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「もっとシンプルに暮らしたい!」と思っているのに、なかなか実行が伴わない方のために、きょう、10分間だけ使って、生活をもっとシンプルにするアイデアを紹介しています。
前編は、以下の提案をしました。
1.郵便物の処理方法を考える
2.キッチンににあるダブっている物を捨てる
3.片割れがなくなった物を捨てる
4.10分捨てチャレンジ
5.きれいな場所を1つだけ作る
やってみてくれたでしょうか?
では、後編、行きます。
6.やらなくていいことを見つけて1つやめる
10分使って、やらなくていいことを見つけてやめます。
やらなくていいことは、それこそいろいろあります。美容面で言えば、
・毎日のシャンプー(頻度を落とす)
・市販の合成シャンプーを使うこと(湯シャンや石けんシャンプーにシフトする)
・化粧(メイク、ポイントメイクだけにする、化粧する日を減らす、完全にやめる)
・化粧(お手入れ、手順を減らす、使う化粧品をへらす)
・美容院へ行くこと(セルフカットにする)
以上、私が過去20年ぐらいのあいだに、完全にやめたことを書いてみました。
砂糖やカフェインもやめました。
カフェインの本当の恐ろしさにせまる~私がカフェインをやめた理由とは?
砂糖はいろいろな物に入っているし、カフェインは薬に入っていますので、100%完全にやめたとは言えません。
ですが、基本、やめました。
ほかにも、買い物習慣、仕事のやり方、人付き合い、趣味、時間の過ごし方、スマホの使い方(SNS)などいろいろな分野で、やらなくてもいいことが見つかるでしょう。
常々、こんなことをするのはもうやめたい、と思っている人は、きょうがやめるチャンスです。
何も思いつかない人は、この1週間、自分がどんなことをしたのか、考えてみるといいでしょう(紙に書き出すといいですよ)。
無理にやっていること、いやいや、やっていること、義理でやっていることなどあったら、やめてください。
7.去年使わなかった物を捨てる
去年、1年使わなかった物があったら捨てます。
新しい年になったばかりなので、去年使わなかった物を見つけやすいと思います。
私は、今年に入ってから、毎朝1個ずつ、不用品を捨てるという地味なプロジェクトをしております。
たいてい本や書類を捨てていますが、去年一度も手にとらなかったものから、選んでいます。
すでに読んだことがある本は、再読したい箇所にふせんが貼ってありますが、いっこうに読まないので、ふせんを取って捨てています。
どの本も読みたいと思って買った本なので、また読めば、おもしろかったり、ためになったりするとは思います。
また、読めば。
それは、家にある「まだ使える物」と一緒です。
実際に読んだり、使ったりすれば、役立つでしょう。
しかし、読まないので、順番に捨てています。
一度は読んでいるので、たとえ内容をすっかり忘れているとしても、なにがしかのものが、私の脳に残っているのではないでしょうか?
