スマホを見る人

ミニマルな日常

SNSに振り回される生活から抜け出す方法。

ソーシャルメディアを使うことをやめたいのにやめられなくて苦しんでいる読者にアドバイスします。

まずメールを紹介しますね。こうめさんからいただきました。



SNSをやめたいけど

件名:SNSの悩み

筆子さん、こんにちは。

私は過去に何度もSNSを辞めようと決意をしたり、やっぱりがんばろう!と思って更新したり、その繰り返しで、自分自身でもSNSに翻弄されすぎだな、とよく思います。

私は美容の仕事をしているのですが、同業者のSNSを見るたびに、私もがんばらなくてはと思ってしまいます。

同業者と比べて、みんなが輝いて見えて、自分にはなんの魅力もない、売りがないと思って落ち込んでしまったりして、心が忙しいです。

美容業界では、SNSをやるのは当たり前、やらないのは存在していないと同じこと、などとも言われたりします。

一時期は毎日頑張って更新したり、どうやったらフォロワーが増えるかとか、有名になりたいとか、そんなことばかり考えているときがあって、iPhoneのスクリーンタイムを見たら、スマホを見ている時間が平均5時間になっていて、自分でもゾっとしました。

フォロワーの数や、有名な人とのつながりで技術力も判断されている気がして怖くなります。

目の前のお客様を素敵にすることが第一なのに、、、。

ちゃんと自分を認めてくださっているお客様もたくさんいるのに、SNSを見るたび自信を失います。

辞めたいのに、辞められない
辞めていいのかもわからない。

いつも、何かSNSにアップすることを探している自分にも違和感があるのに、無意識に コレ、インスタ載せれるかな?とか考えている自分に嫌気がさします。

なのに、つい見てしまって、また他人が素敵にみえて焦る、、、の繰り返し。

見なきゃいいだけなのかもしれないのですが、どうしても他人を気にしてしまいます。

筆子さんのブログを見るたび、辞めようと思うのですが、2日後にはもうログインしてしまいます。

SNSからお仕事の依頼が来たり、お客様との出会いがあったこともあり、辞めるに辞められない。。。

SNSをやらないで自分に自信を持って、自分を好きになって、他人と比べる生活から抜け出したいです。

SNSもココロのもやもやも断捨離したい気持ちです。こんな私に喝を入れてください!!!





こうめさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

ただでさえ暑いのに、もんもんと苦しい日々をお過ごしのようです。

SNSをやめたいのか、やめたくないのか、どっちなんでしょうか?

まあ、メールを読む限りでは、やめたほうがいいです。

だって、いまのその多大なる苦しみは、SNSの利用から来ているわけですから。

こうめさんのように、人と自分を比べて、いちいち落ち込む人は、SNSはやらないほうがいいです。

見るたびにいやな気分になるものを毎日見るなんて、気が狂っている、とまでは言いませんが、かなりおかしな行動です。

美容の仕事といってもいろいろありますが、仮に美容師さんだとしましょう。美容師の仕事って人の髪の毛を切ることですよね?

美容師の仕事は、SNSで「いいね」やフォロワーを集めることではありません。

そんなものいくら集めても、自分の美容師としての価値も、自分が提供している仕事の質もあがりません。

むしろ、よけいなことにこころのエネルギーや時間をとられて、肝心の仕事がおろそかになります。

この記事では、すっぱりやめる方法と、継続はするが、時間とエネルギーを吸い取られない方法の2つ紹介しますね。

SNSをやめる方法

SNSをやめるのは簡単で、アプリを削除するだけです。

もちろんそのサービスから退会してもいいですが、まずはアプリを削除してください。

なぜ多くの人が、SNSのチェックに多大なる時間とエネルギーを捧げるかというと、すぐ手近にあるからです。

いつも手元にあるスマホで、簡単にアクセスできるから見てしまうのです。

なので、いますぐアプリを削除してください。

アプリを削除しても、別にこうめさんの住んでいる世界が崩壊したりはしません。

いままでどおりこうめさんは生きているし、お客さんもふつうに来るし、これまでどおり美容師としての仕事を続けることができます(美容師ではないかもしれませんが、仮に美容師だとしたらの話です)。

SNSがなくても、自分が美容師である限り、美容師の仕事を続けることができるのです。

美容師になるには、美容師免許がいると思いますが、実技と筆記の試験に、「SNSでフォロワーを集める」、なんて項目はありません。

美容師としての仕事やサービスの質がよければ、お客さんはリピートします。

私は、いま、美容院には全然行っていませんが、日本にいたころは、同じ美容師さんに何年もお世話になっていました。

私がこの人を好きだったのは、人気者だったからではなく、髪を切っている間に、よけいなおしゃべりをしない人であり、おしゃべりをしないから、カットが早くて、うまかったからです。

