黒い服

ミニマリストへの道

45年ほど実家に置いていた服をようやく捨てた話:ミニマリストへの道(101)

筆子がミニマリストになるまでをつづっている「ミニマリストへの道」シリーズ。

2ヶ月ほど時間が戻りますが、2014年の8月、実家に里帰り中に、自分の服を捨てた話をお伝えします。

この里帰りでは、母の物を捨てる前に、自宅にくすぶっていた自分の物を徹底的に捨てました。実家に自分の物を置いたままにすると、何年も捨て損なうことがよくわかりました。



実家に置きっぱなしはよくないと思う

結婚したり、学業や仕事の関係で実家を出たのに、いつまでも私物を実家に置いている人がいます。

私もその1人でした。

その1人でしたが、この里帰りのときに捨て切りました。

近藤麻理恵さんも「人生がときめく片付けの魔法」という本の、思い出の品を捨てる項目にこんなふうに書いています。

実家を思い出品の避難場所にしてはいけない。

実家という簡単にモノを送れてしまう便利な置き場所があることは、むしろ不幸なことだと思います。

こんまり先生は、思い出の品とは1つひとつ向き合って、手でさわってから捨てろ、と書いています。実家に思い出の品を送り込んでしまうと、2度と対面するときはないだろう、それではいけない、というわけです。

べつに思い出の品に限らず、実家に自分の物を置いておくのはよくないです。その理由は以下の3つ。

1.実家は人の家だから

2.ただでさえ実家には親の物がたくさんあるから

3.実家が外部収納スペース(倉庫)の役割をはたしてしまうから

収納スペースがあればあるほど、物は増殖します。外部倉庫は、どんどん断捨離していくべきなのです。物より、物を入れる場所をつぶしていくほうが、暮らしのシンプル化が早く進みます。

収納スペースがあるかぎり、物はいつまでたっても減りません。

親の家の物が増えると、生前整理や遺品整理が大変になるのは言うまでもないことです。

先に本や雑貨を捨てた

実家にあった服を捨てる前に、まず本と雑貨を捨てました。

実家には、私の本がたくさんありました。

本が多すぎるので、私が10代の頃、母は私のために、立派な本箱を買い、茶の間に置いてくれました。そのとき、古い本箱は、廊下に置かれました。

本箱を増やしたから、さらに本が増えました。

2つの本箱にびっしり本が入っていただけでなく、自室にも小さな本箱がありました。さらに裏にある部屋では、カラーボックスを2つ横置きして棚にし、本やレコードを並べていました。

本だらけだったのです。

カセットテープも並べていましたが⇒捨てれば捨てるほど思い出が豊かになるカラクリとは?~カセットテープを断捨離して気づいた真理

里帰りするたびに、必死になって本を捨て、2014年の夏、とうとう本を一掃しました。

捨てた本の写真は過去記事にあるはずなので、探してみましたが、見つかりません。見つかったらその記事にリンクします。

本を片付ける合間に、私が捨てたのは、フェリシモで買ったり、おまけでもらった雑貨です。

一部はカナダに持ち帰りましたが(しかし、結局あとで断捨離)、残りは実家にあったので、こちらも帰るたびに片付けていました。

最後まで残っていたのは、ぎょっとするほどあったレターセットや絵はがき、カードです。絵はがきはほとんどカナダに持ってきましたが、実家にも残っていました。





実家に45年ぐらいあった服を捨てた

本や雑貨に比べると、数はずっと少なかったのですが、部屋着が自室のたんすにあったので、これを捨てました。

1980年代にフェリシモで買った衣類です。

フェリシモはカタログを見て、好きなものを注文する通販の会社です。ファッションや雑貨を扱っています。

私がフェリシモでよく買い物をしていた話は過去記事に何度も書いています。

たとえばこちら⇒「持たない暮し」をめざす人が絶対買ってはいけない3つのものとは?~ミニマリストへの道(22)

フェリシモは頒布会(はんぷかい)なので、似たような柄のデザイン違いをたくさん持っていました。

部屋着の会に入ると、毎月部屋着がえんえんと届きます。それぞれの会には名前がついています。もはや記憶が薄れていますが、「サニークラウズトップスの会」とか。

なぜこの名前を覚えているかというと、サニー(sunny)で空が晴れているのに、雲(clouds)があるって、いったいどういうコンセプトなんだろう、と考えたことがあるからです。

