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新型コロナウイルスの感染防止のために、自宅にいる時間が長くなった人に、片付けプランを紹介しています。
今回は、後半の2週間+3日間です。
前半では、入院するときに、必要になりそうなものを見直すことをおすすめしました。
後半は、ほっておくと簡単に増えてしまうものをランダムに紹介します。
15.そのへんにずっとある紙
こたつの上やテーブルの上のかたすみに、積み重ねられている紙を捨てます。
いったんデスクやテーブルの上に紙の山を作ると、それが普通になってしまい、どんどん積み重なっていくので、テーブルの上には、絶対紙を積み重ねない、というルールを作るといいかもしれません。
作業が終わったら、所定の位置にしまえば、山ができません。
このようにおすすめすると、「出しっぱなしにしておいたほうが、さっと作業できる」という人がいます。
ですが、それは思い込みであることが多いです。実際は、作業をしていないときも、作業をしているときも、片付けや探しものが増えているのではないでしょうか?
テーブルや机の端に紙たばをのせる方生活をしている人は、一度、「テーブルの上に何ものせない生活」をためしてください。
掃除がらくになるし、見た目もスッキリするし、部屋も広く見えます。
16.小さな雑貨・おもちゃ
家のどこかに、ちょっとした雑貨がたまっているコーナーがあると思います。
それは本箱の引き出しかもしれないし、サイドテーブルの引き出しかもしれません。
子どものおもちゃ専用の収納ボックスの中かもしれません。
日本人は、細かいもの(小物)が好きで、景品でもらうことも多いため、何のためにあるのかわからない雑貨がたまりがちです。
こうした小さな物を思い切って一掃します。
17.よけいな収納ボックス
細かいものを収納するために買った収納ボックスやケースを捨てます。
収納するものがあるから中身が増えます。
小さな収納ボックス1つでも、そばにあれば、「ここに何かを入れたい」と思ってしまうのが人間です。
物をたくさん持っている人は、もともと、「余白を埋めたい傾向」が強いと思われます。
ちょっとでもスペースがあれば、収納雑貨をおいて、1つでもたくさんの物を収納したいと思っていませんか?
この考え方が物を増やしてしまいます。
片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから
18.CDやDVD
ストリーミングで音楽を聞き、映画を見ることが一般的になったので、CDやDVDをたくさん持っている人は減ってきているとは思います。
ですが、もし中途半端に持っているのなら、捨ててください。
家族で何度も何度も見ている、そんな映画のDVDは多くないと思います。
時間がたつにつれて、好みも変わっていきますし、家族構成も変わっているでしょう。
CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?
19.家族から譲り受けたもの
自分で買ったのではなく、親や祖父母、曽祖父母が使っていて譲り受けたものを見直します。
人によっては、すごくたくさん持っています。
写真、食器、飾り物、本、額縁に入った作品など、いろいろな物があるでしょう。
お金持ちの家ほど、たくさんあるかもしれません。
先日、YouTubeで、ダウンサイジングがテーマのCBC(カナダの国営放送局)のドキュメンタリーを見ました。
3人のお年寄り(といっても1人は61歳の男性)が、それぞれ、生活をダウンサイズしていきます。
3人のうち2人は、連れ合いをなくして、いま住んでいる家を売ってコンドミニアム(日本のマンション)に移るため、家にある物を捨てなければなりません。
2人ともものすごくたくさんの物を持っています。居室する部屋はきれいですが、物置専用の部屋に、いっぱい入っています。
裕福な人たちで、「若いころは幸せだったんだろうなあ」と思いました。しかし、ダウンサイズしなければならない今は、物を手放すつらさもあり、かなりきつそうです。
80歳近い女性は、番組の冒頭で、娘(遠くに住んでいるらしい)に、祖母の作品が入った額を見せて、「とても捨てられないわ」と言います。娘は、「でも、私はいらないわよ。ここにあるもの、全部いらない。でも、片付けを手伝うことはできる」と答えます。
