あじさい

ミニマルな日常

気分がめいる梅雨時こそ、心のガラクタを捨てるチャンス。うまく捨てる4つの工夫。

梅雨はジメジメして、あまり楽しい時期ではありません。

ふだんだったら、どこかに外出して気分転換できますが、今年は、行動が制限されているから、それもできなくて、ますますストレスがたまるかもしれませんね。

そんなときは、心のガラクタの掃除をしながら過ごしてください。

気分が軽くなるのでとてもおすすめです。

やり方を4つ紹介しますね。



1.物理的なガラクタをなくす

部屋の中と頭の中は連動しているので、部屋の中から、ガラクタをなくすと、頭の中も整理されていきます。

同様に、頭の中のゴミの撤去を心がけると、身の回りもきれいになります。

自分が暮らしている環境は、メンタルにすごく大きな影響を与えますよね?

たとえば、新しくて新鮮なものを生活に導入すると、一時的に気分がよくなります。

梅雨時になると、「少しでも楽しく過ごすために、明るい色の傘やレインコートを新調しましょう」とか、「さわやかな香りの柔軟剤や入浴剤を使いましょう」なんてアイデアが雑誌にのるものです。

ですが、いまは新鮮なものも、時間がたつと、そうではなくなります。

新しいものを買うより、現在、部屋の中で死蔵されているものや、半分くさりかけているものを、撤去したほうがいいと思います。

死蔵品を使って、ガラクタから有用品に昇格させるのもおすすめです。

私もやっています⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。

使っていないものを、生活にいかすためには、創意工夫をする必要があり、そうすることがいい気分転換になります。

ガラクタを捨てるか使うことを心がけてください。





2.ブレインダンプ

頭の中をクリアにするのに、もっともおすすめなのは、何度も書いていますが、思っていることを書き出すことです。

おすすめは手書きですが、手書きよりも、スマホでメモするほうがやりやすいなら、スマホを使っても、何も書き出さないよりはずっとましです。

ただ、手書きのほうが、紙や筆記具をさわったり、腕を大きく動かしたり、書き出した文字を見たりするから、スマホにタイプするよりたくさんの神経や筋肉が動きます。

ということは、より脳の中で、いろいろな反応が起きるので、書くことを思いつきやすいのではないでしょうか?

何をどう書き出してもいいのですが、やり方がわからないなら、ブレインダンプをしてみるといいでしょう⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

おすすめのタイトルをあげると

・いま、心配なことや不安なこと

・ほしいもの

・やりたいこと

・やるべきこと

・覚えておくべきこと

・覚えておきたいこと

・誰かに強くうったえたいこと、言いたいこと

・心のなかにうっくつしていること

こんな感じです。

家にあるものに書く

紙は、何を使ってもかまいません。そのへんに転がっている裏紙やノートを使ってください。

最近私がよく使っているのは、カードストック(Cardstock)です。

カードストック

Cardstock は日本語に訳すと「板紙」らしいのですが、ふつうの紙よりちょっと厚く、グリーティングカードにするのに適した紙です。絵葉書よりは薄いです。

これまでずっと裏紙にメモを書いていましたが、なくなったので、ほかに使えそうな紙を探したら、全然減らないカードストックの存在に気づきました。

だいぶ前に買ったもので、ほとんど使わない死蔵品に近い紙です。

いい紙だから、メモに使うのはもったいない、とたいていの人が言うでしょう。

しかし、使わないのはもっともったいないので、この紙に、シャーピー(油性マジック)で、何でも書いています。

厚紙にメモする

新品のノート、びんせん、絵葉書、グリーティングカードなどが余っていたら、そうしたものを使ってもいいですね。

「もったいない」と思うかもしれませんが、使わずに置いたままにしておくほうがもったいないですよ。

ブレインダンプに使って、頭の中をきれいにできれば、暮らしの質があがるので、ノートやびんせんを買うのに使ったお金の元は充分すぎるほど取れます。

3.情報を制限する

物の断捨離をするとき、不用品を捨てながら、入ってくるほうを止めるか、制限します。

頭のガラクタも同様で、情報を取り込みすぎると、捨てても捨てても、きれいになりません。

ふつうに暮らしていると、どんどん情報が入ってくるので、自分のほうから減らすようにしてください。

読むもの、見るもの、聞くものに意識を向けて、たくさん取り込みすぎないようにします。

情報の断捨離のススメ。頭の中も片付けないと、何もできないまま人生が終わる。

取り込みすぎない工夫

以下のことをすると、情報の海でおぼれません。

・インターネットの利用を制限する

・SNSの利用を制限する

・テレビを見すぎない

・アンフォロー、アンフレンド、アンサブスクライブ(購読解除)

