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無意識のうちに生活の質を下げている無駄を7つ紹介します。
無駄を見つけることは、よりシンプルで充実した暮らしを手に入れるのに役立ちます。
無駄を減らせば、時間やお金、エネルギーに余裕が生まれ、本当に大切なことにフォーカスできるようになります。
しかし、多くの無駄は意識しないと見えません。ふだんの行動は習慣となり、当たり前になっているからです。
この記事で、気づきにくい「生活の無駄」を紹介します。あなたの暮らしの中にも無駄が潜んでいないか、一度見直してみてください。
1.無駄なもの:家のスペースを占領する不用品
大量消費社会の今、私たちは気づかないうちに、たくさんのものをため込んでしまいます。
買ったまま使っていないもの、いつか使うかもしれないと取ってあるもの、過去の思い出に執着して手放せないもの。
こうしたものは、家のスペースを圧迫するだけでなく、掃除や管理の手間を増やし、ストレスも増やしています。
たとえばこんな無駄
部屋の中を見渡して無駄なものを見つけましょう。
・クローゼット:あまり着ていない服まで、ハンガーにかかっている
・押入れ:使っていない家電が場所を取っている
・洗面所の引き出しの奥:もらったまま存在を忘れていたコスメのサンプルがある
無駄なものを減らすには?
物理的な無駄はわりと減らしやすいです。
しっかり見て発見し、処分すればOK。
多くのものはそこにあるのがあたりまえの状態になっているので、改めて確認し、「何のために私はこれを所有しているのか?」と考えてみてください。
2.時間の無駄:無意識に浪費している時間
「気づいたらスマホを1時間も見ていた」「仕事を始めるつもりが、SNSチェックで時間が過ぎてしまった」。
こうした時間の浪費は、気づかないうちに多くの時間を奪っています。本当にやりたいことに時間を使うために、時間の使い方を見直しましょう。
知らないうちに消える時間
・スマホのスクリーンタイム:スマホにどれだけ時間を使うべきかは、スマホで何をしているかによって違うので、「1時間ならOK」「3時間は多すぎ」とは一概に言えません。
ただ、多くの人は、今ほどスマホを使っていなくても、それなりに楽しく暮らせていた時代があったはずです。
特に必要のないコンテンツを見ている時間があるなら減らしてみましょう。
・去り際が悪くて使ってしまう時間:私は、ランチタイムを1時から2時と決めていて、この間に昼食の用意と食事をし、食事が終わったらYouTubeなどを見てもいいことにしています。
ただ、会社で働いているわけではないので、2時にさっと追われないことがたまにあります。時計を見て、「あと5分だけ見よう」と思い、そうすることが多いんです。
この「あと5分だけ」「あと10分だけ」と思う時間も、積み重なるとかなりの時間になります。
時間の使い方の見直し
時間を有効に使うために最近私がしているのは、1日のスケジュールのうち、絶対必要な時間(睡眠、食事、入浴、散歩など)の時間を決めて、先にスケジュールに入れてしまうことです(今年はGoogleカレンダーを使用しています)
残った時間が仕事や家事に使える時間であり、毎朝、どこで何をするか割り振っています。
このやり方を始めてから、思ったより時間が少ないことがわかり、無目的にダラダラすることが少なくなりました。
まず自分の時間の使い方を調べ、不要な活動を見つけ、制限したり撤廃するといいでしょう。
3.お金の無駄:知らないうちに出ていくお金
「無意識の出費」は、私たちの家計に大きな影響を与えます。
コンビニでのちょっとした買い物、使っていないサブスクリプション、セールだからと買ってしまった不用品。
これらの積み重ねが、年間で数万円〜数十万円もの無駄遣いにつながることもあります。
お金を無駄にしている可能性
以下の活動をしているときは、無駄にお金を使っている可能性があります。
・毎月の支出をしっかり把握していない
・衝動買いをよくする
・使っていないサブスクがある
お金の使い方を改善するには?
私の経験では、一番お金を無駄にするのはいわゆる「どんぶり勘定」です。
何にお金を使っているのか把握するのが最初の一歩。
幸いお金はすべてきっちり数字で表すことができるので、数字を追うのが一番いい方法でしょう。
去年の5月、私は引っ越しをし、そのあとたくさん家財道具を買ったので、かなりお金を使いました。
あまりにお金が出ていくので、記録する気持ちを途中でなくしましたが、このせいでさらにお金が出ていったと思います。
今年は反省して、年初から手書きですべての出費を記録したら、1月は無駄遣いせずにすみました。
記録し、振り返り、使わない工夫をする(予算を立てたり、買わない挑戦をしたり)。こんなごくあたりまえの方法を取れば、無駄な出費は減ります。
4.エネルギーの無駄:不要な疲れを生み出す行動
「疲れが取れない」「いつもイライラする」。これは、エネルギーを無駄に消耗しているサインです。
過剰なストレス、睡眠不足、偏った食事、ネガティブ思考すべて、エネルギーの無駄遣いにつながります。
エネルギーがもれていないか?
