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7月にいただいたお便りから3通紹介します。今回は「長めのお便り特集」、あるいは「呪縛(じゅばく」から解放された話特集」です。
内容は
・アクセサリーを捨てたら起きたこと
・長年気になっていたことを片付けた
・少しずつ物を捨てられるようになってきた
まずしましまさんのメールです。
小さくても不用品は不用品
件名:不用品に大きさは関係ない!
半年前に筆子さんのブログを発見し、ほぼ毎日訪問して、激しくインスパイアされています。
おかげで、家が片付き、実家も片付き、とても気分がいいです。
そんな中、以前から心苦しく思っていたアクセサリー類を処分することができました。
もともとアクセサリー類が全く似合わないこと、装飾品を身につけることがとても苦手でしたが、なぜか、姑から譲り受けた多数の貴金属類、昔の彼氏からのプレゼントが多数。
また、買う前から不要だと思って激しく拒否していたのに、結局買われてしまった結婚指輪や婚約指輪があり、処分できずにすべてひとまとめにしていましたが、これが私の断捨離の最終ミッションだと思いまして、意を決して売りに行きました。
今回はこれだけでは終わらず、売って得たお金で、人生初めてのアクセサリーショップに行ってきました。
店員の方に相談して自分に似合うものがあるとわかり、購入しました。
まさかこの私が、イヤリングと指輪を店員に相談して買うとは!と正直びっくりしています。
アクセサリーが嫌いだったのは、自分の意志に反して高額なものを勝手に贈ってくるという行為が嫌いだったのかもしれない、だから身につけたくなかったのかもしれない、本当はアクセサリーが嫌いだったわけではなかったのかも等、
色々と自分の考えに向き合うことができました。
たとえ小さくて、全くかさばらなくても、不用品が家にあってはいけないなと思いました。不用品に大きさは関係ないと思いました。
これからもブログ更新楽しみにしています。TED記事が特に好きです。
しましまさん、はじめまして。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
気に入らないアクセサリーを処分できてよかったですね。いまは好みのものを装着して楽しんでおられることでしょう。
それにしても、贈り物って本当にたちが悪いですね。相手のためと言いながら、自分の都合を優先して贈答品を贈る人がいかに多いことか。
プレゼントを捨てられなくて苦しんでいる人から何度メールをいただいたかわかりません。
もし、いまも、しかたなく持っているプレゼントがありましたら、本日をさかいにお別れすることをおすすめします。
しましまさんのように、新しい自分を見つけることができるでしょう。
しましまさん、ブログも拝見しました。これからもお元気でお暮らしください。
小さいものでもガラクタはガラクタ。捨てれば開放される(プチ断捨離その7)
次は、Hさんのメールです。小見出しは私が入れました。
気になっていたことをようやく終わらせた
件名:お金と正面から向き合うということ
メキシコ在住のHです。
「ミニマリスト」で検索してこのブログを見つけたのが数年前です。それからはお気に入りに登録して、まめに読ませていただいています。
痛いところをつかれた
実は昨日、過去のあるブログを読んだところ腹にズドン、胸にズキリと来ました。
痛い所を直球で突かれました。
それで「これではいけない!今こそ変わらなければ!」と強く思い、今日早速、ある長年の懸案事項を片付けてきました。
そのお礼を言いたくて、こうしてお便りしています。
そのブログのメッセージとは、「今後あなたがする事は二つだけ。どうしてもやらなければいけない事と心からやりたい事」という内容でした。
掲載日も正確な文言も覚えていませんが、内容はそういうことでした。
「やらなければいけない事」の中身が書かれており、税金・銀行関係などとありました。この「銀行」が私の問題だったんです。
私がずっと先延ばしにしていたこと
実は私は、お金と正面から向き合うことが大の苦手です。
お金って、人間のむき出しの欲がもろに出るものですよね。その生々しさが苦手なんです。
だから、筆子さんのブログの中でもお金に関する文章だけは一切読んでいません。怖いんです。読めないんです。
そんな私は、ある銀行口座(A銀行)を4年ほどもほったらかしにしていました。
転居してからその銀行の支店がどれも遠くなり通うのが億劫になったことと、新居のそば(私の行動範囲内)にあるB銀行で口座を開いたことでA銀行を使う必要がなくなったことが表面上の理由です。
でも真の原因は、上に書いた心理的な事です。
あまりにも長いことA銀行の口座を使っていなかったので、「もしかしたら、銀行の判断(方針)で私の口座はもう閉じられてしまったかもしれない。預金も全額吸い上げられてしまったかもしれない(この国ではあり得ることです)」という懸念や恐怖が常にありました。
それならすぐにでも確認しに行けばいいのに、または電話で確認すればいいのに、面倒だったり事実を知るのが怖かったりしてとうとう今日まで行動しません(できません)でした。
夫にも再三にわたって注意されていました。でも動けなかったんです。自分のお金のことなのに。苦労して貯めたお金なのに。
やってみたらすぐに終わった
それが、筆子さんの上記のメッセージを読んだとき雷に撃たれたような衝撃を受けて、突き動かされるように今日銀行へ行ってきてしまいました。
事実を知るまでは本当にドキドキでしたが、おかげさまで私の口座は生きており、残高も全額+雀の涙ほどの利息がちゃんと残っていました。
