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最近、筆子が行っている、浪費防止策を紹介しています。
これまで、
1.適度に買う(予算の範囲内で)
2.購買意欲を刺激するものとの接触を減らす
3.ストレスマネジメント
この3つを紹介しました。今回は、
4.買い方のクセやまずいパターンを見つけて、修正する
この方法を紹介しますね。
「ああ、またやっちゃったよ」とぼやいてしまう、買い物に関する悪習慣(負けパターン)を、早めに見つけて、それを正すために、私がこんなことをやっています。
まずい買い方のパターンとは?
まず、よくない買い方のパターンについて、説明します。
以下の5つの特徴があれば、これは自分にとってよくない買い方のパターンだ、と判断しています。
1)1度や2度ではなく、わりとよく起きている
2)無意識にやっている(特に努力せずにやっている)
3)ある程度の期間、継続している
4)その行動をよく後悔する、ストレスになる
5)その行動の結果、経済状況が向上しない、むしろ悪化している
買い物以外の悪習慣を考えてみるとわかりやすいでしょう。
頻繁な飲酒、コーヒーや甘いおやつを、コンスタントに継続的に摂取すること、毎日、ソーシャルメディアのチェックに数時間かけること、毎晩、夜ふかしすること。
これらは、皆、悪習慣と呼べます。
なんとなくクセになって、それなりの期間、続き、その結果、体調が悪くなったり、仕事に集中できなかったり、やるべきことをやれなかったりしていますから。
こういう無意識のクセを、買物に関して見つけるようにしています。
2.まずいパターンの見つけ方
パターンを見つけるために必要な行動は3つです。
1)データを取る
2)データを見る・分析する
3)改善点を見つけて、改善していく
まあ、特に変わったことはしていません。具体的には以下のことをしています。
1)データを取る:買った物を記録する
食品以外の買い物に関して、3種類のデータを取っています。
A.Googleフォームとスプレッドシート
買い物しが物が家に入ったら、フォームに入力しています。
使っているのは、このフォーム。
画像が小さくて読めないと思いますが、買った日、買った物、値段、買った場所、買った理由・その他、という5つの項目を入力しています。
Googleのフォームは、入力すると自動的にスプレッドシートを作ってくれるので、便利です。
B.写真に撮る
物が家に入ったら、写真を撮っています。
写真を見れば、何を買ったか一目瞭然です。
フォームに入力するのを忘れたときに、写真を見れば、いつ買ったかわかるので便利です。
写真に撮ることは、もう10年ぐらいやっているでしょうか。
もともと、家にどんな物が入るのかモニターするために、写真を撮り始めました。物を増やしたくないから始めたことですが、買物防止にも役立っています。
C.家計簿に記入する
当然のことながら、家計簿(日々のお金の動きを書くノート)にも、何かを買ったら、記録しています。
ただ、そんなに細かくは書いていません。
1月に1年分の付せん(3種類)を買いましたが、一緒に、バインダークリップも購入しました。
Googleのフォームには、付せんは種類ごと、クリップはクリップで1項目として入力しています。ですが、家計簿には、「付せんなど」とまとめて書いて、金額も合計して記入しています。
「3種類もデータを取るの?」と思うかもしれませんが、フォームの入力は簡単だし、写真もスマホでパチリとするだけ。
家計簿も、お金の動きがあったとき、まめに記入しておけば、特に大変ではありません。
まあ、買物の頻度が高いと、記録する手間も増えますが、たまにしか物を買わないので、記録するのは全く負担ではありません。
家計簿といっても、ただ、何にどれだけお金を使ったか書いているだけで、日本の家計簿のように、費目に分けたりなどはしません。
自分で撮っている記録は3種類ですが、オンラインショップに残る購入記録もデータとして使えます。
2)データを見る
記録するだけでも、買い物に意識が向くので、無駄遣いが減ると思います。
ですが、取ったデータを見なければ、買物のパターンは見つかりません。
分析するといっても、私は内容を見て、何を買ったか、どうして買ったか、買ったものをちゃんと使っているか、考えるぐらいです。
1ヶ月ごとに、その月の購入品をざっと見たり、1年前の同じ月と見比べたりということをよくします。
また、アマゾンの購入履歴もよく見ます。これも、前の年やその前の年の分もさかのぼって確認します。アマゾンの場合、どんどんスクロールすれば見られるので便利ですね。
もともと、私は、実店舗ではあまり買物をしませんでしたが、新型コロナウイルスのせいで、今は、アマゾンといつも食品を買っている、オーガニックのスーパーでしかショッピングをしていません。
オーガニックのスーパーもネットで注文しているから、サイトに行けば、何を買ったかわかるし、メールで請求書も送ってくれるので、過去の請求書を見て、値段を見比べたりということはよくします。
3)行動の修正
記録を見て、買いすぎているものを発見したら、翌月は、「ちょっと買物は控えて、必要なものだけを買うことにしよう」と思い、その決意を付せんに書いて、家計簿に貼ったり、クレジットカードに貼ったりします。
まあ、だいたいこれで、翌月の無駄遣いは防げます。
しかし、翌月も同じことをしてしまったら、もっと具体的なアクションプランを考えて、30日間チャレンジに組み込みます。
2018年は、明らかに、塗り絵グッズを買いすぎたので、2019年は完全に買わない挑戦をし、2020年も、ほぼ同じことをしていました。
今年は、また塗り絵を再開し、1月に新しい塗り絵本を買いましたが、YouTubeで、塗り絵動画を見たり、買物のついでにアマゾンを見ていると、購買意欲が刺激されるなあ、と気づいたことは、以前、記事に書いたとおりです。
私が負けパターンに入る最大の要因は、何度も書いていますが、睡眠不足です。
寝たりないと、やるべきことに、さっと取りかからず、関係のないページをネットでだらだらと見たり、前から欲しいと思っていた物(30日待つノートに書いてある)をふっと買ってしまったりします。
そこで、まずいパターンが続いているときは、あえて、早く寝るようにしています。
まあ、完全に買物を制御することはできないし、厳格にする必要もないでしょう。
ただ、自分の行動を外から見る機会を作っておくと、暴走しなくてすみます。
しっかり浪費癖がついてしまう前に、負けパターンを見つけて、行動を変えるよう努力すれば、ある程度、うまくいきます。
病気と一緒で、早期発見が鍵だと思います。
3.パターンを見つけるコツ
記録をとって、それを客観的に見れば、パターンが見つかります。この時、次のことに注意すると、よりうまくパターンを見つけ、改善していくことができます。
1)自分に正直に
データを取るとき、ずるをしないことを心がけています。
事実を事実として、正直に書いています。
まあ、人ひ見せるものではないので、ここは問題ないでしょう。
正直に書くのが、一番ラクで、頭に負担がかかりません。
「データを取るとき横着をしない」というのが、パターン発見の第一のコツです。
2)まめにやる
すぐに記録せず、ためると続かないので、まめにやるようにしています。
ためると、面倒になって、いい加減な記録になります。
データを見るのも、わりとよくしています。
3)ジャッジしない
「こんなことして、私って馬鹿だなあ」と思うことはありますが、自分を責めたりはしません。
自分を責めても、気分が悪くなるだけで、買物の改善にはつながらないからです。
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買った物をちゃんと使う生活をするために、私が心がけていることを紹介しました。
まあ、私のようにあれこれ記録せずとも、時間がたってからレシートを見返してみる、という方法をとってもいいと思います。
買物に注意を向けさえすれば、望ましくないパターンが見つかります。
それでは、この続きをお楽しみに。