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シンプルライフを心がけている読者のお便りを紹介します。
両方とも「返信希望」とあったので、この記事で返信しますね。
まず、古物好きさんのお便りです。
・不用品の処分、私の場合
・今を大事にするために全部捨てる
次の持ち主に渡したい
件名:断捨離は物を捨てなくてもできるのではないか
自分は筆子ジャーナルをいつも見ており参考にさせていただいております。
自分はかつて本やゲームソフトのコレクションをしており、家に大量の本やゲームソフトを持っていましたが、筆子さんのブログ等を見て、好きだからこそ使わずに所持して劣化させるのはもったいないと思い、選別して不要と思ったものは全て売却し、最小限に減らす決断をできました。
具体的には7割強ほど減らし一軍だけを残しました。
もう読んだり遊んだりしなくなった品物を、いつまでも家に置いておくより、もっと大切にしてくれる持ち主の所に送った方が物も幸せだと思いますし、物を探しやすくなったり床面積も広がってお金に余裕もできました。
ただこれは筆子さんや読者さんに押しつける気はなく、単なる意見なのですが、極力物を捨てずに断捨離したりミニマリストになる方が自分はいいと思うのです。
自分は古物が好きなのですが、古物というのは捨てたら二度と再生産されない品物が多く、古い物が好きで色々集めている自分のような人間にとってみれば宝物も多いです。
世界から高く評価されている日本の浮世絵は、日本人からは価値がないと思われ捨てられていましたが、包み紙として海外に移ったからこそ、大切に保管され日本の伝統文化として残った歴史があります。
売るには時間と労力がいると言うのはおっしゃることもわかりますが、ジモティーに募集をかけたり、買い物のついでにリサイクルショップに査定に出せば、簡単に手放せますし、ヤフオクに出品すれば入札さえあれば一週間で必ずなくなってくれます。
メルカリでも期限を決めながら、どんどん下げていけば売れると思います。
極論利益度外視で、メルカリで最低価格を付けて売りに出せば、すぐなくなりますし、自分もそうして手放した物もあります。
それでも手間はかかるでしょうが、自分は手間や労力より価値ある物を後世に残し受け継ぎたい思いの方が上だったので売却しました。
お金を払ってでも欲しいと思っている共通の趣味がある人の元に品物が届くと思うと嬉しくなりますし。
話は飛ぶのですが、この間海外でゴミとして捨てられている物から、アートを作っている人の映像でゴミの中にスーパーファミコンのコントローラーがあり軽く衝撃を受けました。
父親からお下がりをもらって以来、現在までずっと遊び続けているのに、わざわざ壊れた物を買ってきて修理する人もいるほど必要とされているのに、捨てて埋め立てられると思うと悲しくなりました。
他人の物は他人の物、と頭ではわかっても、例えばキティちゃんが好きな人が、キティちゃんのぬいぐるみがズタズタになって捨てられていたら悲しく思う物だと思います。
人によって価値観や時間の余裕、かけられる労力が違うのはわかりますので、押しつけたり強制したりする気は全くありません。
ただ捨てずに他人に受け継いでもらう方が、自分には良かったと思ったのでメールさせていただきました。
古物大好きさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
いつもブログを読んでいただきうれしいです。
本やゲームソフトを、次の持ち主に手渡すことができてよかったですね。
確かに、自分が不用になったものを、使ってくれる人がいるなら、その人にあげるのがベストですよね。
私も、不用品はすべて寄付センター(スリフトショップ)に持ちこんでいます。
スリフトショップは、寄付や買い取りを通じて入手した中古品を安く売っている店です。売上は慈善事業に使われます。
私がよく利用するスリフトショップの説明はこちら⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
まあ、寄付したからといって、スリフトショップの店頭に並ぶとは限らないし、店頭に出たものを、誰かが買うとも言えません。
私の娘は、スリフトショップの店長をしていますが、一定期間店に出しても売れないものは、廃棄業者に渡すそうです。
先日、この記事の最後にも書きましたが⇒お宝なのかガラクタなのか判断できず、断捨離が進まないときはこうしよう。
その人によって、ベストの処分方法は違うので、自分に合った方法を採用してほしいと思っています。
売ろうと思って、いつまでも処分できないぐらいなら、さっさとどこかに寄付したほうがいいでしょう。
メルカリやオークションに最安値で出しても、なかなか売れないものはあります。
古物大好きさんの処分した、本やゲームソフトはフリマで、それなりに需要があるでしょうが、ノーブランドの服などは、まず売れないんじゃないでしょうか?
需要に対して、供給が多すぎるから。
今、衣類はそこら中にあふれており、安い投資で流行の服や新品の服が簡単に入手できるので、わざわざ人の古着を買う人はいないのでは?
買うのは、買い物依存気味の人や、安い値段で手に入れることに快感を感じる人だと思います。
目当ての物を買うついでに、安くてちょっとかわいい感じの服が見つかったからこちらも買う、というように。
このように、買い物のための買い物をする人たちは、それが欲しくて買っているわけではないので、買った物を活用しません。
せっかく買っても、高い確率でガラクタになるので、またフリマに出されるか、資源ごみにされるという運命をたどるでしょう。
それでは、古物大好きさん、これからもお元気でお過ごしください。
今を大事にしたい
次は観葉植物さんのお便りです。
件名:全部捨て
3回目のメールになります。先月は、仕事道具を捨てられないという話をメールしました。
仕事で使う書類や本で書斎がいっぱい~この問題を改善する方法。
改めて、自分の送ったメールを読みました。
「自分で決められないから筆子さん、どうにかして下さい」ということが言いたかったのだと振り返りました。
あれから、筆子さんの本「それって必要?」を読みました。
提案24「その不安は必要ですか?」この部分に、ドキッとしました。
過去の自分やまだ起きていない未来を行ったり来たりしながら、ただ、仕事道具に埋もれていただけだ、今を生きていないと振り返りました。
今の自分に必要なのかと問いかけると、全部捨てでした。
全部捨て達成に向けて、まだまだ現在進行形です。
今を生きていくことに集中していきたいと思うようになったので、ありがとうございました。
観葉植物さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
とりあえず、観葉植物さんの一番解決したかった問題は、解決を見たということですね。
よかったです。
全部捨てるのは、時間がかかるでしょうが、方針が決まったら、あとは、毎日少しずつ処分するだけです。
がんばってください。
本が参考になったと聞いてうれしいです。
筆子の新刊「それって、必要?」7月20日発売のお知らせ。著者による内容紹介です。
本当に必要なのと考えてみると、必要なものって意外と少ないですよね。
これからも、あまりよけいな物をかかえこまず、身軽に暮らしてください。
そのほうが楽に生きられますから。
それでは、観葉植物さん、毎日暑いでしょうが、お元気で。
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私は不用品を売ったことは1度もありませんが、ヤフオクやeBayで、自分用に本、娘用にアニメのビデオや衣類を買ったことはあります。
娘が、幼稚園のとき、けっこう古着を買っていたんです。
その結果、無駄に物を増やしました。
詳しくは⇒主婦が物を増やす3つの習慣とは?~五十路主婦のミニマリストへの道(10)
やはり、人は安さにつられて、必要ない物を買いすぎると思います。
まあ、私が人一倍、「お得」に弱かったとも言えます。
数々の失敗から、無駄なものが有用なものにシフトするには、大きなエネルギーを要するとわかりました。そのエネルギーは、自分が投下するものだけではありません。
だから、最初から無駄なものを買わないのがベストだという結論に至ったのです。