段ボール箱の入っている押入れ。

道具や材料が周囲に散らかっているやりかけのままのプロジェクトも、意外にひっかかる光景です。

たとえばやりかけのDIYの家具、作りかけのドールハウス、作りかけのスクラップブックのまわりに散乱している写真やシール、のりなど。

やりかけのものは、「早く終わらせなきゃ」という焦燥感を生み出すので、早急に片付けたほうがいいでしょう。

そのままにしておくとしても、空いた時間があったら、すぐに続きに着手できるように、置き方を考えて、「死にかけのプロジェクト」から、「現在進行中のプロジェクト」にしましょう。

5.感情的に手放しやすいもの

感情的に手放しやすいものとは、いわゆる捨てやすいものです。

執着を感じる余地のないものから捨てるのは、断捨離の基本です。

私にとっては以下のものが捨てやすかったです。

使い捨てることが原則のもの

包装紙、紙袋、空き瓶など、役目を終えたものは、再利用を考えずに捨てました。

環境を保護する観点から見ると、ものは使い捨てしないほうがもちろんいいです。

使い捨てに頼らない暮らしをするアイデア(包装・運搬編)。

しかし、家の中でガラクタになっているだけなら、この先、10年、20年と持っていても、いつか誰かが必ず捨てます。

こわれているもの

こわれているものは修理をほどこさないと使うときが来ません。

自分で直せるのか、直せるなら本当に直す気があるのか考えて、直して使うつもりなら今月中に直しましょう。

それ、本当に修理する気あるの?:ガラクタのタイプ別、捨てられるようになる考え方(その2)。

数が多いもの

同じものを複数持つと便利なときもありますが、ただしまっているだけなら、現実にはその「利便性」は何の役にも立っていません。

私が持っていた数が多すぎたものは、まず文房具。

集めに集めた紙もの文房具を捨て、楽しみながら使う生活へ。

次に衣類やバッグでした。

文房具、衣類、バッグは、市場にあふれるほど供給されているので、また必要になったとき調達するのはとても簡単。安心して捨てることができます。

人によってはストック品が多すぎることもあるでしょう。

今すぐ捨てるべき服、7選。捨てても全く困らない。

関連記事もどうぞ

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******

今回は、優先的に片付けたほうがいい場所を5つ紹介しました。

繰り返しますが、ものを片付けるとき順番はそこまで重要ではありません。「どこから片付けよう」と30秒以上考えるぐらいなら、目の前に落ちているものを拾って、ゴミ箱に投げ捨てたほうが、目標の達成に早く近づきます。

でも、迷ってしまって動き出せないときは、今回紹介した場所からやってみてください。





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