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衝動買いや無駄遣いするクセを捨てるシリーズ。
今回は、買い物のきっかけになることを3つのカテゴリーに分けて紹介します。
以前より、買い物したら記録することをおすすめしていますから、すでにかなり記録がたまっている人も多いでしょう。
1年の終わりなので、そうした記録(ノートでもアプリでも)を見て、自分の買い物のきっかけになっているものを見つけてください。
そのうちのトップスリーを攻略できれば、来年の買い物の質はずいぶん変わります。
前編ではよくあるきっかけを2つ紹介します。
1.状況によるもの
その場の環境や状況がきっかけとなって、買い物というルーティンがあり、報酬(わくわくした気持ち、新しい物を手に入れた喜びなど)を得ます。
習慣の3つのループ⇒習慣のループを知れば、どんな習慣も変えることができる(TED)
買い物を起こす状況の例
・店でセール品やセールのPOP(店にある看板。数字や矢印、文字などで、お買い得品があることを知らせるもの)を見る。
・イベントがあるから、それ用に着る服や靴を買う。パーティや旅行、結婚式、新年会など。息子が幼稚園にあがるから、入園式用のスーツを買う。
・会社で同僚が着ているのを見て、自分も買わなければならない気になる。YouTuberが動画の中で使っているのを見て、急に必要性を感じる。
・友人の誕生日が近いのでプレゼントを買わねばと思い買い物に出る(実店舗でも、オンラインでも、ギフトだけでなく、自分の物を買ってしまう人が多い)。
・なんとなくスマホで通販サイトを見ていて。なんとなくスマホでインスタグラムを見ていて。
・メールチェックしていたら、通販サイトからセールの告知メールが届いていた。
・台風が来る前や、ロックダウンが始まる前に、スーパーで食品を買っていたら、ほかの人が大量に買っているのを見て、自分も買う。
・臨時収入が入った。
もう何度も書きましたが、私はYouTuberを見ていて、彼ら、彼女らがつかっている色鉛筆やらが欲しくなったことが何度もあります。
2018年には、実際にいくつか購入しました。
ちょっと買いすぎたので、2019年は買わない挑戦をし、いまもそれは続いています。
対策方法
自分ルールを作る
一口に状況といってもいろいろあります。
人の誕生日や結婚式など、他人が関係するイベントの発生は、自分ではコントロールできません。
そういうイベントがきっかけで、買い物が増えている人は、誕生日プレゼントや、ギフトの買い方の自分ルールを作っておくといいでしょう。
たとえば、プレゼントは花に決めてしまい、いつも同じ店を使えば、よけいなことを考えなくてすむし、よけいな物を買いません。
買う前にあれこれ考えれば考えるほど(迷えば迷うほど)、店や通販サイトでの滞在時間が増えるので、買い物を促す情報にさらされてしまいます。
実際、私は日本の友人にギフトをあげるときは、定番の贈り物を考えてあり、そればかり贈っています。
贈答の習慣の見直しや、人付き合いを縮小しても、よけいな買い物を減らすことができます。
贈答の習慣の見直し⇒「贈り物」という名のガラクタを増やさない7つの方法。
触れない、さらされない
SNSや、通販サイトのメールによって、買い物を促されることが多い人は、そうした情報にできるだけ、身をさらさない手立てをするとよいです。
一番いいのは、最初から、その情報に触れないことです。
告知メールは止め、SNSの利用を制限します(アプリは削除)。
ですが、買い物のきっかけ以外にも、そのメールやSNSからいろいろなものを受けとっていて、自分の生活にプラスになっているのであれば、完全にシャットアウトする必要はありません(このあたり、その人の性格にもよります)。
SNSでは、お金を払ってでもフォローしたい人だけフォローするとか、暇つぶしになんとなく見るのではなく、目的意識をもって、時間を決めて見るなどできますね。
SNSの制限⇒SNSに振り回される生活から抜け出す方法。
インスタを見て欲しくなることが多いなら⇒節約したいならSNS(特にインスタグラム)は見ないほうがいい6つの理由。
予算を立てて暮らす
ふだん、お金にルーズな人や、経済観念がない人は、臨時収入があったり、ボーナスが出たりして、大金が入ると使ってしまいます。
あればあるだけ使う。もし、あなたに、そういう傾向があるなら、地道に、収支をチェックして、予算を立てて暮らす生活をためしてください。
まずは収支を把握します。
ふだんどれぐらい収入があって、そのうちどれぐらい生活費につかっていて、残りは何に使っているか。
「めんどくさい」と思うかもしれませんが、所持品やスケジュールと同様に、収支を把握すると、それがどんな結果であるにせよ、「不確かなこと」が1つ減るので、ストレスも1つ減ります。
参考⇒経済観念のない人がお金を貯められる人になる8つのステップ
2.他人の影響
生身の人間との交渉やかかわりあいがきっかけで、買い物が起きることです。
人がきっかけになる例
・母親や友人など、特定の人と会って買い物するのが習慣になっている(会えば買い物する人間関係)。
・家族とケンカしてイライラしたから買い物する(ふだんよくケンカするのも、生活習慣の1つなので、必然的に買い物が増えます)。
・人に何かをけなされたから。逆にほめられたから(あとで説明します)。
・個人的に親しい店員に電話で呼ばれた(ブティックや美容院に懇意の人がいる場合。ホストやホステスに呼ばれて遊びに行くのもこれ)。美容師にシャンプーをすすめられて買う。
・特定の人、あるいは周囲の人全員に、自分の優位性を認めさせたい(すばらしいと思ってほしい、センスがいいと言ってほしい、見栄っ張り。マウントを取る行為、過度の承認欲求)。
・夫や子供にじかにリクエストされた(クリスマスにはあれを買ってね。お正月にはこれを買わないか?)
