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オーガニックフードは健康にいいと信じている4つの理由をお伝えします。
オーガニックフードが過大評価されているという説も多いです。しかし、私はオーガニックストアを利用するのをやめません。
なぜならやはり健康にいいと信じているから。もっと厳密に言うと、ケミカルなものを避けられるからです。
オーガニックフードが健康にいいと思われる4つの理由
以下の理由から、オーガニックフードはふつうの食品よりからだにいいと思います。
1.化学薬品の摂取を最小限にとどめられる
2.栄養価が高いことを期待して
3.遺伝子組み換え食品を避けられる
4.動物性食品に入っている抗生物質を避けられる
ひとつずつ説明します。
1.化学薬品の摂取を最小限にとどめられる
オーガニックフードとは基本的に有機農業によって作られた野菜や果物です。
近代農業が、化学肥料と農薬を使って作物を作るのに対し、有機農業は土の中にある有機物を栄養にして作物を作ります。
オーガニックショップでは、有機野菜、無農薬野菜や、低農薬野菜を扱っているわけです。
しかし農薬などの薬を全く使用せず、作物を作り、出荷するのは大変なので、多少は使われています。
それでも、スーパーに並んでいる製品よりは使用量が少ないので、野菜や動物性食品、フルーツはオーガニックフードを選ぶことが多いです。
湯シャンの記事でも書きましたが、現代は化学薬品と共存する時代です。多方面で気をつけて、なるべく体内にそういうものを蓄積するのを避けたいと思っています。
湯シャンの記事⇒私が湯シャンにいたるまで(3)~石けんシャンプーとの出会い
私は昭和34年生まれなので、子供時代は薬漬けの食品をあまり食べずにすんだと思います。
小学校2年ぐらいまでは母は野菜は八百屋、肉は肉屋、豆腐は豆腐屋、魚は魚屋で買っていました。
身の回りにプラスチックがさほどなかった時代で、今のような個包装のパッケージのゴミは出ませんでした。
豆腐屋は豆腐屋さんに器を持って買いに行っていましたから。
昭和30年代はインスタント食品はそんなに出回っていなかったので、今の子供たちにくらべると、食品添加物の摂取量も少なかったと思います。
おやつもふかしイモやりんごを食べていましたからね。
私がオーガニックフードを買うのは、自分より娘のからだが心配だからです。なんとなく、オーガニックフードを料理したものをたくさん食べ始めたら、娘の体調がよくなった気がします。
☆2016/12/12追記:2016年12月に、グリーンピースが「オーガニック食品だけで10日間生活したらどうなる?」という動画を発表。
普段オーガニック食品を食べていない二家族が10日間オーガニック食品のみを摂取し、その前後で尿中の農薬の数値に差が出るかどうか調査しました。
その結果が2分42秒の動画にまとめられています。
当たり前といえば当たり前なのですが、オーガニック食品のほうが、農薬の含有量が少ないのです。
これを見て、「でも尿から排出されてるから大丈夫では?」と思う人がいるかもしれません。一説によると、体外に排出される農薬は80%です。少しは身体の中に残ります。
それに、体外に排出するとき、当然のことながら肝臓や腎臓に負担がかかります。
私たちは、食品添加物入りの加工食品もたくさん摂取していますから、取り入れる毒物は最小限に抑えたほうが身体に負担がかかりません。
2.栄養価が高いことを期待して
ふつうの食品もオーガニックフードも栄養的にそんなに差はない、というのが定説になりつつあります。
ですが、気のせいかもしれませんが、体感としてオーガニックストアで買う野菜のほうが味が濃いのです。
野菜や果物は収穫したときが1番栄養があります。つまり畑でもぎってその場で食べればいいのですが、これはなかなかできないこと。
オーガニック食品店では、数少ない地元の野菜が並ぶので、輸入物の多いスーパーより、栄養のあるものを入手できるのではないかと期待しています。
3.遺伝子組み換え食品を避けたいから
北米では遺伝子組み換え食品が多いです。食料のほとんどを輸入に頼っている日本も同じですね。
遺伝子組み換え食品が登場してからガンや白血病が増えたと言われていますが、その関係性は立証されません。立証しきれないと思いますが、立証できたときにはもう手遅れでしょう。
動物実験で発がん性やホルモン異常があるというデータが出ても、政府から「その実験はいい加減なものである」という烙印を押されてしまいます。
遺伝子組み換え食品も、白砂糖と同じで、あまりに深く生活に入り込んでしまっているので、今更撤廃できないのです。
恩恵もたくさんありますからね。
政府は遺伝子組み換え食品は安全であると言いますが、信用できません。
特に、じゃがいもが心配なので、オーガニックフードを買っております。これも1の農薬と同じで、できるだけ体内に入れる量を減らしたい、と願ってのことです。
4.動物性食品に入っている抗生物質を避けたいから
今の家畜の餌には抗生物質が入っています。おもに成長促進剤の中に入っているのです。この手のえさはヨーロッパでは禁止されています。
