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家事で疲れている人は、やることをためこみ、事を複雑にしています。今すぐ家事をできる人になれば、そんなに疲れません。すぐに家事を始める方法を7つ紹介します。
今すぐできれば仕事はたまらない
毎日の家事だけで疲れてとても片付けなんてできない、というメールをもらうことがあります。
そういう人は本当に疲れているのかもしれません。可能なら少し休息してください。
体力と気力が戻ったら、今すぐ家事をする工夫をするといいです。家事はためればためるほど大変になります。
ためた家事を必死になってやるから疲れるのではないでしょうか?
物を使ったあとすぐに片付けないから部屋が散らかるし、もういらなくなった物をすぐに処分しないからガラクタになってしまいます。
家事に疲れる毎日から脱却するには、少しでいいからとにかく今すぐやること。
こんな方法をとりいれるとすぐに家事に取りかかれます。
1.ごちゃごちゃ考えずにとにかくやる
四の五の考えず、とりあえず片付ける、という態度を持ちのが一番大事なポイントです。すぐにやればすぐに終わるのですから。
さっさと家事に取り掛からない人は、べつに怠け者というわけではないです。いろいろなことをあれこれ考えすぎているのです。
脳内にノイズが多すぎて、身体が動きません。
今、家事の効率化や時短家事術の本もたくさん出ているし、雑誌でもよく特集されています。
「少しでも効率のいいやり方をしたい。そのためにはどうしたらいいんだろう」と調べ過ぎたり、考えすぎて、本当はすぐに終わる家事を後回しにしてしまうことがあります。
もちろんだらだら家事をするより効率よくやったほうがいいです。
けれども、あまりに効率化にこだわりすぎると、効率化が目的となり、本来のゴールだったその家事をやることがおろそかになってしまうのです。
情報があふれている現代、ゴールのすり替えが起きてしまうワナに簡単にはまってしまいます。
「時短家事に興味があり、よく本を参照しているが、肝心の家事や片付けは思ったより進んでいない」という場合は、行動がおろそかになっていないか振り返ってください。
効率ばかり追い求めると失敗する話⇒シンプルライフの始め方。物を捨てるだけが能じゃない。 「2.効率を求めない、有効性を求める」のところです。
完璧なタイミング、完璧なやり方を求めていると、やはりいつまでたっても家事に着手できません。
家事も片付けも行動ありきです。
2.やることを明確にしておく(タスクの書き出し)
どんな家事をしたらいいのかわかっていないと、すぐに取りかかれません。やるべきことを簡単にリストアップしてください。
「え~と次は何をやるんだったっけ?」と迷っているその時間に、1つの家事が終わります。
すでに家事のタスク出しをしている方は多いとは思います。
コントロールジャーナルを使ってもいいと思います⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化
ただ、タスク出しをするときも、「もっとも効率よく家事ができる順番」とか、「仕事がはかどるTo-doリストの書き方」など、必要以上にやり方にこだわらないようにししてください。
私はもともと家事がそんなに好きではなく、家事のやり方の研究にもさして興味がありません。やるしかないからやっているわけですが、それがかえってよい、と思うことがあります。
というのも、語学は興味があるため、効率のよい学び方とか、効果的なやり方をインターネットでぐるぐる探して、多大な時間を失うことがあるからです。
さすがに今は、「魔法のやり方なんてない」と気づきましたから、あまりリサーチに時間をかけることはありません。
それでも、ふと気づくと「効果的なやり方」「できるだけ安くする方法(クーポンや割引)」を探して30分ぐらい時間がたってしまうことがあります。
家事リストはシンプルにしたほうがいいです。
私の家事のリストの書き方はこちら⇒効率よく家事をするために私が心がけている7つのこと
3.周囲の環境の影響をあなどらない
掃除が嫌いな人は「ほこりで人は死なない」という言い訳をよくします。
確かにその通りです。ですが、この言い訳をする前に、自分は死ななければいい最低限の環境で満足できるのか、というところまで考えてください。
ほこりで人は死にませんが、ダニがわいたり、アレルギーになったりはします。はっきりとした病気の症状がでなくても、室内の空気が悪いと、身体に負担がかかり、病気にかかりやすくなります。
室内の空気の汚れについて⇒部屋の汚れた空気が人を病気にする。室内空気汚染の8つの原因。
よけいな物がたくさんあると視覚的ノイズになってイライラしたり、集中できないので、疲れるわりには仕事がはかどりません。
毎日の家事で疲れてきっている人は、物やほこりが多すぎる環境にいるのかもしれません。
家事をしなくても今すぐどうこうなりませんが、やはりそれなりに整った環境で暮らすほうが自分や家族は気持ちいいです。
環境を整えて、その家に住む人が、できるだけ楽しく、好きなことができるようにするか、家事を後回しにして、イライラしながら暮らすほうを選ぶか?