他人の言動がきっかけになり、ショッピングすることはとてもよくあります。
たとえば、「筆子、いつも同じ服着てるのね。貧乏くさすぎる」と言われると、たいていの人は、「ああ、たまには違う服を着たほうがいいのかもしれないな」と思って、新しい服を買います。
「だって、実際、貧乏なんだもん」と開き直る人はあまりいません。特に、ふだん、買い物をするきっかけを探している人は、ふってわいたような買い物するチャンスに飛びつきます。
逆に、「筆子、いつもおしゃれなもの着てるね。そのトップスいい感じ」とほめられても、「そうか、私っておしゃれなんだ」と思って、新しいトップスを買います。
おしゃれな自分を維持したいからです。
人対策
人の影響を最小限にする方法を紹介します。
付き合わない
思考のベクトルが、24時間、買い物や消費に向いている人とは付き合うのをやめます。
またはいっしょに過ごす時間を減らします。
話題・活動を変える
仲のいいお母さんやお姉さんが買い物大好き人間でも、縁を切るわけにはいきません。
その場合は、話の内容を変え、買い物以外のアクティビティを一緒にします。
自分自身やほかの人の話すことを注意深く観察すると、話題にパターンがあると気づきます。
私、筆子は、何かを捨てることや、何かをやめる話、健康になる話をよくしています。ブログに書いているだけでなく、実際に夫や娘にもそういう話をしているし、考えてみたら、友人にもそういう話をしたり、メールに書いたりしています。
買い物好きな人は、買い物につながる話題を好んでとりあげているはずです。
この話題を買い物ではないものに変えてください。すると、その後の活動も変わります。
お母さんが、「そろそろ、福袋が出るわね」と言ったら、「そういえば、私、最近、プラゴミを出さないようにしているの」と返します。
「え、プラゴミって?」と言われたら、「うん、ゼロウエイストって言ってね。最近、古ストッキングで編んだスポンジでお皿を洗ってるんだ。汚れがとってもきれいに落ちるよ」と、さらに説明します。
口癖を変えると行動が変わるように⇒こんな口癖がある人は物を持ちすぎ。断捨離どきのサイン、6パターン。
話題を変えると行動が変わります。
自分軸の確立
人に「すばらしい人」と思ってもらいたい気持ちが強いせいで、買い物が増えている人は、もっと自分に自信を持ち、強固な自分軸を確立することで、他人の影響を阻止できます。
やり方は過去記事にたくさん書いています。
承認欲求が強いなら⇒強すぎる承認欲求(人にほめられたい気持ち)を手放す方法。
マウントを取るのが好きなら⇒どうでもいいことで張り合ったりマウンティングする心を捨てるには?
見栄っ張りなら⇒見栄を張るのをやめたいなら、まっさきに読むべき記事がここにある。
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買い物のきっかけを分析することをおすすめしました。
先日、ソフトオイルパステルや、水彩色鉛筆が欲しくなった話を書きましたが⇒⇒今日からできる貯金につながる行動。今年は貯金できなかった。来年こそがんばると言うあなたへ。
結局、両方とも買っていません。手持ちの水彩色鉛筆で塗ってみたら、それなりに楽しいので、来年も、すでに持っている物にフォーカスして、使っていこうと思っています。
思えば、2019年と2020年はあまり塗り絵をしておらず、画材もそんなに使いこんでいないのです。
とことん使ってみた。これでできることはすべてやった。そんな日が来たら、新しいものの導入を検討します。
では、この続きをお楽しみに。