赤ちゃんグッズ

ミニマルな日常

最終更新日: 2020.02.5

物を増やさないで育児をするコツ。

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子供が生まれてから、自分の意図に反して物が増えています、どうしたらいいでしょうか、という質問をいただきました。

この記事で回答します。

まず、メールを紹介しますね。差出人はYさんです。



子供が生まれてから物が増えていってます

件名:増やさない育児

筆子さん

いつもブログを拝見させて頂いています。

今日は相談したいことがあります。

去年出産し私は一児の母となりました。

出産前、育児に必要なグッズを買う時、ミニマリストまでは行かなくとも必要最低限でできるだけ物を増やさないことを意識して準備してきたつもりでした。

しかし実際に出産し新たな生活が始まると予想以上に娘のものという育児グッズが増えてしまっています。

たとえばタオルなのですが、最初は娘用に何枚か小さいものを準備していたのですが、実際には吐き戻したり、毎日清潔に交換したりで必要になるから、タオルはいくらあってもいいからと言う親の考えもあり、

準備していたタオルの枚数を超え、親が購入して持ってきたりで、結果として我が家で廃止していたバスタオルまでもまた増えてしまいました。

おむつを変えるための最低限のセットもいつのまにかあれもいるかな、これも使うかなと中身が増えています。

洋服もやはり女の子ですから可愛い服を見かけると購入してしまい、結果として服を入れるための収納グッズを増やす始末。

育児をしていても四六時中、部屋中がちらかっているような状態はできるだけ避けたいと考えていたのに、今ではそれに近づきつつあります。

洋服もいつも同じ服を着せていたら周りからかわいそうに思われないかな、と心配になったりします。

そして姉から大量のお下がりやおもちゃもあり、さらには親が孫のためにと買って来る服も増えていく一方です。

お下がりに関してはもらった時点で厳選して残りはいらないと伝えると、いつか必ず必要になるよと言われ、結局姉のところから大量の荷物が移動しただけのように思っています。

一時的に使用していた哺乳瓶もいつかもう一人産んだ時に必要になるかもしれないとキッチンで哺乳瓶の消毒のためのグッズとともに幅をきかせています。

また親が我が家に来た時に使うから置いておいてと言われたものまで増えてしまいました。(例 慣れていて使いやすいからという理由で抱っこ紐を親が来た時に使う用と新たに購入したのです。)

ミニマムな育児、ミニマムな生活は赤ちゃんがいると難しいのでしょうか。

また親がそういう考えだと、子どもはかわいそうと言われるのですが、本当にそうなんでしょうか。

物を少なく、快適に育児をするために心がけたいことやできることはありますか?

2020年、自分なりに模索しながら育児しようと思っています。なにかアドバイスをお願いします。





Yさん、メールありがとうございます。

出産、おめでとうございます。

赤ちゃんがいてもミニマムな生活はできる

ミニマムな生活とは、自分にとって必要な物が必要な分だけあり、本当に大事にしたいものを大事にできる生活(そっちに向かう生活)だと私は考えています。

レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない

よって、赤ん坊がいようが、ペットがいようが、家族にタメコミアンがいようが可能です。

SNSや雑誌で見るような「何もない部屋」「見るからにおしゃれでスタイリッシュな部屋」に住むことがミニマムな生活であり、そういう人がミニマリストであるならば、私はミニマリストではありません。

我が家には、夫のわけのわからない物がいっぱいありますので。

親がミニマムな生活をめざしていると、子供がかわいそう、という意見には同意しかねます。

どちらかというと、物ではなく、精神的なものを大事にする人が親であったほうが、子供は幸せではないでしょうか?

ブログに常々書いていますが、行き過ぎた物質主義は、人間性を損なうと私は考えております。

まあ、人によって価値観は違うので、Yさんは、ご自身の信じる道を進むべきです。

他人は、いろいろ言うかもしれませんが、言いっぱなしで、そのあと責任を取ってはくれません。子供を育てるのは、あくまで、その母親と父親です。

物を増やさず、育児をするコツをいくつか書いておきますね。

赤ちゃんがいると暮らしはシンプルになる

赤ん坊が生まれて、物が増えました、というメールをいただくことはあります。

しかし、逆に、育児休業をとっている間に、不用品をたくさん捨てて、すごくシンプルライフになった、とメールをくださる方もたくさんいます。

ですから、「赤ん坊が生まれたら、物が増えるに決まっている」という思い込みは持たないほうがいいです。

むしろ、シンプルライフにするチャンスではないでしょうか?

赤ん坊はシンプルそのものですから。

赤ん坊は、飲んで、出して、寝て、泣いて、ぐらいしかしません。

瞳は純粋無垢で、笑顔がとてもかわいいです。

赤ん坊を見ていると、「ああ、人間ってシンプルな存在なんだなあ」と思います。

つまり、家に赤ん坊がいると、シンプルな幸せを感じるときが多いわけです。

物なんてたくさんなくても、この子がいるだけで幸せだ、この子といる時間を大切にしたい、というように。

それと、赤ん坊はそこらをはいまわって、何でも口に入れるから、必然的に床に物を置かなくなるので、部屋はきれいになると思いますよ。

人の言うことは参考程度にきいておく

メールを拝見した限りでは、Yさんは、やや、他人の言うことに神経質になっていると思われます。

「いつも同じ服を着せていると、まわりからかわいそうに思われる」という考えが、さしあたって必要ではない子供服を買う理由であるのなら、完全に他人軸です。

本当は自分が買い物をしたいがために、「かわいそうに思われるから」という言い訳を使っているのなら、話は別ですが。

まわりからかわいそうに思われたって、本人が幸せなら、何ら問題ありません。

自分が幸せかどうかは、自分が決めることです。

というより、去年生まれたなら、大きくてもまだ1歳ですよね?

