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プチ断捨離の記事では、すきま時間にささっと捨てられる小規模な片付けプロジェクトを紹介しています。
きょうは、隠してあるいらない物を捨てるすすめです。
生活感を出さないために、わざと物を隠すことがあります。布でカーテンを作って目隠ししたり。
部屋をすっきりさせるのに効果的な方法ですが、ガラクタを隠したままでいることがあるので、時々見直したほうがいいです。
隠してしまうと、そこにある物のことをすっかり忘れてしまいますから。
よくある物の隠し場所を8つ紹介します。中を確認し、1つか2ついらない物を捨ててください。
1.裏側
何かの裏になっていて見えないところに、ガラクタがたまることがあります。
たとえば、
・カーテンの裏
自作の目隠しカーテンで隠している棚に、もういらない物が入っていませんか?
・扉の裏
扉の裏にあるフックに、不用品がぶらさがっているかもしれません。
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・家具の裏
大型の家具の裏にうすっぺらい物を隠すことがあります。額、大型で薄い本、書類など。
・ふすまの裏側
押入れの中のことです。家の中の、とくにうすぐらいところに、不用品をためこんだまま忘れてしまいがちです。
2.かごや箱の中
細かいものをかごや箱の中に入れると、ひとまずきれいに見えます。
問題は、もういらない物まで、しまいこんでしまうこと。
箱を探して中身を改めてください。
いま、さまざまな収納ボックスや収納用のケースが販売されていますが、収納とは、本当に使う物をしまうことです。
どんなにきれいに整理・収納しても、不用品が有用な物に変わることは決してありません。
片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから
3.大きな物のうしろ、その中
部屋の中にある大きな物の後ろを確認してください。
食器戸棚に大きめの調理家電を置いていて、そのうらに、ちょっとした物を置くことがあります。
たとえば、お土産でもらったこけしのついた立たせておく栓抜きや、ショットグラスなどを。
大きなボール(器)の下に、入れ子にして、小さな物を隠すこともあります。
隠し収納をしたときは、「スペースを有効活用できた。私って賢い。インテリアセンスあるかも」と自己満足するものですが、そもそも、ふだんろくに使わない物だから、取り出しにくい隠す収納をできるのです。
4.引き出しの一番下
物が積み重なって入っている引き出しの一番下に、いらない物がぺちゃんこになって入っていることがあります。
衣類、書類、小さな布ものなどを積み重ねて収納すると、下のほうは見えないため、存在を忘れてしまうのです。
深さや奥行きのある引き出しだと、奥のほうに、もういらない物が入っていることがあります。
たとえば、いまは使っていない古い携帯電話とチャージャー、iPhoneが入っていた立派すぎる箱、お土産でもらったハイビスカスの絵の書かれた派手すぎるマグカップなど。
5.ポケットの中
ポケットとは衣服やファブリックに縫い付けられた袋状の物入れのことです。
カンガルーのおなかにもあります。車の中にはシートポケットというのもあります。
ポケットもいったん何かを押し込むと中が見えないので、ときどき、中身を全出ししてガラクタを探したほうがいいです。
自分で入れたのに、忘れてしまいます(本当です0.
食べ物などを入れて放置すると、中で変質していたり、虫がたかっていたりして、衛生にもよくありません。
もう15年ぐらい前のこと。バリュービレッジ(Value Village 人々が寄付した中古品を安く売っているスリフトショップ)で、娘のウインタージャケットを探していて、頃合いのを見つけたことがありますが、
このジャケットの胸ポケットに石ころがびっしり入っていました。
店に並べる前に、商品を検品していると思いますが、ジッパー式のポケットだから気づかなかったのでしょうね。
いったんポケットに何かを入れてしまうと、誰にも気づかれないままになること、多いと思います。
6.ベッドの下
ベッドの下は格好の収納場所です。すっぽり隠すことができますから。
しかし、そのせいで、奥のほうで、いつからあるのかわからないガラクタ(おもちゃとか)がほこりにまみれていることがあります。
最近は、ベッド下のスペースを有効活用するために、最初から引き出しのついているベッドがありますし、ベッド下に入れる専用の収納ケースもあります。
けれども、そういう引き出しは奥行きが深いので、すべて引っ張り出すには、ベッドの手前にある程度のスペースが必要です。
ベッド下のスペースまで収納に使わないと、所持品がおさまらない家は、よほど狭い家か、家具を含めて物が多すぎる家だと思います。
完全に引き出しを引っ張り出すスペースはないほうが多いんじゃないでしょうか? すると、その引き出しの中身はめったにチェックされず、いらない物のすみかになります。
個人的には、ベッドの下まで、収納に使わなければならないほど収納スペースがないのなら、ふとんに切り替えたほうがいいと思います。ふとんなら使うときに引っ張り出し、使い終わったら押入れにしまうので、日中、部屋の中はスッキリしています。
ふとんのほうが付属品も少ないです⇒ミニマリストはやっぱり布団でしょ、ベッドはいろいろ複雑だから
それに、毎晩、自分が寝るスペースの下にガラクタをあれこれ置かないほうが安眠できるのではないでしょうか?
