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読者のお便りコーナー。今回は先週紹介したナヨミクさんのお便りの続きです。
先週の記事では、ナヨミクさんが片付けリストを書きながら、不用品をどんどん片付けている様子を紹介しました。
今回は、その続きで、主にタメコミアンのご主人のものがストレスになっていることや、ご主人とのやりとりについて書かれています。
自身の断捨離を進めたい気持ちと、家族のものに対する考え方が異なると、摩擦が生まれることがありますよね。この記事が、同じように悩んでいる方々の参考になれば幸いです。
タメコミアンの夫のものがいっぱいある
夫がまぁまぁのタメコミアンで、独身時代にシールを集めてもらったコップや、商品に付いていた景品などを取っておくタイプです。
タオルも新品の箱のままが段ボールいっぱい、本も服もかなり持っています。
本人は引っ越し前にかなり処分した、と残念そうに言うことがありますが。それでも私の数倍は持っています。
使わない限定品(置き時計やバッグやゲーム機器などなど)も持っていて、すべて箱のまま。
正直処分したくて見るたびにうずうずします。タオルはなんとか処分しました。新しくおろすか、ウエスにしました。
この1ヶ月、私が毎日のように片付けをしていたこともあり私の頭の中が「片付けたい脳」になっていました。
そのせいで彼の溜め込みをうっかり責めてしまうときが2度ほどあり、悪いことをしたと反省しています。
毎日のように、彼が帰ってきて話すときのテーマが片付けだったのも、今思えば悪かったな、と。「今日はこれこれを片付けた。どこどこを掃除した。」などなど。
筆子さんの「他人のものは処分できない、しちゃいけない」という言葉は胸にとどめています。
たとえば景品のコップ。正直本当に邪魔で、しかも本人は取っておきたいから使わないし、箱のままで食器棚。。。私がうっかり「使ってないなら捨ててもいい?』と聞いたことが発端で、すこしだけ口論になり(といっても10分くらい。)彼がイライラしながら「俺は捨てられないんだよ」と言ったときに、自分の片付け暴走を反省しました。
物の話なのに、なんとなく彼の人格を責めているような気分になり、嫌な気分になりました。
結局、翌日には「確かに使ってないなら、いらないな。台所は任せてるからあなたの使いたいようにした方がいいと思う。」と前向きな感じで言ってくれましたが、なんとなく物の処分は保留にしています。目に入らないよう物置部屋の一角に置きました。
夫は物は多いものの、どうにか自分で管理していますし、少し潔癖なところがあるのか、本でも服でも床に置くことをしないので、その点はありがたいと思っています。
彼の限定品コレクション・箱のままの色々な物は物置部屋と、一部は物置部屋の小さいクローゼットの中に入れています。
本当は来客用の布団セット(今はベッドに寝てるので不要な彼の独身時代の敷き布団1枚。彼曰く買ってまだ数年しかたってないのにもったいないとのこと。あと独身時代に彼の母が一度だけ泊まりにきたときに買った布団セット。お互いの両親が泊まりにくることは距離的に考えにくいので、どちらももう不要品だと思いますが。。。)、おそらく10年以上使っていない旅行のトランク(重いし、場所取るので)、ゲームの空き箱などなど、処分したいものはたくさんあります。
物置部屋には私の趣味の道具も置いていて、取りに行く度にその物たちが視界に入り気になります。
家で一番大きなクローゼットがリビングにあり、それを彼は使っています。
私としてはそこに彼の物(限定品、コレクション等)を少しでも入れてくれたら気が楽なのに、と思いますが、すでに彼のクローゼットは服とバッグでぎゅうぎゅうです。
200パーセント入っているように見えるほどです。
引っ越し前に彼にとって十分な量の服を処分したのでこれ以上処分する気もないようで、コレクションを入れる隙間はありません。
感覚からしたら家全体で彼の物が7割、私の物が3割です。靴箱・クローゼット・物置部屋の容積を考えてそう思います。
それでも、筆子さんの「人の物は処分できない・しない」という言葉が自分の気持ちを落ち着かせるきっかけになります。
ありがたいです。
昨日で一通りの片付けが終了し、物置部屋(ただの空き部屋ですが)の物たちも一カ所にまとめて、気持ちに一区切りつけたと思います。
物置部屋にもまだ不要品、私の不要品はあると思います。思うではなく、ありますね笑
