傷ついた心

ミニマルな日常

断捨離したのに、次々と悪いことが続いて納得できません。

ずいぶんがんばって家族ぐるみで物を捨てたのに、近頃、悪いことばかり続き、納得できません。

こんなとき、筆子さんはどうしましたか? というご質問をいただきました。

この記事で回答します。まずメールをシェアしますね。ひろさんからです。



断捨離後、悪いことが続いています

件名:断捨離しても得られない納得

いつもブログ拝見しています。

自分は実家住みなのですが、家にだいぶ物が溜まり込んでいたので、家族を説得しながら家にあるものを相当数捨てるなりリサイクルショップに売るなりして処分しました。

数にして軽自動車8台分ぐらいだったと思います。

しかし、それだけ処分しても、なんだかしっくり来ないのです。

私はあまりスピリチュアル等は信じていないのですが、断捨離してからというものの、私自身の入院、母の体調不良、父親の減給と緊急入院、妹の仕事上のトラブルと良くないことが続くようになったのです。

断捨離すると反転作用で悪いことが起こるという話も耳にしましたが、ここまで悪いことが続くと不安になったりもします。

私ほど徹底したミニマリストは家族にはおらず、むしろ家族はタメコミアン傾向にあるのでこれ以上無理に物を捨てさせることも難しいです(断捨離を説得するのに丸2年要しました)し、これだけ処分してもしっくりこない自分に嫌悪感を感じます。

筆子様は、自分の納得いかなかった気持ちにどのような折り合いをつけてこられたのでしょうか。

是非回答いただけると有り難いです。

ひろさん、お便りありがとうございます。

いつもブログを見ていただいているのですね。とてもうれしいです。

軽自動車8台分…。かなり捨てましたね。

いま、ひろさんやお父さん、お母さんはお元気なのでしょうか? 早く体調がよくなるといいですね。

わたしは、物を捨てたあとに、「納得いかない」と感じることはないです。「あ~すっきりした」とか、「もっと早く捨てとけばよかった」とはよく思います。

というのも、何かに納得するために、物を捨てていたわけではないからです。

ひろさんが、「いったい何を期待して、断捨離しているのか?」という点に問題の解決のいとぐちがあるのではないでしょうか?

次のように考えてみると、嫌悪感を感じないと思います。





断捨離に期待しすぎない

断捨離すると家の中はきれいになりますが、それだけのことです。自分の人生の問題はそのまま問題として残っています。

この点を再確認してください。

私も、とても貧乏だったとき、「何かいいことが起こるといいなあ」と思って、毎日、玄関の掃除をがんばっていました。が、玄関がきれいになっただけで、べつにお金はどこからも落ちてきませんでした。

考えてみたら当たり前のことですよね?

ところが世間では、「断捨離すると開運して幸せになる」とか、「片付けが人生を変える」とよく言われるので、無意識に期待してしまう人が多いのです。

人生がときめく片付けの魔法」とは、近藤麻理恵さんの著書のタイトルです。このタイトル、ひじょうに秀逸なキャッチコピーです。

「ときめく」と言われると、なんとなくわくわくするし、「魔法」と言われると、いきなり世界がバラ色になるような、目の前がぱーっと明るくなるようなイメージが喚起されます。

けれども、繰り返しますが、これはキャッチコピーなのです。キャッチコピーとは、「消費者の心を強くとらえることを狙って作られた宣伝文句」です。

キャッチコピーは科学的な事実ではなく、その本が伝えたいメッセージを凝縮した言葉です。

ですから、どんなに断捨離したところで、病気になるときは病気になるし、仕事のトラブルが起きるときは起きるのです。

人間、なぜ病気になるのかといったら生体だからだし、仕事でもめごとが起きるのは、自分のことを一番大事に思っている人間たちが集まっている社会に生きているからではないでしょうか?

つまり、断捨離してもしなくても、人生にはいいことも悪いことも起こるし、ときには悪いことが立て続けに起こることもあるわけです。

「弱り目に祟り目」ということわざがあるし、フランス語にも「不幸は1人ではやってこない」ということわざがあります。

それは誰にでも起こりうることです。

病気と断捨離は無関係だと書いた記事⇒いらない物を捨てると体調が悪くなる? いえ、病気になる原因はほかにもたくさんあります。

家族に無理に捨てさせない

不用品を捨てるとたいてい気分がよくなりますが、逆に「楽しくない」と感じるときもあります。

その点についてはこちらに書いています⇒私の経験した断捨離の副作用とそれを乗り越えた方法

とくに、無理やり捨てると、あまりいい結果になりません。

ひろさんご自身はミニマリストなので、捨てることに抵抗がないかもしれません。けれども、ご家族はタメコミアンなのですよね?

