悩む人

お金を貯める

貯金したいが、旅行にも行きたいので悩んでいます←質問の回答。

子どもの学費を貯めるべきだが、帰省や旅行にお金を使うのでむずかしい。旅行したい気持ちを断捨離できるか?

こんな質問をいただきました。

この記事で回答します。

まずメールをシェアします。Mimiさんからです。



貯金するお金と体験にかけるお金の最適なバランスは?

件名:体験に使うお金

はじめまして。

毎日ブログを楽しみに読ませていただいております。

筆子さんのお陰で、断捨離や節約のモチベーションが維持でき、また、筆子さんのブログは新たな発見の宝庫で、日々の生活が良い方向に変わりました。

ありがとうございます。

私は数年前に日本からニューヨークに移住してきました。主人と4歳の娘の3人暮らしです。

ニューヨークは日本に比べてとても物価が高いので、なかなか貯金が難しいのですが、日々節約を頑張っています。

元々物欲はそんなになく、断捨離もコツコツと進んでいますが、なかなか貯金ができない理由が帰省費用と旅行などのレジャー費です。

帰省費用は、年間で8000ドルほどかかっています。

物欲は我慢できるのですが、元々旅行が好きなのと、親も年をとってきたので孫を会わせたい気持ちもあり、帰省したい・旅行に行きたい気持ち(去年は我慢して、近場にしか行きませんでしたが)を抑えるのに苦労しています。

今年は色々と行きたいところがあり、そうすると貯金ができないので悩んでいます。

アメリカの大学は高額なので、今のうちに貯金したい気持ちはあるのですが、なかなか難しいです。

ミニマリストは物にお金をかけず、体験にかけると記事で出てきたことがあると思うのですが、筆子さんは、節約/貯金と体験にかけるお金のバランスに関しては、どのようにお考えでしょうか?

帰省や旅行に対する気持ちも断捨離できるものでしょうか?

Mimiさん、メールありがとうございます。

「節約/貯金と体験にかけるお金のバランス」とは、要するに、いくら貯金して、いくら旅行にお金を使うべきなのか?

ということだと解釈しました。4つアドバイスさせていただきます。

1.自分が何を欲しているのか考える

まず、ご自身が人生に求めているものについてじっくり考えてください。

Mamiさんは、限られたお金というリソースのうち、どのぐらいを貯金にまわして、どのぐらいを旅行に使うべきか、悩んでいるのですよね?

以前、貯金したいけれど、ブルーレイレコーダーも欲しい、という質問に対して、こんな返答をしています⇒すぐに物が欲しくなる私。どうしたら物欲がなくなりますか?←質問の回答。

記事にある「ブルーレイレコーダー、食器棚」を「帰省、旅行」に変えて読んでください。

確かに、「体験や経験にお金を使うべきだ」と説くミニマリストはたくさんいます。

しかしそれは、「物を買うのに使わず、体験に使おう」という意味で、「貯金は全然しなくていいから、みんな旅行に使おう」と言っているわけではありません。

体験にお金を使う話⇒物にお金を使わず体験に使おう:ショーン・ボナー(TED)

中には、「お金なんていらない、食べ物、寝るところ、愛する人がいれば充分だ」と考えるミニマリストもいます⇒人生で本当に必要なものは3つだけ:マチアス・ルフェーブル(TED)

マチアスさんは、自分なりの哲学を持っていて、奥さんと一緒に、家族が食べる食べ物を育てています。

お金を払わず、労働を提供して暮らすのも楽しい、と考えるミニマリストもいます⇒お金を使わずに1年暮らしてわかったこと:キャロライン・ホーグランド(TED)

そういう生き方を選ぶならば、貯金はゼロでもいいでしょう。

Mimiさんは、どんな生活を理想としているのか、どんなふうに生きていきたいのか?

それによって、貯金を選ぶか、旅行を選ぶかは変わってきます。

ご自身が本当に求めているのはどんな生活なのか、考えてみてください。

2.旅行に行くことだけが「体験」ではない

確かに旅行に行くのは有意義な体験ですが、べつに大金を使わなくても体験はできます。

近所にある博物館に行って、珍しい物を見るとか、行ったことのない店に入ってみるとか、ボランティアをしてみる、というのも体験ですし、旅行に行かず、地元で楽しく暮らすのも1つの体験です。

旅行に行けば、非日常を経験できますが、日々の暮らしの中でも、きのうとはほんの少し違う何かをすれば、エキサイティング、かつわくわくする生活になると思います。

大の旅行好きで、トラベルライターという職業についたピコ・アイヤーさんは、どこにも行かず、その場で静かにしているのが一番幸せだ、と語っています⇒静かにたずむことが幸せにつながる~ピコ・アイヤー(TED)

「旅行に行けないから、がまんしよう、旅行に行きたい気持ちを断捨離しよう」と考えるのではなく、「日常の中で、楽しいことを見つけよう」と考えるほうにシフトしてはどうでしょうか?

新しい服、新しいガジェット、新しい映画、テレビ番組、未知の旅行先、新発売のスイーツ、新しい家具・雑貨、といったものがないと人生は楽しくないと思う人が多いです。

そういう人たちは、能動的に、自主的に楽しむ、ということができず、与えられるものを消費するだけの受け身の人生を送っているのではないでしょうか?

