物持ちの夫

ミニマルな日常

物を片付けられない夫とうまくやっていくには、自分が変わるしかない。

私の夫は、私の10倍ぐらいは物を持っているんじゃなかろうか、と思うほど、物を捨てない人です。

3年半前にこの家に引っ越してきた日から、夫の物を入れたダンボール箱が、キッチンの一角と居間の片隅に陣取っています。

このようにやたらと物が多い配偶者、物を片付けられない家族と円満に暮らすにはどうしたらいいのでしょうか?

読者のイチオシ、今回は、タメコミアン気質のある夫と暮らす知恵を書いた記事を3つ紹介します。

まず、solaさんのお便りです。



記事を読んで人生が大きく変わりました

solaさんのイチオシ⇒断捨離に非協力的な夫にはこう対処した~ミニマリストへの道(33)

筆子さん、はじめまして。

ブログ楽しく拝読しております。

筆子さんのおかげで、不要なモノが減り、ストレスが減り、自由な時間ができるようになりました。本当に感謝しています。

自分のことに関しては、好きなようにやれますが、家族はなかなかそうはいきません。無理強いはできないし、でも目につくし、大変ストレスに感じます。影響されて、家族が協力してくれる方のブログを読んで、ため息が出たり・・・。

この記事のピンクのランチョンマットの写真、私にはハマりました。こんなのあったら、イヤだなー、と。筆子さんに勝手に共感してしまいました。

そして、最後の一文が最高です。メモしてます。

『物持ちで、自分の持ち物にこだわりのある夫と暮らす中で私がしたことは、「夫の行動を変えることができるかもしれない」という思い入れを捨てることだったのです。』

この思い入れが捨てられたので、私の人生は大きく変わりました。本当に感謝、感謝の記事でした。ありがとうございます。

メッセージ:1日2記事の頃から、毎日更新を楽しみにしている読者です。

この企画がなければ、メッセージを送ることはなかったと思います。

ブログのおかげで、毎日励まされているような気持ちになり、行動できました。今まで、本を読んでもなかなか行動できなかったのです。

筆子さんには、本当に感謝しています。ありがとうございます。

これからも更新、楽しみにしています。





solaさん、ご参加、ありがとうございます。

長く、ブログを読んでくださっているのですね。とてもうれしいです。

他人の行動を変えることはできないですね。影響は与えることはできますが、本人がその気にならない限りだめです。

自分だって、「断捨離、がんばろう。いらない物、捨てよう」と思っても、本当に、心の底から、そうしたいと思っていなかったらできませんからね。

自分の行動すらままならないのに、他人の、それも大の大人の行動を変えようなんて思っちゃいけません。

他人や状況を自分の思い通りにしたい、コントロールしたいと思うから、イライラやストレスが発生するのです。この点に気づくと本当にラクになります。

このランチョンマット、まだありますよ。夫が使っています。全部で4枚あります。夫は、これをヴァリュー・ビレッジ(スリフトショップ)で買ってきました。

スリフトショップは、人が寄付したものを売っている店です。

家族でランチョンマットを使うのは、夫だけです。

このマット、私なら、お金くれると言われても使いたくないですね。

9年前のことになりますが、2009年の秋頃、私は Saleenという名前の丸洗いできるランチョンマットを家族の人数分揃えたことがあります。

アマゾンの画像です。

オリーブグリーンとブラウンを買いました。「北欧風でおしゃれである」と思ったのです。

けっこう高いこのランチョンマットを楽天で買って、わざわざ母に送ってもらい、テーブルに置いていました。

夫が、勝手に、私のランチョンマットをはらいのけて、例のピンクとオレンジのランチョンマットを置いたときは、ものすごく頭にきました。

でも、人の好みってさまざまなんですよね。いまは、私はどんなマットも使っていません。

solaさん、これからもブログを読んでいただければ、幸いです。

次は、よよよっぴさんのお便りです。

ご主人の記事が好きです

よよよっぴさんのおすすめ⇒夫が絶対捨てない物と、捨てない理由:ミニマリストへの道(87)

選んだ理由:

筆子さんが、夫さんの事を書いている回が好きです。

ホント面白いです。

記憶違いなら申し訳ないのですが、ベランダかテラスにある板を捨てない???みたいな回があったと思うのですが、、、記事を探せませんでした。いい機会ですので、時間かけて最初から読んでみます。

メッセージ:これからも応援しています。書籍も楽しみにしています。

よよよっぴさん、ご参加ありがとうございます。

バルコニーにある板を夫が片付けないので、全体としてゴミ屋敷に見えるというエピソードは、我が家ではなく、椿さんの家の話です。こちらにあります⇒後片付けをしないだらしない夫とケンカせず仲良く暮らす3つの秘訣。

ちなみに、この板の話は後日談があります⇒そのうち、いつか、と思っているうちに深刻なゴミ屋敷ができあがる。 この時は「すみれ」という名前でメールをいただきました。

椿さんはこれまで何回かメールをくださったのですが、名前が椿になったり、すみれになったりするので、私の中では、「椿すみれ」という宝塚風の名前の人として認識されています。

