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断捨離や汚部屋改善に挫折しそうになる、心が折れそうになる、そんなことはありませんか?
私は何度もありました。
50歳になってバリバリ片付けていたときも挫折の危機がありました。けれどもなんとかふんばることができたのです。今回はその頃のことを書きます。
夏頃から断捨離が大幅にペースダウン
50歳の誕生日を迎える年のお正月から、本腰を入れて始めた片付け。フライレディから届くメールをペースメーカーに毎日せっせと断捨離していました。
最初の半年は、かなり物を捨て、生活習慣も整ってきたのは、これまでの「ミニマリストへの道」の記事に書いたとおりです。ところが、夏から急激にペースダウン。またまた物が増え始めました。
この年の後半はこんなふうに過ぎて行きました。
7月と8月:夏休みで子供の世話に追われる
子供が家にいました。夏休みです。
小さいときは近くの大学のキャンプと呼ばれる半日のサマースクール(お絵かきやスポーツ)にたくさん参加させましたが、もう小学校6年だったので、自宅で過ごしてもらうことにしました。キャンプもそれなりにお金がかかります。
子供の宿題を見たり、一緒に遊んだり、友だちの家にプレイデイトに連れて行ったり、逆に友だちをプレイデイトに呼んだり。
プレイデイトというのは、あらかじめ時と場所(誰かの家)を決めて、子供たち同士を遊ばせることです。
やはり子供の世話(育児とも言う)が1番大事なので、片付けは二の次になりました。
しかもお絵かきやクラフト好きの娘がどんどん「作品」を作り、部屋は片付くどころか、日々カオスになって行きました。
9月:新学年で忙しい
2ヶ月の夏休みが終わり、「ようやく落ち着いて家事がやれる」と思ったものの、9月は新学年が始まる月。子供は1人しかいないし、私は専業主婦なので、そこまで忙しくなるはずもないのですが、いろいろ調整することがあり片付けが進まず。
娘は9月生まれなので、誕生日パーティをする必要がありました。しかも、娘のクラス(小さな小学校なので1学年1クラスしかありません)に、やたらと9月生まれの子供が多く、毎週末どこかでパーティがあり忙しい月でした。
もちろん誕生日パーティでは娘はプレゼントをたくさんもらいました。私自身は全く欲しくないのですが。
誕生日パーティで物が増える話はこちら⇒おもちゃを大量に家の中に入れてしまったのは、断捨離マインドが定まっていなかったから~ミニマリストへの道(14)
このシリーズを最初から読む方は目次からどうぞ⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)
10月:やはり片付けが進まない
「3ヶ月分たまった不用品やゴミを片付けなきゃ」と思うものの、この月もなぜかあっという間に終わってしまいました。
10月のフライレディの月間目標は「紙ゴミを捨てる」なのですが、これが全然できませんでしたね。
紙ゴミの捨て方についてはこちらをどうぞ⇒紙ゴミや書類の断捨離のやり方(1)~新聞紙は毎日捨てる
この月できた唯一の片付けは台所のカウンターをきれいにすること。これとて、夫のものが多くて、苦戦しました。
キッチンのカウンターの上の攻防戦はこちらに書いています⇒台所を片付けるために私がやった3つのこと~ミニマリストへの道(38)
11月:子供の風邪がうつる
「今月こそ片付けを!」と思ったものの体調が悪く進まず。子供が風邪をひいて学校を数日休み、その風邪が私にうつったのです。
相変わらず、子供のものはいろいろ増えて行きました。
ふだんでも3歩進んで2歩下がる断捨離が1歩も進まないどころか、強い力で後ろに引きずられている…そんなことをゲホゲホと咳をしながら考えていました。
ゴミの収集日も忘れてしまうというボケぶりです。「子供がいるとシンプルライフは無理なのかも…、家族がいると無理なのかも…」と弱気になりました。
挫折を回避できた理由とは?
前半にがんばりすぎたのか、この年の後半はこんなふうに片付けが進みませんでした。
これまでの私だったらまたずるずると物を増やすところです。けれどもこの時は踏ん張りました。
今思うとこんな理由があったからです。
1.買い物をあまりしなかった
この年の始め、自分なりに片付けプランを作りました。
こちら⇒まさかの断捨離リバウンドで家の中がまたぐしゃぐしゃ、それにはこんな深い理由があった~ミニマリストへの道(23)
家に入るものをモニターする、という目標を立てたのです。最初は全部写真に撮ろうかと思っていましたが、めんどくさくてすぐにやめました。
でも買ったものはすべて記録していました。けっこう子供の靴下や本などこまごましたものは買っていましたが、自分の買い物はかなり減りました。
2.捨てたものの記録をつけた
家に入ったものの記録をつけるほかに、3月から、毎日捨てたものを記録するためだけにブログを開設しました。
このブログ、もうサービスが停止され見ることができないのですが、本当に毎日、捨てたものだけを淡々と書いていました。
●鉛筆5本
●本2冊
●Tシャツ3枚
こんな感じです。誰も読んでいなかったとは思います。それでも一応ふつうに公開していたので、「書かなきゃ」という気持ちになり、物も捨てられました。
3.毎月実践状況を振り返った
その月の片付けの実践状況を月の終わりに振り返っていました。
後半は「ああ、今月もまたできなかった」という言葉が並んでいます。それでも、流されるままにならず、起きたことを振り返り、客観的に記録をつけたのはよかったと思います。
記録をつけることで、ちゃんとできたこともにも気づけました。
4.散歩(後にスロージョギング)は継続
私が唯一できたのは散歩です。7月に、服を捨てに行くことから始まった散歩は、8月はほぼ習慣になり毎朝40分歩いていました。9月も1日をのぞいて継続。この月の終わりに寒さのためにスロージョギングに変わりました。
10月も毎日走り、11月も風邪にもめげず、ものすごくゆっくり走ったり、距離を短くしたりしてなんとか完走。
散歩の習慣づけに役だった服の断捨離の話⇒服を断捨離するために10日間毎日やったことは?:ミニマリストへの道(41)
今も続けているスロージョギング⇒50歳の私がスロージョギングを始めたらみるみる健康に~そのメリットとは?
スロージョギングを続けることができたので、自信がつきセルフイメージがあがりました。
1つでもできていることがあると、「片付けもやり続ければ何とかなる」という希望が持てたのです。
こんなふうにまず目標を立て、時々進捗状況を振り返り、できないことばかりではなく、できることにも目を向けたのがよかったと思います。
特に記録をつけたことが威力を発揮しました。
☆次のミニマリストへの道はこちら⇒レオ・バボータの「暮しをシンプルにする21のルール」(1)~ミニマリストへの道(43)
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12月はクリスマスを前にいつものように慌ただしく過ぎていきました。相変わらず片付けはそんなにできなかったけれど、スロージョギングは続けました。
この年のおおみそか、朝のろのろとジョギングしていたら、青いような暗い空に、ぽっかりと満月が浮かんでいました。早朝の凍った空気にさえざえとした冷たい輝きを放つ満月。それはそれはきれいでした。
1年の最後の日の朝にこんなにきれいなお月様を見られて、とてもうれしかったです。
それは1年がんばった自分へのごほうびのようでした。