結局、そのご婦人は、家にある物をオークションで売って、からっぽにしてくれる業者に依頼するようです。
その業者と打ち合わせをしているシーンで、その人は、「ああ、それなら、(別の州に住んでいる)息子や娘たちに頼まなくてもすむのね。よかった」と言います。
番組を見ながら、「あんまり物を持ってなくてよかった。ああいう生活をするお金も家族もいなかったけど、それがかえってよかったのかもしれない」と思いました。
この人たちだって、ここまで持ち続ける必要はなかったと思います。
子どもやパートナーがいても、どうせいつかは1人になります。もっと早めに、物を持ちすぎない暮らしを意識していたら、こんなに苦労することはなかったのです。
20.アクセサリー
使っていないネックレス、ペンダント、イヤリング、指輪、その他の装身具を捨てます。
たいてい、ジュエリーケースみたいな物に大事にしまわれているでしょう。
アクセサリーをしまうケースが複数あり、分散している場合もあります。
アクセサリーに限らず、いったんケースにしまいこむと、使わないまま何年もそのままにしがちです。
目に見えませんから。
この機会に中身を確認して、使うものだけを残すとよいです。
好きなアクセサリーで、捨てたくないなら、実際に身につければ、死蔵品をよみがえらせることができます。
21.冷蔵庫の中にある賞味期限の長いもの
野菜や肉、牛乳、おかずの残りは腐るので、よほどずぼらな人でない限り、適当なところで捨てます。
しかし、賞味期限の長いものは、いつまでも冷蔵庫の中にとどまっています。
保存料が入っているものは、なかなか痛みません。食べるつもりがないなら、もう冷蔵庫から出して、本当に食べるものを入れる場所にしたほうがいいです。
調味料は、ターゲットを決めて、意識して食べると食べきることができます。
ファーストフードの店でもらうジャムやバター、クリームチーズがあったら、今すぐ食べるといいでしょう。
私の夫もこうした「小さなケースや袋に入った調味料や薬味」に執着するタイプで、冷蔵庫の中にためています。
この写真、3月13日に撮りました。この日、私は、「小袋に入った調味料をいつまでも捨てない人」に関する記事を書こうと思ったのです。
結局その記事は書かなかったのですが、写真は残っています。
いま、冷蔵庫の中を確認したら、この写真に撮った状態と全く同じでした。2週間のあいだにいくらでも食べるチャンスはあっただろうに、いまだ、消費していないのです。
夫はリモートワークができない仕事をしているので、今も通勤していますが、職場にいる時間が劇的に減りました(午前11時に家を出て午後4時に帰宅します。まるでパートタイマー)。
小袋の5つや6つ、その気になれば、使い切れるはずです。
こうした、小さな調味料を捨てない人は、「もったいない」と思うのでしょうが、「もったいない」と思うだけで、「だから使おう。物をちゃんと活かそう」という意識が欠如しています。
22.化粧品
賞味期限といえば、コスメも、生物(なまもの)のようでありながら、なかなか腐らないものの1つです。
自分で期限を作って、適当なところで捨てないと、古いコスメがいつまでも手元に残ります。
中身がチューブの口で固まっていなくても、チューブがべとべとしていなくても、見た目はわりと新品でも、使わない物は捨てないと、化粧品入れ場(ドレッサーの引き出しとか)の中がくしゃくしゃになります。
持っていても使わないのですから。
化粧品の収納に悩む前に断捨離を。コスメの捨て方9のステップ。
23.掃除用品・洗剤
各種洗剤や掃除用品も増えがちなものの1つです。
特に、掃除にこだわる人や、ドラッグストアで特売を見ると、必要ないのに買ってしまう人は、たくさん持っているでしょう。
逆に掃除が嫌いな人も、掃除道具や洗剤に頼って、いろいろ買い集めるかもしれません。
しかし、必要なのは最低限の道具と基本の洗剤のみ。
家や部屋をきれいにしたいときすべきことは、不用品を一掃し、掃除しやくすくなった部屋を、シンプルな洗剤と道具で、まめに掃除することだと思います。
たくさん掃除道具を買い集めることが、家をきれいにすることだとは思いません。
24.鍋やフライパン、調理雑貨
豊かな食文化を持つ日本では、調理に使う道具も増えがちです。
鍋やフライパン、ザル、包丁はそんなにいくつもいりません。
特殊なサイズのものは捨ててもいいのではないでしょうか?