寝室にあるごちゃごちゃした物を捨てて快眠を得る:プチ断捨離22
足腰に問題があり、ベッドでないと寝られないとか、ふとんを上げ下ろしする体力がないときは、ベッドに寝るしかありませんが。
私の母(86歳)は、ふとんを押入れに入れるのがしんどいそうで、最近は、昔私が使っていたベッドに寝ています。
7.大きな家具の下
大きな家具の下も、ベッドの下と同じように、格好の隠し場所ですね。大型のタンスの下や、ソファの下など。
隠すつもりはなくても、落としたときにころころと下に転がっていってそのままになっていることもあります。
お客さんが来る前に、テーブルの上に散らばっている書類や、部屋の角に積み重なっていた雑誌や正体のわからない紙切れを大きな紙袋に入れて、ソファの下に押し込んだまま忘れる、なんてこともあります。
大型の家具の下も、ちらっと見ておいてください。
8.スーツケースや大きなバッグの中
当座は使わないこまごまとした物(衣類やタオルなど)をスーツケースやボストンバッグにしまいこんでいる人がいます。
実は私も、そうしています。
ふだん使わないボストンバッグは、スーツケースに入れ子にしてしまっています。数年前は、娘用のキャラクターがついたスーツケースも私のスーツケースに収納していました。
この程度ならガラクタがひそむ可能性はないのですが、スーツケースとは全然関係ないものをごちゃごちゃ入れているときは要注意です。
最初にも書きましたが、隠して目にふれないようにすると、絶対、その存在を忘れてしまうからです。
昔は有用だったけど、いまはもういらない雑貨が入っているかもしれません。
スーツケースやボストンバッグの外側にあるポケットも確認しておくといいでしょう。
旅行のとき使ったパンフレットや、飛行機の搭乗券、入れたままそのままになっているガムやティッシュが入っていることもあるので、このさい中身をすべて取り出してすっきりさせましょう。
バッグをたくさん持っている人は、すべてのバッグを一度改めたほうがいいかもしれません。
目に見えないところにある物も捨てたほうがいい
部屋をきれいにしておくことが好きな人の中にも、押入れや整理ダンスの中には、ガラクタは入っていないはず、と思い込んでいることがあります。
目に見えるところがきれいなら、一見、すっきりした環境に見えるので、「片付いている、シンプルライフだ」と感じるのです。
しかし、上にも書きましたが、どこかにきれいに収まっているからといって、有用な品であるとは言えません。
不用品が隠されていると、目に見えるところにある不用品と同じように、生活に悪影響があります。
すなわち、時間、スペース、お金、エネルギーという貴重なリソースを奪われ、その結果、もっと大事なもの(自由時間、生産性、人間関係、メンタルヘルスなど)が損なわれるのです。
隠したり、しまいこんだりすることで、物を管理しているつもりになっていると、「もっと収納スペースが欲しい」「もっと大きな家に住みたい」と思うことにもつながります。
そして、それを実行に移し、ますます多くのガラクタをしまいこんでしまうのです。
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今回は、意図的に隠している物の中からガラクタを見つけることをおすすめしました。
しまいこむと本当に忘れるので、ひっぱりだしてみると思わぬものが出てくると思います。
お金や商品券を見つける人も多いですよ。