ブティック

ミニマム思考

節約ができないだめな私にアドバイスをください←質問の回答。

安い服を大量に買うのがやめられないし、家計簿も節約も何ひとつうまくできません。

ダメダメな私に何かアドバイスください。

この問い合わせに回答します。

まずメールを紹介します。うまきちさんからいただきました。



私はダメダメな人間です

件名:この間のお便りについて

こんにちは!

この間のお便りで、ついつい自分を美化してしまいました、、、。

私は本当は、ダメダメな人間です。

本当は、エシカルファッションに興味はあるものの、何をどうしていいか分からない、結構高いため、環境にいいと分かってはいても、買うと後悔してしまう、

それどころか、ユニクロで大量に服を買うのを、どうしてもやめられない、

飽きたら買い替えて、捨てるから、一応部屋だけはキレイに見える、という状態です。

これも自分では、ミニマリストに近づいたような気でいましたが、買って捨てているから、違いますよね。

家計簿も続かない、節約も、やろうやろう、と思うものの、キツキツに無理をしようとして、結局毎日何かしら細かいものを1日1つは必ず買って、後悔する、お金も貯まらない、です。

読者のお便りが大好きですが、皆さんミニマルライフに成功したエピソードが多く、自分の本当の状況を書けませんでした。

叱ってくれていいので、こんな状態の私に、アドバイス頂いただければ、と思います。





うまきちさん、こんにちは。メールありがとうございます。

え? このあいだのお便り? すぐに内容を思い出せなかったので、探して再度読んでみました。

そちらも引用しますね。その後、4つアドバイスします。

高くても環境にいいものを着たい

件名:はじめてお便りします

筆子さま、こんにちは!

はじめてお便りします。

ブログを読み始めて、2年半ほどになります。

筆子さまのブログは、片づけのみならず、お金のこと、気持ちのこと、環境のことなど、考えさせられてばかりです。

今日の読者の方々のお便りが、あまりにも自分と似てる!と思ってメールしました。

私もこれから、ダウンコートをクリーニングに出そうと思っていたのですが、イオンで5000円?くらいのため、2、3年でもだいぶ痛んでおり、新しいのを買おうかと迷っていました。

でも、ダウンコートは、動物に優しくない、と筆子さまのブログで読んだし、どうしよう?と思っていました。

結論として、クリーニング代も高いですし、古いものは寄付して、ダウンではなく、家でも洗えるコートに買い替えようと思っています!

多少高くても、環境にいいものを着たいです。

3通目のお便りについても、今日、親とお金のことでケンカしたばかりでした。笑

私は30代ですが、障がいがあるため、年金をもらっています。

生活費のほとんどは、親が出してくれるため、年金の大半を自分の好きにつかっていました。

でも、このままつかい続けられたら困る、と親に言われてしまいました。

身の丈に合った生活、そして、ミニマリスト、を、目指していきたいなと思っております。

またお便りします。

気にしなくてよい

うまきちさんの話している記事はこちらですね⇒管理にお金がかかることに気づいて、冬物アウターはほとんど断捨離。

別に美化なんてしていないと思います。

このメールに書かれている内容は、

・2~3年着たコートは寄付して、家で洗えるコートを買うつもりである(予定)。

・高くても環境にいいものを着たい(願望)

・生活費は親が出しており、自分はもらった年金をほとんど小遣いとして使っている(現実)。

・今後、身の丈にあった生活や、ミニマルな暮しを目指したい(願望)。

この4点です。どれも本当のことじゃないですか?

美化してるなんて思う必要はありませんよ。

同時に、「自分はダメダメな人間だ」と思う必要もないです。

私は見ず知らずの他人を叱ったりはしません。あちこちで叱り飛ばしているイメージがあるとしたら、それは誤解です。

もともと、人を叱ったり、苦言を呈したりしないほうです。

求められていないアドバイスもしません。

実の娘も、めったに叱りませんよ。まあ、叱るたねがないし、もうすぐ22歳になる大人を叱るのも変ですしね。

私は争い事が嫌いなので、「私は私で自分のことをちゃんとやるから、そっちはそっちで勝手にやってくださいね」というスタンスを取るほうです。

そもそも、うまきちさんのように、セルフイメージが損なわれている人を叱ると、逆効果です。

ダメだと決めつけてはいけない

うまきちさんの、「私はダメダメ人間」という判定は、現実に即していません。

この人はダメで、あの人はいい、と決めることはできないと、しばしば記事に書いています。

たとえばこんな記事があります⇒いい、悪いと簡単に決めつけられるほど人生は単純じゃない(TED)

まじめで几帳面である、という軸になる性格があったとしても、それがいい面に出たり、悪い面に出たり、その中間に出たりします。

状況によっても、かかわっている人によっても変わりますよね。

さらに、人間の性格や、思考、行動パターンは1つじゃないので、そんなに簡単に「ダメ印」を押すことはできません。

人間が人間にそういう判子を押すことなんて、できないんじゃないでしょうか?

