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ママ友が断捨離をやっているらしいと聞き、興味をもったあなた。そういえば、結婚15年たち、最近、家の中に物が増えてきています。
3日に1度は探しものをしていてうんざり。ここらで私も物を片付けよう。そう決心したのものの、なかなか行動に移すことができません。
あなたはこう言います。
「片付けたいのは山々だけど、できないのよ、だって・・・」。
そんな片付けられない主婦がよく口にする言い訳を5つ集めました。言い訳とは、自分の事情を説明して、弁解することです。
あなたが言い訳をしている本当の理由は何なのか。言い訳を分析し状況を改善する糸口としましょう。
1.片付けたいけどできないのよ、だって時間がないから。
「時間がない」。世界のあちこちでこの言い訳を聞かない日はありません。
確かに主婦はけっこう忙しいです。
家でのんびりできる主婦は今や少数派で、たいていの主婦が、家事、育児、仕事、介護、学校関係や地域の仕事などで毎日大忙し。
ですが、買い物する時間はあるのです。だって、部屋の中に物が増えていますから。
買い物する時間を少し削って片付ける時間に回すことはできないでしょうか?
物が多いと、かえって時間を取られます。こんなふうに:
・朝、さっと着ていく服を選べない
・掃除に時間がかかる
・物の片付けに時間をとられる
・探しものばかりすることになる
・頭の中が混乱して、行動に無駄が出る
「行動に無駄が出る」というのはどういうことかというと、忘れものをしたり、失敗したりして、かえって時間を取られることです。
いろいろなことが頭の中でざわざわしていたり、1度にたくさんのことをやろうとすると人間、必ず失敗します。
その失敗をカバーするために余計に時間が必要です。つまりちゃんとやれていれば、使う必要のなかった時間を失うのです。
カリスマ主婦の村川協子さんは、「アイデア家事の本」の中でこうした時間を「マイナス時間」と呼んでいます。
この本です⇒村川協子の「アイデア家事の本」で学んだ家事の効率化の3つの柱~ミニマリストへの道(24)
忙しいことを言い訳にして片付けに着手しないと、いつまでたっても忙しいまま。毎日のように「マイナス時間」を作りだし、気分もうつうつとしてきます。
1度、「忙しさ」のループを断ち切る勇気を持ちましょう。
忙しくならない方法⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
どんなに忙しくても5分ぐらいは時間がとれるでしょうから、1日5分だけ断捨離をするとか、1日5つ捨てる、という小さな試みを始めてみてください。
物が片付くと、気持ちや時間に余裕が生まれますし、もっと片付けたくなってきます。
1日5分間だけやる片付けの方法はこちら⇒忙しい日は1日5分の断捨離を~5分で片付けられる10の場所
2.断捨離したいけどできないのよ、雨ばかり降ってなんだかやる気が出ないから。
ここでは「雨」のせいにしましたが、「曇り」でも「風が強い」でも、「なんだか寒い」でも、「むしむしする」でも、「暑いし」などどんな天候でも理由になります。
こういうふうに天候のせいにして、やりたいことを先延ばしにする人はけっこういます。私も最近、雨が多くしかも寒いので、あまりスロージョギングに行きたくない気分の日が続きました。
でもよく考えてください。天候と部屋の片付けと何の関係があるのでしょうか?
こんな言い訳をしているときは、「やる気が出ない本当の理由」を考えることをおすすめします。
ちょっと疲れているのかもしれないし、そもそも「部屋を片付けて何かいいことあるわけ?」と疑っているのかもしれません。
人間、自分にとってメリットがあると感じられなければ、なかなか行動に移さないものです。
断捨離の効果に確信が持てない方はこちらを読んでください⇒物を捨てたらこんないいことありました~断捨離で得られた5つのメリット
私は物を減らして本当によかったと思っています。
3.片付けたいけど、あまりに物が多すぎてどこから手をつけたらいいのかわからないのよ。
確かに、何だかわからないけど、目の前にうわっと物があると、やる気がなくなりますね。
でも、そのままにしておいても何もいいことありません。物は勝手に家から出て行ってはくれないのですから。
物があふれて、生活しにくくなっていたら、がまんして少し減らすしかないのです。
こんな時は、一気に片付けようとせず、まず簡単にできることから少しずつやっていくといいです。
上に書いた「1日5分断捨離」や、「5つ捨て」でもいいですし、はしっこから順番に片付けるのでもいいです。
私が娘の汚部屋を片付けたときは、まず床に山になっている洋服からタックルしました。床が見えてくると、かなり明るい気分になります。
こんな記事も参考にしてください⇒どこから断捨離したらいいの?こんな場所や物からやれば効果てきめん
たとえ少しずつでも片付けると、きれいな場所が出現するので、視覚的に達成感が得られます。その達成感が、モチベーションにつながり、断捨離が加速します。
4.何で片付けないといけないの?どうせすぐにまた散らかるのに。
人間生きている限り、片付けはついてまわります。物を使って、日々の生活を営んでいますから。
でも、この片付けを楽にする方法はあります。
まず、なぜ散らかるのかその理由を考えてみましょう。
・物が多すぎるから
・物の入れ場所が決まっていないから
・使ったあとしまう習慣がないから
・子供が出しっぱなしにするから
・夫が物の始末をできない人だから
・物が捨てられないから
・無料の物があると、もらわずにはいられない性分だから
・特にほしくもないのに、ちょっとしたものを買ってしまうから
一般にこんな理由ですぐに散らかります。ならば、この理由を1つずつつぶしていけばいいのです。
片付けられない人、片付けたくない人は、片付けるのはしばらく置いといて、まずは買わない暮しにシフトしてみてください。
断捨離の「断」を先にやるのです。
そうして家にあるものを順番に使い切っていくことにします。食品のストックもなくなるまで買い物に行かないようにしましょう。
買わない暮しはこんなふうにやってみるといいです⇒5つの思考で「買わない」を習慣化~お金をためる生活にシフトする
5.片付けたいけど、どっちみちきれいに片付かないのよね、収納場所がないもの。キッチンをリフォームするほうが先よ。でもお金がないからできないのよね。
「時間がない」という言い訳が、東の横綱なら、「お金がない」は西の横綱です。
そもそもこの発想が間違っています。あなたは何でもお金で解決できると思っていませんか?
「何事もお金でしか解決できない世界」に住むのを選んでいるのは自分自身。お金がなくても、知恵と工夫で、ずいぶんしのげるものです。
片付かないのは、収納場所がないからでなはく、単に、そうする意欲がないだけのこと。
だまされたと思って、持ち物の8割を捨ててみてください。細かいものは、靴箱や茶筒など、もともと家にあったもので、じゅうぶんきれいに収納できます。
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言い訳している人が、1番に主張したいことは、「こんなふうになってしまったのは、私のせいではない」ということです。
「自分以外の何かのせいで、部屋の中がぐしゃぐしゃである」と言いたいのです。しかし、繰り返しますが、物は自ら志願して、家の中に入ってくることはありません。
天気が悪いと物が増殖するわけでもありません。
「部屋の中が汚い」という現実は、部屋の持ち主が作りだしていることにほかならないのです。