2年かかって説得したそうですが、ご家族は本当にシンプルライフのよさや、物を捨てることの意義を感じて捨てたのでしょうか?

もしかしたら、子供とうまくやっていきたいから、兄/姉の言うことはきいといたほうがいいから、など、家族とうまくやっていくために、捨てる道を選んだのかもしれません。

ひろさん自身も、自分がかなりプッシュしたことを自覚しているから、「断捨離をすすめなかったら、こんなことにはならなかったのかも」という罪悪感があるのかもしれませんね。

これまで、かなり捨てたのだし、今後は、ご自身の部屋(プライベートスペース)のみを片付けるだけにして、パブリックスペースや、ほかの家族の部屋は手出ししないほうがいいでしょう。

パブリックスペースには、個人的なガラクタを持ち込まない、というルールを作るといいですね。我が家にはないルールですが、このルールを徹底できれば、そんなに散らかりません。

もっとミニマルライフを追求したいなら、ひとり暮らしも検討してください。

心の断捨離もしてみる

物の断捨離と平行して、心の断捨離も心がけてください

おたよりに、インスタグラムのアドレスを書いておられたので、拝見しました。ひろさんの閉塞感が伝わるメッセージがいくつかありました(あくまで私の印象です)。

断捨離をしているうちに、いろいろなことを考えるようになったのかもしれません。

それは悪いことではないです。

けれども、あまりにストレスを感じるなら、心の中のガラクタも捨ててください。

おすすめの方法を3つ書いておきます。

考えながら捨てる

自分はこれからどんな暮らしを構築していきたいのか、この点を考えながら物を捨ててください。

物の断捨離をすると心の整理が促されるので、その結果、人生のほかの問題も、しだいに解決されていくものです。人の現実は、その人が周囲のことをどんなふうに解釈するかで変わりますから。

ですが、「捨てればきっといいことがあるはず。とにかく捨てればいいんだ」と思いながらやみくもに捨てていると、そこで思考が停止してしまい、自分の気持ちに向き合うことができません。

自分の気持ちに向き合って、考え方のクセを修正していくと、現実の捉え方も変わります。

考え方のクセについて⇒今すぐ捨てたい根拠のない思い込み:10の認知のゆがみ、その1

心のガラクタの元になるものを捨てる

自分の気持ちを毒する、自分のためにはならない人間関係や状況を、捨てるか、そうしたものから距離をとってください。

具体的には、嫌だと思うことを、「しなければならないから」という義務感からするのをやめるといいでしょう。完全にやめなくても、3度やっていたのを1度にするとかして、頻度を下げて様子をみてください。

なんでもコントロールしようとしない

「私が行った断捨離のせいで不幸が続いている」と考えるということは、自分には、できごとが起きる順番や、起きる頻度、さらにはそのできごとの内容を変える力がある、と無意識に思っているわけです。

けれども、悪いことが起こるタイミングは、人間には選べません。

多少、避けることはできるかもしれませんが、起きるときには起きます。

状況をコントロールしようとしなければ、「思い通りにいかない」と強いストレスを感じることもないでしょう。

人間は起きたことの理由を知りたいと思うものですが、理由なく起きることはたくさんあります。

ものごとのよい面を見る

断捨離のあと、よいこともあったのではないですか?

そちらにも光をあててください。

病気になるのは、災難ですが、いまは、「100パーセント真っ暗な災難」に思えても、時間がたつと、「いや、あの病気のおかげで助かった」と思えることもあるものです。

そのできごとのよしあしは、いつ、誰が、どんな立場で考えるかによってい、いくらでも逆転します。

断捨離後の不幸に関するほかの記事

同様のトピックの記事をリンクしておきます。よかったら読んでください。

断捨離しているのにイライラします~断捨離に好転反応はあるか?

停滞している断捨離を再びスタートさせるちょっとしたコツ。

何もかもうまくいかない時期を乗り越える3つの方法。

******

悪いことが続くことはありますが、それは自分だけではありません。

人生ってそういうものじゃないでしょうか?

他人は、幸せそうに見えるかもしれませんが、外からだけじゃわからないことはたくさんあるし、自分が相手の「よく見える部分」だけに、フォーカスして、自分と比べていることだってあります。

自分の居場所で前向きにがんばるのがベストだと思います。





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