1歳のとき、「あたち、いつも同じ服でいや」「きのうもこの服着てた」「毎日同じ服だと、ほかの人が変に思うかも」なんて、絶対考えません。

主体的に育児する

メールを拝見すると、Yさんの家に物が増える原因は、お母さんやお姉さんにもあるように思われます。

自分のいらない物まで家に侵入してきていると思うなら、ビシッと断ってください。

「自分は物を増やさない生活をめざしている」ということをお姉さんやご両親に、話してはどうでしょうか?

大事なものにイエスというために、ノーと言いなさい(TED)

お母さんが専用の抱っこひもを使いたいなら、その管理はご本人にしてもらうといいですね。

つまり、Yさんの家に置かず、お母さんに持ち運んでもらうのです。「マイ抱っこひも」なのですから。

お姉さんが、「いつか必ず必要になるよ」と言ったら、「じゃあ、その時にもらう」と答えればいいですね。

断るのは悪いことではないですよ。先にも書きましたが、Yさんの子供を育てるのはYさんとご主人ですから。

本当に必要なものだけを持つ

赤ん坊にとって最低限、必要なものは

・寝る場所

・食べもの(母乳やミルク)

・親や周囲の人の愛情、交流、スキンシップ

・からだを清潔に保ってもらうこと(おむつ替えや入浴とそれに必要なもの)

・健康状態に気を配ってもらうこと(健康診断、予防接種、適切な衣類)

これぐらいじゃないでしょうか?

最低必要なものがそろっているなら、あとは、何かが必要になったタイミングで買ったり、もらったりすれば、物は増えすぎません。

先周りして揃えすぎない方がいいと思います。

「いつかもう1人生んだときのために」哺乳瓶とそれを消毒するものをキッチンに置いているそうですが、いま現在、使っていないのなら、別の場所にしまったほうがいいです。

なお、たまに哺乳瓶を使うことがあるのなら、「物が増えた」のではなく、「必要な物を持っている」のですから、そんなに悲観することはないです。

私は母乳オンリーでしたが、それでも哺乳瓶を1本持っていました(1回使ったきりです)。

第二子が生まれたときのために物を買うことがあるそうですが、現時点で、そこまで考える必要はないと思います。

第二子のことは、第二子ができたときに考えればいいんじゃないですか?

妊娠がわかってから実際に生まれるまでに、通常、半年以上ありますから。

状況を受け入れる

子供が1人増えれば、物は増えますので、そのことについてあまりストレスをためないほうがいいです。

夫婦ふたりのときは、バスタオルは不要だったけれど、赤ん坊が生まれたから、必要になった、というだけのことです。

バスタオルは何かと便利ですよね。赤ちゃんの入浴のあとバスタオルでくるみ、からだをふいたり、昼寝のときに敷いたりなど。

そんなに枚数はいりませんが。

バスタオルを使わないシンプルライフ~バスタオルがないとこんな問題は一挙に解決

私はバスタオルを使いませんが、我が家にもバスタオルはありますよ。夫は自分のバスタオルを使っているし、娘が来た時使う用に1枚、残してあります。

ちなみに、できるだけ薄いバスタオルを使うとかさばりません。ふかふかのバスタオルは、かさばるだけでなく乾きが悪いです。

子供がおもちゃで遊んだり、はいまわったりするエリアは、散らかるものなので、そのことにそこまで神経質にならないでください。

SNSや雑誌に出てくる「何もない部屋」はその瞬間を切り取ったスナップです。

人が生活したら、物は散らかります。台所だって使えば汚れます。散らかるために部屋はある、とすら言えます。

使っている最中に部屋や机の上が散らかるのはふつうのことです。夜、寝る前に片付けてリセットできていれば、いいんじゃないでしょうか?

いろいろ書きましたが、まとめると

・自分軸で育児する(世間の言うことは気にしない)

・必要な物を必要なタイミングで導入する

・不要な物は受け取らない(断る)

この3つを実践すれば、赤ちゃんがいても、物が増えすぎることはないでしょう。

育児、関連記事もどうぞ

子供のおもちゃが増えすぎて片付かない?極論を言えば買ったおもちゃは必要なし

子供服を捨てる3つの基準。なにごともシンプルに考えれば捨てられる。

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義理母が余計なものをくれる問題の解決法は、きっぱりノーと言うことに尽きる。

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まとめ記事もあります⇒子供の物を捨てたいママに。子供と楽しむシンプルライフに関する記事のまとめ(1)

*****

世の中の風潮として、あれが必要だから買いなさい、これも必要だから買いなさい、あれやこれを買わないのは、よい親ではない、という見方をする人が多いかもしれません。

しかし、これは、あくまで、物を売りたい側からの論理なので、あまり気にすることはありません。

言われるままにあれこれ買っていると、あとでしんどいことになりますよ(私はしんどいことになりました)。





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