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ストレスが多いのは、単に頭が混乱しているだけかもしれません。より楽しく生きるために、思考をクリアにする方法を紹介します。心の整理をすると、日々のストレスレベルが下がります。
心の整理がつけば幸せ度がアップする
読者の方からいろいろなご相談をいただきますが、脳内の混乱がメールに表れているものが少なくありません。
生きている限り悩みは尽きません。ですが、頭の中のカオスを整理するスキルを身につけると、日々が楽しくなるし、自分で問題解決できるようになります。
ストレスを感じたら、カラオケやショッピング、スイーツバイキングで発散するのも悪くないでしょう。
けれども、思考をクリアにすることができれば、そのような対症療法的なことをしなくても、心穏やかに暮らせるのです。
考え方も、生活習慣なので変えられます。この記事では、脳内のゴミを捨てるのに有効だと思う方法を5つお伝えします。できることから試してください。
1.よけいな物を捨てる(断捨離)
一番最初にやってほしいことは、1日15分でいいので、身の周りにあるいらない物を捨てることです。
いわゆる断捨離です。
よけいな物がいっぱいあると、思考も曇るのです。その理由は、
●視覚的な刺激が多すぎて脳に負担がかかる。
●未完了のものに囲まれていると、気分が落ち着かない。
●過去に引っ張られすぎる。
こんなことです。
家の中にあるガラクタは、脳にとっては、顔の前をぶんぶん羽音をさせながら飛んでいるハエのようなもの。
視覚的なノイズになっている、目の前のごちゃごちゃを取り去れば、とてもスッキリします。
このスッキリ感は、取り去って見なければわからないかもしれません。気になるところを、ちょっと片付けてみてください。
また、ガラクタは、先延ばしの集積です。処分し終わっていないものに囲まれているとイライラします。
前はよく着ていた服も、もう着ないなら、さっさと捨てないと、その服の処分はまだ終わっていないのです。
さらに、大量にある思い出の品など、過去の遺物は、それ見るたびに、済んだことばかり考えてしまうので、「今」に集中できません。
脳内が混乱していると感じたら、まずは断捨離を始めてください。
断捨離の始め方はこちらをどうぞ⇒7つの原則でわかる断捨離の始め方。シンプルライフはまずはここから
2.考えていることを紙に書き出す
次におすすめしたいのは、自分が考えていることを紙の上に書き出す作業です。
心の整理ができない人は、いろいろなことを、ああでもない、こうでもない、と自分の頭の中で考えています。
自分では考えているつもりでも、単に迷っていたり、後悔したり、同じ考えを行きつ戻りつしている、ということはよくあります。煮詰まっているのです。
そういうことをするのに酔っている人もいますが、ほどほどにしたほうがいいでしょう。人生は短いので。
ネガティブなことばかり考えていると、暗い考えが強化されます。
心配ごとがたくさんあると、いろいろな思いがわーっと頭の中に浮かんできて、何も考えられなくなります。
頭の中でひっかかっていることはすべて紙に書き出してください。
覚えておくべきこと、やらなければいけないことも全部外に出します。
考えていることを、紙に書き出す作業は、冷蔵庫から食品を全部外に出す作業と似ています。とりあえず、脳内をからっぽにすれば、スペースができます。
つまり、脳内がクリアになるのです。
私は手書きが好きですが、パソコンやアプリで書くのが好きならそういうツールを使ってもいいです。
書き方の一例⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
日常的に日記を書いて、心の中を見つめるのもよいと思います⇒日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
私のように毎日ブログを書くのも、抵抗がなければおすすめです。
To-doを書いたり、買物メモを書くことも、平穏に暮らすコツです。「きょうのおかず何にしよう」といったささいな考え事も、脳から外に出してやることで、よりリラックスして暮らせます。
3.過去にこだわらない
もう過ぎてしまったことをうじうじと考えてばかりいると、脳内にガラクタが増えます。
本当は、今と、ちょっとこれから先のことを考えたいのに、もう終わったことばかり考えているから、頭の中がぐしゃぐしゃになるのです。
過去があるから今があるので、過去は過去なりに大事です。しかし、今この時と、ちょっと先の未来の充実のために過去の記憶を使ったほうがいいのです。