100均で気軽に購入できるし、引き出物やおまけでもらうことが多いから、意識的に断捨離すべきだと思います。
シンプルライフをめざす私が2017年に買った物(キッチン編)。グリーンパンを導入。
25.マニュアルや保証書、取扱説明書
所持品が多ければ多いほど、取扱説明書や保証書も増えます。捨てましょう。
このような書類は、きっとふだんはどこかにしまってあるでしょう。
私の母は、引き出しに入れたり、炊飯器が入っていた正方形の箱に入れたりしています。
取説を見るのは最初の1回だけ。取説を見ない人もたくさんいます。
なのに捨てません。保証書の期限もとっくにすぎているでしょう。もしかしたら、本体はもうこわれて断捨離済みかもしれません。
26.レジ袋・紙袋
再三書いていますが、たいていの家に、必要十分以上に紙袋があります。
問題は使わずにずーっとしまっていること。
使うつもり、残しておいても、数が多すぎたら、いつまでたっても出番が来ません。
全部捨てても、また買い物すれば手に入るし、エコバッグを使う生活にしたのなら、もうレジ袋は不用です。
私の母も、たくさんレジ袋を持っています。
家にある紙袋を全部捨てても、生きるのに何の問題もない~実録・親の家を片付ける(5)
最近、母は熱心に家の片付けをしていますが、まだレジ袋は手つかずでしょう。
レジ袋のようにただでもらったのではなく、自分でお金を出して買ったものがたくさんあるからです。
「捨てようと思ったらいつでも捨てられる」と思っている物が、最後まで残ったりします。
27.自分や子どもの作品
小さなお子さんのいるお宅では、日々、お子さんの作品が生まれています。
毎日、毎日、描いたり作ったりするので、ワンインワンアウトで片付けても問題ないのでは?
「きのう描いたものをきょう捨てるのは、はばかられる」と思ったら、1週間か1ヶ月単位で見直すといいでしょう。
とりあえず、きょうは、たまりすぎたものを捨ててください。
自分の昔の作品を捨てない人もいます。学生時代のノートやテスト、作文も、作品と言えばそう言えます。
いろいろな思い出がある、素晴らしい作品ばかりなのかもしれません。
ですが、多すぎるとスペースをとる一方なので、残すものは厳選して、残りは捨てましょう。
28.日記、スケジュール帳、手紙
4週間の最後の日は、スケジュール帳や日記、家計簿、手紙、年賀状を見直します。
ときどき、読み返し、リファレンスとして使っているのならいいのです。
ですが、すべてを段ボール箱に突っ込み、何年も使っていないのなら、私なら捨てます。
というか、捨てました⇒古い日記帳は捨てるべきか、残すべきか?:ミニマリストへの道(71)
スケジュール帳はスケジュールを管理するために書くものだから、管理する日々が終わった段階で不用だと思います。
その記録を使う予定があるなら別ですが。
私は、ここ4年ぐらいの家計簿は残しています。たまに、「あれは、いつどこで、いくらで買ったか」調べることがあるからです。
Googleドキュメントに買ったものを入力していますが、これはあくまで、自分用に買ったものだけ。
娘やほかの人のために、お金を使った記録は家計簿にしか残っていないし、たまに、娘に、「あのパソコンはいくらだった?」と聞かれることがあります。
ふだん、私はたくさんものを書いていますが、書いたものは、どんどん捨てています。
長年残っているのは、ブログぐらいです。
29.季節商品
季節のイベントで使うものを見直します。
ハロウィングッズ、クリスマスグッズ、お正月用品、おひなさま、五月人形etc.
バレンタインデーのときだけ使うハート型のケーキ型とか。
季節商品は、押入れの一角や物置の奥に入っているでしょう。
毎年使っているのならまだしも、取り出さず、何年もしまいっぱなしのものがあるんじゃないでしょうか?
30.財布・ポーチ・バッグ
30日目は袋物の見直しです。
しまってあるだけの財布やポーチ、バッグを捨てます。
バッグに対する執着のはずし方は先日記事にしました⇒使ってないけど、捨てたくない。バッグに対する強い執着を手放すには?
この考え方は、バッグだけでなく、財布やポーチにも応用できます。
「捨てるのが惜しい」と思うなら使ってください。
使うか、手放すかのどちらかです。
31.自分がコレクションしているもの
最終日は自分が集めているものを減らします。
自分がよく買うもの、買うのが好きなものです。
自分が買いがちなもの、誰でもあると思います。以前の私は本や文具を買うのが好きでした。
私の夫は、スーパーで特売になっている日用品(洗剤、ゴミ袋、サランラップなど)を買うのが好きです。特定のお菓子や缶詰を買うのが好きな人もいるでしょう。
特定の食器や衣類を買うのが好きな人もいます。
よく買うものは当然たくさんあるので、断捨離します。
自分が何をよく買うか、何を集めているかは、自分でわかっています。認めたくないかもしれませんが。
前編はこちら⇒31日間の片付けプラン(前半2週間分)。自宅待機でひまなら不用品を捨てよう。
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自宅待機中にする片付けのアイデアを紹介しました。
いつも私は不用品を寄付センター(スリフトショップ)に持ち込みますが、現在、Goodwill も Value Villageも閉まっています。
そこで最近は、紙と文具の使い切りに力を入れています。
繰り返しますが、捨てるか、使うか、のどちらかです。