・ゴシップ記事を読みすぎない

・人の悪口やネガティブなことばかり言う人と時間を過ごしすぎない

ネットやSNSを利用しすぎない工夫は過去記事でもよく書いているので、今回はゴシップ記事について補足します。

人間は、有名人のゴシップやスキャンダルを読むのが好きですが、この手の記事をいくら読んでも、自分の中で、何も生みだせないと思います。

多少好奇心は満たされるかもしれませんが、ほとんど時間とお金の無駄です。

新聞や電車の中の釣り広告で見出しだけ読んでおけば事足りるんじゃないでしょうか?

まあ、私も、たまに有名人のうわさ話や、「ニュースの真相」のような記事をネットで読むことがありますが、たいていいつも、「あ~、また時間を無駄にしてしまった」と後悔します。

ゴシップ記事は、ゴシップにすぎないから本当かどうかわからないし、自分が本当に知りたいことは書いてありません。

特にインターネットで読む、有名人がネタの記事は、どこかにある1つのソースをもとに書かれているので、サイトが違っても、基本的にすべて内容が同じです。

何か事件が起きて、どうして犯人がそんなことをしたのか理由を知りたいと思っても、その理由は本人にしかわからないし、他人が書くことはすべて憶測です。

ダイアナ妃の死の真相を知りたければ、しっかり取材して書かれている本を読んだほうがいいと思います。その本を読んでも真実はわからないでしょうが、ゴシップ誌よりは、得るものがあるでしょう。まあ、本にもよりますが。

セレブの記事を読むのが好きで、過剰に消費している人は、何を求めて、自分はそういう記事を読むのか、一度考えてみてはどうでしょうか?

物を買っても、買っても満たされないように、読んでも読んでも満たされない現実に気づくかもしれません。

4.過去のひっかかりを捨てる

家の中にあるガラクタは、たいていちょっと古いものです。

30年前に買ったけど、着なくなった服、大学時代の教科書、子供が小さいとき使っていたおもちゃのように。

頭の中でガラクタになっていることも、過去のできごとに対する感情が多いと思います。

過去のできごとに対して、ネガティブに感じたり、ひきずっていたりすることを、意識的に手放します。

たとえば、

・過去の失敗に対する感情

・逃してしまった機会に対する気持ち

・自分が傷つけてしまったと思う人へ気持ち

・自分を傷つけた(と思っている)人への感情

こうした感情は、罪の意識、後悔、恨み、つらみとなって、頭の中にすくっています。

私も、「あのとき、もう少し、こうしとけばよかったな」と思うことはあります。

でも、今更、どうしようもないですよね?

どんなに、「ああしとけばよかった」と思っても、現実は変わらないし、うじうじ思っていると、貴重ないまの時間が、損なわれます。

それは、誰のためにもならないので、いまできることをするしかありません。

私は、若い頃、歯を大事にしていなかったせいで、歯が悪くなり、現在、多大なお金と時間とエネルギーを歯の治療に注いでいます。

「ああ、もっと歯を大事にしとけばよかった」といくら思っても、いったん悪くなった歯が元通りになったりはしません。

それよりも、いま、甘いものを食べすぎないようにし、まめに歯の手入れをしたほうが建設的です。

過去のできごとの中には、重いものから軽いものまで、いろいろあります。

時間をとって、しっかり向き合い、あきらめたほうがいいものは、あきらめて手放し、解釈を変えたほうがいいものは解釈を変えてください。

過去の再定義について⇒60歳以降は可能性に満ちている「人生の第3幕」ジェーン・フォンダ(TED)

過去の嫌な記憶を消す7つの方法。辛い思い出はこうして手放す。

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*****

心のガラクタを捨てることをおすすめしました。

今回、書きませんでしたが、シングルタスクに徹するのも、頭の中にゴミがたまらない暮らし方だと思います。

1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。

一度にいろいろやろうとすると、考えるべきことが増えて、頭の中がこむので、1つずつ着手したほうがいいです。

やりたいことがいっぱいある人は、きょうおすすめしたブレインダンプで書きだしておけば、忘れないので、安心ですね。





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