3.家計を把握し、貯金も旅行も両方する

予算を立てて月々貯金をし、ある程度たまったら旅行に行く、という方法をとれば、貯金も旅行も両方できます。

当たり前すぎる回答ですが、お金を貯めるのが苦手な人は、往々にして家計の数字をしっかり把握できていません。

岡田斗司夫(おかだとしお)さんの「いつまでもデブと思うなよ」というレコーディングダイエット(記録するダイエット)の本に、クレジットカードで破産する人の話が出てきます。

彼によれば、クレカの借金で破産する人は、例外なく、自分がどれだけ借金をしているのか、わかっていない人だそうです。

どこからどれだけ借りていて、利子はどのぐらいで、期日はいつで、といったことです。

考えてみれば当たり前ですよね。現状を客観的につかんでいる人は、わざわざ破滅への道を行くはずはありません。

まあ、借金の取り立ての電話がたくさんかかってきて、心身が消耗し、論理的に考えることができない状態であれば、自暴自棄な行動に出るやもしれませんが。

どんなに家計がきつくても、数字を把握できている人は、希望の光があります。

Mimiさんも、一度、年間、どのぐらいの収入があり、支出はどのぐらいで、そのうちの何%をレジャー費に使っているのか、数字を出してください。

収入の何%かを貯金すると決め、その中から、その時、その時の優先順位に応じて、旅行費用、子どもにかかる費用と取り崩していってはどうでしょうか?

そうすれば、貯金も旅行も両方できます。

ちなみに、どのぐらい貯金すべきか、ですが、ファイナンシャルプランナーによって言うことが違いますが、収入(手取り)の1割貯金することから始めるのが妥当でしょう。

きっちり計算したいときは、今後

・1年
・10年
・老後

それぞれのタイムスパンで、どんなことにどのぐらいお金がかかりそうか算出して、そのとき必要なお金をまかなうために、月々、どのぐらい貯めたらいいのか、数字を出してください。

Mamiさんはお子さんが大学に行くまで、まだ間がありますから、充分貯められると思います。

こういう計算がめんどくさいと思うなら、アメリカの上院議員、エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)の提唱する、50/30/20予算ルールを使ってもいいでしょう。

手取り収入の20%(2割)を貯金し、50パーセントを生活費に使い、残りの30%を好きなものに使う、というやり方です。

給料にもよりますが、毎月2割貯金できれば、相当貯まるでしょう。

ウォーレン議員は倒産法や中流の家庭のパーソナルファインナスを長く研究していた著名な学者です。

こちらの記事も参考にしてください⇒経済観念のない人がお金を貯められる人になる8つのステップ

「いつまでもデブと思うなよ」は貯金に応用できる考え方が書かれているので、機会があったら読んでください。

4.できることに目を向ける

いつも書いていますが、足りないマインドを捨てて、できることに目を向けてください。

足りないマインドとは?⇒こんな考え方が貧乏を引き寄せる。お金がたまらない恐怖のマインドとは?

Mamiさんはニューヨークに住んでおり、4歳のお子さんを育てながら、毎年8000ドル(2018年2月9日のレートで86万5千円)かけて帰省する収入があり、あちこち旅行までできています。

ずいぶん恵まれているのではないでしょうか?

「旅行すると貯金できない」なんて当たり前じゃない、ぜいたくな悩みよ、と思う読者も多いと思います。

ですが、Mamiさんが、「貯金したいけどできない…」と悩み苦しんでいるのは本当だと思います。

それは、できないこと、足りないことにフォーカスしているからです。

予算を出そうといろいろ計算してみると、もしかしたら、「やっぱり貯金すると旅行に行けない」なんて思うかもしれません。

その場合は、ちゃんと解決法があります。

以下の4つのどれかをすればいいのです。

・ゴールの見直し
・貯める期間の見直し
・支出を減らす
・収入を増やす

ゴールとはMamiさんの場合、毎月これぐらい貯金しつつも、毎年、このぐらい旅行したい、といったことです。

期間の見直しとは、あと5年したらマイホームを持ちたいが、それまでに貯金できないので、10年後にマイホームを立てることにするとか、老後はできるだけ長く働くことにしようといったことです。

消費を減らすにはミニマリストになるのが一番です⇒老後貧乏の恐怖に怯えるあなたへ。今すぐできる節約は物を捨てることです

収入を増やすには、より給料の高い仕事に転職したり副業したりします。

こうした調整をするとき、できないことに焦点をあてると、ストレスがたまるだけです。

できること、できそうなことにフォーカスしてください。そして、ほんの小さなことでいいので行動を起こしてください。

******

私自身は、ついこの間まで、まとまった貯金はゼロでした。

私が貯金できなかった理由は以下の記事に書いています。

貯金ゼロだった50代主婦がしてきた、お金に関する4つの大きな過ち。

50代貯金なし。私がお金をためられない5つの理由

収入が低く、ほとんどすべて生活費に消えていたから貯金できなかった、と言えますが、それよりも問題だったのは、まったく数字を把握していなかったことです。

現実に直面するのが怖くて、収入や支出の概算を出そうとしない人がいます。私もそうでした。

家計の数字を出したところで、収入は増えないというのは本当です。しかし、現実を把握すると行動が変わります。

脱税が問題になったとき、多くの著名人は、「みんな税理士に任せていて自分は知らなかった」と言います。

芸能界の仕事で稼いだお金を資金にして、別のビジネスを展開し、資産を築く芸能人は、自分がいくら稼いだかちゃんと知っている人です。

商才がある人とは、数字の把握を怠らない人ではないか、といまの私は考えています。





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