エネルギーもれの兆候を探しましょう。
・いつも疲れていて、やる気が出ない
・イライラしやすい、気分が落ち込みやすい
・しっかり寝たはずなのに、疲れが取れない
エネルギーを温存するコツ
休息や睡眠はもちろん、気持ちの持ち方一つでエネルギーレベルは大きく変わります。
そこで、以下の考え方を取り入れてください。
・余計な心配をしない
心配事全般、とくに取越苦労をしないようにします。
心配すると、ネガティブな気分になるだけでなく、心配することに使う全エネルギーが無駄になります。
・決断疲れを減らす
決断疲れは、選択肢が多すぎて決めるのに疲れる現象です。
何かを決めることは、意外にリソースを使うので、決める回数を減らすと、エネルギーを温存できます。
私はふだん着る服はいつも同じにして迷わないようにしています。
使うものや消費するコンテンツも迷いすぎないために、意識して選択肢を減らしています。
気持ちに余裕がないときは、決断疲れを防いでみよう。やり方を7つ紹介します。
・先延ばしをやめる
やるべきことを先延ばししていると、終わるまでずっと心の奥底でひっかかっていて、気分がよくありません。
さっさと終わらせて、よけいなストレスを減らしましょう。
実は、私も本質的には先延ばしするタイプです。
これまで先延ばしをしていろいろ苦しい目に遭ったので、今は何事も前倒しで行うようにしています。
5.情報の無駄:頭のスペースを奪われる
現代は情報過多の時代です。SNS、ニュース、メール、ネットの広告…意識しないと、膨大な情報に飲み込まれます。
必要な情報だけを選び、頭をスッキリさせましょう。
無駄な情報チェック
以下の行動が習慣になっていませんか?
・朝起きて、すぐにスマホを手に取り、SNSやニュースをチェックする
・何かを調べようとして、関係ない情報までえんえんと見てしまう
・複数のSNSのチェックに追われ夜寝るのが遅い
無駄な情報を取り除く
情報過多に陥っているときは以下の工夫をしましょう。
・SNSのフォローを整理し、本当に必要なフォローだけにする
・時々デジタルデトックスをする
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
・スマホの通知をオフにする
音が鳴る通知は脳を疲れさせるので、静かな通知、まとめての通知を選びましょう。
情報に振り回されないために、全部知ろうとしないことも有効です。
有益な情報や役に立ちそうな情報は探し始めたらきりがありません。たまたま自分の目にふれた情報を使うことに集中したほうがいいでしょう。
6.悪習慣:変えればもっと楽になること
「なんとなくやっている習慣」の中には無駄なものがたくさんあります。
コーヒーの飲み過ぎ、テレビをつけっぱなしにすること、なんとなくする買い物。一度見直してみると、生活の質が大きく変わりますよ。
ためにならない悪習慣
手放したほうがいい習慣の例を3つあげます。
・つい夜更かししてしまい、朝がつらい
・おなかがすいていないのに、なんとなくの間食をする
・やりたいことがあるのに「そのうち」と先延ばしする
習慣を改善するコツ
なんとなくやっていることを変えるために、ふだんの行動を見直して、やめたい習慣を見つけましょう。
私はいつも、朝か晩に、1日の振り返りをして「改善ポイント」を探すようにしています。
30日間チャレンジを利用して、1ヶ月だけやめたい習慣をやらないか、やりたい行動をするのもおすすめです。
人生を変えたいあなたに。30日間チャレンジのアイデア88選。
7.思考の無駄:悩みすぎて前に進めない
過去の失敗を引きずったり、何でも人のせいにしたり、やたらとネガティブに考えたり。
人生はたった1度だけだし、そう長くもないので、こうした不健全な思考に時間とエネルギーを使うのはもったいないです。
こんな思考をしていないか?
無駄な思考はたいていネガティブな思考です。たとえば、
・過去の出来事を何度も思い出して後悔する
・失敗したとき自分を責め続ける
・未来のことを考えすぎて、不安になる
思考を改善するコツ
マイナス感情を手放すために、「今できること」や「自分がコントロールできること」に意識を向けましょう。
頭の中にうずまいている思考を書き出すと、気持ちを整理できます。
私はもう10年近くモーニングページを書いていますが⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
1日のはじめに書いて頭の整理をすると、その後の仕事にしっかり集中できます。
いやな気持ちは押し込めたり、なかったことにするのではなく、全部外に出してみましょう。
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生活の中にある「無駄」を紹介しました。
「すべての無駄を排除しよう」とするのではなく、自分がやりたいことをするのに、一番邪魔になっている無駄を探して改善してください。
「無駄」と思えるものが、人生の豊かさにつながっていることもあります。
たとえば、何気なく立ち寄ったカフェでリラックスできたり、目的のない散歩が創造的なアイデアにつながったりすることもあるでしょう。
大切なのは、どの無駄が不要で、どれが価値のあるものか見極めることです。
今回紹介したのは 「意識しないまま続けている無駄」や「減らせる無駄」 です。
なくしても困らない無駄を見つけ、必要なものは残してましょう。
そうすれば、暮らしの楽しさは損なわれません。