その本を読んだことで、どこかの神経回路が多少太くなったかもしれません。
読んでいたときは楽しかったから、その体験にお金を払ったと考えてもいいですね。
なお、捨てたくない物は、使うことを心がけています⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。
8.メルマガ・カタログを止める
10分使って、もう受け取らなくてもいいメールや郵便物を止めます。
メルマガもカタログも、基本、無料なので、みな、気軽に申し込んだり、申し込んだ覚えがないのに、届いているのをそのまま放置してしまうのです。
そこで、「有料でも見るか?」という判断基準を使って、止める郵便物を見つけるといいでしょう。
「ただほど高いものはない」と言いますが、「無料だから」という理由で、どんどん受け取っていると、大事なことをする時間も、大事なものを置くスペースも、その無料のものたちに奪われます。
カタログを止める話⇒カタログを止めることから始めるシンプルライフ。
人によっては、10分も必要ないかもしれませんね。
時間が余ったら、これまで届いたもので、もういらないものを削除したり、捨てたりするといいでしょう。
9.当事者に聞いてみる
聞きたいと思っていたことを、今日こそ聞いてみます。
なぜ、そんなことをするのかというと、聞きたいことがあるのに相手に聞かず、自分の頭の中だけで、「きっとこうなんだろう」と思っていることをなくすためです。
以前、他人が自分の家に置いていった物の始末に困っている方からメールをもらったことがあります。
この方は、人から借りた物や、相手が勝手に置いていった物なので捨てるに捨てられない、と悩んでいました。
ほかにも、人から物を預かっているが、いっこうに取りにこない、と困っていた人がいました。
この場合、相手に、「いるのか、いらないのか」聞けばいいわけです。
「◯◯さんが、こんなことをするから、困っている」というたぐいの相談メールをもらうこともあります。
こういうときも、「どうしてそんなことをするのか」、当事者に聞くことで、問題の解決に近づくことができます。
ところが、私たちは、なかなか当事者に面と向かって聞くことができません。
問い合わせるのは手間がかかるし、「変なことを言ってくる」と思われるのは嫌だし、こんな返事が返ってくるとショックだし、聞いても、どうにもならないかもしれないし、などなど、いろいろ考えてしまうからです。
つまり、聞くのが怖いのです。
ですが、こうした問題は、自分の頭の中だけで、どれだけ考えても答えがわかりません。相手に聞いてしまえば、ほどなく解決します。
解決しないまでも、自分の頭の中で、もやもやと考えることから解放されます。
ほかにも、一言、聞けば、問題が解決するケースは多いでしょう。
聞けばすぐに解決するだろうに、言い出しにくくて、ずっと聞かずにいる、しかも、自分はそのことについて、あーでもない、こーでもない、と悩んでいる。
そんなことがありましたら、相手にずばっと聞いてみましょう。
スッキリします。
10.気にかかっていたことを1件片付ける
やらなければいけないこと、ずっとやろうと思っていること、やりたいことがあり、実際はやっていないことを1件だけ処理します。
それは、歯医者の予約、苦手なクライアントに電話すること、フリーザーの掃除など、気の進まないことかもしれません。
逆に、どこかに旅行するとか、何かを作るといった、「やれたらいいなあ」と思っていることかもしれません。
人間は現状維持を好むので、やりたくないことはもちろん、やりたいと思っていることも、なかなかやり始めることができません。
そのような、自分のTo-doリストや、バケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)にのっていることを1つだけ選んで、10分使って、やります。
こうした案件がいっさい思いつかない人は、ブレインダンプをおすすめします⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
「実家の片付け」という大規模なプロジェクトの場合は、タスクを細分化して、10分以内にすむことを1つだけやります。
タスクの細分化が何かわからないときは、こちらの記事をごらんください⇒どうやったら、不用品を捨てられるようになるか? 捨てられないあなたに贈る10の心得。 「4.タスクの細分化・具体化」に具体的なやり方を書いています。
いずれやらねばならないことなら、早めにやっておいたほうが、精神衛生にいいです。
前編はこちら⇒きょう、10分使って、もっと生活をシンプルにする10のアイデア、前編。
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今回、書いたアイデアの中で、とくにおすすめなのは6番の、何かをやめることです。
今年に入ってから、私は、睡眠時間を長くしたため、やらないことを見つける必要がありました。
そこで、たくさんのことをやるのではなく、その日、どうしてもやりたいことを3つだけ選んで、やるようにしています。
先に睡眠時間を確保して、残った時間で、その3つをやっていく感じです。
その結果、「あれも、これもやれてないなあ」と思うことが減り、「きょうは、予定どおりにできたな」と充実感を感じる日が増えました。
生産性のコンサルタント、デヴィッド・アレン(David Allen)は、“You can do anything, but not everything.” (あなたは、なんでもできるが、すべてはできない)と言っています。
時間にも体力にも限りがあるため、やりたいことをすべてやることはできません。
しかし、本当にやりたいことや、自分が大事にしたいことをやることができれば、満足感が得られるのではないでしょうか?