アプリを削除しても、再インストールするのは簡単なので、やたらとスマホをさわるのもやめてください。

スマホを使うルールや、スマホを使う時間をきっちり決めれば、むやみやたらと使うことはありません。

SNSのほかにも、スマホを利用してやっていることがあるなら、1日のスケジュールを見直して、その作業をする時間を、どこかに入れて、その時間内に行えばいいですね。

to-doリストや、時間割みたいなものを作っておくと、ずるずるとスマホを使いすぎることはなくなります。

to-doリストについて⇒毎日が楽しくなるミニマリスト的時間管理術

アプリを削除してSNSをしない生活に慣れたら、頃合いを見て、そのサービスから退会してください。

SNSに振り回されずに続ける方法

「SNSで集客できることもあるので、やめることはできない」と思うなら、使い方を変えます。

自分個人としてではなく、店名やビジネスの屋号でアカウントをとってください。「筆子美容室」とか。

そして、お客さんが知りたいと思っていることや、ビジネスに関係のあることを発信します。

いまだったら、店内でやっている感染防止対策、最近、流行のスタイル、自宅でできる簡単なお手入れ法、自分のこだわり(地肌にいいシャンプーを使ってます、とか)など、いくらでも発信することはあります。

あいまに、自分やスタッフの人間性がわかる投稿もするといいでしょう。

なぜ、私は美容師になったのか、とか、これからこんな展開をしていきたい、など。

もしスタッフがいるなら、その人に発信してもらってもいいです。

発信頻度は1週間に1度で充分です。ちゃんとビジネスを継続していることがわかればいいのですから。

いま、こうめさんは、「いいね」やフォロワーをたくさん欲しい、自分が注目されたい、有名になりたい、すごいと言ってもらいたい、と思ってインスタグラムを使っています。

つまり、他の人から、何かをもらったり、奪ったりしたいと考えています。

そうではなくて、お客さんが求めていることを、自分が提供するというスタンスに変えてください。

取るのではなく、与えるのです。

このスタンスでSNSを利用すれば、「いいね」やフォロワーが増えなくても全然平気です。

与える姿勢に変えたほうが出会いはあると思います。誰だって、自分の時間やエネルギーを奪う人より、何かをくれる人のほうが好きですから。

なお、SNSを継続するときも、1番に書いたように、いつどのぐらい時間を使うのか、スケジュールに組み込んで、ずるずるやらないでくださいね。

通知機能も切ってください。

通知機能を切る話⇒ダラダラとネットばかり見て時間を無駄にするのをやめる方法。

SNSのやりすぎをやめて浮いた時間は、仕事で使う技術を磨いたり、サロンをきれいに整えたり、自己肯定感を高める努力をしたりするのに使います。

セルフイメージが上がれば、人と自分を比べて、一喜一憂してエネルギーを失うこともありません。

オレンジ対バナナ:人と比べることで生じるダメージとその修復(TED)

それと、この本を読んでください。

SNSに関する過去記事もどうぞ

ソーシャルメディアはやめなさい:カル・ニューポート(TED)

SNS依存に注意。FOMO(フォーモー:取り残される不安)を捨てる方法

節約したいならSNS(特にインスタグラム)は見ないほうがいい6つの理由。

スマホやYouTubeがクセになってしまう行動様式を知り、悪習慣を改める(TED)

SNSに心と時間を奪われすぎていませんか?

スマホは人の思考をどんなふうに変えるか(TED)

なぜデジタル機器の画面を見て過ごしていると幸せから遠のくのか?(TED)

*****

SNSに関する悩み相談に回答しました。

ソーシャルメディアやゲームのサイト、YouTube、Netflixなどは、人のすきま時間や、意識をできるだけ自社のサイトに取り込もうと、日夜、エンジニアが設計を考えています。

こうしたプラットフォームは、ある程度、ユーザーが中毒になることをめざして作られているのです。

この点については、カル・ニューポートがTEDトークで言っていたし(上でリンクしています)、こちらのTEDでも出てきます⇒いかに退屈が、すばらしいアイデアをもたらしてくれるか?(TED)

ぼーっとやっていると、あっという間に時間とエネルギーを奪われるので、自分は何がしたくてSNSを利用しているのか、そして、その目的を果たすことができているかどうか、一度考えてください。

目的意識を持たずに利用していると、肝心のことができなくなります。





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