片付いたスペース

断捨離テクニック

自分の心の中でひっそり育つ、目には見えない断捨離の4つのメリット。

不用品をたくさん捨てたら、こんないいことがあった、と思うことを4点紹介します。捨てても何もいいことがなくて、やる気をなくす人がたくさんいます。

捨てることや片付けに対して、多大な効果や見返りを期待しているから、がっかりするのです。

いらない物を捨てることで得られるメリットは、「突然の臨時収入」といった目に見えるものよりも、見えないもののほうが多いです。

見えないものを大事にすれば、私が実感しているメリットにきっと気づきます。

筆子の感じる断捨離の4つのメリット(目に見えないもの編):

1)すべての物の管理がすごく楽になる

2)生産性がアップする

3)なんとなく毎日が楽しい

4)自分の行動パターンがわかっておもしろい

目に見えないものは、物的証拠や数値によるデータ(貯金残高がこれだけ増えた、とか)を見せることができません。信じる、信じないは、あなた次第。

ですが、信じたほうがいいよ、とは言っておきます。



1)物の管理が楽になる

これは、目に見えなくても、想像しやすいと思います。

たとえば、食器が185個あるのと、20個あるのとでは、選んだり、片付けたりする手間がずいぶん違います。もちろん、少ないほうが楽です。

我が家では、たいていなんでもワンプレートに盛り付けるので、洗うのも簡単です。

我が家の食器事情⇒ミニマリストの食器の数は?~50代節約系かつ粗食系の主婦の場合

食器がたくさんあるうえに、食器洗い機もあると、汚れた皿をどんどんためてしまいます。

同じことは、洋服にも言えます。

物が多かった時は、管理することにずいぶん時間と手間をかけていました。

ズボラな人は、物があろうとなかろうと、そもそも管理しようとしないから、関係ないと思うかもしれませんが、日々の片付けや掃除はしなければなりません。

食事を作る前に、キッチンのカウンターを片付けて、調理したあと、使った調理道具を片付けて、食べたあと、食べたお皿を片付ける、といった、最低限の家事です。不用品を捨てるとこれが楽になります。

几帳面な人は、持っている物をすべてきっちり管理しようとするから、物が多いと、整理整とんにエネルギーを取られます。

以前の家にいたとき、階下の棚にしまいこんでいる物が何であるのか忘れないために、それぞれの箱の中身の写真をとって(デジタルカメラ使用)、その写真を箱の側面に貼っていたことがあります。

ネットで、「上手な収納方法」を探して見つけたやり方です。その時は、「うん、これなら中身は一目瞭然だから、素晴らしいアイデアだ」と思っていました。

けれども、あとになって、そこにあった物をほとんど断捨離したとき、「私はガラクタを整理することに時間と手間をかけていた」と気づきました。

こうしたことは、毎日当たり前のようにやっているから、「これが普通だ」と思うかもしれません。ですが、試しに、期間限定で、使う物の数を大幅に減らす実験をしてみると、私の言うことがわかると思います。

食器ならば、最低限の物だけを出しておき、残りはしまってしまうのです。すると、食器棚や引き出しに余裕が生まれ、取り出しやすい・片付けやすい状態を実感します。

洋服ならばこの方法がおすすめです⇒ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。





2)生産性がアップする

生産性とは、私の辞書(デジタル大辞泉)によれば、生産過程に投入される生産要素(労働、土地、資本)が生産物の算出に貢献する程度、です。

それぞれの生産要素を効果的に使えば使うほど、生産性があがります。

私の場合、たくさんの物を断捨離したおかげで、自分の労働の質があがったと感じています。

私は、主婦なので、何も生産/労働していないように見えますが、毎日パソコンを使って仕事をしたり、家事をしたりしています。こうした労働の質があがったと、自分では思っているのです。

いらない物を捨てたせいで、自分の邪魔をする物が減ったからです。物理的にも、精神的にも、邪魔する物がなくなりました。

朝、めざめる部屋は、クローゼットの中に物を入れている以外は、座椅子と折りたたみのノートパソコン用の机が置いてあるだけです。座椅子と机の写真はこちらにあります⇒物の置き場所が決まらず部屋がカオスです。どうしたらいいですか?

この部屋は、そんなに大きくないのですが、布団をしまうと、ものすごくスッキリして、見るからに快適です(娘は、「家具がないから変」と言いますが)。インテリアとして、おしゃれかどうかは別の話です。

ごちゃごちゃ感がないから、心のエネルギーを奪われません。

ただ、クローゼットの中は、塗り絵グッズを入れた収納ボックスを置いているので、スマホで写真をとって見てみると、多少ごちゃごちゃ感があります。ここは要改善ポイントです。

仕事をする机の上や、台所のカウンターにも、目にうるさい物がないし、仕事をする前に、物をどかす必要もないので、やるべき仕事にすぐにとりかかれます。

邪魔をする物、気をそらす物がないと、集中力があがります。

よけいなことを考えたりしたりせず、いきなり仕事に入って、その後はわりと集中して行うので、やりたいと思っていたことが早く終るのです。

思えば、20代のとき使っていた部屋には、それはもうたくさん物がありました。家具と家具の上に、カラーボックスを横に置いて、その中にも物を入れていたぐらいです。

仕事は会社でやっていましたが、その部屋で本を読んだり、勉強をしたりしていました。当時は若かったから、体力があったのでしょうか? いま、あのような部屋に暮らしていたら、1時間もしないうちに、脳が疲れてへなへなになりそうです。

