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きょうは読者のお便りを2通紹介します。
内容:
・無理に働かなくてもいいのに
・私が買い物に走った理由
笛吹お遍路さんのお便りです。
嫌なら就職しなければいいのでは?
件名:6/20の記事の感想
20日の七緒さんのお便りを読んで思ったことです。単なる感想ですからお返事は要りません。
コンフォートゾーンから抜け出すのが怖い人へ~まずは自信をもつこと。
まず、必要がないのにそんなに嫌なら働かなくてもいいじゃないか、ということです。
「そんなに嫌なら」というのはわざわざ専業主婦叩きの記事を探して自分を貶めて、私にはムリと話を持っていこうとするあたりです。
「何歳まで働きたいと思いますか」という世論調査やアンケートで、結構な年齢まで、なんなら死ぬまでという回答が多い = 働く意欲のある高齢者が多い、と展開するのに、いつもそれは設問が違うだろうと思っています。
「何歳まで働かなくてはいけないと思いますか」ではないでしょうか。
あるいは「生活に心配がなければ(そもそも)働きたいですか」そしてそれは「何歳までですか」。
どこの職場でも「辞めたーい」「仕事辛い」の大合唱の現実に鑑みて、恐らくものすごく数値が変わると思います。
ちなみに私は1986年です。勉強が好きだった、大学へ行くのが当たり前の環境だった、のに加えて働きたくなかったから進学したというのが大きな理由です。
私は働かなければライフラインが止まり、家を追い出されるから働いています。
生き甲斐や自己実現なんかくそくらえです。
だから自室に引きこもっていられる人が心底うらやましいです。
辛いんですう、とべそべそ言われても他人(親兄弟だって他人です)が衣食住丸抱えしてくれるんなら結構じゃありませんか、としか思えません。
ましてお子さん育て上げて、今も日々の暮らしを回している専業主婦、何を恥じることがありましょう。
私は自分で働くのもイヤですが、他人が自分の生活圏内にいるというのは身の毛がよだつほどイヤなので結婚はしませんでしたし実家にも帰っていません。
仕事、就職なんて必要もないのにすることないですよ。
笛吹お遍路さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
1986年というのは、笛吹お遍路さんが就職した年ですか。それとも、「いつまで働きたいですか?」と聞かれたときの回答(理想の退職する年)でしょうか。
確かに、働きたくなくて、働かないでも生きられる環境にいるなら、無理に働く必要はないですよね。
でも、七緒さんは、働きに出たい切実な理由があるのだと思います。
わざわざ保育士の資格を取ったぐらいですから。
働く目的はお金を得ることだけではなく、社会参加や自己実現の側面もあり、ここが自分の人生にとって、重要な人はたくさんいるはずです。
せっかく時間があるから、自分の能力やスキルを活かして働き、他人の役に立ちたい、社会に何かを還元したい、自分も成長したいと思うのは、ごくふつうの感情だと思います。
「仕事をやめたい」とぐちぐち言う人は多い一方、仕事が好きな人や、日々の仕事にやりがいを感じている人もいます。
それに、一口に「仕事をやめたい」と言っても、理由は人さまざまです。
つらいからやめたいというよりも、「もっとやりがいのある仕事がしたい」とか、「もっと自分を活かせる仕事がしたい」という気持ちがあるからこそ、今の仕事をやめたいと思うのではないでしょうか?
