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紙やペン、ノートなど文房具好きの私がどんなふうに文具を捨ててきたかお話します。
子供のときから文具が好きで実家にも、こちらの家にも大量にありました。
こんなふうに文具を捨ててきた
自分がたくさん文房具を持っていることはよく自覚しており、節目節目でざくざくと捨てていました。
実家に残っていたものは、里帰りのたびに捨てたり、友だちにあげたり、母にあげたりしました。
しかし、「母にあげる」ということは実家の中に文房具がとどまることなので、あまりよくありません。
そこで、去年帰ったときに、絵葉書やレターセットをほんの少しだけ母に残し、あとは一掃しました。
自宅にあるものは、ステップ・バイ・ステップ少しずつ数を減らしました。
文房具の断捨離をしながら、自分のファイリングシステムを作ることを心がけてきました。
ファイリングシステムとは文書管理です。必要なときに必要な文書や記録がさっと取り出せるシステム。
こう書くと大げさですが、主婦が家の中で円滑に事務管理できるシステムを作ることです。
私の場合、まだ家計管理をしっかりやっていませんし、コントロールジャーナルも作りかけで、きちんとしたファイリングシステムはできあがっていません。
いらない文具や紙を捨てたことで、ようやく事務管理のスタートラインに立った、というところです。
コントロールジャーナルについてはこちらをどうぞ⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化
文房具は本当に大量に持っていたので、適量にするまでに何年もかかりました。私の断捨離のステップを7つに分けてお伝えします。
ステップ1:買わない
まず文房具を買うのをやめました。
家の中に文具や事務用品が多すぎたので、どうしても必要なもの以外は絶対買わないと決心。
日本にいたときは、家にノートやボールペン、シャープペンがたくさんあるのに、東急ハンズなどでうっかり買っていました。
こちらに来てからも、最初の5年ぐらいはたまに買うことがありあましたが、ここ10年ほどは、娘のために買うことはあっても、自分にはまず買いません。
ツイストリングノートを少し買ってしまいましたが(今、順番に消化中。もうすぐなくなります)。
ここ3年は、自分の文房具はプリンターのインクカートリッジ以外は買っていません。
ステップ2:規格を決める
ノートがたくさんあって収拾がつかなくなるのは、やたら買ってしまうのも理由の1つですが、規格がバラバラだからです。
そこで自分が使うノートの規格を決めました。
ずいぶん前に自分の使うノートは、大きなものはレターサイズ、小さなものはA5サイズにしました。
レターサイズは北米標準の紙のサイズで、8.5×11インチ(21.59×27.94cm)。A4サイズ(21cm×29.7cm)より少し幅があり、縦が短いです。
ノートを買うなら、このサイズだけに限定しました。今使っている10年日記や、食事の記録をつけているノート、スケジュール帳もA5サイズです。
スケジュール帳はA5といっても少し変則で、ふつうのA5より幅が短く、縦が少し長いです。
私のスケジュール帳⇒ツイン手帳を愛用中~50代節約系ミニマリスト主婦の手帳術
ツイストリングノートを買うとき、サイズを間違えて注文してしまったり、コクヨのスリムノートが使いやすくて、3冊ほど買ってしまった失敗もありましたが、基本はこの規格で揃えています。
規格を決めたことで、収納やファイルがやりやすくなりました。
ステップ3:定番を決める
日本にいたときは、次から次へと便利そうな筆記具や文具が発売されるので目移りすることもしばしば。
店に行くたびに1本また1本と新発売のペンや、インクの色の違うペンを買ってしまうことがありました。文房具の1つ1つはそんなに高くないですから。
そこでペンもノートも自分の定番を決めて、それ以外は買わないようにしました。新商品が出ても関係なし。
私の定番は
●ボールペン:コクヨのパワーフィット
●シャープペン:ぺんてるのタフシャープ
です。
消しゴムはずいぶん前に買ったのが全然減らないので特に定番は決めていません。
ノートはこちらでふつうに売っているレターサイズのノート。カナダは日本のように商品のバラエティが多くないので、好むと好まざるとにかかわらずいつも同じようなものを使うことになります。
ペンは一時期、ペンの頭でこするとインクが消えるフリクションボールが便利で好きでした。しかし、カナダで入手しにくいのと、インクがすぐに減って不経済なので、今は1本だけ持っています。
フリクションボールが便利だと思うのは手紙を書くとき。やたら字を間違えますから。それ以外はふつうのボールペンで充分です。
手持ちのフリクションボールがなくなったら、カナダで手に入るものを使っていく予定です。
コクヨのパワーフィットもカナダには売っていないので、ボールペンがなくなったら身近なもので定番を探します。地産地消です。
ステップ4:捨てる
去年、これまで使わなかったもの、今後使いそうにないものはすべて捨てました。
それまでも段階的に捨てていましたが、引越前に何回かにわけて徹底的に捨てたのです。
捨てたものの一部
このほかに、絵葉書やノートなども捨てました。
ステップ5:ストックを持ちすぎない
ペンやノートは消耗品なので、順番に使っていけばいつかは使い切ることができるでしょう。
しかし、使うのは私1人。自分の人生の残り時間と、ふだんの使用頻度などを考え合わせ、数年で使い切れそうな分だけ手元に残し、残りのペンやノート類は断捨離しました。
マスキングテープも4個(4ロール?)だけ残して断捨離。
このぽち袋は30年ぐらいほぼ新品のまま持っていました。
ステップ6:使いやすい仕組みを作る
文房具をたくさん持っていたときは、家の中のあちこちに散っていて、目についたものを使う、という感じでした。
今は、机の引き出しと、プラスチックの小さな引き出しに収納しています。この引き出しは自分がふだん使っているデスクのすぐそばにある本箱に収納。
これで手持ちの文房具はすべて把握できるようになりました。
ステップ7:使い切る
使うペンやノートを1つだけ決めてひたすら使っています。いつも使うものを決めておけば、順番に確実に使い切ることができます。
使い切るコツはこちらに書いています。
持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ
現在は、ペンやノートを順調に使いきっています。ボールペン1本でも使い切ると、小さな達成感があります。
やはり使わないものをたくさん持っているより、本当に使うものを少しだけ持つほうがずっと気分がいいです。物をちゃんと使っているという充実感を感じます。
最近は、必要な数だけ手元におき、確実に使うのが、本当の文房具好きのやることではないだろうか、と思っています。