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どうしたら、お金を使う罪悪感をなくせますか?
この質問に回答します。
まず、メールをシェアしますね。みなこさんからいただきました。
お金を使うと罪悪感がある
件名:お金を使うことへの罪悪感
母が「高かったのに」と言いもう時代遅れの洋服をしみだらけでも未だに処分できません。
そんな両親を見て育ったので必要でも高価な買い物はためらうし、必要なものでもお金を使ってしまった、、という罪悪感が残ってしまいます。
どうしたらお金に対する罪悪感がなくなりますか?
みなこさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
みなこさんの質問に回答するのはこれで4度目ですね。
クレジットカードで物を大量に購入し倉庫にため込む両親をどうにかしたいなら。 2023年11月。
両親のお金の使い方について子供が口出しするときの心得。 2023年12月。
心配ごととどう向き合うべきか?~たとえば、両親の浪費に関することとか。 2023年12月。
以前もらったメールから、みなこさんのお母さんは、お金を使うタイプだと思っていましたが、むしろ、使わないタイプなんですか?
それと、以前悩んでいた問題は解決したのでしょうか?
ついでに、みなこさんは、何歳ぐらいの人で、ご両親と同居なのかどうか、どんな仕事をしているのかといったことも知りたいです。次回、質問されるときは、そのあたりの事情も書いてくださいね。
いずれにしても、毎回お金の話なので、みなこさんは、お金に関する悩みが多いのだと推察します。
お金を使うことに対する罪悪感を解消したい時、自分がお金とどうつきあっているか調べることから始まります。まず、それをやってみてください。
以下のステップで進めましょう。
1.過去記事を読む
すでにお金にまつわる罪悪感の解消法や、お金に限らず、罪悪感をなくす方法を書いているので、読んでください。特に、以下の4つは必ず目を通してください。
お金を使うときに罪悪感を感じる。罪の意識を手放す方法を知りたい←質問の回答
買い物したあと、罪悪感や後悔にさいなまれる気分を切り替える方法。
記事や質問の回答はただ読んでいるだけでは効果がありません。
まあ、読まないより読んだほうがいいですが、自分ごととして読んで、少しでも考え方や行動を変えないと何も変わらないんです。
この記事を読んだあとは、どんな小さなことでもいいので行動を起こしてください。次回、メールで相談されるときは、どんなことをしたのか書いてくださいね。
2.罪悪感を解消するステップの確認
上で1番最初にリンクした記事に、罪悪感を軽くするプロセスを書いています。すなわち、
ステップ1:罪悪感のもとになる信念を見極める
ステップ2:その考えが不適切なら別の考え方に変える(思い込みを捨てる)
ステップ3:その考えが適切なら、その考えにあった行動を取れるように自分を変えていく
まず必要なのは、罪悪感のもとになる考え方の見極めです。
どんなときにどんな罪悪感を感じて、それについてどう思っているのか調べて、罪悪感のもとになる価値観や信念を見つけます。
そのために、自分がお金とどんなふうにかかわっているのか、みなこさんのお金ストーリーを書いてください。
3.現在のお金ストーリーを書く
まず、現在、お金とどんなふうにかかわっているか、それについてどう感じているか、書きましょう。
書き方は自由ですが、収入を得ること(お金の稼ぎ方)、お金の使い方、貯金の仕方、寄付はどのぐらいしているか、借金があるか、人からお金をもらうことについてはどう思っているかなどを考えることから始めるといいでしょう。
お金の稼ぎ方については、たとえば、今、何をして、いくらぐらい稼いでいるかを考え、それに対する思いを書きます。
お金の使い方については、節約している、カードでたくさん買い物している、だいたい予算内に使っている、など。
収入は多ければ多いほどいいから転職したい、そんなにお金はなくても、したいことをして自由に暮らしたい(筆子はこれ)、働くのはいや、他人の稼いだお金で生きていきたい、一生困らないお金がほしい、なんて話を書いてもいいです。
貯金、寄付、借金、人からお金をもらうことについても、どんなことをしていて、それについてどう思っているのか、しつこく考えて、自分の信念やお金を使うパターンを調べましょう。
さらに、お金に対する不安や心配も書きましょう。
みなこさんは、ご両親が自分のお金を使ってしまうことを恐れていましたよね? そういう話も書いてください。
お金持ちに対する感情もチェックしてください。お金をもっている人は、人間的にすばらしい、逆に、悪いことをしているからお金があるんだ、ただ運がよかっただけだよね、などいろいろな考え方があります。
やり方としては、ブレインダンプやモーニングページをおすすめしますが、そのへんの紙に、つらつら書いても、Googleドキュメントなどにタイプしてもかまいません。
ブレインダンプ⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
モーニングページ⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
4.過去のお金ストーリーを書く
現在のお金との関係がだいたいわかったら、次は、過去、どんなことがあったか調べてください。たとえば、
・家族や周囲の人からどんな価値観を受け継いだか。
お母さんやお父さん、おじいいさん、おばあさんは、どんなふうにお金を使ってきたか、家計管理においてどんな役割を果たしていたか、みなこさんにどんなことを教えてくれたか。
お金に関してどんな言葉を聞いてきたか? それについてどう思ったか?
・これまでお金の使い方に関してどんな決断をしてきたか?
どんなことに一番お金を使ったか? お金を使ってよかったこと、すごく損したと思ったことはあったか?
・お金との付き合い方について、家族、コミュニティ、社会、文化、メディア、政策などからどんな影響を受けたか?
みなこさんが、お金に対して強い執着があるのかどうかわかりませんが、執着があるとしたら、いつ、どこで生まれたか考えてください。
例として、私のお金ストーリーを簡単に書くと、私は、親からお金の使い方について、うるさく言われたことはなかったと思います。父はサラリーマン、母は専業主婦で、2人とも堅実で働き者でした。父は仕事のほかに内職もしていたし、母も内職をしていました。
子どものときの私は、お金を貯めるほうで、お年玉は使わず、りぼんの付録のポーチみたいな財布みたいなものに大事に入れていました。
でも、お金がすごく欲しいわけではなく、お正月に親戚の家にお年玉をもらいに行くより、何ももらえなくても、家でのんびり読書しているほうを好みました。
まあ、大半の子どもは自分でお金を稼がなくても、生活の心配はしなくていいから、「1円でも多くお金が欲しい」といった発想はなかったのでしょう。
このほかにも、お金に関するエピソードはいくらでもあり、「筆子のお金ジャーナル」みたいなブログを運営することもできると思います。しませんけど。
みなこさんも、お金に関する話はすごくたくさんあったはずです。どんなことがあったか、欲しいと思ったのに買えなかったもの、買ったけど後悔したものなど、お金に関する自分の物語を書いてください。
これは、1日、2日ではできません。半年~1年ぐらいはやらないと、お金ストーリーは完成しないでしょう。
みなこさんは、「お母さんがしみだらけで時代遅れの服でも捨てないから、私はお金を使うことに対して罪悪感がある」とシンプルに書いています。
しかし、お金に関する考え方は、たった1つのことで決まるわけではなく、長い間、いろいろなことがあったうえで形成されます。
家族の影響は大きいですが、成長してからは、自分の考え方や信念も大きな影響を与えます。
実際、私は、母親が時代遅れでしみだらけの服を捨てなかったら、捨てたほうがいいと思うし、求められれば、捨てたほうがいい説得力のある理由を話すこともできます。
5.未来のお金ストーリーを書く
現在と過去のお金ストーリーを書いたら、未来のストーリーを書いてください。
これは自分が理想とする物語です。
お金を使うたびに後悔したり、罪悪感を感じて苦しんだりするのがいやなら、そういうことをしない物語。
いつもかつかつでやりくりに苦しんでいるなら、もっと余裕をもってお金を使う物語。
収入と支出を把握して、だいたい予算どおりに生活する物語。
お金の不安にさいなまれない物語。
収入はたっぷりあるけど、必要ないものばかり買って、ガラクタをたくさん作っているなら、満足できるお金の使い方をする物語。
クレジットカードで買い物して、借金がたくさんあるなら、確実に借金を返しているか、返し終わったか、もう借金をしない物語。
自分の収入がなく、人が稼いだお金で生きるのが嫌なら、自活している物語。
理想のストーリーは人によって違うので、自分の物語を書いてください。
お金に関するストレスが増える理由の1つは、世間で、「これがベストのストーリー」として提示されているものが、自分にとってのベストだと思いこむからです。
私は家も車も持たない派ですが、世間ではマイホームとマイカーをもつ人生のほうが幸せだという考え方が主流だと思います。
6.理想を現実にするために行動する
理想の物語を書いたら、そういう物語を紡げるよう、今、自分ができることをしてください。
そのためにお金に関する考え方を変え、新しい価値観を採用しましょう。
カードローンがたくさんあって、その状態をやめたいなら、「ああ、馬鹿みたいにお金を使ってしまって、私って本当にだめな人」と思っても、理想には全く近づきません。
返済計画を立てて、少しずつでも返していくことが、理想に近づく方法です。
お金を使ったあと、罪悪感を感じるのをやめたいなら、予算を立てて、その範囲内で、満足できる買い物をすることが役立つでしょう。
みなこさんは、いつも、「両親がこうだから」と書いていますよね?
子どもの立場から見たら、みなこさんのご両親は、困った存在なのかもしれません。
しかし、みなこさんは、もう大人だから(大人ですよね?)、両親の影響を受ける必要はないのです。「両親のせいでこうなっている」という考え方を捨ててください。
それは、被害者のメンタリティです⇒被害者的発想をやめる7つの方法(前編)、悪いのは私じゃない誰かだと思い込みすぎていませんか?
被害者でいる限り、自分の理想の物語にはなりません。
自分を幸せにできる人間は自分だけです。
では、この記事が役に立つことを祈っています。みなこさん、どうぞ、お元気で。
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お金に関するストーリーを書くとき、現在、過去、未来ときれいに分けて書く必要はありません。
お金について思っていることや、信じていること、お金に関するできごとを、思いつくままざーっと書いてください。
書いていくうちに、いろいろと見えてきます。