寝室

ミニマルな日常

しっかり寝るために、理想の寝支度を考えて実践するススメ。

最近の私の寝る前のルーティンを紹介しつつ、「理想の寝支度作り」をする方法を紹介します。

生活の質をあげるために、夜、ぐっすり眠ることはとても重要です。その睡眠をよりよいものにする大切な儀式が寝支度です。

生活環境は人によってずいぶん違うので、ご自身なりの理想の寝支度を考えて、実践してください。



1.テーマを決める

理想の寝支度を考える前に、何かテーマを決めると楽しくなります。コンセプトとも言えます。

アメリカのお片付け支援サイトの主催者、フライレディの提唱する、寝る前のルーティンのコンセプトは、「明日の家事や仕事がスームズにいくための準備」です。

フライレディの夜のルーティンはこちらで紹介⇒寝る前が大事。家事上手の主婦が身につけている小さな習慣~ミニマリストへの道(37)

同じ記事で紹介している、婦人之友社の友の会の「寝る前の家」も、日々の家事がうまく回っていくためのものですね。「良妻賢母」というイメージが浮かびます。

私のテーマは、一言で言うと、「快眠」ですが、サブテーマとして、「できるだけおもしろい夢を見る」というのもあります。「ファンタジー」とも呼べます。

ほかにも、「健康生活」「ノスタルジー」「イマジネーション」「創造性開発」「冒険」「ロマンチック」「ミステリアス」「アラビアン・ナイト」「わびさび」など、いろいろありますから、好きなテーマを選んでください。





2.ルーティン化(儀式化)する

寝支度は、日替わりであれこれやるのではなく、できるだけ毎日同じことを同じ時間帯にします。

寝る前に子供に読んであげる絵本を曜日で変える、ぐらいのことはいいです。けれども、子供に読んであげる本も、最後は、子供が好きないつもの定番でしめたり、いつもと同じ言葉で終わると、子供は安心して、穏やかな気持で眠りにつけます。

人間は習慣の動物。いつもと同じことをすると(もちろん嫌なことではだめです)、すごく安心します。

いつもと何かがほんの少し違うだけで、「おや?」と脳は警戒します。それに、毎回、同じことをしていると、「あ、そろそろ寝る時間なんだ」と身体の方も自動的に睡眠モードになります。

寝支度は、できるだけ毎日続けられる簡単なものを選んでください。

では、ここから、私が「快眠」のために実際にやっていることを書きます。

3.昼間はそれなりに活動する

小さな子供は、昼間しっかり外遊びさせると、夜すやすや寝ます。大人もまったく同じで、昼間運動量が少なすぎると、夜しっかり眠れません。

私はジョギングやスクワット、ミニトランポリンをし、真冬以外は、1日1時間は外の空気を吸うようにしています。

ジョギングについて⇒50歳の私がスロージョギングを始めたらみるみる健康に~そのメリットとは?

ミニトランポリンについて⇒ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果

4.昼過ぎからスローダウンを心がける

私は夜の9時~10時の間に寝ているので、寝る6時間前の3時ごろから、活動を次第にスローダウンしています。

仕事や家事をがんばっている昼間は脳内がとても活性化しています。さまざまな活動するために、脳は忙しく情報をプロセスしているのです。パソコンのハードディスクがごーっと回っている状態を想像すればいいでしょう。

たくさんの神経回路がばちばちと発火している感じです(あくまでイメージです)。

脳が忙しいままの状態だと、穏やかな眠りにつけないので、早めに、のんびりモードになるように、心がけています。

午後3時ごろは、身体も疲れてくるのでスローダウンするには好都合です。

私はややこしい考えごとは、あまりしないほうですが、したとしても、午前中にすませます。あれこれ悩むほうでもありませんが、悩みがあるなら、午前中に悩んでおきます。

仕事も頭を使わなければならないものは、朝がたから昼までにやるようにして、午後3時以降は、何も考えないですむ単純作業や家事、やっていて楽しいこと(語学や塗り絵、読書など)をしています。

