ページに広告が含まれる場合があります。
読者のお便り紹介コーナーです。11月~12月にいただいたメールから、近況報告を教えてくださった方のメール、3通を選びました。
内容:
・この1年の成果
・古本募金をした話
・人生がよい方向に向い始めた
まず、みくさんのお便りです。
この1年で生活が整ってきた
件名:近況報告
お久しぶりです。
1年くらい前から、筆子さんのブログにお邪魔しています。
この1年の成果?をご報告させてください。
家の中はとてもスッキリしました。
忙しくても、散らからなくなりました。
断捨離も一通り終わったのですが、まだ片付けられるものがないか、という気持ちはあったものの、なかなか1日1捨というわけにはいかず、8月から、1000個捨てチャレンジを始め、ノートにつけています。
ルールもゆるくして、同じ種類のものでも、枚数や個数を数えています。ペースは1日2個。
こうやってルールを決めてちょっと余裕のある時に見直しをすると、今は230個家から出すことができました。
紙袋を大量に持っていたのですが、捨てられずどうしようと思っていたら、夏くらいに知り合った方が有効利用してくれることがわかり、差し上げることができました。
タオルもたくさんあるのですが、これは使用するだけしたら、ウエスにして、掃除しています。
あとは洋服ですが、買わなくなって1年。少しずつ着ないものを出せているので、よしとしています。季節が変わる時に見直すようにしています。
お金も少しずつですが、残るようになってきました。
家計簿を付けて1年。私の予算ができてきて、やりくりができるようになりました。
食費と日用品はだいたいスーパーで買うので、一緒にしています。週あたりの予算にすると、我慢することなく節約できるので、いいですね!
私は56歳。老後まで残された時間はあまりありませんが、どんぶり勘定を抜け出せて良かったです。特別出費にも対応できるようになりました。
仕事面でも、4月に異動して、やっと慣れてきましたが、新しい年度はあなたと一緒に仕事をしたいと言ってくださる方もいて、認められたことがとても嬉しい気持ちです。
ネットを見ていると、整うという言葉をよく見かけます。私の暮らしも少しずつ整ってきたなぁと自己満足に浸っています。
これからもシンプルライフ目指して、暮らしを整えていきたいです。
筆子さんもご自愛なさって、シンプルライフの良さをどんどん発信してください。
みくさん、こんにちは。メールありがとうございます。
おお、この1年はいろいろな成果がありましたね。私もとてもうれしいです。
どんぶり勘定を抜け出せたのは、一生の宝ですね。
私も1週間70ドルの予算をたてています。シンプルな仕組みなので、どんぶり傾向の人には、いい方法だと思います。
詳しくはこちら⇒ミニマリストがすすめるシンプルな家計管理。
紙袋も処分できてよかったです。
ひととおり断捨離が終わったのなら、あとはゆるいペースで、現状維持できる工夫をすればいいと思います。
1000個捨てチャレンジもいいですし、ワンインワンアウトもおすすめです。
物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?
私は、いま1000個捨てチャレンジは休んでいますが、書類を捨てることはゆるく続けています。
56歳といったらまだ若いし、時間もありますよ。だって、1年でこんなに成果があったわけですから。
これからが楽しみですね。
それでは、みくさんもお元気で、楽しい生活を続けてください。
次は、mocoさんのお便りです。
古本募金をしてみた話
件名:近況報告
秋も深まりましたがいかがお過ごしでしょうか。
先日、テレビ台を捨てた話で取り上げていただいたmocoです。前回申し遅れましたが30代前半です。
この記事です⇒私が身の回りの整理を思い立ったわけ。
今回は筆子さんに近況報告したく、メールを送らせていただきました。
私の場合、雑貨や日用品のストックは買わないのですが、本は買ってしまいます。
積ん読にはならないものの、「本棚にある本に毎月何回触れているか」と自問自答したところ、かなり少ないのではないかと気づいてしまいました。
以前だったらメルカリもしくは宅配買取で処分していたのですが、メルカリだとどうしても「売れたかな?」「梱包大丈夫かな?」「先方は満足してくれるかな?」と気を遣い過ぎてしまい、私の時間や精神力をわずかなお金のために浪費してしまうんですよね。
一方、宅配買取だと、一気に処分できるものの、あまり古い本は買い取ってくれないという欠点があります。
そこで今回は、自分の母校の「古本募金」を使ってみました。
古本を買取業者に引き取ってもらうと、その売却益が自分の母校に寄付されるので、部屋をきれいにしつつ、善行を積んだという(自己)満足を得ることができました。
今後もいっそう、入ってくるものを減らし、使わなくなったものを出していこうと思います。
カナダはきっと寒いかと思います。お身体にお気をつけてお過ごしくださいませ。これからも筆子さんの記事を楽しみにしています。
mocoさん、こんにちは。メールありがとうございます。
古本を処分できてよかったですね。
私も、服、雑貨、日用品はあまり買いませんが、本は買います。
近年は、本箱チャレンジや、買わない挑戦をしているので、一時期に比べるとかなり減りましたが、まだ自分の本箱にいっぱい本があります。
本箱チャレンジ⇒本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ。
買わない挑戦⇒買わない生活を継続するために私が心がけていること。
私の本箱の写真はこちら⇒本を断捨離する7つのコツ。なかなか本を捨てられないあなたへ
この本箱に入る分だけ持つようにしていますけど、ほかの場所にもちょっとあるのです。
古本募金は知らなかったので、調べてみたところ、いろいろな大学が参加していますね。
その大学によって、売上金を何に使うかは違いますが、学生支援や奨学金が多いようです。
古本募金のサイトの1つ⇒古本を寄付する | 東京大学基金
運営しているのはバリューブックスで、インターネットまたは電話で申し込み、宅配便で集荷、買取してもらうシステムです。
値段のつかない本は、
児童福祉施設や高齢者社会福祉施設、図書館、海外の研究機関等へ寄贈することで、社会に役立てられるようリユースにもつなげております
とあるので、いいのではないでしょうか?