うまきちさんの2通目のメールに書かれている、

・エシカルファッションを実践できない

・ユニクロで大量に服を買う(飽きたら捨てて買い換える)

・家計簿が続かない

・1日1個、小さな物を買っては後悔する

・貯金できない

この5つだけで、自分をダメ人間と決めつけるのは、考え方が大雑把すぎると思いませんか?

自分ではよくないと思う行動や改善したい行動が、なかなか改まっていないだけの話で、自分の本質は損なわれていません。

望ましくないことをしてしまったが、それで自分の人間としての質が地に落ちるわけではない、と、行動と自分自身を切り離してはどうでしょうか?

この考え方については、恥や罪悪感について研究している、ブレネー・ブラウンの本や動画を見てください。

不安な心(ヴァルネラビリティ)に秘められたパワー:ブレネー・ブラウン(TED)

戦略がないからできないだけ

エシカルファッションにしたい、ファストファッションの服を大量に買うのをやめたい、もっと貯金したい、節約したい、と思っただけでは、実践できません。

目標を達成するための戦略(アクションプラン)が必要です。

戦略とは、とるべき具体的な行動です。

うまきちさんのメールから導きだされる4つの目標らしきもののうち、一番具体的なのは、「ユニクロで大量の服を買うのをやめること」ですが、これが、そのまま、エシカルファッションに近づくアクションプランになります。

現在は大量に買っているが、買う量を少なめにするにはどうしたらいいか考えて、それを1つひとつやっていけば、そのうち、大量買いしなくなります。

まず、なぜ大量に買ってしまっているのか、その理由を調べるといいでしょう。

いろいろな理由が考えられます。

・単なる習慣(何も考えていない自動的な行動)

・人に付き合って買っている

・店からセールの知らせが来るとアクセスして、複数買いする(安物買いが好き)

・ストレス解消

・いつも新しい服を着たい

・流行に敏感な人だと思われたい

・日替わりでコーディネートしたい

・暇つぶし

単なる習慣だったら、習慣を変えればいいし⇒習慣のループを知れば、どんな習慣も変えることができる(TED)

友人の影響なら、人づきあいを見直すか、べつのアクティビティを提案すればいいし、

セールの知らせが来るたびに買っているなら、メルマガを解除すればいいのです。

このように、具体的な行動計画を考えて、実践し、ときに調節し、また実践することを繰り返せば、ゴールに近づきます。

大量に服を買ったあと、「ああ、また買ってしまった、私はダメ人間だ」と決めつけて終わるとそこで止まってしまいます。

これは、自分の成長をうながさない考え方で、『固定化されたマインドセット』と呼ばれます。

詳しくはこちら⇒自分の能力を自分で見限ることの恐ろしさ、できると信じることの素晴らしさ(TED)

固定化されたマインドセットを持っていると、節約もうまくいきません。

お金を貯めるのを助ける3つのマインドセット。節約の小技をがんばっても貯まらない。

はからずも、大量に買ってしまったら、「どうして買ってしまったんだろう?」と振り返って、今後の改善点を見つけてください。

服の買いすぎをやめるためにできることは、過去記事にいろいろ書いていますが、2つリンクしておきます。

もっと服を大事に着るすすめ。服を使い捨てる習慣を変えるには?

どうしたら、エシカルファッションを実践できるのか?(TED)

人と自分を比べない

人と自分を比べるのをやめましょう。

意味ないですから。

オレンジ対バナナ:人と比べることで生じるダメージとその修復(TED)

読者のお便りに成功した事例が多いと言われれば、そうかもしれません。では、失敗した例や、失敗した箇所に関する記述ばかり選んでのせるとどうなると思いますか? あまりそういうメールは届きませんが。

「ああ、やっぱり、日本じゃシンプルライフなんてできないんだ。筆子はカナダに住んでるし、もう子供も大きいし、本人は60過ぎだから、シンプルにできてあたりまえだよね。私には無理だわさ」

こんなふうに思う人が増えると思います。

それに、読者からの質問を引用している記事は、成功した話ばかりではありません。

むしろ、大半は、うまくいかなくて悩んでいる人のお便りです。

「私は、こんなこともできないダメ人間だけど、ほかの人は、みな順調にシンプルに暮らしている」という思い込みを持って読んでいると、この思い込みを強化する情報だけを選んで取り込むし、中立的な記述も、「私以外はうまくいっている」と受け取るものです。

私は、読者のお便り紹介が、ほかの読者に何らかの形で役立ってくれればうれしい、と考えています。

「いろんな人がいるんだなあ」「ああ、こんなやり方もあるんだなあ」「これは私もできそうだな」「こんな考え方もあるんだ」などと感じて。

ですが、逆に落ちこんでしまうなら、読むのをやめたほうがいいです。

いずれにしろ、他人と自分を比較するのをやめてください。

*****

ダメダメ人間だという方のメールに回答しました。

今回は書きませんでしたが、足りないマインドの持ち主は、ストレスが増えるので、いいことにも目を向けるようにしてください。

できないこと、足りないこと、うまくいかないことばかりに意識を向けるのは自分のためになりません。そんな考え方をしていたら、強制的にスイッチを切ってください。

それでは、あなたも、ご質問、感想などありましたら、お気軽にお寄せください。

お待ちしています。





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