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ものを捨てることが苦手な人にとって年末は断捨離をする最適なタイミングです。
この時期に捨てるべき理由と、捨てたほうがいいものや捨てやすいものを紹介しますね。
年末に捨てたほうがいい理由
捨て活が苦手な人にとって、年末は1年で一番断捨離に取り組みやすい時期です。
年の暮れは、過去を振り返り、新しい年に向けて気持ちをリセットするのに最適なタイミング。
1年の終わりだから「この1年使わなかったもの」がはっきりわかります。
大掃除をする時期でもあるし、寄付などの慈善活動も活発になります。
年末年始はお客さんを迎えることも増えるので、「人に見られること」がきっかけで、家の中を整えたいと思う人もいるでしょう。
このように年末年始の準備と断捨離はとても相性がいいので、今こそ、不用品を捨てましょう。
では、以下に、捨てたほうがいいものや、捨てやすいものを合わせて7種類紹介しますね。
1.期限切れ・期限ギリギリの食品や消耗品
使用期限や賞味期限のある商品は、文字通り期限が明確なので、捨てるべきかどうか判断しやすいもの。従って、捨てる心理的負担が少ないです。
たとえばこんなものを捨てましょう。
– 冷蔵庫、フリーザー、パントリーの中の古い食品(調味料、缶詰、賞味期限切れのお菓子など)
– 使用期限を過ぎた化粧品や薬
– 書けなくなったペンや乾いたボンド
どうしても捨てたくないなら
期限を過ぎていても食べられるものや使えるものはたくさんあります。
どうしても捨てたくないなら、「年内に使う」ことにしましょう。
あと2週間ほどありますから。
でも、2週間で使えそうにないもの、とても家族だけで使い切れそうにないものは、あきらめて破棄するか、リサイクルショップに出したり、寄付したりしたほうがいいですよ。
2.壊れているものや使えないもの
壊れているものは、使えませんから、何年持っていても使いません。
つまり実用性や価値はゼロなので、手放しても大きな後悔は残らないでしょう。
たとえば、欠けた食器、修理できない家電、穴の開いた靴下など。
「修理しさえすれば使える」と思うものがたくさんあるときは、リストにすることをおすすめします。
そして、今後、本当に修理するつもりなのか考えてください。
大きな家電は、捨てるのが難しそうだからそのままにしているだけのこともよくあります。実際は修理する気などない現実に直面しましょう。
それ、本当に修理する気あるの?:ガラクタのタイプ別、捨てられるようになる考え方(その2)。
3.古い書類や紙類
年末調整や確定申告が続く年末は書類整理に最適なタイミングです。
いらない書類を捨てるだけでスッキリしますよ。
不要なDM、ネットで参照できる取扱説明書、ものすごく古い明細書などは安心して手放すことができます。
「大事かもしれない」と思うときは、写真に撮っておけばいいでしょう。少なくとも中のデータはいつでも参照できますから。
紙を捨てるステップ
以下の順番で作業すると簡単です。
1)整理する書類を一箇所に集める
2)「保管」「破棄」「検討中」の3つに分類する
3)破棄すべき紙はすぐに捨て、残りについて、2)をもう3回ぐらいやる
4)残った保管すべき紙をわかりやすい形で保管する
紙が多いと作業が大変になるので、少しずつ調べてください。
紙や書類が散らからない家にする7つの秘訣~紙をためない生活を始めよう。
4.消耗して役目を終えたもの
消耗品と呼ばれる日用品で、「しっかり消耗した」と確認できるものを捨てます。
たとえば、 薄くなって半ばすりきれたタオル、ほぼ使い切ったけれど底に少しだけ残っている乳液、色がほとんど出ないけど少しは出る蛍光ペン、毛が反り返った歯ブラシなど。
実は私もこういうものを捨てるのは苦手で、最後まで100%使いたいと思うほうです。
でも、その「100%使いたい」と思ってしっかり使い切ることが、地球環境によい行動かと考えると必ずしもそうとは言えません。
それがマーカーなら、インクを全部使い切っても軸はプラごみになるからです。
エコロジーにつながる行動はほかにもありますので、ここは、「もう十分使った」と思って捨てましょう。
新しいものが押入れにあるなら、取り替えてください。
5.自分にとっての「終わったもの」
新品に近いもの、まだまだ十分使えるものであっても、自分にとってはすでに役目を終えたものを捨てましょう。
人の生活や環境は変わるので、ものも新陳代謝すべきです。
過去を整理し、未来への空間を作ると意識すると捨てやすいでしょう。
終わったものとは?
今の自分とは離れてしまったものとしては、趣味が変わって不用になった道具、体型が変わってサイズが合わない服、昔はよく使っていたけどもう使わないバッグなどがあります。
いずれもかつてはよく使ったものですから、感謝の言葉をかけると捨てやすいでしょう。
6.数が多すぎるもの
数が多いものは、捨てやすいもののひとつです。
多少捨ててもまだたくさん残っているので、捨てる恐怖をそんなに感じないからです。
ほんの少し捨てただけで、管理が楽になるので、「捨てるのも悪くない」と感じることができます。
多すぎるもの
多くの家庭で数が多すぎるものは、衣類、予備のタオル、食器・キッチン用品、文房具、バッグやポーチ……要するに全部です。
生活が豊かになりすぎて、すべてを持ちすぎて暮らしにくくなっているのは皮肉なことです。
数が多いものに関しては、リミットの数を自分で決めたり、「ここに入る分だけ」と収納スペースを制限したり、ひとつだけでいいものはひとつに絞ったりといった方法で減らしましょう。
7.来年はいらないもの
最後は、来年は使わないものを捨てましょう。
「来年、使うかどうかわからない」というものではなく、明確に、「もうこれは来年は使わない」「新しい年に連れて行きたくない」と思うものを選んで手放してください。
そうすることで、未来へのスペースを作ります。
たとえば、もらったけれど使わなかったプレゼントや、ずっと集めていたけれど、気持ちの負担になってきたグッズ、好みが変わって使わないけれど高かったから手放していない衣類やアクセサリーなど。
新しい年をどんな年にしたいか、来年はどんな空間で暮らしたいか、そんなことを思い描きながら手放してください。
捨て活が苦手な人が使える捨て方のコツ
捨てることが苦手な人はばさばさと大鉈(おおなた)を振るう必要はありません。
以下のポイントを心がけてください。
・少しずつ進める: 「1日1つずつ手放す」など小さい目標を立てて作業します。
・保留ボックスの活用: 捨てる決断がつかない物は一時的に保管し、後日判断します。
・譲渡や寄付を検討する: 「ゴミにする」と考えるのではなく、「今、役立ててくれる人の手に渡す」と考えましょう。
・意識改革:「捨てる」と考えるのではなく、「新しい年に向けて日々の生活を見直す」と考えます。
■年末の『捨て活』参考記事もどうぞ
⇒年末だからもう手放す。今年中にさよならしたい5つのもの(前編)
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捨てることがあまり得意でない人に、年末に捨てたほうがいいものを7つ紹介しました。
捨てることが嫌いな人は、捨てることを「損をすること」「大切な何かを失うこと」だと考えています。
しかし、捨てることは必ずしも「失うこと」ではありません。
それは、自分にとって本当に必要なものや価値あるものを見つけるための「選び直し」のプロセスです。
不要なものを手放せば、家の中に新しい空間が生まれ、心にも余裕が生まれます。
つまり、捨てることは、未来の自分のためになる選択なのです。
少しだけ勇気を出して、「未来へのスペース作り」にチャレンジしましょう。
物理的な空間が整うにつれ、気持ちも整い、明るい1年をスタートできますよ。