それは自分の選択です。
4.ウォーミングアップになる家事を考えておく
家事に手をつけやすいように、ウォーミングアップになるタスクを心づもりしておくといいです。
何でも手をつけることが一番ハードルが高いです。やり始めるとそこまで嫌でもないし、かえって加速がつきます。
とにかく最初の一歩を踏み出せるよう、肩慣らしみたいな家事をいくか用意しておいてください。
ホットスポット(とくに物がたまりやすい場所)を2分間片付けるとか、まずは玄関の靴を揃える、流しを磨くなどなんでもいいです。
流しを磨くと、そのまわりも気になるのでよい呼び水になるかもしれません。
ホットスポットについて初耳の方はこちらをどうぞ⇒これならもうリバウンドしない、断捨離習慣を身につける7つの秘訣 「5.ホットスポットをつぶす」のところです。
私はまとめて家事をしないので、ウォーミングアップは必要ないのですが、やることがたくさんたまっている人は、頭を使わなくてもできる簡単なことをやってしまうといいと思います。
もちろん優先順位の高いものからやるのが普通ですが、どうしてもそれに手をつけられないときは、ウォーミングアップ家事をやればいいと思うのです。
5.すぐにやる練習をする
家事をすぐにやるか、後回しにするかは、生活習慣の違いです。何でもさっさとする習慣をつけてしまえば、家事をためることもありません。
そこで、「すぐにやる習慣」をつける練習をしてください。トレーニング用の家事を4つ紹介します。
1)食事を終えたらすぐにお皿を洗う
2)家に帰ったら鍵、バッグ、ジャケットを所定の位置に戻す
3)郵便物をその日のうちに処理する
4)取り入れた洗濯物をすぐにたたんで所定の位置に戻す
この4つのうちどれか1つを選んで、ほかのことは何もしなくてもいいから(やってもいいですが)、とにかくこれだけはすぐにやる、という目標を立て、1ヶ月やってみてください。
上の4つがちゃんとできていたら、ほかに自分がすぐにやりたい家事をターゲットにしてもいいです。ですが、そういう人は、すでに家事をさっさとやれているでしょう。
お皿を洗うのに困難を感じている人はこちらの記事をどうぞ⇒汚れた食器をシンクにためこまない4つの方法。洗い物が嫌いでも大丈夫。
郵便物の処理は、
・郵便受けの中にあるものを回収
・いらないものはすぐに捨てる
・返事が必要なものはすぐに書くか、それ用の場所に入れる
・アクションが必要なものはすぐに行動を起こす(歯医者の予約とか)
・取っておくものはファイルするか、それ用の場所に入れる
こんなことです。要するに、郵便物をまとめてダイニングテーブルの上に置く習慣を改めます。
先延ばし体質を直す方法⇒今すぐやる人になる6つの方法。先延ばしグセを手放して今度こそ汚部屋を脱出
6.すぐにできない要因を排除
日常的に「すぐに取り掛かれない状況」に悩まされているのなら、即行動することを邪魔する環境にいるのかもしれません。
心あたりがあったら邪魔している物を取り除いてください。
たとえば、小さな子供がたくさんいて、しょちゅうお呼びがかかり何もできないと思うなら、誰かに少しの間、子供を見てもらって、その間に家事をします。
参考記事⇒小さな子供が3人いてすごい汚部屋。どこから片付けたらいいの?
いつも家事をやるより、フェイスブックやツイターなどSNSをチェックする方を選んでいることに気づいたら、SNSはいっそやらないか、家事とはかぶらない時間に見るようにすればいいでしょう。
だらだらとSNSを見ることと、掃除や片付けをすることのどちらが自分の人生をよくするか、といったら家事だと思います。
もちろんSNSのほうが大事ならそっちを選んでもいいのですが。
自分の今のゴールを意識して、その達成を著しく邪魔してしまう物や行動、状況はどんどん手放してください。
7.無理はしない、自分の器でできる家事をする
大事な家事だけをやるようにすると、タスクも明確になるし、身体も疲れず、エネルギーの残った状態でさっと家事に取り掛かれます。
毎日の家事に疲れている人はやり方うんぬんよりも、そもそも家事(タスク)の量が多すぎるのかもしれません。
何もかも全部やる必要はないので、本当に大事なことを少しだけやるようにしてください。
家事の優先順位の付け方⇒仕事や家事の優先順位を決める6つのポイント。やりたいことをやれる人生に。
自分の実力でやれる家事にとどめておくことも大事なポイントです。世の中には、すごく家事の得意な人がいます。
家事が大得意のカリスマ主婦として、私がすぐに思い浮かぶのは村川協子さんです⇒村川協子の「アイデア家事の本」で学んだ家事の効率化の3つの柱~ミニマリストへの道(24)
村川さんの本を読んだとき、こんなふうにできたらいいけど、とても私にはできない、と思った箇所がいくつもありました。
料理と掃除のページです。
村川さんは掃除が苦手だと書いていました。苦手だから掃除すべきところを表にして、掃除をしたらシールを貼り、ローテーションしたらうまくいったそうです。
その表が細かいのです。
「え、これで苦手なの?」と思いました。たぶん好きな料理に比べて掃除が苦手なのでしょう。筆子的には、ものすごく掃除をしておられました。
このような本を読んで、あまりにも自分とかけ離れた人の真似をしてもうまくいきません。
自信もなくなります。
フライレディの掃除にしても、「短い時間で簡単に終わらせましょう」と言っているわりには、ディープクリーニング(丁寧掃除)はすごくいろいろなことをしなければなりません(私的には)。
フライレディについて⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ
私はそこまで家事に情熱的になれないので、とにかく物を減らすことで対応してきました。物が少なければ、劇的に家事がラクになりますから。
家事本や家事の達人のやり方を見て、目標にするのは悪くないと思います。ですが、その本を書いている人は、自分ではない、ということを忘れるべきではありません。
無理やり真似しようとすると疲れるだけです。
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今回は、家事で疲れないように、日々の家事にさっさと着手するコツを7つお伝えしました。
家事に疲れてしまうのは、自分のキャパシティを越えているからです。限界以上の家事を抱え込まないために、
・家事をしやすい状況にする(物を減らす、生活をシンプルにする)
・体力をキープする(ちゃんと睡眠をとり、必要なときは休憩する)
この2つもとても大事なので意識してください。