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「気づいたら、今月もお金が残っていない……」「そんなに買い物したつもりはないのに、なぜか貯金が増えない……」
こんな経験、ありませんか?
お金が貯まらない理由は、収入が少ないからというよりも、無意識の支出が多いからではないでしょうか?
「安いから買わなきゃ損」 「セール品はお得だから買うべき」 「ストレス解消には買い物が一番」
こんな考え方が無意識のうちに無駄遣いを生みます。
これらの思い込みに気づき、手放すことで、無駄な出費を減らし、賢くお金を使えるようになります。
1.限定品は価値が高い
「今しか買えない!」「限定◯個!」「ご当地限定品」と聞くと、つい買いたくなりませんか?
希少なものほど価値が高いと感じる心理が働き、特に使う予定がなくても手を出してしまうことがありますよね。
・限定コラボのグッズをコレクションのように買い集める
・期間限定の食品を試したくなり、つい余計に買ってしまう
・福袋や記念アイテムを「今を逃したら手に入らない」と購入する
こんな買い物をしてしまうのは、「限定品だから価値がある」というあまり根拠のない思い込みがあるせいです。
本当に数が少ないものは手に入れにくいのですが、売り手側が「限定品」と銘打っているものが、必ずしも手に入れにくいわけではありません。
その証拠に「今しか買えないもの」はそこら中にあふれています。
「限定=価値がある」と思い込むのはやめましょう。
「今しか買えない」ではなく、「今、本当に必要か?」を基準に判断すると無駄遣いを防止できます。
「限定」に惑わされず、自分にとって価値があるかどうかを見極めてください。
2.セール品は必ず買うべきだ
「安くなっているから買わなきゃ損」という気持ちが強いと、さして必要ないのに目についたお買い得品を、買ってしまうことがあります。
・着る予定のない洋服を「安いから」と購入
・まとめ買いした食品を消費しきれずに捨てる
・セールで買って未開封のまま放置している雑貨がある
こんな経験がある人は、セールとの付き合い方を見直しましょう。
かつて私もセール品を買うのが大好きでしたが、今は以下のことを心がけています。
・安いからという理由で買うのはやめる
・そもそもセールに行かない
・「これは定価でも買いたいか?」と自問する
3.ストレス解消には買い物が一番
イライラしたことがあったとき、なんだか気分がふさぐとき、何かをすごく頑張ったご褒美として。こんなタイミングで衝動買いをすることがある人は、買い物をストレス解消のツールとして利用しているのかもしれません。
確かに買い物をすると気分がよくなります。新しいものを手に入れると手軽に気分転換できますよね。
女性は新しい洋服やバッグを買うと、気分が上がり、世界が違って見えるでしょう。
しかし、買い物は一時的なストレス解消に終わります。
買ったまま放置、もしくは数回使ったら、飽きて、使わなくなることも多いのではないでしょうか?
買い物の目的がストレス解消であり、その商品を活用することではないからです。
こうして、家の中に、「買わなくてもよかった」と思うものが溜まっていきます。
ものが多い人は、ストレス解消を目的とした買い物の習慣を見直しましょう。
おすすめは買い物以外で気分転換できる方法を見つけること。
運動や読書、音楽を楽しむなど、ごくシンプルな方法で気分転換できます。
私のようにいろいろなことを書いたり、これからやってみたいことを考えたりするのもストレス解消になりますよ。
買い物しすぎてしまう人におすすめする日々のストレスマネジメント。
4.いいものを持つと人生が変わる
いまの自分には少し贅沢だけど、いいものを買っておいた方が自分のためだ、とちょっと背伸びをしてものを買ってしまうことがありませんか?
・このバッグを持てば、自信がつく
・このブランドの服を着れば、私も成功者の仲間入り
・最新のスマホを買えば、仕事がもっとできる人になれる
私も塗り絵を熱心にやっていた時、すごく高い色鉛筆を買ってしまったことがあります。
確かに質の良いものは安物よりは長持ちするでしょう。こだわって選んだ手帳やペンを使うと仕事や勉強のモチベーションも上がりそうです。
ですが、いくら持ち物を変えても、自分の本質は変わりません。
高価なランニングシューズを買ったからといって、運動習慣が身についたり、マラソン大会で優勝したりするわけではありません。
本当に大事なのは何かを所有することではなく、そのアイテムを日常でちゃんと活かすことです。
ものに頼るのではなく、自分の日々の行動を変えることに意識を向けましょう。
そうすれば、無駄遣いせずによりよい自分に変わることができます。
5.これを買うのが当たり前だから
「みんな買っているから」「ずっと続けてきたから」という思い込みが、無意識の無駄遣いを増やすことがあります。
・季節が変わったら新しい洋服を買うのは当たり前
・イベントの前にアクセサリーを買うのは長年の習慣
・クリスマスには毎年コフレを買うのが私のやり方
意識せず買うのが当たり前になっているものの中には、今の自分には必要のないものがたくさんあります。
習慣になっていると、深く考えずにお金を使ってしまうので、何を買う時でも「これは、今私が本当に買うべきものなのか?」と考えるくせをつけましょう。
私は
・なぜよりによって今日、私はこれを買わなければならないのか?
・他の選択肢はないのか?
・本当にこれが必要なのか?
こんなことを考えながら買い物の決断をするようにしています。あなたも試してください。
6.高いものはいいもの
価格が高いものほど品質がいいと思い込んで、余計にお金を払ってしまうことがあります。
確かに値段の高いものの方が品質がいいことが多いです。
しかし大勢の人が欲しがるもの、つまり需要の多いものは価格が上がります。
さらにブランド料や流行なども価格に影響を与えます。
同じ品質でも、無名ブランドなら安く手に入ることもあります。
そもそも高いものが、必ずしも今の自分にとって価値があるとも言えません。
大切なのは、価格に見合う価値が、今の自分にとってあるかどうかです。どんなに品質がいいものでも、自分のライフスタイルに合わなければ価値はありません。
高いもの=いいもの ではなく、自分にとって本当に必要で、長く使えるものが「いいもの」 という視点を持ってみましょう。
7.支出を把握する必要なんてない
・十分な収入があるから、細かく管理しなくてもいくらでも貯金できる
・お金を使ったあとに振り返ったところで、使ったお金が戻ってくるわけじゃない
・どうせ赤字なんだから調べる必要はない
・これまでずっと節約をがんばってきたから、リタイア後はお金を自由に使いたい
いろいろな理由から、支出のチェックをしようとしない人がいます。
しかし、支出を確認しないこと、つまりどんぶり勘定は最も無駄遣いを増やすやり方です。
私も昔は、「どうせ赤字に決まってる」と思って、支出を調べることはしていませんでした。
手間がかかりますし、お金がない現実がわかって気分が落ち込むだけだと思っていたので。
ですが、お金の流れを把握していないから、「何に使ったかわからないけど、もうお金がない」といった状況がどんどん悪化します。
確かに、お金を使った後に後悔してもお金は戻ってきませんが、「どこにお金が流れているか」を把握すると、次の買い物に活かせます。
私たちは、生きている限り、ずっとお金を使い続けるので、振り返りをする価値は十分あります。
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無駄遣いを増やしてしまう思い込みを紹介しました。
思い込みは、思考のくせなので、なかなか自分では気づくことができません。
日々の消費について客観的に振り返り、自分のどんな価値観が、お金の使い方に影響を与えているか見直してみてください。
いきなり無駄遣いが減らなくても、その方向に向けて行動すると、お金に関するストレスが減り、気持ちに余裕が生まれます。
それが、生活の余裕につながるでしょう。