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小さな物をどんどん捨てているうちに、捨てる技術が身につく、プチ断捨離シリーズ。今回は、捨てるには惜しい物を「捨てる基準」にするすすめです。
捨てるには惜しい、と思っている物こそが、家の中のガラクタを増やしています。こういう物を捨てれば家はみるみるうちに片付きます。
ゴミと暮らす毎日を手放す
捨てるには惜しい物とはたとえばこんな物です。
・すごく気に入って買ったのに全然着ていない服
・読めば勉強になると思って買ったけど読んでいない本
・雑誌の写真の中では輝いていた、素敵な食器
どれもまだまだ使えるものばかり、しかし自分は全然使っておらず、家の中の邪魔物と化しています。
こういう「捨てるのもったいないんだよね」と思うものに執着していると、部屋はきれいになりません。
家の中に置いたままにしておいても、誰のためにもなりません。
だって、誰も使ってないのですから。
もし、「捨てちゃうなんて、服がかわいそう」という気持ちがあったら、そんな同情心(?)のために、いつまでも使わない物にしがみついている自分のほうがかわいそうです。
そのままゴミ箱に入れろとはいいません。
幼稚園や保育園のバザーに出したり、寄付に出せば、別の誰かの役に立ちます。
今年ももうすぐ終わりです。
今度こそ、捨てるには惜しい物たちを手放して、さわやかに新年を迎える準備をしては?
以下に、もったいなくて捨てられない物を12個リストアップします。中にはかさばる物もありますが、年末なので、がっつり捨てましょう。
1.結婚式の引き出物
引き出物は意外と使えるものが少ないです。
引き出物が問題になる理由は2つ。
1)もらう人が自分で選んだものではない。
2)ほとんどの人が、もう必要な物をすべて持っている。
特に2番の理由は大きいです。もう、みんなたいていの物は持っているのです。
最近はカタログギフトもありますが、意外と欲しいものがのっていません。
カタログギフトでない引き出物で、新郎新婦が選びそうなのは、食器やカトラリー、キッチン用品、タオルあたり。
ところが、こういう物、どこの家でもたいてい余っています。
だからずっと押入れの中に眠っているのです。使っていないなら捨てましょう。
2.着ない服
セールで衝動買いしたけど、結局着ない。そういう服、もう着ません。
女性は服に思い入れの強い人が多いのですが、なぜでしょうか?
ふつうに日常生活を送るだけなら、そんなにたくさんの服は必要ないです。思い切って着ない服をどさっと捨ててみると、スペースがあいて、本当に着る服を選びやすくなります。
実に快適になるので、ほとんど着ていない服はこのさい処分してください。
「たくさん服を持っている方が暮らしの質があがる」と信じているのなら、もうそんな時代ではないことをわかってください。
服の捨て方いろいろ⇒洋服を減らしたいならこれを読め:ファッション関連記事のまとめ
3.読んでない本
上にも書きましたが、買ったけど読まない本は、旬を過ぎています。毎日新しい本が出版されているし、今は電子書籍もあります。
「何が何でも読むぞ」と決意し、手帳にスケジュールを組み込まないかぎり、もう読みません。
私の体験から言っています。
せっかく買った本を読まないと、すごくもったいない気がするかもしれません。
でも本当に読みたい本なら、すぐに読んでいると思うのです。
時間は有限。読める本の冊数にも限りがあります。読みきれない本は1度リセットし、その後は1冊ずつ丁寧に読んでいってはどうでしょうか?
私も、昔、たくさん積ん読(つんどく)していました。
現在は、できるだけ手持ちの本の冊数を抑え、1冊ずつ読んでいくやり方に変えました。すると、以前よりじっくり楽しめるように。
読んでない本がいっぱいあった時は、「ああ、早く読まなければ」と何かに追われるような気分でしたが、今はもっとのんびり読書をしています。
4.使わないパーソナルケア用品やバスグッズ
プレゼントやおまけでもらった新品のハンドクリームやボディシャンプーがあったら、捨ててください。
コスメは年月がたつうちに、劣化するので、早めの使用がおすすめです。
もう自分は充分数を持っているので、使われないまま、洗面所で待機しているのです。
どんなに「まだ使える物」でも、現実問題として使い切れない状況にいるのですから、手放すしかありません。
コスメの使用期限はこちら⇒口紅を最後まで使い切る方法。化粧品の使用期限も確認しておこう
5.大きなアウトドア用品
テント、バーベキューコンロ、外で使うテーブルやチェア、寝袋など。
使ってないなら捨てたほうがいいです。もしまた必要な時が来たら、もっと新しいのを借りることができます。
この手のものはかさばるだけに、捨てたあとの爽快感は半端じゃありません。
ベッドや布団を捨てるなら、寝袋の使い道が見つかりますが。
6.絵画(額に入った絵)や掛け軸
部屋の壁に飾るものを捨てます。今年飾らなかったなら、もう捨てたほうがいいです。
本当に好きな絵、見ていると幸せな気分になるアートだけを飾ってください。
画商でもない限り、見もしない絵を物置にしまっておいても、いいことは何もありません。
壁も床と同じで余白が必要です。
美術館ではないのですから、あんまりいろいろな物を飾らないほうがいいです。
美術館は、スペースをゆったり取り、計算された配置をしています。天井もとても高いです。
天井が低いふつうの家の壁に、ベタベタ物を貼ると、ひじょうに圧迫感があります。
壁にかかっているものを全部取ると、ほっとしますよ。
7.多すぎるカップやマグ、グラス
飲み物を飲む食器は、1つ1つは安価なので(バカラのグラスなどは高価ですが)、「捨てるのは惜しい」と思わないものです。
それなのに、いざ捨てようとすると、「今使ってるのが割れたとき用に」とか「お客さんが来たときにいるかな」なんて思ってなかなか手放さないのです。
たとえ粗品でもらった物でも。
今年、自分の家にもっとも大勢の人が集った人数は何人でしたか?
