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毎日のちょっとしたストレスを減らすために、見直すと効果的な7つのポイントを紹介します。
「なんとなく気分が晴れない」「小さな気がかりが消えない」。そんなふうに感じることはありませんか?
それはべつに大きな問題ではないかもしれません。でも、積み重なると、居心地悪い日々が続きます。
こうしたモヤモヤの多くは、生活の中で、ちゃんと整理や片付けが終わっていないことがあるせいで生まれます。
たとえば、ずっと後回しにしている用事があったり、お金の流れを把握していなかったり。
こうしたことを少しずつ整えていくと、モヤモヤが減ります。主体的に暮らしている感覚が得られて、より幸福に感じられますよ。
1.先延ばしをしない
後回しにしているタスクがあったら、少しずつ始めましょう。
「やらなければ」と思いながらずっと手つかずでいると、心の奥底で不安がくすぶり続けます。
小さな用事でも放置すると、ふとしたタイミングに「ああ、まだやっていない。やらなきゃ」と考えて、エネルギーを消耗します。
後回しにしているタスクを実際にやるのに効果的なのは、小さく始めることです。
整理しなければならない書類の山があるなら、15分だけ使って、上から順番に見ていきましょう。
医者の予約など、電話をかけなければならない用件がたまっているなら、最初に、すべてをリストアップします。その後、こちらも15分だけ使って、上から順番にかけていきます。
私はこのような、「ちょっと面倒であまりやりたくないこと」は、できるだけ早くやって、余計なストレスを減らすようにしています。
週のうち1日だけ、「先延ばしをしていることをする日」を決めるといいでしょう。以前、私は水曜日をそんな日にしていました。
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やらねばならないことにプロジェクト名をつけて、タスクを細分化し、少しずつやっていくと、「始めていない居心地悪さ」を手放すことができます。
2.忘れない仕組みを作る
予定を管理する仕組みを整えてください。
用事を覚えておこうとすると、脳の負担が増えます。
それなのに、予定を頭の中だけで覚えておこうとする人がたくさんいます。それは、わざわざ自分が疲れて不安になる道を選ぶことです。
自分のやりやすい方法で、予定を管理するようにし、ストレスを減らしましょう。
私は、やらねばならないことは全部Googleのカレンダーアプリに入れて、通常はパソコンで確認しています。
ここにはスケジュールだけでなく、出版社から依頼された用事(どんな記事をどれだけ書くかなど)もすべて入れています。
文字数やページ割り、締切りといった詳細はメールで指示をもらうので、あとでいちいちメールを確認しなくてすむよう、すべてカレンダーに記入してしまいます。
週のはじめにこのカレンダーをざっと見れば、重要なことを忘れることはありません。
もちろん、紙の手帳を使ってもかまいません。
ポイントはできるだけ一か所に予定を書き込むことです。複数の場所にメモをすると混乱します。
いつもの場所に予定を書き込み、「忘れても大丈夫」という安心できる仕組みを作りましょう。
3.お金の流れを見える化する
複雑なことはしなくていいので、どれだけお金が入って、どこへ出ていったかわかるようにしましょう。
自分のお金が今どれだけあるのか、最近どれだけ使ったのか。こうしたことを把握していないと、なんとなく不安がつきまといます。
「ちゃんと足りるかな」「無駄遣いしていないかな」と心配になったり、クレジットカードの明細を見てびっくりしたり。びっくりしないまでも、「えっ、いつのまにこんなに使ったんだろう?」と首をかしげることもあります。
漠然とした不安は、「安心して暮らしている感覚」を奪います。
私はかつてどんぶり勘定でしたが、カードの明細を見るたびに(当時は、アプリはなく締め日にまとめて請求が来ました)お腹がきゅっと痛くなったり、胸がドキドキしたりしました。
あなたもそうなら、収支を整理して、数字で把握できるようにして、不安の元を減らしましょう。
今、私は、収入と支出はiPadに手書きでつけて、月末に合計を出し、毎月資産がどれだけ減ったか/増えたか見ています。