睡眠の質をあげたいなら、寝るギリギリまで脳を酷使することだけはやめましょう。

よい睡眠をとるには? ⇒睡眠の質を改善する簡単な方法。より長く、ぐっすり眠る6つのコツ。

5.寝る前は刺激物を摂らない

刺激物は脳を活性化させてしまうので、意識して取らないようにしています。

私は基本的にカフェインは摂取しないし⇒カフェインの本当の恐ろしさにせまる~私がカフェインをやめた理由とは?、お酒も飲まないし、喫煙もしません(ニコチンも刺激物です)。

このほかにも刺激物はいろいろあります。チョコレート、エナジードリンク、エネルギーを補給するとうたわれているスナック。薬もそうですね。

いまは、「元気になれるお菓子」がたくさん出ているので、気をつけたほうがいいです。

大学生は、手軽にエネルギーを補給できる飲食物をよく口にするでしょうが、寝しなはさけたほうがいいです。まあ、大学生の場合、睡眠をとることの優先順位が低いかもしれないので、こんなこと書いても意味がないかもしれませんが。

砂糖は刺激物ではありませんが、気分のアップダウンを促すので、やはり脳を疲れさせます。よって避けたほうがいいです。虫歯も誘発するから、夜、わざわざ甘いものを食べることはないですね。

6.晩ごはんは早めに軽くすませる

胃の中に食べ物がたくさん入っていると、眠りの質が落ちるので、夕食は早めに、ごく軽いものを食べています。

午後6時以降は何も食べない、という習慣を始めて95日目ですが、わりと調子がいいです。

水も、寝る直前はあまり飲まないほうがいいです。寝ている間、トイレに行きたくなりますから。

水は、昼間のうちにしっかり飲んでおいてください。

眠りを助ける食べ物⇒夜、ぐっすり眠るために食べるとよいもの9個

7.部屋を片付けておく

よく眠れる環境とは、暗くて、静かで、暑すぎない場所です。

さらに、寝室がきれいだと、視覚的ストレスが減って、より眠れるます⇒寝室にあるごちゃごちゃした物を捨てて快眠を得る:プチ断捨離22

非常持ち出し袋や懐中電灯を枕元に置いて寝ている人もいるかもしれませんが、寝る前にその袋を見るだけで、脳は「もしかして災害が起きるかも」と警戒モードになるんじゃないでしょうか?

どうしてもそういう物を置きたい人は、枕元から離したほうがいいでしょう。もちろん、何を優先するかは個人の自由ですが。

以前の私は、クローゼットのドアを開けたまま寝ていました。ふと思いついて、用のないときはクローゼットのドアを閉めるようにしたら、前より気が散らなくなりました。

クローゼットの中には、服や塗り絵グッズ、本など、起きて活動しているときに使うものが入っています。こういう物が目に入らないほうが、やすらかに眠りにつける気がします。