では、mocoさんも、お元気で、シンプル生活を楽しんでくださいね。
最後はOさんのお便りです。
人生の歯車がカチっと合った
件名:滞っていたものが動き出しました
初めてお便りさせていただきます。
気持ちも家もぐちゃぐちゃで、途方に暮れていた時にこちらのブログに出会い、励まされ、いつの頃からか毎日の楽しみとなっています。
私には3人の息子がいます。上は中学生、下は園児です。不本意ながら離婚し、早3年、必死に生活を立て直してきました。
ずっとモヤモヤが晴れないまま、ドタバタと仕事や子育てに明け暮れてきましたが、ここのところ、急に私の人生の歯車がカチッと合ったような感覚になった事に驚きと喜びを感じたので、筆子さんにお伝えしたいと思いメールさせていただきました!
今の職場は、いよいよ離婚になりそうだ、という時に、とてもいいタイミングで決まり、有りがたく、今までお世話になって来ました。
しかし、女性ばかり50人ほどのメンバーで、意地の悪い人、イジメをする人、あちこちで言っていることが違う人、身勝手すぎる人など、なかなか個性の強すぎる人ばかりで、みんな違う方向を見てまとまらない、誰も信用できない、上司も率先してそんな感じ、ということで、長く勤めるのは無理だなと考えていました。
しかし、なかなか次の職場の目処も立たず、とりあえず来年度もこのまま継続で行こう、と思っていたところ、突然同業種の方から来年度からの仕事のお誘いを受けました。
給料面では多少不安はあるのですが、人間関係でのストレスは今とは比べられないほど少ない所です。
お相手の方から手を握られ、あなた、うちに来ない?と温かく声をかけていただき、とっさに、はい、よろしくお願いします!と答えていました。
私はもともとのんびり屋で、あれこれ考えてなかなか行動に移さないのですが、人生が動き始める時、即答、即日など、明らかにスピードが違うのです。
きっと、今回の転職はいいものになるだろうと信じています。そういえば以前に、チャンスの神様は前髪しかない、というような記事を読んだ気がします。
人間関係がドロドロしている中に身を置かなくて良くなるという事で、こんなにも気持ちが晴れ晴れとするのだなと気づきました。
そして、きっとこれは片付けの効果だ!と思ったのです。
私は子どもの頃から片付けられず、汚部屋が普通、私には片付けは無理、とここまで来ましたが、今月に入って、急に捨てスイッチが入り、色んな物を捨て始めたところ、片付けという作業をした訳ではないのですが何となくスッキリしてきました。
空いたスペースに溜まっていたホコリなども拭いてみたり、もう少し捨てようか、とあれこれ引っ張り出しているうちに楽しくなってきて、そうこうしているうちに転職のお話もいただきました。
長々とまとまらない文章ですみません。
今、くよくよと悩んでいる事も何もなく、ケラケラと笑えることがとても幸せです。
これからも、コツコツと物を減らして、スムーズに人生を送っていきたいなぁと思っています。
ありがとうございました。
Oさん、はじめまして。メールありがとうございます。
転職が決まってよかったですね。
不用品を捨ててスペースを開けると、もっといいものが入ってくる、とよく言われますが、Oさんのケースがそうですね。
職場にいる時間は長いので、ドロドロしたところにいないほうがいいです。
全身にネガティブエネルギーを受けて、考え方も影響を受けてしまいますし、ストレスが多ければ、健康にもよくありません。
若いうちは気づかないでしょうが、健康でいる(自分にとってベストの体調でいる)ことは、すごく大事なことです。
とはいえ、Oさんは、よい職場に転職が決まってよかったですね。
これからも、いろいろなことがあるでしょうし、決してスムーズにはいかないと思います。
けれども、いらない物を捨てて、生活が整ってくると、自信が生まれるし、何が起きても前向きに対処できるので、立ち直りが早いのです。
では、Oさん、お子さん3人の世話、大変だと思いますが、お元気で、楽しい年末年始をお過ごしください。
*****
いつもたくさんのお便りありがとうございます。
今回紹介したお便りにもありましたが、「自己満足です(てへへ)」というニュアンスで書かれる方が、たまにいます。
べつに自己満足でいいんじゃないですか?
自己満足は、悪い意味に使われることが多いですが、こと、生活を整えることに関しては、自己満足でいいのです。
自己満足の反対語は自己不満足、または自己嫌悪ですが、そういう気持ちに比べたら、自己満足はずっといい気分ですよね。
自分が満足じゃなかったら、「いったい誰を満足させるんだ?」という話です。他人を満足させようとしすぎると、生活が他人軸になります。
それに、自分が満足していないときに、周囲の人を幸せにすることはできません。
というわけで、これからも、自分を大事にして、楽しいシンプルライフを送ってください。