散らかった部屋

断捨離テクニック

最終更新日: 2017.08.23

要注意!断捨離中にやってはいけない7つのこと

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持たない暮し」をめざして、毎日がんばって捨てているのに、気づくとまた物に囲まれている。いつになったら断捨離は終わるの?

こんなふうに考えたことはありませんか?

あなたは知らず知らずのうちに「断捨離中にやるべきではないこと」をやっているのかもしれません。

今回はこんな物減らしをしているとき犯しがちな7つのミスをお伝えします。

断捨離中にやってはいけない7つのこと:

1.物を買い続けること
2.収納雑貨を買うこと
3.片づけ本を読んで片づけた気になっていること
4.一気にやろうとすること
5.タスクを最後まで完了させないこと
6.1回やればそれで終わったと思うこと
7.雑誌にのっているような部屋になると思い込んでいること

1つずつ説明します。



1.物を買い続けること

断捨離は物を捨てるだけではありません。「断」部分をやらないと、物の絶対量は減りません。

むしろ、物を家に入れないことのほうが大事です。

家の中にある物の数は有限ですが、物が外から入ってくるのを許していると、どこまでも増殖します。

物を捨てながらも、物を家にいれない、買い物をしないシステムを構築することが大切です。

買わないために▶5つの思考で「買わない」を習慣化~お金をためる生活にシフトする

2.収納雑貨を買うこと

今はいかにも魅力的な収納雑貨がたくさん市販されています。100円ショップ、無印良品、ニトリなどのリアル店舗だけでなく、アマゾンや楽天などネットショップでも簡単に入手できます。

さらにテレビショッピングでも収納グッズは人気の品ですね。

いずれもそんなに値段は高くないし、何かすばらしい収納テクニックを発揮できて一気に片付きそうな気がします。

ところがこの手のグッズを使いこなすのは意外と難しいもの。

というのも、なかなか自分の家の実情にぴったりあった家具や雑貨はないからです。

片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんも著書「人生がときめく片づけの魔法」の第4章で、「市販の収納グッズ」は使う必要なし、と書いています。

その理由は家の中にあるもの(普通の引き出しなど)で解決できるから。

近藤さんの本は、服の片付け法など読んでいると、けっこうたくさんのものを片付けるのを想定していると思われます。それでも、収納グッズはいらないのです。

近藤麻理恵さんを知らない方はこちらを▶アメリカで近藤麻理恵(こんまり)の本が大人気~その本当の理由とは?

3.片づけ本を読んで片づけた気になっていること

収納グッズのほかに、片づけや断捨離好きな人が次々に買ってしまうのが、「物を捨てる」「物を片付ける」本です。また、最近はミニマリストのライフスタイルを書いた本も人気ですね。

1冊か2冊、自分の片づけの軸となる本を買うのは有効です。しかし片づけ本ばかりそんなに何冊もいりません。

内容は似たり寄ったりですから。

先日、こんまりが、アメリカのクライアントの家で、本を片付ける手伝いをしている動画を見たのですが、このお客さん、私の好きなカレン・キングストンのClear Your Clutter with Feng Shui (ガラクタ捨てれば自分が見える)を持っていました。

この動画です。1分59秒。

「この本を持っていたのに、片づけられなかったのかな?」と思ったのですが、こういうことありがちです。

片づけに関する本をいくら読んでも、実際に行動に移さないと片付かないのです。

4.一気にやろうとすること

こんまりは「片づけは祭りだから、一気にやれ」という主旨のこと書いていますが、これを真に受けて、何もかも部屋にどさっと出すと後悔します。

7時間も8時間も片づけを続行できる体力や気力は普通の人にはなかなかありません。

物を出し入れするのも大変ですし、「捨てる、捨てない」の判断をするのもエネルギーがいります。

無理に一気に片付けようとすると、脳が疲れてしまい、「まあ、これは捨てなくてもいいか」と思いがち。時間をかけたわりには片付かないという結果になります。

私は体験からこのことを書いています。

引越し前にできるだけたくさんのものを断捨離したくて、階下の床に、どさっと出したものの、結局時間に迫られて断捨離しきれませんでした。

かなりの物を捨てずに荷造りして、新しい住まいに持ってきたのです。

引っ越して、時間と心の余裕ができてから、毎日少しずつ捨てました。そういう物を捨てるたびに「ああ、なんでこんなもの持ってきてしまったんだろう」と思ったものです。

片づけは自分の暮しをよりよくするためにするのですから、日々の習慣にしてしまうのが1番いいと思います。





5.タスクを最後まで完了させないこと

このタスクとは家全体の断捨離のことではなく、1回1回の片づけのセッションのことです。

たとえば、洋服を断捨離していて、ゴミ箱に捨てるもの、人にあげるもの、寄付するもの、オークションにだすもの、と分けたなら、最後までそのタスクを完了させるということ。

人にあげるつもりの洋服が袋に入って、何ヶ月も部屋のすみにあるようなことはないでしょうか?

オークションやフリマにだすつもりの物を入れた大きな段ボール箱が、玄関にでんと置きっぱなしではないでしょうか?

これではそのタスクが完了したとはいえません。

捨てると決めたものは、その場で外に出すべきです。

私も、今の家の住宅事情のせいで、コミュニティの寄付センターに持って行くつもりのものを廊下に出しておいたら、夫が勝手に拾って、自分の部屋に持ちこんでいました。

そのうち1つは誰も使わないゴミのようなクッションです。

タスクは最後まで完了して初めて「捨て終わった」と言えるのです

6.1回やればそれで終わったと思うこと

片づけは、生きている限り継続する必要があります。極端なミニマリストになってしまえば、もうそんなに物の多さにふりまわされることはないでしょう。

しかしなかなかみんながみんなミニマリストになれるわけではないです。

ある場所を1度きちんと片づけたとしても、1ヶ月、3ヶ月など、わりと短いスパンで見直しをして、不要品を取り除かなければなりません。

この見直しはマメにやればやるほどいいです。

もちろん1度断捨離すれば、物はだいぶ減っているでしょうから、以前よりは少ない労力と時間ですませることができます。

7.雑誌にのっているような部屋になると思い込んでいること

雑誌にのっている「片づいた部屋」の写真、「何もかもがすっきりと収納された写真」、とても素敵ですね。でも、あれは作り物です。

スタイリストと編集者が誰も住んでいない部屋を借りて作った人口の世界です。使っている収納雑貨のメーカーとタイアップしている可能性もあります。

そのような部屋にしようと必死に努力するのは疲れるだけです。

私も、昔、「美しい部屋」「わたしの部屋」「クロワッサン」などを見て、真似しようとしましたが、うまく行かずストレスをためていました。

雑誌にのっている部屋と、自分の部屋には根本的な違いがあります。それは、自分の部屋には生身の人間が住んでいるということ。

「でも、読者の部屋の写真は人が住んでるから本物だよね?」と言う人もいるかもしれません。確かにそういうのは、実際に人が住んでいる部屋の写真です。

しかしこれも、雑誌の取材があったその時だけを切り取った写真であり、「そこに演出はないか」というとそうとは言い切れません。

美しい部屋の写真を見てやる気になったり、インピレーションを得るのはいいことです。しかし、このような部屋にならないからとストレスをためるのはよくありません。

*******

断捨離中にやるべきではない7つのこと、思い当たることがありましたでしょうか?

特に「収納グッズを安易に買わない」というのはとても大切なこと。片づけが好きな人に限ってこういうものに手を出しがちです。ほぼ捨て切ったあとで、必要なら買うようにしたほうがお金も無駄になりません。





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