凝ったことはしていませんが、これをするだけで、安心感があります。
お金の不安は、必ずしも、お金がないから生じているわけではありません。実情を知らないから不安になるのです。
4.情報源をしぼる
ふだん自分が情報を得ているソースを、絞り込んでください。
インターネットやSNSを使っていると、情報が洪水のように流れてきます。あれもこれも追いかけようとすると、時間とエネルギーを奪われて、心身が疲れます。
情報が多すぎると、どれが正しいのか判断することにも苦労します。
情報を得る場所は、信頼できるソース、自分が「いいな」と思うソースのいくつかに決めてしまうほうが、ストレスがありません。
たとえばニュースなら一つのメディア(日本ならNHKでしょうか)、健康情報は政府のサイト、趣味の情報は好きなサイト1つというように決めるといいでしょう。
選択肢を減らすと迷いも減り、時間も節約できます。
情報源を増やすより、「ここを見れば大丈夫」という安心できる場所を見つけることを意識しましょう。
5.手放し方を決める
いらないものをどう手放すか、あらかじめ方法を決めておきましょう。
ものを処分できない理由はいろいろありますが、処分先が決まっていないと、スムーズに捨てられません。
「捨てる? 売る? 誰かにあげる?」と迷うからです。
選択肢が多ければ決断に時間がかかり、脳が疲れて、手元に残しやすくなります。
私は、不要品は、市場価値がありそうなら寄付、そうでないならゴミに出すの二択です。
寄付品のうち原価が高いものは、娘にあげることもあります。娘は時々、Facebookで、不用品を売っているからです。
6.人間関係を整理する
心を軽くするために付き合う人を選びましょう。
これはいきなり付き合いをやめろという話ではありません。関わり方を変えてください。
気が合わない人や頼まれごとばかりする人と一緒にいると、心のエネルギーを消耗します。こうした消耗は、散らかったものから受ける視覚的ノイズ以上に、気持ちの負担になっています。
どうしても苦手だと思う相手とは距離を取り、必要以上に連絡を取り合わないようにするといいでしょう。
逆に、一緒にいて安心できる人、元気をもらえる人との時間は大切にしてください。
人間関係を整理すると、境界線を引いたり、断ったりすることにも慣れていきます。最初は勇気がいりますが、少しずつ線引きをして、モヤモヤを減らしましょう。
それ、あなたの問題じゃないかも? 心の境界線を引くという考え方
誰とどれだけ関わるか、意識的に決めることは、重要な心の整理術のひとつです。
7.小さなサインを見逃さない
日常に潜む小さな違和感や変化を早めにキャッチしましょう。
大きなトラブルになる前に、小さな兆候があるものです。たとえば、
・体のだるさや寝つきの悪さ → 健康の警告
・ちょっとした違和感や言葉のすれ違い → 人間関係のほころび
・財布の中身が妙に減っている → 金銭管理のゆるみ
・片付けが面倒になってきた → 心の疲れ
こうした違和感をそのままにせず、早めに見直すことが大切です。
私は毎朝モーニングページを書いており、気になることはすべてここで出し切っています。
また、月末に家計と予定をざっと振り返り、翌月の努力目標を考えることもしています。
こうした習慣があると、小さなズレにすぐ気づくことができるので、大問題になる前に手を打てます。
人生には、予期せず、突然降りかかってくる問題もあります。でも、小さなサインをほっておくとあとで大きな問題になることも、意外とたくさんあります。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
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日々をスムーズに過ごすために、見直したほうがいいことを7つ紹介しました。
今回紹介した部分が整ってくると、幸福感が底上げされます。
私は暮らしをシンプルにしながら、こうした人生の大事な部分の整理にも努めてきました。
もともとあまり落ち込まない方ですが、その傾向がますます強くなり、困難が降りかかってきても、「まあ、なんとかなるか」と受け止められるようになりました。
あなたもぜひ、気になる部分から見直しを始めてください。いつもの景色が、きっと違って見えるはずです。