犬の置物

ミニマルな日常

最終更新日: 2023.08.25

もういらない作家ものの犬の置物、メルカリで売るのはまずいですか?

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犬の置物の処分に関して、ラブリーわぬわぬズさんから質問をいただきました。

工場で大量生産されている物ではなく、作家が作ったスペシャルな置物です。

ラブリーさんは、ハンドルネームからもわかるように犬好きで、犬を飼っています。

このメールは、犬が病気になって世話に追われていたときに書かれたものです。その犬はすでに亡くなったとあとで聞きました。



作家が作った犬の置物

筆子さん不在時のネタ提供なのですが、

ひとつ、前から迷っている物があります。

私はこの通りの犬好きで、犬モチーフの雑貨もそこそこ持っています。

以前は小鳥も飼っていて、鳥モチーフの置物もありました。小鳥が皆居なくなった時は、見るのも悲しいので小物も全て処分しました。

捨てにくい置物は、実家の母が欲しがったので譲りました。

が、犬の置物は譲れる相手が居ないのです。

安価な物は捨てられますが、作家ものの置物をどうしようかと、利用した事はないですが、メルカリとかで欲しい方にお譲りするのがベストかなぁ、と前々からボンヤリ思っていました。

ところが、です。ある作家さんの置物について、作家さん自身がSNS発信しているのを見つけてしまいました。

メルカリで転売されているのを見つけた。やめてもらいたい。と言う旨の記述です。正直驚きました。

私の所有しているその方の作品は手のひらにちょこんと乗るサイズで7,000円ほどです。

ネット販売はしていません。個人依頼で受注生産しません。たまの作品展でしか購入できません。

元の出品を見たわけではありません。

なのでそれにどのくらいの値をつけていたのかわかりません。

いわゆる転売ヤー的な、儲け目的の物凄い高額な値段だったのか、それとも、作家さんのプライドが傷付くような安値だったのか…私が作家さんの苦言を発見したのはコロナ禍前でしたが、今も転売許さずのスタンスのようです。

作家さんはその置物を制作販売するのがメインの本業ではなく、絵描きさん(イラストレーターと言うより芸術家寄りの感覚)だと思うのですよ。

流行りのminneやcreemaなんかで出店している手作り作家とは違うんだぞっていう感じで。(中小の企業さんも出店されてますけどね)

で、そこで私の置物です。

見るのもツラいから手放す気になった時、どうすれば良いのですかね? 私じゃなくても、永久に保管するのは無理ですよね。

まさか、捨てる?

それが1番作品に対して失礼だと思うのですが。筆子さんならどうされますか?

私が考えに考えて出した答えは、犬の保護団体さんの譲渡会のバザーに寄付するなんですけど。

どうでしょうか?ネタになりますか?
 
楽しみにしている筆子さんのブログのお役に立てれば幸いです。





筆子は不用品を寄付する

ラブリーさん、こんにちは。ネタの提供、ありがとうございます。

筆子なら、どうするか、の回答ですが、私は、不用品はすべて寄付センターに持ち込むので、犬の置物も同じ扱いをします。

寄付する話⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる

犬の置物を、バザーに寄付できれば、そうすればいいんじゃないですかね。

あるいは、よく書いてますが、ほかの不用品と一緒に、ダンボール箱に入れ、「ご自由にお持ちください」という紙を貼って、家の外に出しておくという方法もあります。

これは、販売ではなく譲渡なので、作家の意向にもそうでしょう。

ご自由にお持ちくださいボックスに、不用品を入れて出したら、すぐに処分できた。

でも、べつにメルカリなどを利用して手放してもいい気がします(フリマサイトのポリシーに従っているのなら)。

犬好きな人が、飼い犬が死んで見るのもつらいから手放す物をメルカリに出品するのは、べつに悪質なことではありません。

転売は、買った物を誰かに売ることですが、転売そのものは合法です。

悪質なことさえしなければ、転売してもいいのです。

悪質な転売はたとえば、世の中でものすごく需要のある物を、1人で思いっきり買い占めて、買値よりずいぶん高い値段で売ることです。

マスクが品薄だったとき、そういうことをした人がいました。

カナダでも、ハンドジェル(殺菌剤)を買い占めて、高い値段で売っていた人が話題になったことがあります。

人気ゲームの予約転売や、人気アーティストのコンサートのチケットを買い占めて転売するのも、かなり悪質です。

ほかには買った物をもとに、コピー品を作って大量に売りさばくとか。

ビジネスとは、誰かの願いを叶えることですが、こうした転売は、願いを叶えるというより、人の弱みに付け込み、「自分さえ金持ちになればいい」と考えてする行動です。

その作家は、そういうことはしてほしくない、と言ったのかもしれませんよ。

その方の作品は、世の中に大量に出てはいないそうですから、「売る目的で購入し、すぐにフリマに出品するのはやめてください」と言いたかったのかもしれません。

作家に問い合わせてみては?

いずれにしろ、どういう意味で言ったかは、本人にしかわかりません。

フリマを利用するのが心配なら、作家に直接問い合わせてはどうでしょうか?

何だったら、その作家に引き取ってもらってもいいかもしれません。

だって、買った物を自分が死ぬまで持ち続けることなんてできませんから。

たとえ、所有していても、そのへんに放置して、ほこりだらけにするぐらいなら、メルカリなどを利用して、ちゃんと愛でてくれる人の手に渡したほうがいいですよね。

私は作家ではありませんが、仮に作家だとして、自分が作って販売した作品は、その時点で、自分の手を離れるので、その後、その作品がどういう扱いを受けるかまでは関知しません。

その作品がたどる運命までコントロールしたいとは思わないのです。

私の作品が誰かを笑顔にしていたらうれしいでしょうが、そうでなかったとしても、それはそれでしかたのないことです。

自分の手作り品を誰かに売るとは、そういうことではないでしょうか?

「粗末に扱ってほしくない。死ぬまで持ってろ」と思うなら売らなきゃいいんです。

贈り物に関しても同じです。誰かに贈り物をしたら、それはもう相手の物だから、その後、相手が、それを煮て食おうと焼いて食おうと、もう私には関係のないことです。

こう考えれば、一点ものの置物も、贈り物も、不用になったら、あっさり手放せると思います。

以上は、あくまで私の考え方ですが、もう自分の物ではなくなった物、ましてや金銭という対価を得て手放した物のことは、後追いしないほうが、穏やかに暮らせると思います。

ハンドメイド作品に関する記事

以前、ハンドメイド作品の捨て方について記事を書いているので参考にしてください。

罪悪感のせいでどうしても捨てられないものを断捨離する方法

手作りの服だから:着ない服を捨てない理由と、それを乗り越えて捨てる方法(23)

手作り品は、工場で生産されるものより、時間も思いも注ぎこまれているでしょう。しかし、不用になったのに、義理難い気持ちから、がまんして、ずっと持ち続けることがその思いに応えることだとは思いません。

物はあくまで人を幸せにするために生み出されます。

少しでも気分よく暮らせる選択をしてください。

*****

私の娘はスリフトショップ(人が寄付した物を販売し、売上をチャリティに使う店)の店長をしています。

スリフトショップは何でもとっても安いのですが、市場価値が高そうな物を大量に買う人は、珍しくないそうです。

きっと、eBayやEtsyで売るんでしょうね。





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