私の家でも、強烈なエピソードがあるにはあるのですが、あまり夫を魚にするのもよくなかろう、と思って、最近は書いていませんね。

「ご主人に愛情が感じられません。残念です」といったお便りもいただきましたしね⇒ゴチャゴチャと混乱している思考は、この方法でスッキリ片付く:読者のオススメ第3位(前編) 読者が不快に思う記事は出したくないですから。

上で紹介した、赤とオレンジのランチョンマットは、ふだんは、衣類乾燥機の上にあります。

キッチンのテーブルのすぐ横が、ユーティリティエリアで、洗濯機と乾燥機が並んでいます。

我が家の間取りはこちらで詳しく紹介しました⇒物が多い夫と住むミニマリストの自宅の間取り。

乾燥機の上は夫の物置き場になっていて、コーヒーメーカー、ポップコーンメーカー、トースター、ポテトチップス、ランチョンマット、洗剤(これは洗濯用)が置いてあります。

乾燥機の上にこういう物が置いてあるのは、インテリアにこだわりのある人には、耐えられないんじゃないでしょうか?

夫は、ピンクのランチョンマットをテーブルの上にいつも置いておきたいと思っており、実際そうしています。平日は、夫が出かけたらすぐに、私はそのマットをつかんで、乾燥機の上に放り投げています。

よよよっぴさん、いつも応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

次は、ほるのりさんのおすすめです。

ほるのりさんのイチオシ⇒夫の物が多すぎて整理できない。どうしたらいいの?:断捨離の悩みに答えます

ほるのりさんは、お便り引用不可なので、紹介できませんが、やはり家族の物が家にあふれていて困っていたそうです。

考え方を変えたら、前よりスッキリ暮らせるようになったとか。よかったですね。

ご応募ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

夫が物を片付けないから困る。そんなときの4つの考え方

最後に、家族が物を増やしてイライラが止まらないときの気持ちの切り替え方を4つ書いておきます。

1.他人をコントロールしようとしない(コントロールできないことはほっておく)

何回も書いていますが、ほかの人の考えること、感じること、やることは、自分にはコントロールできません。

なので、そっちはほっておいて、自分がコントロールできること、つまり自分の思考や行動を変えることに意識を向けたほうがいいです。

2.問題の本質を見極める

とにかく夫が片付けないから、イライラする、と思っているかもしれませんが、自分がイライラする・怒りを感じる理由は、物が多いせいだけではないかもしれません。

– 夫の給料が少ないのが不満だ

– 自分はいつも忙しいのに、夫はいつものんびりゲームをしているのがしゃくにさわる

– いい年をして、いつまでも親のいいなりの夫がいや

– 自分のいうことを素直に聞いてくれないのが不満

– 夫な自分なりに片付けているが、その片付け方が気に入らん

などなど、一口に、「片付けられない夫にイライラ」と思っても、根本的な問題は、人によって違います。

核となっている問題を見つけて、対処していくようにすると、イライラがおさまるかもしれません。

3.人のせいにしない

家が片付かないのは、夫は義理母、その他の家族のせい。

こう思っている限り、状況はよくなりません。

そういう人と一緒に暮らすのを選んでいるのは自分だからです。

日本やカナダでは、自分の意志で結婚を決めたり、同棲を開始するわけです。誰かに強制されて一緒に暮らしているわけではないのです。

別れたり、一緒に暮らさない選択もできます。

まあ、義理の家族は夫にもれなくついてくるので、自分の意志で、縁を切ったりはできませんが、どんなふうにつきあうかは、自分で決めることができます。

被害者意識は捨てたほうがいいです。

4.マクロの目(大局的な視点)で見る

人生は有限なので、どうせなら、楽しい気持ちで暮したほうがいいです。

いがみあったり、イライラしたり、わくわくしたり。どんな感情でいても、時間は同じように流れていきます。

しかも、その時間は永遠に続くわけではありません。

私もこのブログを読んでいる人も100年後には、もう地球上にはいません。

人生は贈り物ですよね?

これまでがんばっていろいろなことを達成したかもしれませんが、そもそもこの世に生まれなかったら、そんなことはできていません。

自分が生まれたのは、自分以外の別の存在や状況のおかげです。人間が進化する過程でいろいろな偶然が重なったから自分は生まれました。

命をもらわなかったら、何も起きなかったのです。

無条件でもらった命。できれば、何かで役立てて、この世界にお返ししたい。

こう考えれば、ささいなことに腹を立てる気にはならないでしょう。

*********

きょうは、タメコミアンの夫の対処法を書いた記事を紹介しました。

私の夫の物は、増えてはいませんが、あまり減ってもいません。夫の部屋にあるものは、多少減っている感じですが、捨てたのではなく、職場に持っていっただけです。

夫が、セールでうっかり買ってしまった洗濯機も職場にあるはずです。

置き場所を変えただけでは全く解決になりません。退職するときなんとかするつもりなのでしょうか?

洗濯機のせいで、夫はいつまでも働くはめになるかもしれません。





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