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この夏、断捨離をがんばりたいという読者からお便りをいただきました。
リビングルームが物だらけだそうです。このメールに返信します。
まず、お便りをシェアします。柴犬子さんからいただきました。
夏は片付けをがんばります
件名:久々に片付けに着手しました
以前もお便りさせていただいた柴犬子です。
承認欲求や自己肯定感の低さでモヤモヤして、それに関するメールばかりを送っており、すみませんでした。
7月・8月はこれまで追いかけていた舞台が終わったことや、旅行の予定が落ち着いたので、時間が取れそうです。
コロナ感染者増加や、今よりもう少し貯金したいとも思ったので土日もあまり予定を詰めず、家におります。
そのため、片付けに久々に着手することにしました。(筆子さんには以前、毎日15分でもやるようにと言われていましたが、出来ていませんでした)
まずはリビングから取り組みました。家族の部屋なのに、ちゃぶ台の上にも下にも私のものがぎっしりかつ床にも…。朝はちゃぶ台で化粧をして仕事に行くので、化粧品もぎっしりです。
家族からいい加減にしてほしいと言われていたので、頑張ろうと思い、この土日でゴミ袋一袋くらいは処分しました。
ただ、まだまだちゃぶ台や床のあちこちに物があり…。そこで母と「リビングに物は置かないようにしよう、単身赴任の父が次に戻るまでには驚かせよう」と約束しました。
片付けていて、本当に物が多いと大変だと実感しました。
明らかなゴミ、開けてからだいぶ経つ化粧品、タダでもらったようなものは簡単に捨てられましたが、本当にまだ使えてかわいらしいものを捨てることは難しいですね。
片付けをしていて見つけた化粧品サンプルや未開封のハンカチ、文具は積極的に使い始めました。
いつまでも使わないことはもったいないですし、使用期限を過ぎて捨てるくらいなら今使ってしまおうと思ったからです。あるものを使えば余計なものは買わなくて済みますよね。
物は本当に必要な物だけ家に入れるようにしないと、と実感しました。
7月末で29歳になりますので、さすがに部屋のことやお金の使い方、もろもろ今のままではいけないと思うようになりました。
物を増やすことで使いたいことに使えるお金がすごく減っており、悔しさを覚えることがありまして、本当にお金を貯めたいと強く思いました。
7月、8月で少しでも断捨離、貯金に関して前進できるよう頑張りたいと思います。
物欲、外出欲(外で色んなものを見たい、食べたいなど)をコントロールできるようにしたいです。
モーニングページは現状では土日朝のみですが、できる時には継続していきたいと思います。
柴犬子さん、こんにちは。いつもお便りありがとうございます。
返信を希望されていますが、メールに質問は書かれていないので、今回は、1日15分の片付けを徹底させるすすめを提案します。
土日にまとめてがーっと捨ててもきれいになりますが、毎日、コンスタントに片付けたほうが確実です。
毎日捨てていると習慣になるので、3ヶ月もやれば、不用品を捨てるのがふつうになります。リビングルームぐらいはすぐにきれいになるでしょう。
柴犬子さんは、わりと簡単に落ち込むので、「毎日、これだけはできている」と思えることがあると、もっと自信がつき、セルフイメージもよくなると思います。
とりあえず、8月1ヶ月は、毎日15分不用品を捨てることにチャレンジしてはどうでしょうか?
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
以下に、1日15分、確実に不用品を捨てるコツを4つ紹介します。
1.できなかった理由を考えて対策する
まず1日15分の不用品の片付けができなかった理由を考えてください。
よくある理由を6つ書きます。
・そもそもやる気はなかった
筆子に言われたときは、やろうと思ったけれど、実は自分のやりたいことではなかった。この場合、今回も続かないので他の方法を試みてください。
・時間がなかった
忙しくて24時間のうち15分すら取れなかったのなら、時間をどんなふうに使っているのか、書き出して、見直しましょう。本当に、15分取れない状況なのでしょうか?