時間はずっと続いているから、過去のことを考えてしまうのも仕方がないのですが、そこにエネルギーを注ぎすぎないようにしてください。
過去を手放す方法でおすすめなのは、
●意識的に今にフォーカスする。
こちらの動画をごらんください⇒幸せは自分の心の中にある、幸せをアウトソーシングしてはいけない(TED)
●あきらめる
起きたことは今さら変えられません。
●許す
場合によっては難しいかもしれませんが、うらみつらみの元である相手を許してください。その人や事件のことをいつまでも考える、ということは相手に自分の人生をコントロールさせていることになるのです。
ちょっと横においておく、という方法もあります。
もし、「あの時、私がこうしていれば…」という考えにさいなまれているなら、自分を許してください。
あの時、そうしていれば、と思っても、実際はそうしなかったのです。今更仕方ありません。
過去を変えようとせず(できませんが)、今できることに注力してください。
4.日常生活における選択肢を減らす
日常のごくささいな決め事のせいで、頭の中がいっぱいになってしまいます。できるだけ選択肢を減らしてください。
化粧品やシャンプーを持ちすぎると、いちいち選ぶ必要があります。こういうことがけっこう脳を疲れさせているのです。
ふだんやってることは、どんどんルーティン化したほうが、頭が疲れません。
たとえば
●着るもの
●朝ごはんやランチ、晩ごはんに食べるもの
●洗濯する日や時間
こんなことにいちいち迷っていると、ストレスが増大します。
私は毎日同じものを着ているし、湯シャンにしたからシャンプーを選ぶ必要もなくなったし、化粧もしないのでとても楽です。
「そんな人生はつまらない」と思うかもしれませんが、いつも頭の中がぐしゃぐしゃでストレスいっぱいな日々よりましだと思いませんか?
制限があったり、選択肢が少ないほうが人は幸せだと、と専門家が話している動画を3つ紹介します。
私たちが幸せを感じる理由~制限がある方が幸せ?ダン・ギルバート(TED)
バリー・シュワルツに学ぶ『選択のパラドックス』(TED)~所持品をミニマムにすると生きやすくなる理由とは?
選択をしやすくするには~シーナ・アイエンガー(TED)。選択肢の海の中で生きる技術。
人生という大きな絵で見た時、毎日着る服なんて、どうでもいいじゃないですか?まあ、こだわりどころは人それぞれなので、そうではない人もいるかもしれません。
ですが、もし、いつも頭が混乱しているとか、気持ちの整理がつかないと自覚しているなら、日々のささいなことはルーティン化することをおすすめします。
全部ルーティン化すると、脳がぼけると心配な人は、この記事を読んでください⇒脳の若さを保つ7つの方法~アンチエイジングは頭から 実は心穏やかに暮らしたほうが、脳の若さを保つためにはいいのです。
5.入ってくる情報を制限する
現代社会でストレスをかかえている人が多いのは、情報化社会のせいもあります。
毎日、あまりにたくさんのよけいな情報が押し寄せてくるので、脳がオーバーロードするのです。
情報が多すぎると、選択肢も増えます。
情報を送ってくるものをシャットダウンするか、制限してください。
たとえば、
●テレビ
●新聞、雑誌
●インターネット(ブログとか)
●SNS
●スマホでするすべてのこと
こんなものが情報を送ってきます。
具体的な制限の仕方の例:
●テレビを捨てる
●SNSをやめる、あるいは時間を制限する。
●メルマガを解除
●ブログを読むのをやめる、あるいは、今の半分にする
テレビやスマホ、パソコンは捨ててしまうとスッキリしますが、必要な情報もあるし、仕事に使う人も多いでしょうから、時間制限をもうければいいでしょう。
デジタルデトックスもおすすめです⇒スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
一度、ふだん自分がどこからどのような情報をどれだけ受け取っているのか考えてみてください。別に受け取らなくてもいい情報をたくさんもらっていることにに気づくでしょう。
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頭の中がぐしゃぐしゃだとストレスが増えるし、物事をしっかり考えられなくなります。
日常のささいな意思決定に力を注いでいると、大事なことに時間やエネルギーがまわりません。
時間もエネルギーも有限だと意識して、ゴミや余計なものを少しずつ取り除いてください。地道にやっていると、効果を感じるはずです。