そういえば、20代の半ばごろ、無理なダイエットをしたせいで、貧血になり、会社からもどると、昼寝(夕寝)していた時期があります。

私が疲れていたのは、貧血のせいだけでなく、部屋に物が多すぎたせいもあるかもしれません。

3)なんとなく毎日が楽しい

断捨離と日々の楽しさと何の因果関係があるのか、と言われそうですが、本当に楽しくなったのだから書いておきます。

たぶん、物がたくさんある視覚的ストレスや、たくさんある物の中からどれかを選ぶ苦労、買い物にかけるエネルギー、物を管理する労力から開放され、わりと自分がやりたいことに自分のリソースを使っているからだと思います。

暮らしをシンプルにする過程で、「大事なものを大事にする生活」をしようと考えるようになりました。自分がいやだと思うことには、あまりエネルギーを注がなくなったので、ストレスが減ったのでしょう。

それに、物がたくさんある時は、物の存在そのものにすごくストレスを感じていたから、これがなくなって、かなり気が楽になりました。

シンプルライフを追求するために、自分なりに、いろいろ目標を決めてがんばる生活をするようになり、これも日々の充実につながっていると思います。

30日間チャレンジで、物を捨てる習慣や、家計簿をつけること、不満を口にしないことなど、毎月、いろいろ課題を設定して、自分なりに行っています。

どんな人も、「成長したい」「現状をもっとよくしたい」という気持ちがあるから、成長するために、少しずつ何かをすれば、自然にうれしくなるのでしょう。

断捨離とは関係ないように思える運動も、物を捨てる生活を始めたから、やる気になったことの1つです⇒50歳の私が運動習慣を身につけたきっかけとは?~ミニマリストへの道(31)

不用品を減らして、買い物習慣を変えたから、貯金も少しずつできるようになりました。それも、日々が明るくなった理由の1つかもしれません。

まあ、私は、白砂糖を取らないようにしているから、そのせいもあって、気分の浮き沈みやイライラがなくなったのかもしれませんね。

とは言え、砂糖をやめたのも、自分の身体を大事にするためであり、不用品を捨てる生活に変えたことと関係があります。

4)自分の行動パターンがわかっておもしろい

家にある不用品を捨てることは、過去の自分が考えていたこと・やったことを知ることです。これが私はとてもおもしろいと感じています。

断捨離をするときに、カレン・キングストンの本を参考にしました⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)

カレン・キングストンはイギリスの風水師で、本の原題は、Clear Your Clutter With Feng Shui(風水でガラクタを捨てる)ですが、邦題は、『ガラクタ捨てれば自分が見える』です。

実際、断捨離をしていると、自分のことがよくわかります。

不用品を捨てるときに、自分の価値観の洗い出しをすることになるから、自分のめざす方向が見えてきます。同時に、家にあるガラクタを見ると、昔の自分の思考や行動についても考えることになります。

このプロセスが、私は興味深いのです。

たとえば、私はたくさん本を持っていたのですが、「なんでこんなに本ばかりあるんだろう?」「なんで買ったのに読んでない本がこんなにあるんだろう?」と考えてみたら、

・本を買うと、とりあえず、賢くなれると勘違いしていた⇒「賢い」ということに価値があると思っていたらしい

・本屋に行くのがクセになっていた⇒ほかに行くところがなかったようだ

・買っただけで賢くなったと勘違いしていた⇒安直な道をいくのが好きなようだ

・買っただけで安心していた⇒私のゴールは本を読むことではなく、買うことにあった

・買い物の刺激が欲しかっただけだ⇒よほど退屈な日々を送っていたらしい

こんなふうにいろいろ出てきました。昔の自分の価値観や状態を知ると、いまの自分のこともよくわかります。

自分の発想の仕方や行動パターンを知っておくと、何か困ったことがおきても、そこまで深く落ち込むことはありません。

そして、人生は、常に、困ったことや、よくないことが出てくるのです。

過去記事でも、断捨離のメリットを書いています。

徹底的に断捨離することで得られた5つのメリットとは?

服を大量に断捨離したからこそ手に入った5つのもの

*****
今回は目に見えない断捨離のメリットを4つ紹介しました。

書店には、「断捨離(掃除)で運気があがる」とか、「片付けで人生が変わる」という本がたくさん並んでいます。

たいていの人は、いまの人生に満足していないので、「人生が変わるなら、やってみよう」と断捨離を始めます。

当ブログの読者の中には、片付けをしたら、10万円以上のお金が出てきた、という人が何人かいます。海外の例ですが、何年も物が詰まっていたクローゼットを片付けたら、1500ドル(ほぼ15万円)以上出てきた、という話もあります。

捨てたら、もっといい物が入ってきた、という体験をした人もいます。

こうしたことも、楽しいのですが、断捨離の醍醐味は、もう少し地味に、自分の心の中で、じわじわと培養されるものではないでしょうか?

「断捨離をしても何も変わらないし、人生も変わらない。片付けなんて、何の意味もない」と思う人は、見ている場所が違うのです。





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