・疲れてできなかった
やる気はあったけど、なんとなく疲れて不用品の片付けまで手が回らなかった。そういう日が何日も続いた。
こんな時は、無駄なことに体力を消耗しないように気をつけてください。
夜更かし、スマホの見すぎ、運動不足、食べ過ぎ・飲み過ぎなど、健康を損なうことに直結することをやっているなら、やめましょう。
・やろうと思ったけど忘れてしまった
リマインダーを用意しましょう。
毎日、目にするところに、「15分片付ける」と書いたメモや付箋を貼っておいてください。
スマホのロック画面に表示させてもかまいません。iPhoneならば、「リマインダー」というアプリが標準で装備されています。アンドロイドでも似たようなアプリはあると思います。
・人に邪魔された
小さい子供がいる、親の介護中など、すぐに対応しなければならない用事がたくさんあって、片付けが後回しになる場合です。
柴犬子さんは、そうではないと思いますが。
この場合は、子供が昼寝しているときに行う、他の人に見てもらっているときに行うなど、プランニングすることで対応できるでしょう。
・集中できない
片付けを開始するものの、すぐに関係のないこと(思い出にひたったり)に意識が向いてしまい、ちゃんと片付けができないケースです。
こんなときは、タイマーを使うことをおすすめします⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
集中する方法⇒片付け作業に全神経を集中する7つのコツ~片付かないのは集中していないから。
こんなふうに、片付けを実践できなかった最大の要因を見つけて、対策して開始すると、成功する確率があがります。
2.時間を確保する
15分の片付けをいつやるか、先に時間を決めてください。
おすすめは朝一番です⇒物置になってしまった離れの片付け方。ガラクタ部屋の断捨離はこうやる。
もし、朝にとっても弱いとか、他のことで忙しいときは、夜寝る前でもいいですよ。
帰宅後すぐ、夕食のあと、お風呂に入る前。こんな時間帯でもいいです。
すでに毎日やっていることの前かあとに片付け作業を持ってくると、習慣にしやすいです。
3.例外を作らない
毎日やろうと決めたら、毎日やってください。
もちろん、突然、親族が亡くなったとか、交通事故にあって、病院に搬送された、なんてときは片付けなくていいですよ。
ですが、平常運転しているときは、例外なく、毎日不用品を捨ててください。
すごく忙しいときは、30秒でもいいから、規模を縮小して、とにかく継続します。
旅先では、自宅の片付けはできませんが、財布やバッグの中身をチェックして、不用品を捨てればいいし、スマホの中身の断捨離もできます。
スマホの容量をチェックして、やたらと容量を食っているアプリを削除したり、いったん削除して再インストールしたりすれば、前より容量を減らすことができます。
財布、ポーチ、バッグ、スマホなど、手持ちのものはすべて断捨離済みのときは、頭の中にあることをノートに書き出して、心のガラクタを捨てる作業をしてください。
おすすめ⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
4.ガラクタを見つける目を養う
ガラクタを発見する目がないと、何も捨てることができません。
不用品を捨てるのに使うべき15分が、物の移動や並べ直しに費やされて、ちっとも片付かない結果となります。
そこで、スーパーでのレジ待ちや、バスの待ち時間など、頭があいたときに、もう捨てたい物や、自分にとってのガラクタについて、考えるようにしてください。
何がガラクタかわからないときに、読むといい記事⇒ガラクタのタイプ別、ものを捨てられるようになる考え方(その1)。 このシリーズは、全部で6つ記事を書いています。
それでは柴犬子さん、毎日暑いと思いますが、お元気でお暮らしください。
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昔、私も、正月に、「今年は料理をがんばろう」とか、「節約をがんばろう」と意気込みを日記に書き、何も実践できないということがよくありました。
なぜか?
がんばろうと思っているだけで、具体的なアクションプランは何も立てなかったからです。
1日15分の片付けは、断捨離をしたいとき、とてもいいアクションプランだと思います。