物置部屋に存在する筆子さんの言葉で「視覚ノイズ」の解決は、もう少しかかりそうです。でもきっとなにかうまいこと、方法を見つけると思います。自分の物を処理したり、彼の物をもっと上手に収納してみたり、きれいに整頓してみたり。
かなり長い長いメールとなってしまいました。掃除と片付けをしながら、要所要所で筆子さんに心の中でメールを書いていたからだと思います笑
私の片付けに本当にお力添えを頂きました。また夫の物に対する心持ちを教わりました。
湯シャンも始めて、石けんは週に1回くらいになりました。拭き掃除好きとしては、ぞうきんの手間から解放されウエス様様です。
図書館でカレン・キングストンの本も借りて読みました。
ナヨミクさん、お便りありがとうございます。
ご主人との物に関するやり取り、似たような会話をしている家庭はたくさんあると思います。
私自身、ものを溜め込む人と25年以上同居していたので、ナヨミクさんのストレスはよくわかります。
家庭では、おもに主婦が家事を担当しているため、断捨離も主婦主導で行われることが多く、その結果、夫のものが邪魔に見えるのでしょう。
解決策の1つとして、もし、共働きなら、2人で掃除や片付けをするのはどうでしょうか? 一緒にやる必要はなく、曜日や週ごとに掃除の担当者を変えます。
実際に家の掃除をしてみれば、ものがたくさんあるせいで、暮らしにくくなっていることや、掃除の手間が増えていることを実感できます。
共用スペースに私物があふれているとき、指摘することは必要です。
自分がそこにあるもののせいでストレスを感じている事実を淡々と伝えるといいでしょう。
「捨ててもいい?」と聞くのではなく、「ここにものがあるとこういうことがやりにくいので、こんなふうにしたい」「ここにものがあって、ストレスになるので、ここはこうしたい」「ここにスペースがあったら、もっとこんなふうになると思う」「この部屋はこんなふうに使いたい」といった前向きな表現を使ってください。
自分の気持ちや希望を伝えることに徹すれば、相手を責める言葉は出てこないので口論にはなりません。
人を説得する方法はあるか?断捨離を邪魔する家族との対話の進め方。
ご主人が「台所は任せているからあなたの使いたいように」と言ってくれたなんて、前向きで理解のある方ですね。
ナヨミクさんも、ご主人の気持ちを尊重しようとしているので、話し合いを重ねれば、いい解決策が見つかると思います。
物置部屋の不用品は、少しずつ減らしていけばいいでしょう。
一気に捨てると高い確率でリバウンドします。
ナヨミクさんは、かなり断捨離熱が高まっていたようですが、人によっては、すごく断捨離にはまってしまうことがあります。
ですが、そういう人は、熱がさめるのも早いので、せっかく捨てても、時間がたつうちに、元のものが多い状態になりがちです。
どんなことも、急激に変えると、大きな揺り戻しがあります。
急激な変化は、目の前の課題を解決するためには効果的に見えるかもしれませんが、その後の長期的な影響が見えにくいんです。
短期的な利益に焦点を当てすぎて、長期的には悪影響が出るリスクがありますので、断捨離もゆっくり進めてくださいね。
少しずつ、コンスタントに片付けるほうが、着実にきれいになります。
それでは、ナヨミクさん、これからもお元気でお過ごしください。
またいつでもお便りくださいね。応援しています。
夫の物が気になる人に伝える、他人の思考や行動をコントロールしようとするのをやめる方法。
家族に物を捨ててもらいたい人へ。他人の物が邪魔なときに読む記事のまとめ。
スペース・クリアリングとは何か?そのやり方とは?~カレン・キングストンに学ぶ
今週のnoteの更新
今週、noteにアップした記事をリンクします。
カナダにおける立て札・看板の規制について~読者の質問に答えます。
エッセオンラインにも新しい記事がアップされました。
すっきり暮らしを邪魔する「余計なもの」リスト。広々としたスペースを確保しつづける4つのコツ | ESSEonline(エッセ オンライン)
noteの記事はトピックを限定していないので、書いてほしい記事がありましたら、お気軽にリクエストしてください。
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お待ちしています。
日本はまだまだ暑いみたいですね。
たまに名古屋の気温をチェックしていますが、夏場は、最高気温がふつうに35度を越えていました。
私が知っていた夏は、もう遠い昔のことになったようです。
残暑がきびしいですが、どうぞお元気でお過ごしください。