残高証明も印刷してもらったし、とっくに期限が切れていたデビットカードも再発行申請できたし(受取りは1週間後)で、ひと安心です。
やってみれば、家を出てからわずか2時間で長年の懸案事項が片付いてしまいました。余りにあっけなかったです。
夫は、私のこの突然の行動に開いた口が塞がらないほど驚いています。一体どうしたんだと。そして、預金が全額無事だったことを一緒に喜んでくれています。
これに懲りて、これからはお金とちゃんと向き合っていきます。筆子さんのお金に関する文章も少しずつ読んでいきます。苦労して貯めた大事なお金ですものね。
筆子さんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。これからもお元気で益々ご活躍ください。
Hさん、こんにちは。メールありがとうございます。
この記事を読んでくださったのですね⇒もっとシンプルに暮らすための確実なルート(前編)
気になっていたことが解決してよかったです。私もうれしいです。
お金について考えるのが苦手なのは、私も同じですが、Hさんは、かなり強い思い込み(ほとんど呪縛)がありましたね。
お金はべつに生々しいものじゃありません。ニュートラルなメディア(媒体)の1つです。
お金に対して、生々しい、汚い、自分の命より大事、私という人間の価値を表すもの、などなど、さまざまなイメージや感情を持つのは、あくまで自分です。
お金に対する考え方(マネーシェイム)を矯正していけば、もっと淡々とお金に向き合えると思いますよ。
マネーシェイムについて⇒自分のお金の問題についてもっと正直になろう(TED)
それでは、Hさんも、お元気でお暮らしください。
最後は、marchさんのメールです。
少しずつ物を捨てられるようになってきた
はじめまして。
筆子さんのブログと去年末に出会い、それからほぼ毎日ブログを拝見させていただいてます。
筆子さんのブログはシンプルでわかりやすく、その上、時に赤裸々に書かれているので、とても親しみ感がわきます。
私はなかなか物が捨てられない人で、よく友人や夫に、何でこんなものを取っておいてるんだっとか、物持ちがいいよねっと言われてました。
筆子さんのブログを読んでいてわかったことは、私は片付けがわからなかったのです。
思えば幼い頃から母が私の部屋へ入り、何でも彼女の価値観でポイポイ捨ててしまっていたのです。
よく母には何で勝手に捨てるの!っと怒ってましたが、母は聞く耳を持たず。
よって私は片付けるという大切なことを知らずに育ってしまったのです。
しかし筆子さんの提案された、少しづつ片付ける習慣をつけるというステップが、私にピッタリで、少しづつ片付けを学ぶ事ができました。
そして手離しづらい物は写真に撮ってからという方法も本当に素晴らしいですね。
惜しみなく片付けが進むように教えてくださりとても助かってます。
ありがとうございます。
まずは一気に片付けを推奨されている方もいますが、それでは以前の私のように根本的に片付けを心と身体で理解していないとまた汚部屋へ戻ってしまうのではないのかな? と最近は思うほどになりました。
筆子さんはどう思われますか?
人より物をためてしまったため、まだまだ片付けの途中ですが、これからも習慣を守りつつ、筆子さんのブログを読み
自分を励ましながら、マイペースで片付けが進めていこうと存じます。
ただひと言 筆子さんへありがとうございますと伝えたかったのです。
長々とすみません。
これからのブログ更新も楽しみにしてます。オススメの愛読書がありましたらまたいつの日か紹介していただけると幸いです。
お身体には気をつけて楽しい夏をお過ごし下さい。
お忙しいと存じますのでご返信は不要です。読んで下さりどうもありがとうございました。
marchさん、こんにちは。メールありがとうございます。
もう夏は終わってしまいましたね。今頃の紹介になってすみません。
少しずつ片付けられるようになってよかったです。
marchさんのお母さんは、物をどんどん捨てる方なのですね。それならば、少なくとも、marchさんは、実家の片付けで苦しめられることはないので、その点はよかったと思います。
「母親がこうだったから、今わたしはこうだ」というメール、よくいただきます。
確かに、母親の影響は大きいのですが、大人になったら、自分の責任で引き受けていったほうが、結局は、自分のためになります。
marchさんは、ご自身で納得しながら、せっせと片付けているので、もう大丈夫ですね。
ちまちま捨てようと、一気に捨てようとその人の好きにすればいいのですが、一気に捨てると、リバウンドするとは思います。ダイエットと一緒です。
いきなり何もかも変えようとすると、自分自身の気持ちが追いつきません。そして、だんだんもとの状態(コンフォートゾーン)に戻っていきます。
宝くじでいきなり大金を手にした人の人生が、思ったよりうまくいかないのも、同じ理由からではないでしょうか?
一気に捨てるのは体力的にもきついので、少しずつ捨てたほうがいいでしょう。
さて、愛読書ですが、過去にこんな記事を書いています。よかったらチェックしてください。
文句や不満の多い生活から抜け出したい人におすすめの本、7選。
それでは、marchさん、これからもどうぞお元気で、お暮らしください。
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いつもたくさんのお便り、ありがとうございます。
それぞれ、考え方や生活が違って、とても楽しく拝見しています。
あなたも、記事の感想や、日頃思っていること、呪縛から自由になれた話などありましたら、お気軽にメールをください。
お待ちしています。