それよりカップやグラスが多かったら、余分は捨ててください。
飲み物を飲む器は1つに決めてしまうと、かなり暮らしがシンプルになるのでおすすめです。
8.まだ使える細々とした物
何かに使えるものをたくさん持っている人がいます。
たとえば裏が白紙の紙(印刷に失敗した紙とか)、商品の包装に使われていたきれいな箱、包装紙、リボン、ショップの袋。
「持っておけば何かに使える」と思ったり、「まだ使えるものをゴミにするのは忍びない」と考えたりします。
確かに捨てたらゴミになりますが、そのままでは、家の中でゴミになっています。
そして、自分は毎日ゴミと暮らしています。
ゴミと暮らし続けるか、外に出してゴミ処理をしてもらうか。決断の時です。
私自身、こういう半端だけどきれいでまた使える物を溜め込むほうでした。紅茶の缶やジャムの空き瓶など。
でもみんな捨てました。
「まだ使えるから」とそのまま持ち続けていると、その手のゴミはどんどん増えます。
いったん「持っていても仕方がないのだ」とわかれば、捨てた後、余計な物をなるべく家に入れないライフスタイルに切り替えることができます。
9.義理や罪悪感のために持っている物
人からもらった高価な贈り物、誕生日にもらったけど使わないプレゼント。
捨ててください。
プレゼントを捨てても問題ありません。もらった物を捨てたからといって、くれた人を粗末にするわけではないのですから。
それは単に、そのギフトは自分には必要なかったから、捨てるだけのことです。
プレゼントを捨てても問題ない話⇒罪悪感を感じる必要なし、人からもらった贈り物を捨てる3つのコツ
10.最近使っていない趣味グッズ
もうやっていない趣味の道具や素材を手放します。
作りかけの作品も、何年も放置していたのなら、今が捨て時です。そのまま持っていても気が重くなるだけです。
私は編み棒セットをほぼ新品のまま25年以上持っていました。
捨てそびれると、そういう恐ろしいことになります。
11.誰も演奏していない楽器
ピアノ、エレクトーン、ギター、ドラムスなど、誰も使っていない楽器が家にあったら捨てます。
楽器は演奏するために開発されたもの。音を出す人がいなかったら、ちゃんと演奏してくれる人がいる家に行ってもらいましょう。
私も昔、実家に誰も弾かないピアノを持っていました。私の物としては高かったので、自分が家を出たあと、弾く人がないまま数年放置していたのです。
時々姪が弾いていたそうですが。
結局処分しました。
早く処分したほうが、下取り価格も高いです。
12.使っていない料理本
レシピはオンラインで探せますので、そんなに持っていなくても大丈夫です。
私は料理本を全捨てしましたが、べつに困っていません⇒料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない
もともと私は料理にさほど興味がない、という事情もあります。
しかし、料理本をたくさん持っていたときも、1冊も持っていない今も、食卓にのぼる料理にさしたる違いがないのです。
このことから私が学んだことは、「自分の暮らしに良い違いを生み出さない物は持っていても害になるばかりだ」ということです。
プチ断捨離をもっと読みたい方はこちらへ⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。
次のプチ断捨離はこちら⇒年末がチャンス。今年中に捨てたい7つの物:プチ断捨離29
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今回は12種類だけ紹介しました。
あなたの家にも「捨てるには惜しい物」があると思います。
値段が高かったものなど、心底もったいないと思うかもしれません。でもそういう物は、「買い物したときのワクワク感」を買ったと考えれば、捨てられるのではないでしょうか?
実際、ワクワクしたいだけで買っている物はたくさんあります。すれが本当に必要で買ったのなら、ちゃんと使っているはずですから。