部屋はなんとなくいつも散らかっている、という人は、仕事から帰って夕食をすませたら、15分ぐらい、片付けタイムをもうけるといいでしょう。

簡単な片付け作業をすることで、仕事にフォーカスしていた脳の視点を切り替えることができます。

8.寝る直前はこころが落ち着くことをする

遅くとも7時にはパソコンのスイッチを切り、その後は、仕事には関係のない趣味を楽しんでいます。

最近よくやっているのは塗り絵と読書です。

塗り絵は自律神経を整える、とも言われますね。本当かどうかわかりませんが、塗っていると無心になれるのは確かです。

半年ほど塗り絵をやってみて気づいたことは、「リラックスするために塗り絵をするなら、うまく塗ろうと思ってはいけない」ということです。

ほかの人の塗り絵と比べて、「あんなふうに上手に塗りたい」とがんばると、ストレスがたまります。「色がつけばいいんだ」ぐらいの気持ちで気楽に塗るのがコツです。

読書はいまは、フランス語の簡単な小説を読んでいます。メロドラマ的な展開ではありますが、淡々とした話なのであまり刺激は強くありません。

寝る前は、ハラハラする話や、先が気になって気になってしょうがないミステリー、心を強く揺り動かされる感動巨編は読まないほうがいいです。

以前は、バックライトつきのKindleを利用していましたが、光をあびないほうがよいと考え、バックライトなしのKindleに切り替えました。

いま読んでいるフランス語の本は紙の本です。寝る前はアナログの本のほうが落ち着きます。

もちろん、夜はスマホの使用は控えています。最近は、寝るときは、自室にある機器(ノートブックパソコン、iPhone、iPad)のワイファイはすべて切っています。

健康のためです⇒電磁波の健康リスクが気になるあなたへ。日常生活で簡単にできる基本的な対策。

9.お風呂に入る

寝る1時間ほど前にお風呂に入っています。理想を言えば、もっと早く入ったほうがいいのですが、ついつい遅くなってしまいます。

お風呂に入ると体温があがり、その後下がるから、寝る時に体温が下がっていてうまく眠れるのです。

お風呂に入ると、血行がよくなりリラックスできてよいですね。私の毎日のささやかな楽しみの1つです。

本当はすごく熱いお風呂が好きなのですが、健康と節約のために、ぬるめのお湯にしています。だんだんぬるめにも慣れてきました。

以前の私の寝る前のルーティンはこちらです⇒ぐっすり眠るためにミニマリストが心がけている8つのこと いま読んだら、わりと同じことを書いていました。

ですが、アイマスクや耳栓のことは、今回書きませんでしたので、さらに詳しく知りたい方は読んでください。

睡眠の記事をもっと読みたい方はこちらからどうぞ⇒睡眠不足や不眠に悩むなら読んでほしい眠りに関する記事のまとめ。

*****
今回は、私が寝支度として心がけていることを9つお伝えしました。

夜遅くまで仕事をしたり、考えごとで、脳を使うのも眠りの質にさわります。夜はできるだけ穏やかに過ごしたいですね。





小銭を取り出す人子供にお金との上手なつきあい方を教える意外な方法(TED)前のページ

ストレスによる買い物をやめるために、心を満たす方法(その1)。次のページ心が満たされている人

ピックアップ記事

  1. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  2. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  3. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  4. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  5. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。

関連記事

  1. いらない服を捨てる

    ミニマルな日常

    たくさん服を断捨離したが何ひとつ困っていない。すべて、たんすの肥やしだった。

    最近捨てたものを教えてくれた読者のメールを2通シェアします。小見出しは…

  2. やる気のある女性

    ミニマルな日常

    最近、無気力ですか? 不用品を捨てる気力がない人におすすめの楽しい片付け。

    このところ暑いから、片付けのほうも中だるみで、せっかくきれいになった部…

  3. 買い物中の女性の後ろ姿

    ミニマルな日常

    買い物の動機についてしつこく考える~ミニマリストへの道(2023秋編-1)

    読者のリクエストに応えて、ミニマリストへの道シリーズの記事を書きます。…

  4. 古い辞書

    ミニマルな日常

    古い教材やノートを捨てて、未来に向かう~読者の捨て活報告。

    最近、捨てたものについて教えてくれた読者のメールを紹介します。…

  5. イースターエッグ

    ミニマルな日常

    イースターに色付き卵が登場する理由と、簡単なイースターエッグの作り方

    2015年のイースターは来週の日曜日、4月5日です。今回はイースターに…

  6. 古い写真

    ミニマルな日常

    古い写真を整理するとき、残す写真を選ぶ基準。箱にまとめて入れてます。

    「古い写真をなかなか捨てられない」というメールをいただきました。…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,810人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. コーヒードリンク
  2. 電子書籍を読む女性
  3. 1つ
  4. ガラクタの中にいる女性
  5. 通帳を見ている女性。
  6. 片付けている人
  7. 引っ越し荷物の梱包
  8. 服のチェックをしている人
  9. 車のハンドルを握る手
  10. 田舎を歩く女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. チェックリスト
  2. テーブルを拭く
  3. フランス人は10着しか服を持たない2
  4. 小豆
  5. 白い花と筆子
  6. ノートに書く
  7. 服を選んでいる女性
  8. 掃除の準備
  9. ペン立てとノート
  10. 若い女性

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP