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お盆が近づくと、夫の実家に行く日のことを考えて、気持ちが沈む。
そんな女性は少なくありません。
今回は、義実家への帰省で消耗しすぎないコツを紹介します。
帰省そのものをやめることができれば、話は早いのですが、そうもいきませんよね。
そこで、帰ったあとにぐったりしないよう、事前に手を打っておきましょう。
義実家への帰省で疲れる一番の理由
なぜ、義実家に行きたくないのか。
まず、そこを考えてみてください。
一番大きな理由は、玄関をくぐったとたん、自分がお盆中の家事の担当者として扱われることではないでしょうか?
お盆の集まりでは、食事の支度、後片づけ、法事の手伝い、親戚への対応と、やることがたくさんあります。
仕事は、長男の嫁、いちばん若い女性、気が利くと思われている人に集中しがちです。
夫の姉妹やほかの親戚の女性が同じ部屋にいても、台所に立つのはお嫁さんだけ。
まわりにも、あの家ではお嫁さんが動くもの、という空気ができあがっていて、見かねた人も手を出しにくいのです。
行事そのものが嫌というより、いつのまにか固定されたこの役割が、帰省をゆううつにしている理由です。
仕事をすることはかまわないけれど、自分の意向を無視して勝手に担当者にされるところが嫌な場合もあります。
ちなみに、私自身は、元夫の実家に帰省した経験がありません。
彼は母親とあまり仲が良くなく、こちらから泊まりがけで訪ねる機会がなかったのです。
それでもこの記事を書くのは、夫の実家に行きたくない、という読者のお便りを定期的にいただくからです。
⇒ものとほこりが多い夫の実家に行きたくない。行くのを断る方法を教えて
⇒二世帯同居をしている義実家の2階がものだらけ。いったいどうしたらいいんでしょう?
イライラの原因は思い通りに動かない夫
疲れる原因は、仕事の多さだけではありません。
一緒に行った夫が自分の思うように動かないことも、大きなストレスになります。
私の大変さに気づいて、助け舟を出してほしい。
親戚の前で味方をしてほしい。
義母とのあいだに入ってほしい。
内心こう望んでいるのに、夫がそのとおりにしてくれないと、怒りがわいてきます。
そして、この種の期待は、たいてい叶えられません。
夫は、自分の実家に帰ると、その家の息子に戻るからです。
母親にお茶を出してもらい、昔使っていた部屋で寝転び、テレビを見ながら親戚と話し込む。
本人に罪の意識はまったくなく、実家に行ったらすることをいつもどおりしているだけ。
隣で妻がどんな気持ちでいるかは、いっさい気づきません。
悪気がないので、2人きりのときに責めても手応えがなく、ますますイライラが募ります。
こういう夫に、こちらの理想どおりの動きを求めても、消耗するだけです。
人は、自分の望むようには動きません。
言わなくても察してくれるはず、という期待は、いったん手放してしまいましょう。
⇒他人に対する期待を手放すには? 人を思い通りに動かそうとするからストレスがたまる。
やることとやらないことを決めておく
義実家に着いてから、様子を見てほどほどに手伝おう。
そう考えている人が多いと思います。
けれども、着いてから判断しようとすると、その場の空気に流されます。
義母が台所で動き始めれば立たざるを得ないし、親戚の視線を感じると、つい全部引き受けてしまいます。
だから、家を出る前に、どこまでやるか決めておいてください。
・食後の食器を下げる役だけをする。
・買い出しにだけ付き合う。
・食事のあとの30分だけ台所に立ち、そのあとは座る。
ここまで具体的にしておくと、やりすぎを防げます。
実際はその場の流れでたくさん働いてしまうかもしれませんが、心の準備があるのとないのとでは大きく違います。
ポイントは、何もしないと決めるのではなく、ここまではやる、という線を引くことです。
やりたくないことを頼まれたときは、代わりの仕事を提案すると断りやすくなります。
・法事の準備は手伝わないけれど、当日の飲みものを出すことはする。
・料理は作らないけれど、片づけには加わる。
・泊まらないけれど、日帰りで顔は出す。
少しは仕事を手伝うと決めれば、何もしていないという後ろめたさを感じずにすみます。
夫には具体的に頼んでおく
自分の担当を決めたら、次は夫をどうするか考えましょう。
してほしいことは、察してもらうのを待たず、帰省する前に具体的に頼んでおきます。
たとえば、こんな頼み方はどうでしょうか?
・「そろそろ帰ろう」と、あなたのほうから言ってほしい。
・食後の片づけを一緒にやってほしい。
・途中で30分、2人で外に出る時間を作ってほしい。
たくさんは頼まず、もっとも重要だと思うことを1つか2つにしぼります。
あれもこれもと並べると、まずその段階で反発されます。
反発されなくても、夫は覚えられないので、結局どれもしてくれません。
こんな準備をしても、夫が動かない場合に備えて、ひとりになれる逃げ場も用意しておきましょう。
・買い出しを口実に車で出る。
・外の空気を吸ってくると言って、少し散歩する。
・疲れたら、先に休ませてもらう。
こんなふうに一息入れながら家事を手伝えば、とことん疲れるところまではいきません。
⇒家族が家事を手伝わない5つの理由。原因をクリアして解決に導く。
短いひとことで印象を変える
帰省のゆううつは、今年だけの問題ではありません。
来年も再来年も続くので、長い目で見た対策も立てておきたいところです。
義実家では、一度がんばりすぎると、それがその人の基準になります。
何でも気づいて動く人、最後まで台所にいる人、頼まれたら断らない人。
そういう人だと思われると、来年もその次も、同じ働きを期待されるでしょう。
そこで、「頼んだら何でもやってくれる人」という印象を少しずつ変えていきます。
いきなり、家事を放棄すると宣言するわけではありません。
ごく短いひとことを言ってください。たとえば、
「今日はここまでにしますね」
「お先に失礼します」
言うときは、理由を長々と説明する必要はありません。
にこやかに、短く言って、その場を離れます。
角が立つのではと心配かもしれませんが、まわりは案外、何とも思いません。
今回ひとことを口にできれば、次の集まりではぐっとハードルが下がります。
そのうち、向こうのほうから、引き止めたり頼みすぎたりすることを控えてくれるようになります。
これは、義実家に限らず、人付き合い全般にいえることです。
人はだれでも、相手がこれまでしてくれたことをもとに、次も同じことを期待し、要求します。
職場で頼まれごとを全部引き受けていると、ますます仕事が集まってくるのと同じです。
友達付き合いでも、いつでも都合がつく人と思われると、急な誘いや呼び出しが増えるもの。
その基準は、相手が勝手に決めるのではなく、こちらのふるまいの積み重ねで決まります。
無理のない付き合いを続けたいなら、できる範囲はここまで、と早めに示しておくほうが、お互いのためです。
⇒思い通りにいかない状態をなんとかしようとがんばりすぎてはだめ。
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今年の帰省は、いいお嫁さんと評価されることより、帰ってきた日に寝込まないことを目標にしてください。
義実家の人たちや夫を変えるより、自分の手伝う範囲と頼み方を変えるほうが、ずっと現実的です。
帰省は今年かぎりではないので、来年の自分を助けるつもりで、まずは1つ、やらないことを決めてみてくださいね。












