実際に私が入っていたのは、「スヌーピーの雑貨の会」とか、「なんとか部屋着の会」とか「なんたらパジャマの会」とか「ミッフィーのハンドタオルの会」といったものです。

「頒布会」という響きはやや古めかしいせいか、最近は「定期便」という言葉が使われているようです。

実家に残っていた服、みごとにすべてフェリシモで買ったものばかりでした。

実家で捨てた服

部屋着を断捨離

右のボーダーの服は、「囚人服の会」ではなく、「なんとかウエアの会」という名前に入っていたとき届いたものです。

左上は、すべて綿ジャージーのグレーの素材の部屋着が届く会でした。左下は、短パンの会です。

もちろん、フェリシモは「短パンの会」なんて名前はつけていませんでした。「コットンなんとかショーツの会」だったと思います。

この写真にのっているのは、最後まで残し、わりとよく着ていたので、着用感があります。しかし、ろくに着ず、きれいなまま断捨離した服はもっとたくさんあったのです。

当時、私は会社員で、ほとんど家にいなかったのに、こんなにルームウエアばかり集めていったいどうするつもりだったのでしょうか?

単に買うのが楽しかったのでしょう。

部屋着を着ることではなく、買い集めることにフォーカスしていたわけです。

部屋着の横で転がっていたソックスも捨てました。

ソックス

この2足も相当古いものです。80年代はじめに買ったと思います。下の黒いソックスは栄の「メルシー」というソックスのチェーン店で買いました。

昔、ソックスが好きで、メルシーやフェリシモで、これまた履ききれないほど買い集めていました。

私の収集癖はかなりひどかったのです⇒人はなぜ物を集めたがるのか?~私はこうして収集癖を断捨離しました

定期便が届く通販は収集癖がある人には絶好の(そして地獄のような)システムです。

何が届くかわからないので、ドーパミンが出て、買い物が楽しくて仕方ありません⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。

当時はそんなことは全く気づいておらず、ひたすら、毎月3000円~4000円ほど部屋着やレターセットに費やし、おまけまでもらって、貯金は全くできない生活をしていました。

何十年もたったあと、ようやくその愚かさに気づいたのです。

実家を物置場にしてしまうと、軽く45年ぐらいそのままになる、ということは実体験からもよくわかることです。

ついでに母の服も捨てた

実家では、自分の物を捨てながらも、必ず、母にも捨てる物がないか聞いていました。

人は他人の行動に影響を受けるので、こういうチャンスは逃すべきではありません。

以下の物を捨てました

●母のコート

●パンツスーツと何かよくわからない服

母の服

写真はありませんが、母の下着も捨てました。

実は上のコートは私が母に買ってあげたものです。楽天のお店で、なんと100円でした。

あまりに値段が安かったので、安物(プチプラ)が好きだった私は、母に、「ちょっと、こんな安い服があるよ、着る?」と聞いたのです。

母が「うん、着る」と言ったので、買ってあげました。

100円ですから。

いまは安物をうっかり買ってしまう夫をやり玉にあげている私ですが⇒安物買いの銭失いな夫の悩み:ミニマリストへの道(99)、昔の私は、夫と同じことをしていたのです。

いまどんなに安物に弱くても、どんなに収集癖があっても、その傾向は自分で修正できます。

日々の買い物をモニターしつつ、自分の人生の優先順位を考えながら、少しずつ行動を変えていけばいいのです。

私は、無駄な買い物ばかりする愚かさに気づくまでに、何十年もかかってしまいましたが。

☆このシリーズを最初から読む方はこちら⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった

☆次のミニマリストへの道の記事はこちら⇒どんなふうに服を断捨離していったか?:ミニマリストへの道(102)

*****

今回は、実家で自分の部屋着を捨てた話をお伝えしました。

プレゼント企画のご応募の中に、「ミニマリストへの道の記事が一番好きです」「筆子さんの捨てた物を見るとやる気が出ます」というお便りがありました。

以前も、「捨てた物をもっとみたい」というリクエストをいただきましたので、昔の写真を発掘して、しばらく捨てた服を紹介する記事を、書いていこうかと考えています。





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  1. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

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