ページに広告が含まれる場合があります。
自分の好きな服を選ぶことで、捨てるべき服を見つけ、しっかり断捨離できる方法をステップ・バイ・ステップでお伝えします。
たんすやクローゼットから服があふれているけれど、「どの服を捨てたらいいのかわからない」、「自分にとっていらない服がわからない」ということがあります。
みんな「いる服」に見えてしまうのです。
こんまり流で、服を全部出しても、ここで捨てる服を判別できなかったら、服の数は減りませんね。
そこで今回は、いきなり断捨離に行かず、自分にとっていらない服がだんだんあぶり出される方法を提案します。
あまり極端なことはせず、無理のないやり方で洋服を減らす方法です。
ダンシャリアンや、ミニマリストの世界から遠いところにいる人でも服を減らせる実用的なやり方ですよ。
いきなり捨てず、以下のステップをとってみてください。
ステップ1.服が少ないと、どんないいことがあるのか確認する
心の奥底で、「服は多いほうがいい」と思っていたら、服を減らすことができません。
以前、認知的不協和について書いたことがあります。人は2つの矛盾した信念を持つことはできないのです。
認知的不協和についてはこちらに詳しく書いています⇒初心者でも大丈夫、ミニマリストになる2つの方法はこれ
そこで、服を減らす前に、服を減らすメリットをノートに書き出してみましょう。たとえば服が少ないとこんないいことがあります。
●よりお金が残って、生活が楽になる。節約もできる。
●朝、着るものがない、なんてあせる必要がなくなる。ストレスフリー。
●組み合わせに迷うことがなくなる。
●クローゼットから服を取り出すとき、ほかの服がどさっと下に落ちることがなくなる。
●1つ1つの服を大事にできる。
●1つ1つの服が自分のお気に入りの服になる。
●旅行の荷造りが簡単。
●洗濯が楽になる。洗濯は必要ですが、しまうのは絶対楽になります。
●こんまりのたたみ方をしなくても、引き出しがちゃんと閉まる。
●流行を追うストレスから解放される。
●何を着ていいのか迷うことがなくなる。
●いつも自分らしい装いで心が満たされる。
●洋服のことにばかりにかまける生活から逃れられる。
●洋服よりもっと大事なことを考える時間ができる。
他にも人によっって、いろいろ利点はあると思います。
たとえば私の場合はこんなメリットがありました⇒ミニマリスト主婦の普段着とよそ行き~少ない服はストレスフリーで生産性があげる
できればメリットは紙やノートに書き出してください。
ステップ2.自分が服を持ちすぎていることを自覚する
これは簡単です。ちょっとタンスの引き出しを引いて中を見たり、クローゼットの扉を開ければいいだけです。
これまで、服を買うことに夢中で、家の中にたまっている服についてじっくり考えることはあまりなかったのではないでしょうか?
自分の持っている服をよくよく見て、自分が「必要以上に服を持っている事実」を心の底に刻みつけてください。
ここが服を減らすスタート地点です。
ステップ3.買わない挑戦をする
捨てる服がわからない人、服を捨てられない人は、まず買うほうをセーブしましょう。
たくさん服を持っていると、ちょっとの間、服を買わなくても、一見何も変わらないかもしれません。しかし、しばらくの間、服を買うことをやめてみると、自分の服に対する考え方が大きく変わります。
シーズンごとに服を買ってしまうのは、結局単なる習慣なのです。
買わない期間は自分で設定してください。1ヶ月、3ヶ月、半年、1年など、ふだん自分がどのぐらい頻繁に服を買っているかによります。
買わない挑戦をしている間は、「買ったつもり貯金」をするとお金がたまります。また、自分の気持ちや、買いそうになったところをぐっとがまんした体験をノートに書くと続けやすくなります。
洋服を買わない具体的な方法はこちらに書いています⇒買い物が止まらない女子必見!服を買わない7つの方法
ステップ4.量より質を追求する
「買わない挑戦」が終わって、また買うようになったら、できるだけ質のいい服を買いましょう。これは高価な服を買うとか、ぜいたくなブランド品を買う、ということではありません。
「セールになっているから」とか「安いから」という理由で服を買うのをやめるということです。
そもそも人は何のために服を買うのでしょうか?その服を自分の物にして、自分の望む時に着るためですよね?
「安いから色違いで揃える」などというのは洋服を買う本来の理由から、はずれているのです。
また、「楽天のお買い物マラソンのポイントアップのために買う」というのも、買い物をする本質的な理由ではありません。
ポイント10倍になるからって、それがいったいあなたの人生にとってどんな意味があるのでしょうか?また買い物する理由を作ってしまうだけです。
買う服が減れば、1着にかける予算は増えますから、自分が着たいと思っていたけど、ちょっと手が出なかった値段のものも購入できます。
「安いから」という雑な理由で選んだ服ではないので、満足感も大きいです。
あまり安い服を買わないほうがいい理由はこちらに書いています⇒激安衣料品(ファストファッション)を求める心がガラクタを生む~実録・親の家を片付ける(3)
ステップ5.1つだけを大切に
同じような服を何着も持たずに1つだけを大切にします。
改まったときに着る1着のワンピース、コートも1着だけ。ジーンズも1本だけ。水着も1つだけ。革靴も1足、スニーカーも1足。
「色違いで揃えなければ」という考え方を手放します。
よく「世界に1つだけの~」という言葉がキャッチフレーズに使われます。「本当に大事なのは1つだけ」という言葉もよく聞きますね。
他のものをあきらめなければ、1つに絞り込むことはできません。だからこそ、「1着の服だけを持つ」というのは大きな価値があるのです。
ステップ6.服の色を少なめに
自分が好きで着ている服は、わりといつも同じ色である、ということはありませんか?
私の場合、グレーや茶色が好きです。ほかに白や黒といったモノトーンも着ていて落ち着ける色です。
自分のテーマカラーと、それに合った差し色を少しだけ決めて、そういう色の服だけ着るようにすると洋服の数は減っ行きます。
その人に似合う色というのは限られていると思います。
今、パーソナルカラー診断などもありますが、自分が自分らしくいられる色を選べばいいのです
7.服を断捨離する
1~6まで順番にやってみると、自分にとっていらない服が見えてきます。そしたらいよいよ不用な服を断捨離します。
まず、自分の色でない服はいらないです。プチプラだからという理由で買った服も不用です。自分にとっての1着に選ばれなかった服は、全部断捨離できます。
実際はそんなにさくっと捨てることはできないかもしれません。
それでも何も考えずに、クローゼットの扉を開けた日より、確実に自分の人生にとって大事な服を見る目は養われているはずです。
服を捨てる具体的な基準はこちらに書いているので参考にしてください⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です
*******
断捨離のやり方はいろいろあります。いきなりミニマリストのように、服の数を一気に減らすだけが脳ではありません。
発作的に大量の服を捨てるより、じっくり時間をかけて、自分にとって大切な服について考える道を選ぶほうがうまくいくこともあるのです。