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2月14日はバレンタインデー。
カナダでも日本でも、この日は誰かにプレゼントを贈る文化で賑わいます。
でも、今年はちょっと視点を変えて自分にプレゼントをしてみましょう。
誰かのためにエネルギーを使う前に、自分自身を整える「贈りもの」をします。
今回提案するのは、わざわざ特別な道具を使わずに、日常の小さな動作を「儀式」に変える方法です。
心がざわついたとき、疲れを感じたとき、気持ちをリセットして自分を守る方法を7つお話しします。
目次
- 1. 玄関で自宅モードのスイッチを入れる
- 2. 手洗いで負の感情を流す
- 3. お湯を沸かす1分間に待つ練習
- 4. 一つだけ片づけてコントロール感を取り戻す
- 5. 一区切りついたら「境目の一言」を添える
- 6. 3行だけ書いて心の洗濯
- 7. ものを扱うときに「ありがとう」と添える
1. 玄関で自宅モードのスイッチを入れる
家に帰ったら、鍵を閉めた後、肩をストンと落として「はい、ここからは私の時間」と心の中で宣言してください。
これだけです。
でも、この小さな動作が、外の世界と家の空気の間に「境界線」を作ってくれます。
私には苦い思い出があります。
20年ぐらい前、娘とバレエスクールから帰るときのこと。
ふだんはバスですが、すごく天候が悪かったのでタクシーに乗りました。
当時はカーナビもなく、iPhoneのような高度なスマホもない時代です。
私の説明が悪かったのか、運転手が変な方向に走っていって、「おかしいな」と思い確認したら「最初にちゃんと言え」みたいに言われました。
その後、口論になりました。
家に帰って夫にその話をしていたら、私が文句たらたらで非常にネガティブだったらしく、夫が「いい加減にしろ。たまたま性格の悪い運転手と出会っただけだろ。もう終わったことだろ」と怒鳴りました。
外で起きた嫌なことを、家の中に持ち込んで、ますます不愉快になりました。
それ以来、玄関で一度区切りをつけることを意識しています。
外の空気と家の空気の間に「結界」を作ったほうが、自分も周囲の人も穏やかに暮らせます。
この儀式ですが、毎回同じ動作をすることをおすすめします。
いつもする同じ動作が、脳にリラックスするサインを送ります。
2. 手洗いで負の感情を流す
手を洗う数十秒間、今日あった嫌なこと、モヤモヤすることを水と一緒に流します。
私は日々のお風呂が一番のリラックスタイムですが、お湯に触れる瞬間にふっと我に返ります。
マインドフルネスは、特別な瞑想ではなく、このように感覚に集中することから始まります。
手を洗うときも流すイメージをしましょう。
石鹸の香りを意識したり、水の温度をしっかり感じたりしてください。
そうやって、意識を「今」に引き戻します。
水と一緒に、負の感情をドレインに流しましょう。
実際には感情は流れませんが、イメージするだけで気持ちが軽くなります。
イメージトレーニングを利用して断捨離に成功する方法(汚部屋改善)
3. お湯を沸かす1分間に待つ練習
ケトルが沸くまで、スマホを触らず、ただぼーっと待ちます。
スマホをさわることがクセになっていると、これが意外と難しいでしょう。
私は家事の隙間時間にポッドキャストやオーディオブックを聞くのが好きです。
でも、朝はなるべく音を聞かないようにしています。そのほうが頭が疲れないし、魂が解放される感覚があります。
お湯を沸かす1分間は、何もしなくていい時間です。
反射的にスマホを手に取らないようにしましょう。
情報を取り込むのをやめて、静寂を味わう練習をしてください。
窓の外を見てもいいし、ぼーっと立っているだけでもいいです。
こうすると、疲れが取れます。
今や、何もしないことは1つのスキルです。
現代人は常に何かをしていないと不安になりますが、何もしない時間が心を回復させてくれます。
ミニマリズム~何もしない時間、何もないスペースを作ってより充実した人生を
4. 一つだけ片づけてコントロール感を取り戻す
部屋全体ではなく、テーブルの上や引き出しの上に出ているものを「1つだけ」定位置に戻してください。
1つだけです。
キッチンのカウンターや、娘の散らかったリビングを片づけるとき、私はスタート地点を決めて、そこから順番に1つずつ戻していきます。
疲れていても、1つならできますよね。
少しでも環境を整えると、自分の人生をコントロールしている感覚を持てます。
それは、選択している感覚、流されていない感じ、自分の基準で決めているという実感です。
こうした実感が持てると、失敗しても自分を責めすぎないし、他人の行動に振り回されにくくなります。
だから1つだけ片づけてみましょう。
5. 一区切りついたら「境目の一言」を添える
作業やタスクが終わったら、「終わった」「次は明日」など、自分に終了の合図を送ってください。
私はずるずる仕事をしてしまうクセがあります。
だから、時間が来たら「今日はここで終わり!」と声に出して言うようにしています(開始するときも、「今から仕事を始めます」と言っています)。
朝一番にモーニングページを書くのも効果的ですが、夕方や夜の「店じまい」の言葉も重要だと思います。
特に、オンとオフの切り替えが苦手な人におすすめの儀式です。
言葉に出して、脳のキャッシュ(一時記憶)をクリアしましょう。
仕事が終わったとき、家事が一段落したとき、勉強を切り上げるとき。
「はい、ここまで」と声に出してやりすぎを防ぎましょう。やりすぎると疲れます。
6. 3行だけ書いて心の洗濯
気持ちをスッキリさせるために3行だけノートに書きます。
3行とは、今の気分、原因、次にする小さな行動です。
モーニングページをおすすめしていますが、「朝は忙しいから」とやらない人はたくさんいます。
そんな人は、とにかく何か書くことを始めてください。
3行なので、長く書こうとしないのがコツです。
私は長く書くのは全然苦になりません。朝はモーニングページを書いているし、最近は毎晩音声で振り返りをだらだらしています。
でも、疲れているときは10年日記に数行書いて寝ます。
日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
3行書くのは、ゴミ出しであり排水です。だから、美しく書く必要はありません。
ゴミを捨てるのと同じ感覚で、頭の中にあるものを外に出しましょう。
たとえば、こんな感じです。
・今の気分:イライラしている
・原因:同僚の言い方が気になった
・次にすること:お風呂に入る
原因と次の行動に論理的なつながりをつける必要はありません。
これは、問題を解決するためのメモではなくて、頭と気持ちを一度外に出すための排水ですから。
朝の3ページで心が変わる~モーニングページを試した読者の感想
7. ものを扱うときに「ありがとう」と添える
コップを置くとき、靴を揃えるとき、心の中で「今日もありがとう」と言ってください。
ものが多かった時代、私は使わないものをたくさん放置していました。数が多いから、乱雑に扱っていました。
でも、ミニマリストになって、一つひとつのものとの関係が深まったと思います。
人間関係がしんどいときでも、ものなら裏切りません。
感謝を言う練習台になってくれます。
朝、コーヒーカップを手に取るとき「ありがとう」。
夜、歯ブラシを置くとき「ありがとう」。
小さな感謝の言葉が、心を柔らかくしてくれます。
カップや歯ブラシにお礼を言うのが気持ち悪いときは、ぬいぐるみなどを使うといいでしょう。
私も、よくぬいぐるみに話しかけています(一人二役をすることもあり)。
たっぷりあるマインドを持つ最短距離は、今あるものに感謝することです。
足りないものを数えるのではなく、あるものに目を向けられるようになる。
そのために、ものに感謝の言葉をかけてみてください。
たっぷりあるマインドになるおすすめの練習法6つ~もう十分ある、と考える。
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バレンタインデーには、物ではなく、相手が本当に求めているものをあげる。
バレンタインデーの由来とその日女性が男性にチョコレートを贈る理由
エッセオンラインに書いた記事です⇒日本とカナダでこんなに違う「バレンタイン」。渡すものや相手、ホワイトデーは? | ESSEonline(エッセ オンライン)
おわりに:1つだけ取り入れてみて
今回紹介した儀式は、どれも10秒から1分で終わるものばかりです。
ただし、全部やろうとしてはいけません。1つだけ取り入れてみてください。
もちろん、自分のオリジナルの儀式でもいいです。
情報過多の今、私たちは日々、外側の世界に気を取られがちです。
でも、本当の安心感は自分の内側にしかありません。
誰かにプレゼントを贈るのも素敵ですが、まずは自分に「穏やかな心」を贈ってください。
思い出したときに「ふふっ」と笑いながら試してみてくださいね。
あなたの毎日が、少しだけ軽やかになりますように。
告知:エッセオンラインとオーディオブック
■エッセオンラインに新しい記事がアップされたのでリンクします。
今回は実家の片づけに関して書きました。
⇒60代、「実家の片づけ」でやってよかったこと5つ。片づけられない親に、遠方からできること | ESSEonline(エッセ オンライン)
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