特に女性はそうだと思います。
今、若いうちにお金をしっかり貯めて、アーリーリタイアしたいと思う人が多いようですが、いざ、そういう生活をしてみると、すごくつまらないと思います。
苦しいことがないと、楽しいこともありませんから。
いずれにしろ、七緒さんには、さっさと求人に応募してもらいたいです。たぶん、もう応募していると思うけど。
では、笛吹お遍路さん、これからもお元気でお過ごしください。
次は、仕事をやめたいけど、やめる勇気が出ない、とよくお便りに書いているちどりんさんのメールを紹介し、返信を書きます。
今回は、仕事の話ではなく買い物の話です。
私が買い物に走った理由
どんな変化も、考え方を変えれば喜んで受け入れられる(TED)
自分ではわからない英文の動画を翻訳してくださり、いつもありがとうございます。
世界には、自分ならとても受け入れられないと思う変化を受け入れている人もいるんだなと考えさせられます。
わたしはメンタル面の話をメールでよく書き、片付けのことは触れていませんが、部屋はすっきりしているほうです。物を捨てたり片付けは苦手ではないのです。物理的なものよりメンタル面の断捨離が本当に苦手なのだと思います。
わたしが買い物に走った背景のひとつを思い出し、今でも腹の底からムカつき、苦しくなっていたので、書かせてください。
2019年に大幅な断捨離をし、その頃に、筆子ジャーナルも見つけました。
服やどうでもいい雑貨が入ったプラスチックの三段のチェストを1つ処分、一気にまとめてではないが、本は計100冊以上処分した。
本棚はガラ空きになりましたが、好きな本だけになった状態だと思います。
わたしが買い物に走った背景のひとつ
ある女優さんのエッセイ本に憧れたのです。
特別、その人のファンだったわけでなく、名前を知っている程度でしたが、そのエッセイに綴られた彼女のライフスタイルに憧れてしまったのです。
ナチュラルで心地よい生活、独身で留守にすることも多いだろうに、犬猫を多頭飼いしていて、ほのぼの楽しそうに暮らしてる、そんなイメージ。
その女優さんの部屋というのが、まさに好きなものに囲まれた雑貨屋さんのよう、本も心の栄養だといって、たくさん持っている。
そんなライフスタイルに憧れてしまったのです。
この女優さんは典型的なマキシマリストでしょうが、あろうことか、わたしもこんな風に暮らしてみたい、そのエッセイ本は、その女優さんが30代の時に書かれたもので、わたしもこんな30代になりたい、とまで思ってしまったのです。
筆子さんの記事にも、雑誌や誰かに憧れてものが増えたという話があったし、ありふれた話だと思います。
この本の影響で、今、わたしは好きなものに囲まれているはずだけど、幸せではないということに気づき、憧れていたのに、手のひら返したように、その女優さんへの反感が増していきました。
このエッセイ本は世間では好評らしいですが、わたしにとっては有害図書だった。
今、ドラマは見なくなりましたが、CMでこの女優さんを見かけると、不快で、こんな人に憧れて! バカだった! と今でも苦々しい気分になってしまいます。
なんでこんなもの買ったのか、なぜこれを良いと思ったのか、などと、過去の自分への否定が止みません。
今、その女優さんはインスタでも、このエッセイ本のような投稿をしていて、結局それは、「わたし素敵でしょう?」アピールなのだと、ようやくわかりました。
本当に素晴らしい女優さんは自分の部屋や暮らしぶりの披露、私生活の切り売りなどせずに、演技で人を魅了するものだと思います。
ちどりんさん、こんにちは。
このメールは、4月の終わりにいただきましたが、最近、心の断捨離の調子はどうでしょうか?
モーニングページ、書いてますよね?
モーニングページを書き始めるコツ~朝、そんなもの書いてる時間がないというあなたへ。
ちどりんさんが、誰かにあこがれてものを増やしたのは、自己責任であって、他の人のせいではないです。
現実には、そうではなかったかもしれませんが、ある程度、自分の責任を自覚しないと、成長できず、同じ失敗を繰り返します。
「まわりがこうだったから、こうなってしまった」と思うのは、自分の力を放棄することですから。
逆恨みをするのは、自分のためにならないので、やめましょう。
その女優さんはちどりんさんに、有意義な学びの機会を与えてくれたと思ってはどうでしょうか? 無理ですかね。
ちどりんさんには、認知のゆがみの記事を何度も読んでもらいたいので、リンクしておきますね。
今すぐ捨てたい根拠のない思い込み:10の認知のゆがみ、その1
ネガティブな人が陥りやすい思考のワナ:10の認知のゆがみ、その2
誰もが無意識のうちにやっているマイナス思考:10の認知のゆがみ、その3(終)。
メンタル関係のTEDの記事も全部おすすめです。
今後は、できるだけ、自分のためになる選択をしてください。
それでは、ちどりんさん、これからもお元気でお暮らしください。
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読者のお便りを2通紹介しました。
私も働かないでいられるなら、そんなにしゃかりきには働かないと思います。
ブログを書くのは好きだから、書き続けると思いますが、広告は全部はずして、内容も、「読者に役立つこと」より、自分が書いてて楽なことに流れそうです。
でも、それが自分にとっていいことなのかどうかはわかりません。
ストレスがいっぱいの状況にいるのは、体によくありませんが、楽なことばっかりしていても、脳によくないですから。
では、あなたも、気づいたことなどありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。