こういう餌を食べた牛の体内では、薬に対して耐性のある、つまり薬の効かない「耐性菌」という細菌(バクテリア)が生まれます。
抗生物質は、もともと細菌を殺すために飲むものです。細菌性の病気のとき、抗生物質を処方されると、最後まで飲み切るように指示されます。
これは、細菌を完全に殺さないと、残った細菌に耐性がついた菌ができて、次に病気になったとき抗生物質が効かなくなるからです。
牛はべつに病気でもないのに、抗生物質を与えられて、それで耐性菌ができてしまうのです。
その耐性菌の入っている肉を食べると、そのバクテリアのせいで病気になっても、抗生物質を投与しても治らないからだになるのです。
これは相当怖いですよ。
だから、ふだんから必要もないのに抗生物質をとるのはやめたほうがいいです。抗生物質を飲むと、細菌性の病気は嘘のようにすっと治りますけどね。
ただし、家畜の餌に入っている抗生物質はほんの少しですし、肉ならしっかり焼けば細菌は死ぬと思いますので、そんなに神経質になる必要はないかもしれません。
私は肉も乳製品もほとんど食べませんが、娘のサンドイッチにハムを入れるので、食肉の加工品はオーガニックフードの店で買っています。
地球にやさしい農業を支持したい
どのみち、現代社会に生きていると、化学薬品や、遺伝子組み換え食品を避けることは不可能です。それでも、「オーガニックフードを食べていれば少しは違うかな」、という気持ちで利用しています。
また、環境や生態系をこわさないようにする農業を支持したいという気持ちでオーガニックストアを利用しています。未来の子供たちにできるだけきれいな地球を残してあげられたらいいな、という気持ちです。
生きている限り、地球を汚してしまうことは避けられないのですが。
グルテンフリー食品もよく利用しています
オーガニック食品の店には、小麦粉を使っていないグルテンフリーのお菓子が売っていて、娘がそういうのを好むので、利用している、という面もあります。
今の小麦粉は白砂糖のように品種改良を重ねすぎて、化学薬品がいっぱい入っていてからだに良くありません。
白い小麦粉は最悪ですが、全粒粉などでも、もともとの小麦の品種がもう昔のものではなないので、薬漬けという点では同じです。
白砂糖の話⇒白砂糖はこんなに体に悪い~私が砂糖をやめた理由とは?
しかも、グルテンは中毒性があり食べれば食べるほど食べたくなってしまいます。
私も昔、パンが大好きで、自分で作って大量に食べていました。
マフィンなど、なかなか1つで止められませんでした。
砂糖が入っているからかな、と思いましたが、小麦粉が曲者だったようです。
今でもたまに食べるとつい食べ過ぎてしまいます。
西式甲田療法推奨の炭水化物は玄米なので、基本的に、パンやパスタ、うどんを食べるのをやめました。
ただ、娘が残したサンドイッチは食べているので100%食べないわけではありません。また醤油(小麦粉が入っている)を使っているので、そこそこ小麦粉は摂取していますが、それでも前よりはだいぶ量が減っています。
小麦粉を食べなくなったら、なんか体調がいいのですよね。
私は、ほかにもからだによさそうなことをいろいろやっているので、小麦粉をやめたせいだけとは言えませんが。
たまに小麦粉を食べると眠くなって、からだが重いです。
西式甲田療法を始めた直後は小麦粉をきっちり抜いていましたが、最近ちょっとゆるんできたせいか、体重がリバウンドしました。
家族の残飯処理係をやっているとなかなか難しいですね。
オーガニックフードは割高ではある
先日、5月の支出を計算したら思いのほか使っていたので、少し控えなくてはと思っています。今年の年間目標は節約なのですから。
支出が多いのは、ちゃんと予算をたてず、適当に使ってしまっている、という理由ももちろんあります。しかし、たぶん1番大きな原因はオーガニック食品を買うからです。
支出が多すぎる話⇒2015年5月の支出公開~恐怖のメタボ家計、小さな暮しなのに多すぎる食費
私の感覚ではオーガニック食品は一般食品よりも、1.5倍~2倍ぐらい高いです。貧乏人にはぜいたくな買物です。
それでも、やはりできるだけオーガニックなものを食べていきたいと思います。健康は大事ですからね。
関連記事もどうぞ⇒私が高いオーガニックフードを買う理由
有機農産物を食べることは、環境を守る行動でもあります⇒オーガニックフードのすすめ:持続可能な社会にする取り組み(その2)
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実は、今回記事に書いたようなことを夫に言うと、鼻で笑われるだけです。
夫は、ふつうのスーパーの野菜の残留農薬も洗えば取れるし、微量だから別にかまわない、という考え方です。
もしかしたら夫の考えが正しいのかもしれません。農薬に関しては野菜の種類によっても使う量は違うでしょうね。
それでも私は「ちりも積もれば山となる」と思い、娘にはできるだけオーガニック野菜を食べさせています。
オーガニックフードの値段が高いのは事実ですが、おいしいし(特ににんじんは全然味が違います)、できるところから生活に取り入れてみてはどうでしょうか?